【除湿機のえらび方と違い】コンプレッサー・デシカント・ハイブリッド式の違い

ジメジメする梅雨の季節・冬の温度差による結露
 
四季がある日本では湿気対策は欠かすことができません。
洗濯物は乾かないし、食べ物は腐りやすいし、場合によってはカビも生えるし何かとめんどくさい。少しでも快適に過ごすには除湿機は必須家電になります。

そこで問題なのは「どんな除湿機を選んだら良いのか?」です。

たくさん種類はあるけれど、実は種類によっては長所・短所があったり人によって使いやすさも変わって来るのです。それに気になる電気代の問題も…。

ご自分のご家庭にピッタリの除湿機を選ぶには幾つかのポイントを知らなければ損をするのです。

■こちらでは
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【除湿機の形式】の違いコンプレッサー・デシカント・ハイブリッドとは
【除湿力】が良い除湿機は?大は小を兼ねる?除湿機と部屋の大きさ
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をご紹介します。

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【除湿機の形式】の違いコンプレッサー・デシカント・ハイブリッドとは

 


除湿機の選び方はまず除湿機の形式の違いを知ることです

●コンプレッサー式~おもに夏メインに使いたい人向け
室内の空気を冷やして水分を取り除く方法。エアコンの除湿と同じ方法です。冷風機能や、空気清浄機能など、+αの機能が搭載されたものもあります。
【メリット】
・高温時(25度以上)での除湿力が大きい梅雨~夏場に向き
・除湿量が多く湿気の多い季節にパワフルに乾燥できる。
・消費電力が小さいので(デシカント方式の半分位)経済的
・室温上昇が少ない(1~2℃程度)
・スポット冷房機能(押入れなど)や簡易的に涼しさが得られる機能、衣類乾燥機能がついているものもある
【デメリット】
・コンプレッサーがあるため、振動音が大きい。
・本体サイズが大きめでやや重い。

●デシカント式(ゼオライト式)~運転音が静かで冬メイン
水分の吸着性能に優れたゼオライト(乾燥剤)に水分を吸着させ乾いた空気を吹き出し除湿します。吸着した水分は、ヒーターであたためられ熱交換器内を通り、冷やされて水滴に戻りタンクにたまります。冷媒(フロン)を使わずに除湿可能。
【メリット】
・低温時での除湿力が大きく1年を通して使える
・コンプレッサーが無いので軽量コンパクト、静か
【デメリット】
・ヒーターを使う分、消費電力が大きい
・発熱量が多くなり部屋の温度が3~8℃程度上がる

●ハイブリッド式~1年中活躍


コンプレッサー式とデシカント式の超w世を持ち合わせた万能タイプで
【メリット】
夏場はコンプレッサー方式で気温上昇を防ぎ、冬場はデシカント方式で除湿能力の低下を防ぐため、気温に影響されず1年中変わらない除湿能力を維持できるのがウリ。
花粉などアレルギー物質抑制機能や衣類乾燥、スポット除湿がついているものもある
【デメリット】
本体価格は若干高め
室温上昇が1~8℃程度上がる
 

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【除湿力】の高い除湿機は?除湿機と部屋の大きさ

除湿機にはしっかりたっぷりと湿気を吸ってもらいたいものです。除湿力の見方とどれくらいの部屋の大きさを除湿してくれるのでしょうか?
 
除湿能力の見方・・・リットル(L)数が除湿機の能力となります
    
1日に除湿できる水量…通常、家庭用除湿機は6L位~18L位までの容量があります。除湿能力の数値(L)が大きいほど、早く除湿ができます。
 
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除湿能力と除湿面積の目安参照
 
もちろん「できるだけ素早く除湿をしたい」場合は、適応面積に関わらず大きな容量を選ぶ方が良いのですが、そうすると本体が大きくなります。「収納場所」や「他の部屋に持ち運ぶ」などには不便になりますのでサイズや能力も検討することになります。


タンクの容量もチェック!
除湿機には当然「除湿した水を貯めるタンク」がついています。
このタンクに水が満タンになれば自動停止するのが除湿機ですので「タンクの水を捨てる」メンテナンスは必ず必要になります。忙しくて不在がちな人は特にタンクの容量や連続排水可能な仕組みになっているかなどもあわせて確認しておきましょう。
  

【除湿機の選び方】使い勝手に合わせたポイントと注意点

除湿機には大きく3種類の形式があるのはわかりましたが「どのように除湿機を使いたいのか?」を明確にするとおのずと自分の家に合う除湿機を選ぶことができます。

・広い部屋を除湿したい
広い部屋や空間を除湿するなら、除湿量の多いものを選ぶことになります。除湿量は家が木造・鉄筋で誤差は出ます。がコンプレッサー式が多いです。
 
・個室で使いたい
軽くて比較的コンパクトで静かなデシカント方式が個室には便利です。ですが「室温が上がる」のでエアコンと併用になります。
 
・部屋干し、衣類乾燥に使いたい
どのタイプの除湿機も衣類乾燥に特化した機能が向上してきています。センサーで乾き具合を的確に感知したり、部屋全体の空気をかきまぜムラなく衣類乾燥させたりなど優秀です。子の場合、洗濯物の部屋干し方法に合わせた乾燥機がおすすめです
 
・ペットもいるから留守中も除湿+空気清浄もしたい
タンクの大きいものがおすすめ。また連続排水ができるタイプもありますが機種が少なくなってきています。また空気清浄機付きの除湿機がダイキン「クリアホースZ」から出ています。ただしコンプレッサー式なので主に夏場メインになります。


 
「除湿方式をどれにするか」「除湿機の目的は何か」を明確にしましょう

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