【ストロベリーライフ】読書感想文あらすじ(ネタバレ)例文・オススメ度

読書感想文が苦痛で苦痛でたまらない
そんな人もわりと本が好きな人も、書かなければいけないのが読書感想文。
どんな本を選べばいいのか?迷っている人で「ストロベリーライフ」を選んでしまった人にこの本の読書感想文の書き方のポイントをご紹介します。

読む前に「簡単に読める度」「簡単に書ける度」「こんな人におすすめ」やあらすじ(ネタバレ)も書いてあります。実は事前にあらすじを知っていると予習しているようなものですので、楽に本が読めて、世界観に入りやすくなるのです!!
「自分に合いそうだなぁ」「コレなら読んでみたいなぁ」と思えたり、「自分はこんな感想をもった」と感じたら読書感想文も楽になりますよ!!

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【ストロベリーライフ】おすすめ度・こんな人にオススメ
【ストロベリーライフ】かんたんあらすじ(ネタバレ相関図)
【ストロベリーライフ】読書感想文の書き出し・例文
【ストロベリーライフ】読書感想文の例文
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【ストロベリーライフ】おすすめ度・こんな人にオススメ

 

『ストロベリーライフ』(毎日新聞出版)
著者:荻原 浩・著 本体価格:1,600円 351ページ
【内容情報】
・農業なんてかっこ悪い。と思っていたはずだった。イチゴ農家を継げと迫る母親。猛反対の妻。志半ばのデザイナーの仕事はどうする!? 夢を諦めるか。実家を捨てるか。恵介36歳、いま、人生の岐路に立つ!
・新直木賞作家がたどりついた〈日本の家族〉の明るい未来図。懐かしい笑顔あふれる傑作感動長編。

簡単に読める度 ★☆☆☆☆
簡単に書ける度 ★★☆☆☆
こんな人におすすめ
IT業界に行きたい人
何かをやめて新しく何かを始めたい人
農業関係者もしくは身近に農業に携わる人がいる

簡単感想
東京から静岡の田舎にUターンして苺農家になる話。
毎日新聞で連載小説なので読者対象が大人と想定された「お仕事小説」しかも「転職小説」です。高校生が読むには作者とのジェネレーションギャップを感じる1冊。文章は軽快で読み口は良いのですがとにかく長い。そして文字サイズも小さいので読書意欲のある人にオススメ。

【読書感想文課題図書】高校生・簡単に読める書ける本はどれ?

自分にぴったりな本を選んでみよう。
 

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【ストロベリーライフ】かんたんあらすじ(ネタバレ)

 

主人公・望月恵介36歳、独立して2年目のグラフィックデザイナー。11年勤めた広告代理店を辞め会社員時代はそれなりの賞も受賞し、ご祝儀で最初は会社員時代の何倍も稼いだしデザインの仕事には自信がある。だがこのごろはめっきり仕事の依頼がこなくて悩んでいる
手タレ(手専門のパーツタレント)だった妻の美月と5歳児の銀河、3人で東京に暮らしているが美月も内心ピリピリしつつ貯金でやりくりしている。

久しぶりの「電話かっ!」と思ったら、静岡の生家から「父倒れる」の報が来る。2年前に恵介の独立を父親が勘違いして農家を継ぐ継がないで大ケンカ。それ以来帰省していなかったのだが、仕事もないし急いで駆けつける。父親は一命は取りとめたが後遺症で農作業は不可能だという。このままでは、父親が始めたイチゴ栽培がピンチ。母親1人の作業ではとても追いつかず唯一の男手で時間が自由になるということで、3人の姉に押し切られ恵介が引き受けることになる。

子どもの時から「農業は嫌だ」と思っていた恵介なのであまりのハードワークに音を上げる。さらに、害虫、病気、農薬、台風などの難題も降りかかってくる。イチゴは生きている「いきもの」なのでやめることができないのだ。しかも父親が倒れる前に大量のイチゴの苗も購入予約もしている。必要に迫られ、にわか勉強でイチゴに取り組みだす。でもうちのイチゴはうまい!形がイビツで大きな物そして取れたてだからうまい。

