2025読書感想文「課題図書」小学生(全12冊)発表!
2025年(第71回)青少年読書感想文全国コンクールの小学生用の課題図書全12冊を掲載!

———-目次———–——————————-
課題図書2025小学校(低学年)4冊
課題図書2025小学校(中学年)4冊
課題図書2025小学校(高学年)4冊
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課題図書2025小学校(低学年)4冊
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『ライオンのくにのネズミ』
さかとく み雪 (著)
定価 : 1,760円
出版社 : 中央公論新社
ページ数 : 32ページ
【内容】【書店員が選ぶ絵本新人賞2024大賞作品】
父親の転勤でライオンのくにに引っ越したねずみの家族。ライオンが怖くて仕方がない子ねずみだったが、あることをきっかけにライオンと対決することに。使う言葉も習慣も体の大きさも違う彼らはわかりあうことができるのか?「優しさと勇気」についての絵本としても、「国際理解教育」の教材としても読める、幅広い層に届けたい1冊。
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『ぼくのねこポー』
岩瀬成子 作 松成真理子 絵
PHP研究所
1,430円
80ページ
【内容】放課後クラブが終わった学校からの帰り道。白い家の近くでねこを見つけた。つれて帰りたいなと思ったけれど、お母さんは「だめ」っていうかもしれない。
そのとき、ぽつっとぼくの首に雨があたった。雨がふりだしたら、ねこがびしょぬれになってしまうと思って、家につれて帰った。お母さんは「すてねこなら飼ってもいいけど」といって、ねこに心当たりがないか白い家の近くにたずねにいった。でも、誰もねこのことは知らなかった。ぼくは、ねこに「ポー」という名前をつけた。
ぼくのクラスに森あつしくんという子が転校してきた。森くんと仲良くなって話していると、「家族は両親と妹と、それからねこ」といった。そして森くんは、「だけど、ねこがね、いなくなっちゃったんだよ」とつらそうな顔をした。ぼくはなんだかむねが急にドキドキしはじめた。「しんぱいだね」といったけど、どんなねこ? とは聞かなかった。どんなねこか、知りたくなかった……。
少年の心の機微を丁寧な筆致で描いた幼年童話です。
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『ともだち』
リンダ・サラ 作 ベンジ・デイヴィス 絵 しらいすみこ 訳
ひさかたチャイルド
1,760円
32ページ
【内容】様々な出会いがある子どもたちに手渡したい友達を受け入れるまでの心温まる物語
ぼくとエトはとっても仲良し。いつも丘の上に段ボール箱を運んで遊んでいた。
あるとき、シューがやってきていっしょに遊びたいと言った。
エトはシューと仲良くする。
ぼくは仲間外れになった気がして、2人から離れていった。
「もう丘になんか行くもんか」そう思っていたある日、エトとシューがぼくを呼びにきた。
「君に、いいもの作ったんだ」それは、巨大な段ボールの車!
2人の遊びに加わるぼく。
3人の新しい関係が始まる。
担当編集者より
大好きな友達がとられてしまったような気持ち。皆、一度は味わったことがある感情なのではないでしょうか。特段の解決策があるわけじゃない。いっしょに遊ぶことでしぜんと仲良くなっているというのが、この作品の魅力です。
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『ワレワレはアマガエル』
松橋利光 文・写真
アリス館
1,870円
56ページ
【内容】カエルと聞いて思いうかぶのは?ぴょこんと目が出て、緑色のーーそう、ワレワレ、アマガエルだろう!体のしくみや、産卵からおたまじゃくし、冬眠までを、アマガエルたちの自己紹介で、楽しく見せます。
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課題図書2025小学校(中学年)4冊
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『ふみきりペンギン』
おくはらゆめ 作・絵
あかね書房
1,430円
111ページ
【内容】小学3年生のゆうとは、ふみきりでペンギンの話を聞く。るりは、白いヘビのうわさを確かめたい。ななこは、鏡のなかのライオンと会う。そうすけは、天気占いをするフクロウが見える。「ふつうってなんだろう?」という不安な気持ちにたいして、決めつけず、気にせず、それぞれの子どもたちの自分らしさを肯定する。おくはらゆめの作絵による、やさしい物語。版元を超えて活動する「らいおんbooks」編集による読み物作品の第二弾。
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『バラクラバ・ボーイ』
ジェニー・ロブソン 作 もりうちすみこ 訳 黒須高嶺 絵
文研出版
1,540円
112ページ
【内容】バラクラバ帽をかぶった転入生のトミーがやってきた。
なぜトミーは帽子をかぶってるの? あの帽子の下には何がかくされている?
