【島根県・出雲大社】 縁結びの効果と「御利益UP」のポイント

出雲に行く最大の理由は
縁結びの神様「出雲大社」をお参りすることです。

140929_1155
神門通りの大鳥居

Sponsored Link

平成の大遷宮を迎え今年は御利益UPの「おかげ年」

高円宮妃久子様の次女典子さんと
出雲大社神職、千家国麿さんの結婚など
華やかな話題の続く出雲大社は
神無月、出雲的には神在月には
日本の八百万の神様が集結する聖地です

出雲大社 
島根県出雲市大社町杵築東195
0853-53-3100

3月~10月:午前6時~午後8時
11月~2月:午前6時30分~午後8時
御祈祷のおまつり申込み:午前8時30分~午後4時30分

出雲大社はとても大きな神社
近所の人が犬を連れて来ていますし
(節度を持ってとのこと)

小学生が写生大会に来ていたりと
色んな人をおおらかに受け入れる公園のような
印象とともに「ここは平和の気が流れている」

と感じ取れる神社でした。

140929_1323
 

出雲大社が縁結びの神様の理由

御神祭は
大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
なんと須佐神社・須佐之男命(スサノウノミコト)
6代後の孫で多くの別名を持ち、ここではオオナムヂと称します。

140929_1336
 

 

そもそも出雲大社の神様、大国主大神(オオナムジ)や他の神様が
どういう由来の神様か知ると参拝もより意味深くなります( ^ ^ )

優しいオオナムヂには大勢の異母兄弟(八十神)がいましたが
虐げられた神様でした。

ある日、稲羽にヤガミ姫という美女がいるので
プロポーズの旅にみんなで出かける事になりました。
途中、「因幡の白兎」に出合い兄弟達は
兎の傷が悪化する嘘をつき、グッタリしてた所
オオナムヂは正しい治療法を教え兎を助けます

140929_1312

ヤガミ姫はそんなオオナムヂを選ぶのですが
恨んで殺意を抱いた兄弟達はオオナムヂに・・

「大きな赤い猪を捕まえろ」
焼いた大きな石で大火傷をさせたり
大木の割れ目で挟み撃ち、2度も殺されて
その度、母のタギリヒメが復活させましたが・・

「ここにいたら殺されるから逃げなさい」
「スサノオ様のいる根の堅州国に行けば助けてもらえます」

と言う事で旅立つ事に。

スサノオの家で出会ったスセリ姫とお互い一目ぼれ
結ばれるのですが面白くないスサノオは
オオナムヂを蛇の部屋やムカデの部屋に泊めたり
野原に射込んだ矢を取りに行かせ火をつけたりします
が、今度はスセリ姫のくれたお助けグッズと
ネズミの助言で助けられます。

最後「頭のシラミを取れ」と命じ
見てみるとでっかいムカデ

またまたスセリ姫の助け舟でムカデを取るふりをして
スサノオが寝込んだ所、髪の毛を柱に結び付け
役立ちそうな物を盗み、スセリ姫と逃亡

琴の音で目覚めたスサノオが柱をなぎ倒し
怒りながらも逃げた2人に・・

「その宝で八十神(兄弟)を追い払え」
「オマエをオオクニヌシと名付け国を造れ」
「スセリと結婚して神殿を建てろ!こやつめ!!」

と叫んだのでした。

その後、名を改めオオクニヌシになったのですが
いろんな神様に助けられ初めて国造りをしたのが
出雲大社の大国主大神なのです。

(五月女ケイ子の『レッツ!!古事記』参照)