今年はこの状況なのに各イチゴ農家で持ち回りの当番「幼稚園児のイチゴ狩り」がある。園児達が一番おいしいイチゴを食べた時の驚きと喜びの反応。恵介は思う「欲しかったのはこの反応」だと。それにいつのまにか楽しくなってきた仕事。そして恵介は思いついた!農家直販する事や富士山の見えるイチゴ狩り農園にすること。効率的にイチゴ生産できる仕組みにする事。それらをネット配信して行き、農家とデザイナーの兼業農家にすること。

その頃、帰ってこない恵介に美月は、静岡に移住して農業に専念すると言い出すのではないか、と不安になり、夫婦間の空気が微妙に。
妻を説得できないまま、恵介はデザインの仕事と農業が両立する道を求めて、望月イチゴ狩り農園を開園。お客さんがやってきて家族総出で接客に励む…。はたして一番来て欲しい美月と銀河は来るのか?実家に住んでくれる気になるのか?どうするどうなる望月恵介
  

【ストロベリーライフ】読書感想文の書き出し・例文

 
IT業界に行きたい
ターミネーターの時代が来るのは2029年。コンピューターが暴走し核戦争を引き起こしたあの映画の世界です。現実には鉄腕アトムのような平和的なロボットと安全で豊かな生活になっているかもしれませんが、農業もIT業界もどちらもその頃どうなっているのかまったく予想がつかない未来です。

何かをやめて新しく何かを始めたい人
新しい事をはじめるのは大変です。それは未知の世界へ踏み出す一歩つまり勇気が必要になるからです。ですが今ある世界を飛び出したい理由がある場合は人は良くも悪くも新世界に理想を見てしまうものです。

農業関係者もしくは身近に農業に携わる人がいる
物の値段には理由があるのだと思います。ただその報酬が対価に見合わなくとも怒りを表さない人を清貧もしくは社畜と言います。農業の場合なんというのかわかりませんが潤わない農業従事者には特徴があり目標・戦略・行動その3つがない農家と言われています。
  

【ストロベリーライフ】読書感想文の例文

 
原稿用紙を使用し、縦書きで自筆してください。原稿用紙の大きさ、字詰に規定はありません。
文字数については下記のとおりです。
・高等学校の部 本文2,000字以内
※句読点はそれぞれ1字に数えます。改行のための空白か所は字数として数えます。
※題名、学校名、氏名は字数に数えません。

読書感想文・例文 2120文字

「蛙の子は蛙」とは「子の性質や能力は親に似るもの」という意味です。それはDNAのなせる業か育った環境か?日頃の生活習慣や食の好み。仕事も親と同じような仕事についてみたり、考え方も気が付けば親と同じ様な事をしていた。そういう現象の会話は大人がよくしているように思います。
親と同じ仕事をしたいかどうかには3つの考え方、一つは親を尊敬している、もう一つは他にやりたいことないからいっか、最後は跡継ぎだからというものではないでしょうか?

主人公恵介は最初そのどれにも当てはまらず、農業を嫌悪しグラフィックデザインのアートな仕事に就きました。そこそこ才能もあって賞もうけたり、手モデルの奥さんにも恵まれ意気揚々と独立したものの、2年目にして仕事が来ない窮地を迎えます。成り行き上、農業・イチゴ作りに従事し重労働と所得の低さに辟易しながらも「おいしい」と喜ぶ園児達の生の感想に「人はほめられたいのだ」と喜びと仕事をする意義の正体を知り、農業とITを結びつけたその地域では誰もやらない独自のイチゴ狩り農園とネット通販に挑むのでした。

