【マンション】高層階で健康被害?具合が悪くなるタイプとは?

マンション高層階で健康被害?

はっきりとした病名はないものの「高層マンション症候群」などと言われているのが「高層マンションに住むと体調が悪くなる」症状です。それらには頭痛やめまい、関節痛、うつ病や流産率の上昇などなかなか怖い症状でせっかく高層階の景色の良いお部屋に住んでも日々体調がすぐれないというものです。

マンション購入や引っ越しを考える際に「何階に住もうかしら?」「出来たら上の階の方が見晴らし良いしいいよね!」とお考えの方は住む前に体質的に高層階に住んでよいかどうかの確認するのがおすすめです。

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【マンション】高層階で健康被害?「高層マンション症候群」とは
【マンション】高層階で具合が悪くなるタイプとは?
高層マンションはNG?問題ない?賛否両論
【マンション】タワーマンション・高層マンション風水的には?
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をご紹介します。

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【マンション】高層階で健康被害?「高層マンション症候群」とは

 
「高層マンション症候群」の症状とは?

・めまいや偏頭痛
・高齢者の関節痛
・流産発生率が6階以下に住む人の倍
・常に揺れている感覚に襲われる
・不眠症
・精神疾病
・子供の発達の遅れ
・主婦の飲酒率が多い
・外出が億劫になり引きこもり気味になる

 
その他にも
体調の慢性不良になるとそれは常にあるストレスになります。
ストレスの度が超すと欝病を発症したり、家族関係やそのほかの他人関係がうまく構築できず、不登校や引きこもりになったり、自殺願望や対人恐怖症まで芽生えるという事もあり得ます。これらの症状の原因と考えられるのは、高層階と低層階における「気圧の差」「高層階特有の建物の揺れ」から来ると言われています。

ですが症状が出る人と出ない人がいるのも確かです。このような症状が発生しやすい人とはどのようなタイプでしょうか?

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【マンション】高層階で具合が悪くなるタイプとは?


 
高層階に住む人がみんな「高層マンション症候群」になるわけではありません。小さな子供でも高層階のマンションに住んでも健康で元気な子供もいます。では考えられる「高層マンション症候群」を発症しやすいタイプとはどのような体質の人でしょうか?

・元々の耳管機能が弱い
・三半規管が弱い
・アレルギー性鼻炎が持病
・耳ぬきができない
・喘息患者や循環器系・呼吸器系が敏感な人
・梅雨時の気圧の変化にさえ反応してしまう
・耳の管が細く中耳炎になりやすい耳
・飛行機に乗ると耳が痛くなる
・気圧の変化に弱く雨が降る前には古傷が痛む
・少し過敏なタイプ(震災以降過敏に感じる人が多くなった)
・慢性的な睡眠不足や疲れ、ストレスがある人(発症しやすい)
・ダイビングを趣味にされている人

 
【気圧による影響】
これらの原因は「気圧」です。マンションの高層階は地上よりも気圧が低くなります。よくお天気次第で「古傷が痛む」と言いますがこれは気圧の変動で起こる現象です。

「気圧が低下すると、天気が悪くなり、内耳にあると考えられる気圧受容器が反応します。すると交感神経の活動が活発になり、ノルアドレナリンやアドレナリンが分泌されます。結果、血管の収縮が起こり、古傷周辺の痛覚神経が刺激され興奮し、痛みを感じるという仕組みです。これはラットによる実験結果ですが、人間でも同じような現象が起きていると考えられます」

 
私たちの体は1気圧の力で押されていますが、逆に体の中からも1気圧で押し返す力が働き、体の外と中のつり合いが取れた状態になっていてそれが通常の地上での生活です。

飛行機に乗ると耳が詰まったり、痛くなる人
飛行機の上昇や下降で気圧が変化すると、体の外と中で気圧差が生じ体が体内の空気量を調整しようとします。
この時に鼓膜の奥にある中耳の空気が膨張・収縮して調整する為に耳の鼓膜が動かされます。中耳は耳管という細い管で鼻とつながっており、気圧が変化したときに耳管が鼻側で開くことにより体外と中耳の圧が等しくなります。

ところが、かぜやアレルギー性鼻炎で鼻の粘膜が腫れている人やもともと耳管が細い人などは耳管が開かなくなり、中耳が炎症を起して耳の痛みや頭痛などが発症するのです。
 
スチュワーデスの場合、航空中耳炎を繰り返し発症し解消しないまま搭乗すると搭乗停止になるそうです。その理由は頭痛や耳鳴りに襲われ、一晩経っても解消しないと悪化してしまう可能性があるからです。悪化することで鼓膜が引っ張られ充血したり、内側に液が溜まったりする場合があり、痛みや症状の辛さのあまり退職を余儀なくされた人もいます。航空中耳炎の対処法でポピュラーな「嚥下方法」唾を飲んだり、あくびや飴やガム、耳ぬきでの解消もありますが、解消されたといっても一瞬で元の状態に戻ったというよりは「悪くない」くらいと思いましょう。
  
【マンションの揺れによる影響】
昨今の高層マンションは、地震の括れに「耐える」のではなく従う「柔構造」で常にわずかにゆったりとした揺れにさいなれることが、人体に影響を与えているのではないか?という説もあります。また高層マンションの揺れは上に行くほど+1ほど大きくなります。

