【猫】水を飲まない!原因と対処法や一日に必要な水分量とは?

猫は水に触れるのを嫌がる動物ですが、それでも飲水は違います。

猫が1日に必要な飲水を飲んでくれないと脱水はもちろん腎臟結石など泌尿器系の病気になるのではないか?ととても心配になります。でも猫はそもそも水が嫌いな動物ですし無理に飲ませるのはとても難しいものです。

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そもそもどうしてお水を飲まないのか?猫が自然に水を飲むようにするにはどうしたら良いのでしょうか?またどれくらいの量のお水を飲むのが普通なのでしょうか?

■こちらでは
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【猫】水を飲まなくて心配!考えられる原因とは
【猫】水を飲まない時の対処法とは?
【猫】】脱水症状の見分け方と一日に必要な水分量とは?
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をご紹介します。

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【猫】水を飲まなくて心配!考えられる原因とは

 

 
日頃ガブガブお水を飲んでいた子やオシッコをする様子がおかしかったりしたら、あまりお水を飲まない状態はとても心配です。あまりにもお水を飲まない猫には何かしらの原因があるようです。

【猫がお水をあまり飲まない考えられる原因とは】
・ストレス
・容器や場所など何かが気に入らない
・体調が悪い(熱中症、発熱、下痢、腎炎、感染症など)
・口や顔にケガなどをしている
・加齢(※下記参照)

体調不良、口内や顔に異変があるケースは割と多く、犬のケースでは「舌が壊死する奇病」や猫でも口内に癌腫瘍などの深刻なケースもあります。逆に猫があまりたくさんのお水を飲みすぎるのも病気の可能性が疑われます。ですが「全然飲んでいる気配がない」のも何か理由があると思われますのでまずはよく観察する事が大切です。お水だけじゃなくエサをあまり食べなかったり、元気がない、高齢であるなどでしたら体調異変を考慮してみましょう。

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【猫】水を飲まない時の対処法とは?

 
猫の好みとストレスを疑う
管理人宅で一番古株の猫は絶対「陶器」のお皿からしかご飯を食べず、プラやステンレスも好きじゃありません。またストレスも関係していて生活環境、他のペット、騒音、食器、エサ、トイレ、病気など気に入らない事や猫にとって都合の悪い事がないか?などまずは原因を考えた対処をしましょう。
 
【お水を飲ませる為の対処法】

・容器を変えてみる
器の素材を変える・・ガラス、せともの、ステンレス、プラスチックなどいろんな素材の器で試してみましょう。意外と猫にはこだわりがあります。

・器の大きさ・・顔や髭が濡れない飲み口が広く、丸い形のタイプが使いやすいようです。

・飲みやすい高さに置く・・床に直置きより少し高さがある方が飲みやすいです

・数カ所にお水を用意する・・いつでもお水が飲める環境を作る。風呂場や洗面所、トイレなどにも置いてみましょう。我が家の猫は自動給水器もあるのにトイレの水を飲もうとするので困りものです;
 
・流水が出る自動給水器・・水が流れるのを面白がる猫は多く、水道の蛇口から出る水を好む子もいます。

・お水の器が臭い・・食器の洗剤臭を気にする子もいますので、よく濯ぐか洗剤を使わないで洗うのもおすすめです。
  
【猫に自然に水分を摂取させる方法】

実は日頃猫が食べているカリカリのドライフードにもわずかながら水分は含まれています。
ドライフード~10%・ウェットフード~75% の水分が含まれています。
1日100gのドライフードを食べている猫は10mlの水分を摂取している事になります。ですがカリカリだけでは十分な水分量は摂れませんので猫がうっかり(笑)水分摂取するような方法もいくつかあります。
 
・ドライフードを水でふやかしてあげる
・ドライフードとウェットフードをまぜる
・猫草や白菜・レタスなど灰汁の少ない野菜をあげてみる
・食事の回数を増やす・・回数を増やすと水を飲む回数も増えます
・お水に猫の好きな味、香りをつけてみる(またたび、ウェットフードの汁など)
・水の種類・・氷を入れた水、温めたぬるま湯(36度~38度)、ペット用の水などいろんな種類の水を試してみる

もし猫が病気(下痢、発熱)の時は水分補給は必要ですが急に大量に水を飲ませるとショック症状で衰弱する可能性もあります。その場合は人間用の経口哺水液ならかなり薄めてあげてみましょう。

また緊急を要しないにしても、あらゆる対処をしても解決しない場合は病院に行き、診察してもらう方が良いでしょう。
重篤な病気の場合でも原因不明で「様子を見てみましょう」と言われても他の病院で病気を見つけてもらえる事もあります。動物病院につれて行く事は猫にとっても大変なストレスですが重篤な病気が隠れている場合もあります。また脱水をおこしている時は、毎日か一日おきに獣医さんで点滴、あるいは皮下補液を受ける対処になります。
  

【猫】脱水症状の見分け方と一日に必要な水分量とは?

猫は若い時は飲む水の量は少なくても比較的健康です。ですが年を取ると腎機能が低下しておしっこが増えて薄い尿になる傾向があります。猫によって飲水の好み、気温、食べているものによっても飲む量が違います。

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一日24時間で猫に必要とされる水の量は、一般的に1kg/60~70mlとされています。
 

猫の体質・年齢による水分摂取の関係
     
    筋肉が発達している猫・・筋肉の中に水分を蓄えておくことができる
    太りすぎの猫・・脂肪の中に水分を蓄えることができない
    高齢の猫・・おしっこの回数が増えて尿が薄くなる

 
太っている子と高齢の猫は水分摂取量を増やす工夫が必要です。ですが猫も自発的に水分を取れているようならまだ健康と言う事です。気になる特徴がある上で、お水を飲まなくなると脱水や病気を引き起こしやすくなりますので器をつけましょう。

猫の首、背中の皮膚を軽くつまんで手を放してチェックする動画(正常の猫)

・首、背中の皮膚を軽くつまんで手を放しても、なかなか元に戻らない
・いつもと違う場所にいる
・元気がない
・被毛に変化がある(ツヤがない、ボサボサして毛づくろいしていない)
・歯ぐきが乾燥している

 
特に皮膚がなかなか元に戻らない時は脱水が進んでいるので注意です。


猫に与える「水」も食べ物と同じ様に注意しよう!

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