ぼくとドゥミサニのたいくつな日々は、「バラクラバ・ボーイ」によって大きく変わったんだ。
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『たった2℃で…:地球の気温上昇がもたらす環境災害』
キム・ファン 文 チョン・ジンギョン 絵
童心社
1,980円
33ページ
【内容】気候変動による地球の温暖化は、まったなしの大問題です。2021年のノーベル物理学賞に選ばれた眞鍋淑郎さんの「気候モデル」により、CO2濃度が2倍になると地球の温度が約2度あがることが、世界で初めて計算で明らかになったのです。この絵本では、もし地球の気温が2℃あがったら、私たち人間もふくめて地球上のすべての生きものに大きな影響があることを、子どもたちにも直感的にわかるような構成と絵によって伝えます。
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『ねえねえ、なに見てる?』
ビクター・ベルモント 絵と文 金原瑞人 訳
河出書房新社
1,793円
40ページ
【内容】同じ場にいても、見ているもの、その見え方は全く違う。食卓を囲む家族の異なる世界を鮮やかに描く、多様性と共感について知る絵本。
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課題図書2025小学校(高学年)4冊
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『ぼくの色、見つけた!』
志津栄子 作 末山りん 絵
講談社
1,650円
224ページ
【内容】第24回ちゅうでん児童文学賞で大賞をとった志津栄子の最新作!
トマトを区別できない、肉が焼けたタイミングがわからないことから、色覚障がいが発覚し苦しむ信太朗。母親は悪気なく「かわいそう」といい、試すようなことをしてくるし、症状を知らないクラスメイトから似顔絵のくちびるを茶色に塗ったことを馬鹿にされ、すっかり自信を失ってしまう。眼科の先生は個性のひとつと言ってくれるけれど、まわりがそうはとらえてくれないし…。
学年が上がり、クラス担任が変わり自分自身に向き合ってくれたことで、信太朗は自分の目へのとらえ方がすこしずつ変わっていくことに気が付く。
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『森に帰らなかったカラス』
ジーン・ウィリス 作 山﨑美紀 訳
徳間書店
1,760円
304ページ
【内容】1957年、ロンドン郊外の町。
11歳の少年ミックは、ある日、
近所の森で、ケガをした鳥のヒナを
見つけ、家に持ち帰る。
ニシコクマルガラスのそのヒナを、
ミックは両親とともに手当てし、
「ジャック」と名付ける。
ミックの家は駅の目の前にあり、
両親がパブを営んでいる。
ジャックはミックになつき、
一度は森に帰そうとしたものの、
パブにいついてしまう。
パブをちらかして、ミックの母さんや、
パブの従業員に嫌な顔をされたりするものの、
常連客をはじめ、
みんなに愛されるようになっていった。
ジャックが電車に乗ってしまい、
隣の町まで運ばれてしまったり、
よそのおばあさんに連れていかれてしまったり…。
そうしたちょっとした事件がおこるたびに、
ミックや近所の子どもたち、
パブの常連客たち皆が、ジャックを捜索し、
帰ってくるたびに安堵するのだった。
ところが、ある日…?
少年と動物とのふれあいを、父親の兵士時代の心の傷をまじえつつ描く。
ロンドン動物園の元主任飼育員の少年時代の実話をもとにした、心あたたまる児童文学。
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『マナティーがいた夏』
エヴァン・グリフィス 作 多賀谷正子 訳
ほるぷ出版
1,760円
360ページ
【内容】11歳の夏休み、ピーターの目標は「生き物発見ノート」を親友のトミーと完成させること。マナティーの話をしてくれた、認知症のおじいちゃんのお世話も完璧にしてみせる。
ところが、夏休みは思い通りにはいかない。せっかく発見したマナティーはけがをする。おじいちゃんの認知症は進んでいる。そのうえ、トミーが引っ越すことがわかり……
自然、家族、友だち…自分をとりまく問題が大きすぎたとき、どう立ち向かえばいい? 変化に向き合う勇気をくれる、ひと夏の成長物語。
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『とびたて!みんなのドラゴン:難病ALSの先生と日明小合唱部の冒険』
オザワ部長 著
岩崎書店
1,650円
176ページ
【内容】難病ALSと闘う先生が合唱部の顧問になった。合唱は未経験。大丈夫?でも熱意と子どもたちとの絆で初の全国大会出場金賞受賞に導いた!実話をもとに描く感動の物語。
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