イチゴでも野菜でもとれたての味は東京のスーパーで売っているものと比べ物にならないくらい甘くておいしい。トマトが嫌いな息子の銀河もとれたては食べて喜んでいる。なるほど農業に関わりない東京での消費者が食べている生鮮食品は生産者から言わせるとそんなにおいしくないという事を知り、大変落胆しました。そして本当においしいものを食べたかったら現地に行くか農家のネット直販などでスーパーの何倍もの価格で購入しなければいけないらしいです。
ですが物の値段には理由があります。
人は何かの仕事について研究・生産・販売し経済が成り立ち社会が循環します。どの世界も楽に仕事している人はいないと思い、仕事量と給料がつりあわないと思う人もたくさんいるでしょう。そしてまだ熟さない状態のイチゴを楽しみに食べるのです。果物は嗜好品でも食べたいからコスパとかお徳に食いつくのです。
あらゆる食品製造業界の人には申し訳ないと思いますが、豊かな日本を保つのは平均生活水準で無理なく購入できる価格の食品でなければならないのだと思います。基本である食が手の届きにくい価格であると日本が破綻してしまうからです。

主人公の恵介は独立後、仕事が来なくなったものの、事務所の立地で見栄を張り営業して歩くのはプライドが許しませんでした。プライドというより営業を独立後やりたくなかったのは恵介自身の自尊心を守りたかったからではないかと思います。
それは恵介の「ほめられたい」です。誰かに認められたい・求められたい願望が強いからそう思うのだと思います。
そして「この重労働に報いを求めるにはどうしたら?」とか「どうしたら自らお客さんが来てくれるか」でビジネスプランを思いついたのだと思います。
仕事の仕方は自由で農業も対価交換できる報酬は必要です。ですが恵介のそのモチベーションの原点に気味悪さを感じるのも事実です。

恵介は本当においしいイチゴは経済的余裕のある人か、食の安全が怪しいアジア金持ちじゃないと手が出しずらい富裕層ビジネスの兼業農家を目指す事になります。
ホームページ掲載のデザインは恵介の作成としてもホームページ開設、SEO対策などはすべて義兄のSEO対策会社に丸投げして幸先の良いスタートを切り「これからの農業は兼業で家族みんなでできる事を分担するのがベスト」とは言います。こっけいなのがオープンまでわずかなブログ更新で30名近い来場者や海外からの大量注文を果たすうまく行きすぎな展開です。
現実味のない集客力を出す対策キーワードってナニ?と思うのですがその辺は小学生でもプログラミング塾に通う昨今。作者とのジェネレーションギャップを感じ、生暖かい目で見ても、後日談があるのなら結局大手ネット通販会社の利用やあわよくば地元タウン誌などからマスコミに働きかけていくんだろうなぁと感じられました。

一つ学びがあるとしたら人生経験には無駄がないという事です。
恵介は農業とは程遠いデザインの仕事を農業とコラボさせ、人生の活路を見出しました。これは農業とデザインだから特別成り立つわけではなく、どんな仕事でもプロ意識をもてるほど従事した仕事経験があるなら、他の仕事でもそれは役に立つという事だと思います。ただし単にたくさんの仕事を行えばいいというものではないでしょう。おそらく「仕事に身を捧げるほどの情熱をもてたかどうか」でそれができるのだと思います。
その結果、違う着眼点から自社製品をアピールすることで同業他社からは白い目で見られるか、マネをするものが出てオリジナルは新たな特異性を持つ必要も出てくるのでしょう。結局仕事という物はどれだけ知恵をしぼれるか?というものなのだと思います。

少子化が叫ばれ、人口減少の歯止めの利かない日本。日本の農業人口も減少の一途でしょう。農業がダサいというイメージはたぶん農業関係者が自ら発信したモノだと思います。なぜならきつい仕事だからです。そして未来は輸入品のイチゴしか食べられない世の中になるかもしれません。生産者の減少と高すぎるイチゴのせいで。

あくまでも感想文の例文ですのでこれがオススメなわけではありません。いちど人が書いた感想文を読んでみると「どんな内容なのだろう?」と興味がわくかもしれません。他の課題図書と比べてみるのに参考にしてみてくださいね。マネッコはだめですよ~

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