【毛皮】売る?リフォーム?高く売れる時期とポイント
毛皮が宝の持ち腐れ
日本での女性の毛皮への意識といえば、マフラーやショールなどちょっとした素敵な小物として活躍することが多い印象です。毛皮のコートとなるとなかなか着る機会や場所が限られてくるもので、しかも身内から譲り受けたものとなるとデザインや好みもあり、タンスで眠っている場合も多いのではないでしょうか?
ご存知の通り、世界では動物愛護団体の活動から毛皮非買運動が盛んです。動物達が毛皮用に養殖され殺されるのはものすごい罪悪感・・・(-公-lll)毛皮を着て歩くのも勇気が必要な時代となりました。
断舎利そして動物愛護の視点からも、毛皮をそのまま放置しておくわけには行きません。
そこでこちらでは毛皮の救済として
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【毛皮】売るならいつ?高く売る方法
【毛皮】売る前に手入れして査定を下げない
【毛皮】リフォームしたら幾ら?何を作る?
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をご紹介します
【毛皮】売るならいつ?高く売れる時期と方法
毛皮の買い取り価格は下落傾向にあるのです
最近はファッションブランドの「毛皮を作らない」宣言やフェイクファーでの対応。毛皮より暖かいダウンや良質な繊維技術が発達しています。海外では非買運動も盛んですから需要も下がり毛皮自体「価値が下落していく可能性が高い」とも言えるのです。人々の反対運動がもっと盛んになると「法規制で毛皮が着用できなくなる」という可能性を懸念もされつつあります。最近は毛皮の買い取り中止しているところもあるくらいなのです。
もし少しでも毛皮を高く売りたいなら
洋服の場合は「季節」です。季節により需要の変動があるのが洋服ですので需要が高くなる直前に売りに出すのが鉄則です。冬物は冬が始まる前・・・「みんなが欲しがる少し前」ということです。
毛皮を売るおすすめの時期とは?
コートを着る気温・・・12~15度の「寒い」冬物の出番に迷う気温
洋服屋さんがコートを売り出す季節・・・10月中旬~から厚手のコート、ダウンを売り出します。
おすすめの時期は10月~11月(高くなる)12月~2月(一番寒い時期)、逆に避けた方がいいのは 4月、7月、9月ごろとなります。もし真夏に「冬物高価買取!」と宣伝業者は「夏にしては高め」という意味も含んでいるので注意です
どんな業者がおすすめかというと・・・
・毛皮鑑定士、バイヤー、査定員業者がいる業者
毛皮にはいろんな動物の種類があり、価格の幅があるのも事実です。ワシントン条約で規制動物の毛皮やブランド毛皮は高額になります。
高く売れる(セーブル、チンチラ、ミンク、ブランド物)
安くなる(キツネ、ウサギ、リス、ムートン)
毛皮やレザー専門の買取業者のような何の動物の毛皮か判断できる業者にお願いしましょう。
リサイクルで新製品を作る工房などの場合、虫食いやカビ、劣化などの問題があっても「質の良いレザーだから高値」という基準もあります。
・オンライン査定できる業者で比較
業者はたくさんありますので、大体の目安を知りましょう。オンラインだからこそ丁寧な対応をしてくれるかどうかの目安になります(見積もり、キャンセル料無料の条件で)
・リアル店舗のない買取業者(家賃・人件費がかからない)
・CMや雑誌広告していない(広告費がかからない)
などのお店が比較的高い価格表示をするといわれます。
買取された毛皮は?
・リユース~再び販売
・リサイクル~資源としても利用
・海外に売却~海外でも需要のある国もある
毛皮の生産数も減少しつつありますが、リユース品が市場に出ると1頭でも動物の命が助かるかもしれません。着ない毛皮を売りに出すことで若干の動物愛護もできると考えましょう。
「元々120万で買ったミンクのコート…メール査定でたったの5千円!」
「どこも買取は3万以下」
と普通の洋服やバックの中古買取り価格も高値が付くことは早々なく、毛皮も同様です。自力オークション出品でも売れない場合はリフォームかやはり人に譲るという選択肢も頭において置きましょう。
また宅配買取は査定額が低い傾向にあるといわれています。オンライン査定で価格がわかっている状態で無い限り宅配買取には注意したほうが良さそうです。
【毛皮】売る前に手入れして査定を下げない
・色がきれいで光沢があること
・毛がしっとり柔らかく、皮もしなやか
・手触りがよく、毛に弾力のあるもの
・逆さに振ってみたとき、毛並みが揃っている感じ
・綿毛が密生し刺毛がまっすぐ伸びている
毛皮の自宅での管理はとても難しく保管次第で劣化します。また毛皮は動物ですので年数による痛みは避けて通ることはできませんしデザインの変化の問題もあります。
【痛みや劣化に見られる変化】
・購入後年数が経ちすぎている
・毛の抜けがひどい
・スレ、虫食い、カビ、変色
・タバコや香水等の匂い
・皮が硬化し、破れ又は裂けが生じている
・バックの肩ひもや金具、アクセサリーなどで傷ついている
せめて匂い(たばこや香水)はどこの業者でも問題になりますので、なるべく匂いを取ってから買取査定に臨むほうが良いでしょう。状態が良くないと毛皮の買取をしてもらえない、低評価になり買い取り業者で想像以上にガッカリするような金額になりえます。
どうしても納得がいかない査定額ならデザイン性、ブランド物などならオークション出品してみるというのも一つの方法でしょう。
名前(ネーム)入りの場合は、あまり問題視されないようですが、
【毛皮】リフォームしたら幾ら?何を作る?
買い取り価格に納得がいかず「じゃあリフォームしてやる」という場合
参照・お直し専門店レギュイドール表参道店
・小物に直す
・部分的に(サイズ、肩など)直す
・全体的に作り直す(ミンクは強いのでリフォーム向き)
とパターンがあります。お店によってもリフォーム価格は違いますし、センスも違いますし、一番の問題は決して安くはないということです。100万以上するミンクのコートのリフォームで4,50万というとまた着れるようにお直しするのは考えてしまいます。できたら10万くらいに押さえたいなどの希望はあるものですが、コートを作り直すなら何件か見積もりを出してもらい、予算も幾らまでと決めておいたほうが良さそうです。
まとまった予算が無い場合、ハンドバッグ、ポシェット、ベルト、マフラー、ショール、アクセサリー、帽子など小物を幾つか作るというのもアイデアです。ですが金額的に安いわけではありませんのでアイデアが出るたびにお願いするという方法がよいかもしれません。
ミンクのロングコートを一着作るために、約60~70匹のミンクが必要です。毛並みや色を合わせる過程でロスが出るので、実際には一着を作るのに100匹近いミンクが犠牲になるのでお手元にあるミンクのコートは選びぬかれたエリートミンクという事です。殉職していった動物達へのせめてもの償いはタンスの肥やしにしないことですね。
高い商品はメンテナンスも高い
命の値段は高い