『耳の聞こえないメジャーリーガー』読書感想文あらすじ・オススメ度・書き出し例文
夏休みの読書感想文に『耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ』を選ぼうか迷っているお子さんのおやごさん。
『耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ』は課題図書としては小学校中学年向けの作品です。選ばれる本はその学年の子供たちが考えるのにふさわしい内容と判断されているからです。
問題はお子さんが課題図書に興味を持つか?感想文をちゃんと書けるかどうか?手伝わなければいけなくなるかどうか?などでしょう。いざ本を読み終わってもお子さんが感想文を書けずにモンモンとしていたらおやごさんとしては何かしらアドバイスをしなければなりません。
こちらでは『耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ』が読書感想文としてどのような作品か?どのように感想文の書き方をアドバイスしたら良いかをご紹介させていただきます。
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『耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ』読書感想文あらすじ(ネタバレ)とオススメ度と感想
『耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ』読書感想文の書き出し例文
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『耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ』読書感想文あらすじ(ネタバレ)とオススメ度と感想
『耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ』(光村教育図書)
著者:ナンシー・チャーニン・文 ジェズ・ツヤ・絵 斉藤 洋・訳
本体価格:1,400円 32ページ
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「ストライク」「セーフ」。今ではだれもが知っている審判のジェスチャーを考えた、あるメジャーリーガーの伝記。
読書感想文のじょうけん
原稿用紙を使用し、縦書きで自筆してください。原稿用紙の大きさ、字詰に規定はありません。
文字数については下記のとおりです。
・小学校中学年の部(3、4年生) 本文1,200字以内
※句読点はそれぞれ1字に数えます。改行のための空白か所は字数として数えます。
※題名、学校名、氏名は字数に数えません。
【読書感想文課題図書】小学校中学年・簡単に読める書ける本はどれ?
簡単に読める度★★★★★
簡単に書ける度★★★★☆
こんな人におすすめ
・野球が好きな子、スポーツをしている子
・根性がない子
・病気のある子、体が弱い子
~簡単あらすじ(ネタバレ)~
ウィリアム・ホイは野球が大好きな耳の聞こえない男の子です。
野球の練習をいっしょうけんめいにしますが、お父さんからは「どうせつづかない」と言われたり選手になるテストを受けてうまくいっても「背が低い」と合格しません。それでもウィリアムはろう学校も家の手伝いも野球の練習もがんばります。
ろう学校卒業後、靴屋で働き始めたある日、店さきの野原でやっている野球をながめていると、ボールが飛んできたので投げ返しました。すると野球をしていた人から「いっしょにやらないか?」と誘われたウィリアムは投げるのも打つのもうまいのでみんなおどろきました。
ノートに名前を書いて自己紹介したウィリアムはチームに入らないかと誘われました。ところが、チームマネージャーからは耳が聞こえないウィリアムに「給料は一人前ってわけには行かない」といわれたのでそこはやめる事にしました。
ウィリアムはほかのチームに入りましたが、メンバーから悪口を言われたり、打席に立ったときに三振に気がつかずにいたことで観客もふくめみんなに笑われて傷つきました。
ウィリアムはポケットの中のお母さんからの手紙を読んで「ジェスチャーで審判してもらえば良い」とアイデアがうかび、イラストを書いて渡しました。審判も「これはいい」ということでジェスチャーで審判するようになりました。
メジャーリーガーになったウィリアムはとても活躍し、チームメイトとの野球の作戦もサインでやることを提案しました。
観客も場内アナウンスがない時代だったので、審判のジェスチャーにとてもよろこびました。
ウィリアムはとても活躍しスター選手になりました。つらくても泣かなかったウィリアムですが観客みんなが立ち上がって手を振ってくれたことに感激して泣きました。
~オススメポイント~
野球の好きな子やスポーツをしている子にはとくにおすすめです。
耳の障害のある人とのコミュニケーションが取りにくい時代、ウィリアムは野球が大好きで選手になりたいけど「背が低い」とか耳が聞こえないから「給料は半分」と野球の実力では判断してもらえません。やっと選手になれても障害の為にうまくいかないことも。ウィリアムがえらいのは、それでも野球をあきらめず、できる方法を探した事、あきらめなかった事です。
人生で人は自分のコンプレックスや悩み・、壁を乗り越えなければならない時があります。
障害という一生付きまとう問題をものともせず「野球が好き」という気持のあるウィリアムは立ち止まる人ではありませんでした。根本的に前向きな人なのだと思いますが、感想文では「障害に負けず努力したら、世界を作り変える事もできる」というような感想文が良いのだと思います。
『耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ』読書感想文の書き出し例文
・野球が好きな子、スポーツをしている子
ボクは勉強より運動が好きで、特に今は野球をいっしょうけんめいやっています。レギュラーになるために頑張っています。なので昔のアメリカのメジャーリーガーのお話なのでこの本を選びました。それにウィリアム・ホイは耳が聞こえない人なのにどうやって野球選手になれたのだろうと不思議に思いました。
・根性がない子
何かをいっしょうけんめいするのはとても大変です。勉強や運動もなかなかできない事があると、イヤになるし悲しくなるので続けるのが苦手です。でもこの本のウィリアム・ホイは野球は上手だけど、なかなか選手になれないのにあきらめないでメジャーリーガーなった人です。どうしたらあきらめないでいられたのかなと思ってこの本を選びました。
・病気のある子、体が弱い子
ウィリアム・ホイは耳の不自由な人ですが、健康で野球が上手なメジャーリーガーです。ウィリアムは耳のせいでなかなか野球選手にもなれなかったけど努力してみんなに応戦される選手になりました。病気があると具合が悪い日や遊びに行けなかったりできない事がいろいろあるのですが、どうしたら病気があっても夢をかなえることができるのか知りたくてこの本を選びました。
才能があれば努力・根性・あきらめない心は報われる