平衡感覚を感じ取るのは三半規管と視覚や筋肉が働くことで信号として脳で統合されています。そのため器官のどこか一部にでも障害が現れてしまった場合、平衡感覚には異常が現れめまいや吐き気などの症状の原因となる場合が多いようです。
高層マンションで「常に船に乗っているような感覚」場合、実際に微妙な揺れを体感しているのか?平衡感覚を感じ取る三半規管、視覚、筋肉が弱っているのか診断してもらうのが良いかもしれません。

管理人は飛行機に乗ると専用耳栓をしても絶対耳が痛くなり、良く丸一日まで詰まっているような状態になります。そして耳ぬきはどんなにガンパッてもできたことがありません。ちなみにアレルギー性鼻炎です。
憧れはあってもタワーマンションに住めない体です。
  

高層マンションはNG?問題ない?賛否両論

高層マンション反対派
 
米国サンフランシスコやワシントンでは、新たに建設される高居住宅に高さ制限が設けられています。これは「景観の保護」のためと日本人は聞きますが実は「健康被害も考えて」高層階に住むことを規制しているのです。
他にもフランスに至っては、1973年に高層住宅の建設そのものを禁止され、イギリスでは育児をしている世代は4階以上に住まないように法規制もされているのです。

また1994年作成の「厚生省心身障害研究平成5年度研究報告書」に集録された論文「住居環境の妊婦に及ぼす健康影響について」の中で、高層階住居での流産率についても公表されているのですが、それが一般常識として普及していないという問題もあります。
 
なぜ「超高層ビル症候群」についての報道は影を潜めているのか?というと建築業界や不動産業界によるメディアへの圧力ではないか?との説もある。スポンサーの撤退を恐れて、報道を自粛しているのでは、と推測されています。
  
高層マンション問題ない派
 

人体の気圧の影響はそれほどでもないという指摘もある。私、気象予報士なんですが、気圧は0mで大体1013hPaほど。すごく乱暴な計算ですが、高度100mでも地上より10hPaほどしか下がりません。天気図見てみるとわかりますが、日常の気圧変化は高度によるものよりも遥かに大きいです。医者ではないので健康との関連は分かりませんが、短絡的に結びつけるのもどうかと。気圧は0メートルで1013ヘクトパスカルほどであり、高度100メートルのマンションに上がっても、せいぜい地上に比べて10ヘクトバスカルほどしか下がらない。この程度の微細な変化が、人間の体に悪影響を与えるとは考えにくい。潜水病・高山病ならばもっと気圧が低い必要があるし、高層マンション程度の高度では発症しないはずである。ただ、高層マンションに設置された高速エレベーターには、気圧制御機能がついている場合が多い。逆説的に考えれば、この機能がついているということは、やはり、気圧の変化は人間の体に悪影響を与えているのであろうか。

  

高層マンションに住んでよいかどうかの賛否両論はありますが人間の体はまだまだ科学では推し量れない点もあるわけですので微量な気圧の変化に体調を崩す人がいても不思議ではないのは確かです。
超高層マンションと言っても飛行機ほどの高さにある訳ではありません。ですが微妙な不調を感じるというのはやはり気圧への体の体制が整えにくい方がなると言えます。

もちろん高層階に住むとみんなが必ずそうなるわけではありません。ですが特に耳鼻咽頭系や関節・神経系に自信がない方はやはり持病を考慮して検討してみるのは得策です。
  

【マンション】タワーマンション・高層マンション風水的には?

 

風水的に高層階はNG?

風水で言うとお部屋のインテリアだけじゃなく「何階に住むのがよいか?」というアドバイスもあるのです。
風水では「大地のエネルギー」を重要視しており、地表の近くを流れる大地のエネルギーはマンションの高層階には届かないのでお勧めしないと言われています。
大地のエネルギーとは「生命を育むエネルギー」で特に「成長期の子供」には大切なエネルギーです。

そのため住む部屋は 「地の気」が届く高さの「7階まで」の部屋が良く高層のタワーマンションは、「地の気」がまったく無い高さだと疲れがとれなかったり、体調不良になる人もいるようです。
小さなお子さんがいて高層のタワーマンションに住む場合、できるだけ子供を外に連れ出し、地上で遊ばせて、大地のエネルギーに触れ合うようにして観るのがおすすめと風水では言われています。

「それでも住みたい」という人への住む前のアドバイスとしては
・一度賃貸してみる
・景色はいつか飽きる日が来ると心得る
・人により生活は思った以上に不便(エレベータはなかなかこない、途中階に止まる時)
その他
・高級マンションにあるセキュリティやコンシェルジュや警備員など正直なくてもいい
・長いこと生活するとオートロックでさえ面倒になる

高層階と低層階の部屋との価格差は建設費とデベの利益ですがその中には「景色」に対するプレミアム感も含まれています。ですが景色もいずれ慣れと飽きが来ることは覚えておいた方が良いでしょう。ホテル的な暮らしが必要で肌に合う方は問題ありませんが、生活環境だけで考えると郊外に一戸建ての方が健康的と皮肉る人がいるのも確かです。

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