【読書感想文課題図書】高校生・簡単に読める書ける本はどれ?

青少年読書感想文全国コンクールの2017年の課題図書が発表されました。

読書感想文は学生なら誰もが通る宿題ですが、本を好きじゃないとどう書いて良いか分からず、他の勉強や予定で忙しいと読書という時間をとられる事にイライラしてしまうかもしれません。

こちらでは2017年の課題図書のあらすじと管理人から見て「簡単に読める・書ける度」と「こんな人におすすめ」などをご紹介させていただきます。

高校生向けの2017年の課題図書は、以下の3冊
————————————————————
『フラダン』読書感想文のあらすじとオススメ度
『ストロベリーライフ』読書感想文のあらすじとオススメ度
『犬が来る病院 命に向き合う子どもたちが教えてくれたこと』読書感想文のあらすじとオススメ度
————————————————————

Sponsored Link

 

『フラダン』読書感想文のあらすじとオススメ度

『フラダン』(小峰書店)
著者:古内 一絵・作 本体価格:1,500円 288ページ
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
・女子率100パーセントのフラダンス愛好会に集められた4人の男子高校生。その目的は男女混合によるフラガールズ甲子園出場だった! 震災から5年後の福島を舞台に描くとびきりの笑顔と涙の青春ストーリー。
・「ようこそ、フラ男子」藍色の垂れ幕が、ホールの後方の壁にでかでかと貼ってあった。天井の高い会場は、お年寄りたちでいっぱいだ。車椅子に座った人や、腕に点滴の針を刺したままの人もいる。その全員が、きらきらした眼差しでこちらを見ていた。自ずと穣の足に力がこもった―。宙彦と動きを合わせ、軽快なリズムに乗って、ステージの床を踏みしめる。

簡単に読める度★★★★☆
簡単に書ける度★★★☆☆
こんな人におすすめ
・フラダンスに興味と理解がある
・部活などの人間関係に悩みがある
・男子校、女子校に通っている
・震災の問題に興味がある

簡単感想
人間関係で水泳部を退部した主人公がフラダンス愛好会の女子に「からだ目当て」としつこく勧誘されるところから始まりまり、紆余曲折ありながらもまぁうまく終る青春ストーリー。
語り口調も軽く、震災を経験した高校生達現地人同士の悩みもありつつ、暗くなりすぎないように「笑い」を入れ込んだようですが、大笑いするほどの笑いじゃありません。またフラダンスに恩恵がないとダンスシーンは飛ばし読みになりますが読みやすいほうではあるので読書が苦手な人には比較的オススメです。

【フラダン】読書感想文あらすじ(ネタバレ)と 例文・オススメ度

『ストロベリーライフ』読書感想文のあらすじとオススメ度

『ストロベリーライフ』(毎日新聞出版)
著者:荻原 浩・著 本体価格:1,600円 351ページ
【内容情報】
・農業なんてかっこ悪い。と思っていたはずだった。イチゴ農家を継げと迫る母親。猛反対の妻。志半ばのデザイナーの仕事はどうする!? 夢を諦めるか。実家を捨てるか。恵介36歳、いま、人生の岐路に立つ!
・直木賞受賞第一作の最新長編小説。明日への元気がわいてくる人生応援小説!デビューより20年、新直木賞作家がたどりついた〈日本の家族〉の明るい未来図。懐かしい笑顔あふれる傑作感動長編。

簡単に読める度 ★☆☆☆☆
簡単に書ける度 ★★☆☆☆
こんな人におすすめ
IT業界に行きたい人
何かをやめて新しく何かを始めたい人
農業関係者もしくは身近に農業に携わる人がいる

簡単感想
東京から静岡の田舎にUターンして苺農家になる話。
毎日新聞で連載小説なので読者対象が大人と想定された「お仕事小説」しかも「転職小説」です。高校生が読むには作者とのジェネレーションギャップを感じる1冊。文章は軽快で読み口は良いのですがとにかく長い。そして文字サイズも小さいので読書意欲のある人にオススメ。

【ストロベリーライフ】読書感想文あらすじ(ネタバレ)例文・オススメ度

351ページですので読んだ人はポイントが高いかも・・

Sponsored Link

『犬が来る病院 命に向き合う子どもたちが教えてくれたこと』読書感想文のあらすじとオススメ度

『犬が来る病院 命に向き合う子どもたちが教えてくれたこと』(KADOKAWA)
著者:大塚 敦子・著 本体価格:1,500円 224ページ
【内容情報】
聖路加国際病院は、日本で初めて小児病棟にセラピー犬の訪問を受け入れた医療機関です。本書は、著者がそこにおよそ3年半にわたり取材した中で、出会った四人の忘れがたい子どもたちの生死を通して描いた感動のノンフィクションです。四人のうち二人は生還できましたが、二人は幼くして世を去りました。亡くなった子どもたちは、短い人生の最後の日々をどう生きたのか。また、退院した子どもたちは、小児病棟での日々から自分の人生に、どのような影響を受け今を生きているのか。入院中であっても、子どもたちが豊かな時間を過ごし、困難を乗り越えていけるように、医師や看護師、保育士、心理士、チャプレン(病院等で働く牧師)など数多くのスタッフたちで行われる取り組みについて、四人の子どもたちを通して描いた感動の記録。

簡単に読める度 ★★☆☆☆
簡単に書ける度 ★★☆☆☆
こんな人におすすめ
・医療に興味のある人
・身近に病気(心、体など)の人がいる人
・死ぬ事が怖い人
・死生観について知りたい
 
簡単感想
タイトルに犬がついていますが、犬(セラピードック)の話は第一章、第二章に少々しか出てきません。ホスピス犬の話を期待している人は肩透かしですが「小児病棟の子供たちの現実を伝えたい思いが強いの本」とやさしく前向きに受け止めて読み始めるのがベターです。個人的に読みやすくはありませんが、病気の子供の現実を知る事で「病気がにくい」と思いました。

【犬が来る病院】読書感想文あらすじ(ネタバレ)と例文・オススメ度

  

高校生の課題図書ですからそれなりの文字数の本ばかりです。
テーマがどれもこれも社会問題とリンクさせているので、それらに興味があるかで選ぶのが一番良さそうです。
個人的感想としてはフラダンがまだ簡単そうに思えました。参考までに。

関連記事と広告


関連記事


サブコンテンツ