【アトピーでプール】授業参加の水着は?見学時の注意点は?

アトピーとなると夏は夏で紫外線や汗対策が大変な季節となります。
 
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元来肌が弱いのに塩素たっぷりのプールに入って大丈夫なの?という心配が先立ちますが小さい子供にしたら「みんなプールで楽しそうでうらやましい」気持ちや大きくなると「プールに入れない事での単位が・・」「見学が暑くてつらい」という参加しても見学してもちょっとツライかもという複雑な気持ちが沸き起こります。
【アトビーでプール】は危険?塩素の影響と対処方法

こちらでは
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アトピーの子がプール授業を見学する時の注意事項
軽度のアトピーでプールに入る場合の水着の選び方
アトピーが緩和する?プールの後の入浴方法と効果は?
アトピーとメンタル、失恋でアトピー悪化?
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をご紹介します

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アトピーの子がプール授業を見学する時の注意事項

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プール授業のときはみんなが水着なのに見学者はジャージや制服・私服で炎天下のなか見学する・・・これに伴い気になる事もいくつかあります。

プール見学時の困る事

・日影がないので暑く汗をかいてさらに皮膚が悪化する可能性も
・単位や成績が気になる
・プール見学のために診断書が必要?
という問題があります。

汗をかく事で支障があるなら「日陰のある場所で見学」「室内での自習」「見学して汗をかいたらシャワーを使っても良いか」という交渉を学校側とした方が無難かもしれません。子供が幼くて色んな条件の話をするのが難しいから親御さんは「プールの日は学校を休ませている」という方もいます。が、毎年の事ですし、最近は学校側も慎重ですからちゃんと事情を話せば条件をのんでくれるかもしれません。更にお子さんが幼い場合は特に親子でよく話し合って汗をかいた時の対処方法を教えておく必要もあるでしょう。

プールを見学する時の注意事項
     
    ・首にタオルをまかせたり、帽子をかぶせたり日焼け対策
    ・無添加の日焼け止めクリームを使う
    ・汗は水でぬらしたタオルか乾いたタオルで優しく拭く
    ・プールサイドで素足で見学ならよく足裏を洗う(ミズイボ・とびひなど予防)
    ・汗をかいた服はなるべく着替える

 

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軽度のアトピーでプールに入る場合の水着の選び方

 
アトピーでもプールの水に反応しない子もいますのでプールに入れるかどうかは個人差によるようです。もしプールに入るようであれば注意する事や水着はどのようなものを選べばよいのでしょうか?
 

水泳帽はシリコンゴムタイプ

 

水はゴムタイプでも入っては来ますが、メッシュタイプよりはキャップ内で水の入れ替えが少ないです。あらかじめシャワーで塩素の無い水で髪の毛を湿らせてから、シリコンキャップを被ると多少プールの水の侵入を押さえられます。

またシリコンキャップは深いタイプと浅いタイプがあります。
浅いタイプ・・かぶった時にシワができない、水の抵抗が少ない、髪の毛が長いと入り切らない
深いタイプ・・髪の毛が長い場合に良い。額側を1.5センチ内側に折りこむとてっぺんが浮き上がりず楽なります。
 

ゴーグル
 

今は水で洗うことは本来の役割を損なってしまい、好ましくありません。目を洗う時は涙に近い人工涙液を使った生理食塩水の目薬(薬局で買えます)を多めに入れて、あふれた分をティッシュで押さえるというケアで大丈夫です。
 

ゴーグルの種類は・・・
クッション付ゴーグル・・顔に痕がつくことを嫌う人はこのタイプがおススメ
クッションなしゴーグル・・別名レーシングゴーグルと言い競泳用、試合用との位置づけです。水からの抵抗が小さくこちらの方がフィット感はあります。ゴーグルになれている人向きです。
度付きゴーグル・・メガネ同様にテストレンズを参考に購入します。

水着
 
なるべく水に触れたくないならサーファーが来ているドライスーツになってしまいます(><;)
 

他の水着に比べたら圧倒的に水にも濡れにくいですし、日焼けも防止できます。ですがこの格好で学校のプール授業は難しいでしょう。

アトピーの子の夏場、プールで気をつける事は?
・日焼け防止に上は長袖、短パン形式でなるべく肌を隠せる
・ジッパーが前にあり、脱ぎ着しやすい
という点です。


 
そうなるとラッシュガードが最適になります。残念ながら透水性で、当然プールの水は浸水しますが袖がある分、日焼け防止の効果は期待できます。

軽度でプールに入ってもとりあえずは大丈夫。ですが多少痒くて無意識に引っ掻くとかなりひどくなります。プールに入っている時は大丈夫でもプールから出た後のケアの方が重要度も高くなります。
 

アトピーが緩和する?プールの後の入浴方法

 

 
学校などでプール終了後、とてもあわただしく着替えをするものです。管理人はパンツを忘れてしまったので制服の下は短パンで過ごし風邪をひいた苦い思い出があります。またアトピーだと大人でも入浴は慎重になり、入浴後のケアも時間がかかるものです。

プールから出た後に最低限注意する事は?
・しっかりプールの水をシャワーで流す(得に皮膚の柔らかい所)
・目薬やうがい、鼻をかむなど目・のど。鼻にも気を配る
・石けんやシャンプーは使わない
・感染病予防にタオルなど友達と絶対使いまわししない(持って行くのを忘れない)
・背中に塗る薬、保湿クリームなど手の届かない所はあらかじめ先生などに頼んでおく
・小さいお子さんの場合は痒いところを引っ掻かないように、爪にテープを巻いておく
 
