『ママがおばけになっちゃった!』内容あらすじ・ねたばれ・感想・読み聞かせオススメ本
読書感想文や読み聞かせに『ママがおばけになっちゃった!』を選ぼうか迷っている方
『ママがおばけになっちゃった!』は【世界一受けたい授業】などテレビでも紹介された絵本です。内容としては最初からママが信者っているというショッキングなもので賛否両論ですが大ヒット絵本なのです。
特に小さいお子さんのいるご家庭では、なかなか考えさせられる内容でもあり、親子で読んで感想を語り合うにはとても良いお話です。
こちらでは『ママがおばけになっちゃった!』のあらすじ・ねたばれ・感想文など、どのような書き方をアドバイスしたら良いかをご紹介させていただきます。
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『ママがおばけになっちゃった!』あらすじ・ねたばれ・読書感想文オススメ度
『ママがおばけになっちゃった!』感想文の書き出し例文
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『ママがおばけになっちゃった!』あらすじ・ねたばれ・読み聞かせオススメ度
『ママがおばけになっちゃった!』(講談社の創作絵本)
著者:編集 のぶみ
本体価格:1,296円(税込)ページ
対象年齢:3歳向け
【内容情報】
ママは、くるまに ぶつかって、おばけに なりました。
「あたし、しんじゃったの? もう! しぬ ときまで おっちょこちょいなんだから!」
とつぜん、〃おばけ〃になってしまったママ。
いちばん心配なのは、4歳になる息子のかんたろうのことです。
よる、2時をすぎると、かんたろうの部屋に現れて……。
おもわずクスッとわらってしまう、でも、ホロリときてしまう。
親子なら誰でも抱いている大切な気持ちが、ぎゅっと詰まった物語です。
また、この本は評判がいいので続編もあります。動画読み上げつきの紹介ページをつくりました。
『さようならママがおばけになっちゃった!』内容あらすじ(ネタバレ)感想
簡単に読める度★★★★★
簡単に書ける度★★★☆☆
読み聞かせオススメ度★★★★☆
こんな人におすすめ
・目標がなくだらけたお子さん
・「死ぬってなあに?」と思うお子さん
・小さいお子さんのいるご家庭に
~簡単あらすじ~
おっちょこちょいなママは車にぶつかってしんでおばけになってしまいました。
4歳のむすこ「かんたろう」が気になりおばけになって家までとんで行きます。
かんたろうはおばあちゃんにママがいなくなったことを泣き、ママの適当な料理が食べられなくなる事、ママにハナクソを食べさせた事を白状します。
夜中にママと会えたかんたろうはこれからひとりでやることを約束しますが、やっぱり悲しくて2人で泣いてしまったので、散歩に出る事にしました。
外にはおばけがたくさんいて「生きている時にこうしておけばよかった」と思う人がおばけになること。おっちょこちょいだったのは後悔したけど、かんたろうを産んだ事は大成功でこのために生まれたと思ったこと。かんたろうのいい所もダメなところも大好きでしあわせでした。とママは言って消えてしまいます。
かんたろうは朝起きるとママはやっぱりいないけど「ひとりでがんばってみる」と声に出して言いました。夜ママのパンツをはいて寝るとママがそばにいるような気がしました。
~オススメポイント~
「対象年齢3歳から」という死を扱うテーマの物語ですが、笑いあり涙ありの本作。
共感したのはお化けになったママも「ママだってどうすればいいのかわかんない!しんだばっかなんだもん!」というセリフに人は誰しも死ぬ事は1回しかないわけだからそんなものかもね、と思いました。ですので大まじめに死を子供に教えたい人には「茶化しすぎてて、大人としては気分良くない」と思う方もいるようです。
絵本ですが3歳~高校生もOKです。そして特にお母さんが読むにはおすすめで、親子間の愛情を確認そして死についても「やりのこしたことがあるとおばけになる」の一文に「日々できる事をがんばる大切さ」を感じる事ができます。
シュールな絵本ではありますが、お子さんが一人で読めるようになってから自発的に読む本かもしれません。読み聞かせする場合、お母さんは泣いてしまうのは避けられないかもしれません。死生観について親子で話し合えるきっかけになりますのでお子さんの質問に答えられる姿勢が必要という意味ではなかなかむずかしいかもしれませんね。
『ママがおばけになっちゃった!』感想文の書き出し例文
・目標がなく、だらけたお子さん
「気がついたら死んじゃっていました」なんて本当に困ると思います。それがこの物語みたいにまだ小さい子供がいるお母さんならとても心配だと思います。
お母さんという人は家の事をやるのが仕事かもしれないし、なぜかいつも人の事をアレコレ言うのでうるさいなぁと思うので、4歳のかんたろうじゃなくてもお母さんはお化けになりそうな気がします。
もし自分が今死んじゃったらどうだろう?おばけになるのかな?という疑問もあります。やりのこしたこと、後悔することってなんだろう?と考えるとよくわからないのですが、思うのは「まだ何もやっていないのに」とか「これから楽しい事があったかもしれないのに」ということです。
その「やりたいこと」や「楽しい事」がわからないので、もしかしたら「何にもしてないのに死んじゃった」という気持が後悔として残ったらずっとおばけのままでいることになるのでそれはマズイと思いました。
やっぱりおばけになったママみたいに、後悔する事もあるけど幸せな人生だったと思いたいからです。
・「死ぬってなあに?」と思うお子さん
死んじゃったらみんなおばけになるとおもっていたのですが、この本では「思い残した事がある人」がおばけになると書いてありました。死ぬっていうことはもうその人とは会えなくなることで、おばけになるかどうかはその人しだいですが、でも何かやり残した事や後悔を感じるのはイヤだな、逆に楽しい経験したなぁと思って死んじゃうほうが幸せなのだと思いました。
その他にも、読み聞かせに適したユニークな本がたくさんあります。おすすめの本21冊を紹介した【読み上げ動画つき】のページをつくりましたのでご覧ください。
後悔先に立たず
一生懸命生きると人生が楽しくなる