ちなみに
スセリ姫が本妻になり、ヤガミ姫はスセリ姫を恐れて
実家に帰ったそうです。

出雲大社の御利益とは
国造りの神、農業神、商業神、医療神など
そして縁結びの神として最も有名です

御利益から言うと
企業家、農業、商業、医療系の職業の方にお勧めですが
神話から言うと、オオクニヌシは母親や奥さん

色んな神様助けられる縁により道を開いた神様です
また多数の女神と結ばれたことによるといった俗説もあり
恋愛運を求め女性に人気なのです。

人生は人とのご縁でいかようにも転がりますから
「良縁」を求める人が訪れる神社なのでしょう。

出雲大社ご利益UPの御参りの仕方と注意点

出雲大社には4つの鳥居があります
すべての鳥居の左右どちらかの端を通り
一例してから潜り抜けるのが作法です。

140929_1155
神門通りの大鳥居

バスの場合は正門前バス停で下車
車の場合は道の駅大社ご縁広場(無料)に駐車できます
最初の大鳥居をちゃんとくぐって行く事が出来ます。

大鳥居をくぐりしばらく行くと
ポツポツとお土産やさん街があり
少し大きな交差点の正面が勢溜になります。

140929_1437
交差点角に島根2号店のスタバが
「スタバ行きましたか?」と聞かれました(~_~;)

140929_1346
勢溜「せいだまり」の正面鳥居(言わば玄関、ここからご神域)

140929_1216

勢溜を抜けると下り坂になっています
そして「まだまだ遠いな」という印象も受けますが
ここで注意なのが途中に<祓社はらいのやしろ>という
小さなお社があります。

ここでは心身を祓い清める場所なので
必ずお参りが必要です

140929_1219
松並木の参道の鳥居

やっと第3の松並木の参道の鳥居が現れるのですが
松の保存を考え、鳥居をくぐっても真ん中は歩かないよう支持されています
サッと一礼してくぐり、側道によけて進みます。

140929_1222
拝殿前の銅鳥居

やっと見えてきた拝殿前の銅鳥居
その前に手水舎で1杯水をすくい「左手→右手→口」を清め
もう1杯すくい、柄杓の柄を清めるのが基本ですが

140929_1223

ご家族3人でいらしたお母さんが直に口をすすごうとしたので
「ちょっとナニやってんのっ!?バカじゃないのっヾ(*`Д´*#)ノ”」と
年ごろの娘さんに大いに叱られておりました
最近は若い方のほうが作法を良く御存じなのがよくわかる光景でした。

140929_1223

Sponsored Link

【島根県・出雲大社】正しい参拝方法とお薦めのお参り順路

出雲大社全体図

140929_1226
銅鳥居をくぐってすぐの拝殿

この日はお天気も良く大変すがすがしい気の流れる出雲大社
感動もひとしおですが、ここからが本番です

まずは拝殿に参拝します。
出雲大社での参拝作法、厳密に言うと
「一拝・祈念・二拝・四拍手・一拝」になります

<出雲大社の正しい拝礼作法とは>
一拝 :深いお辞儀(90度)
 ↓
祈念 :拝と同じように深いお辞儀をして、感謝のこころを捧げます。
    ココで!お願い事を祈念するのです!
 ↓
二拝 :深く二度お辞儀をします
 ↓
四拍手:両手を胸の高さで四度拍ちます。
     拍手は真剣な気持ちでうちます。
 ↓
一拝 :深いお辞儀をします

なぜ四拍手なのか、諸説あれど本当のところはわかっていないようです。

著者は個人的には初めての一人旅で
念願の出雲大社に無事来れた事ととりあえず生かしてもらえている事を感謝し
自分の現住所を言ってお願い事をしました。
(神様もどこの誰かわからないと困ると思い)

そして気をつけたのが4拍手
澄み渡るパーンっ!とぬけた拍手の方が良いと聞いた事があるので
一生懸命4拍手したあと
「ほんとにもう、神様よろしくお願いしますっ!」
ヘコヘコしながら最後2拝も3拝もしていたような気がします;

正しい参拝方法の方が良いに決まっていますが
大国主大神は色んなお姫様と結婚した優しい色男の神様です。

基本中の基本は「神様に感謝する気持ちの表れ」
かと思いますので、その気持ちさえ忘れなければ
女性の願いは聞いてもらえる気がします。

140929_1319
八足門(やつあしもん)

拝殿で御参りした後は八足門→垣に沿って、右回りにお参りします

東十九社・・・神在月にお集まりになる八百万の神の宿舎
        ※全国の神様の「宿泊所」みたいなものですので
         そういう意味では神在月以外はどなたもいらっしゃらない・・・
         お参りするかどうかは個人の判断におまかせです