自宅に帰ったらシャワーではなく入浴しましょう、また入浴方法次第では人によりアトピーが緩和したちょっとしたコツがあります。

アトピーの人のおすすめの入浴方法
 

プールに入ったらシャワーで済ませず、湯船に入ることをお勧めします。
・湯船に入る前にシャワーでアレルゲンを出来るだけ落とす
・お風呂は38℃で最低10分よく温まる(あまり暑いお湯にはつからない)
・湯船の中で肌のヌメリがあれば落とす(こすらないで)
・体を洗剤で洗う場合はなるべく素手・短時間で“無添加敏感肌用“のもので炎症の強い部分からそっと洗いしっかり流します。
・もう一度3分ほど湯船につかる
・お風呂からあがる際に洗面器に水を張って顔を10秒つけ、患部(慣れたら全身)に水をかけます(3回)

お風呂から出る際にお水をかぶる事を“温与冷活法”といいます。水で肌を引き締めると「つめたい」と脳が判断します。すると肌表面が冷たいので「体を温めろ」と脳が反応し体内からも熱が出ると皮膚や体細胞の新陳代謝が活発化して、肌のうるおい成分「モイスチュアバランス」が整いやすくなるのです。人間が本来持っている保護成分ですのでウイルスや雑菌にも冒されにくくなり体の状態も良くなります。この方法が嬉しいのはダイエット効果もあるという点です。

ご家庭のお風呂の塩素を取り除くには?
 
ご家庭用の浴槽なら1~2gを湯船に投入。それだけで浴槽の塩素を除去できる?
 

 
「日常の水道水でも反応してしまうくらい敏感な状態の人は「浴槽の水道水の塩素も抜いてから入浴した方が良い」とはよく言われております。一般的に有名なのはビタミンCの顆粒を浴槽に入れるということです。他にも「お茶っぱを入れる」「炭を入れる」「セラミックボールを使う」「くみ置きにしておく」「2番風呂に入る」「換気扇を回していたら大丈夫」「塩素系漂白剤を入れる」など様々な方法があります。

ですがそれも「その人に合っていれば」の話で必ずしも万能とは言えないようです一般に良いといわれているビタミンCでも効果のある人と症状が治まらない人それぞれなのです。

ビタミンCがでるシャワーヘッドを購入するならば・・・
・シャワーヘッドとビタミンCカートリッジの使用期限をみる
・カートリッジ単品が継続使用できる価格か確認する
という点も重要です。

アトピーは手探りで自分にあった対処法をみつけていく病気です。基本は【肌の保護と保湿】が一番重要です。ゆっくりあせらずというのが一番必要な心構えのようです。
 
 

アトピーとメンタル、失恋でアトピー悪化?

管理人の友人Aちゃんは20代の時にアトピーが重症化し1ヶ月半自宅治療で仕事も出来ない状態になってしまいました。特にひざの裏がひどく歩けない状態だったのです。なぜアトピーが悪化したのかというと失恋とマンションの貯め水です。失恋でメンタルが弱り抵抗力が弱ってしまった所にそれまで大丈夫だった自宅マンションの水に反応したのです。
1ヶ月半かけてやっと仕事復帰できましたが、その後生活用水は実家から送ってもらったミネラルウォーターを使用していました。気持ちが弱るとそれまで大丈夫だったものにも過剰反応してしまう事もあるようです。ちなみに彼女とは「としまえん」のプールに一緒に行きましたが大丈夫でした。

その後、東京を離れ実家に帰ったAちゃんはすっかり元気になり「今では少し乾燥する程度」の人になりました。ご両親の愛情に包まれた安心できる生活でメンタルも安定したのかもしれないですね。


 
アトビーの発症で食生活が分かる?

プール後【顔や胸のあたりが赤くなる】場合・・・植物油過剰タイプと思われ「油を摂り過ぎていて酸化している」と言われています。スナック菓子や揚げ物など控えめに、新鮮なリノール酸や野菜を摂るようにしましょう。
【冬に鳥肌状の湿疹、夏はあせも】の場合・・・たんぱく質の過剰と言われています。こちらも少し控えめにしましょう。
 
公衆浴場も実は塩素風呂?
自治体によって規定が違いますが、銭湯、スーパー銭湯やクアハウスでも塩素が入っているところが多いです。毎日お湯を入れ替える事はできませんので東京都の場合は温泉施設の源泉掛け流しでも消毒が必要で「浴槽水は、塩素系薬剤による消毒を行い、遊離残留塩素濃度が0.4ミリグラム毎リットル以上になるよう保つこと」とあります。
当然塩素は入っています。(同じ基準の濃度に保つように規定されています。)ですが銭湯などはお湯が巡回していますし塩素は、40度以上で分解される?とは言われています。
 
別のネタとして次のような特集記事も書きました!
【アトビーでプール】危険?塩素の影響と対処方法

 

アトピーは個人差があります
 
同じアトピーでもプールの水が全然平気でプール教室に通い出してアトピーが良くなったなんて話もあります。(塩素が良いという訳ではなく運動がよかったのでは?)

「全てが間違い、あたり」よりも人それぞれ「合う合わない」で対処する

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