「釜社・カマノヤシロ」・・・食物の神さま「ウカノミタマノカミ」

140929_1313
右:御本殿、中:御向社、左:天前社

釜社を過ぎるとご本殿周辺の垣(瑞垣ミヅカキ)の内側中央に
「平成の大遷宮」で御修造されたのが御本殿
そして二つ並んでいる
左側のお社奥様スセリ姫の「御向社・ミムカイノヤシロ」
右側のお社は大国主大神が兄弟神に大火傷で重傷を負わされた際
治療したキサガイ姫とウムガイ姫の「天前社・アマサキノヤシロ」
 ↓

「素鵞社・ソガノヤシロ」
スサノウノミコトがおまつりされています
超パワースポットですので必ずお参りを
 ↓
著者の注目はココ!
御本殿のちょうど真裏に因幡の白兎たちがいます。
140929_1311

この子たちが大国主大神に向かって
参拝している姿が超カワイイのでトキメキます
140929_1312

さらに進むと「彰古館」入館料200円の
大黒様像などの展示館がありました
140929_1310
なかなかシュールでした

そして再度ご本殿の瑞垣内には「筑紫社・ツクシノヤシロ」
大国主大神の命を何度も助けたお母様タギリヒメノミコトです。
140929_1303
右:御本殿、左:木で見切れているのが筑紫社です;

そして御本殿の「西側」
大国主大神の御本殿正面は南向きですが
電内の御神座は西向きなのです
大神の正面と向い合い拝礼されるよう勧めています。

140929_1306


「氏社ウジノヤシロ」
北側は「天穂日命アメノホヒノミコト」
南側は「宮向宿禰ミヤムキノスクネ」
アメノホヒ神は天照様が大国主大神が作った国を欲しがり
差し向けた子供ですが
大国主大神の子分になった神様で
ミヤムキノスクネはアメノホヒの
十七代目の子孫


西十九社 東西に2か所あります
こちらからから外に出て橋を渡り

神楽殿(日本一の大しめ縄)
140929_1240

無知な著者は大しめ縄が有名なあまり
こちらが御本殿だとばかり思っていましたが
神楽殿はお祭りやご祈願、結婚式などが行われる場所です。

140929_1228
全然参考になりませんが、下から見るとこんな感じです

太っ!
という感じですが、著者的にはしめ縄の太さよりも
神様ご一同がいることにのぼせ上がっていたような気がします。

140929_1257

「ドーンっ!」って太鼓の音が聞こえたかと思うと
ご祈祷を受けている方の儀式も見受ける事が
貴重な場面をうかがえてうれしかったです

歴史やアニメのマニアの方で「聖地巡礼」に行かれる方は沢山いますが
神社系の場合、スピリチュアルやご利益への思いが先行して
神様の事自体を理解しないで伺うのは、とてももったいないっ!
という事に気付きました。
知っていれば参拝する姿勢も気持ちもちょっと違ってきます。

SH370003
もちろん出雲大社でもご朱印を頂きました

ここまでで3つの神社を回りましたが
出雲大社の神職の方はやはり選びぬかれた方々なのでしょうか?
立ち居振る舞い、対応もきちんとされていて
須佐神社のトラウマに負けずこちらで一応
「神棚に神様はどれくらいお祭りしていいのでしょうか?」という愚問にも
巫女さん「天照様と氏神様とお好きな神様で、得に決まりは・・・」と
当たり障りなく丁寧にお答えくださいました
やはり大衆に開かれた平和の気を感じる神社なのです。

140929_1332

御神牛像に手をはんでもらいました

著者は出雲大社を回るのに1時間少々掛かりました
広いですし、沢山歩きますがはるばる参拝に行ってよかったと
充実感がありました。

縁結びの神様ですが、きっと頂けるご縁は
自分が成長できる為の縁かもしれません。
一生に一度でも行かれる事をお勧めします。


神様たる由縁を知って参拝すると、効果倍増するかも?!

関連記事と広告


関連記事


サブコンテンツ