子供の【鼻血】止め方と対策・血液ジミの落とし方
子供は大人より鼻血が出やすいもので「朝起きたら鼻血」「フっとした時に」は日常茶飯事なんて子もよくいます。
それでもあまりに頻繁に鼻血が出る事が多いと心配になってしまいますし、外出先などで急に鼻血が出た時もアタフタしてしまう事もあります。
そこでこちらでは
子供の鼻血の止め方と受診の目安
鼻血や血の衣類汚れをキレイに落とす方法
をご紹介します。
子供が鼻血が出やすい理由
子供が鼻血が出やすいのはやはり大人より鼻の粘膜や毛細血管が弱いからです。また子供は成長しますのでそれに合わせて「鼻の粘膜も引っ張られて薄い」状態とも言えます。そうなると少しの刺激でも鼻血が出やすいのは仕方がないとも言えます。
年齢的には3歳~小学校の低学年、そして思春期の15歳前後でも出やすくなり、季節は夏場が多いようです。ですが全ての子が皆鼻血が出やすい訳でもありませんので「傾向として粘膜が弱い」ということも理解して、粘膜の強くなる体作りが出来る食事を作ってあげる事も大切でしょう。鼻血を改善する食生活とは
寝ている間に鼻をいじったりなどで無意識に鼻を傷つけている子供もいます
大人の場合は血液や血管がもろくなる病気由来の鼻血もありますが、子供の場合はキーゼルバッハ部位という一般的な鼻血が出る部分が傷ついて出血ということが主な理由です。また現在の学校は空調設備が整っていることで鼻の中が乾燥しやすくなる子もいます。アレルギー以外にも加湿の意味でマスクをさせて事前の対処をするのも良い事でしょう。
子供の鼻血の止め方と受診の目安
鼻血を止める方法
【座った姿勢のまま顔を下に向けて、5分ほど鼻をつまむ】だけです。
もし止まらなければ
【額から鼻のあたりを氷袋などで冷やす】
【ときどき鼻で呼吸し血を酸素で固まらせる】
などで様子を見ましょう。
小さな子なら、大人のひざの上に座らせて後ろから鼻をつまんであげましょう。
もし子供の鼻血が・・・
・長時間鼻血が止まらない(10~15分以上)
・鼻血と同時に発熱などの症状
・中学生になっても頻繁に鼻血が出る
このような場合は病院(耳鼻科)で検査を受ける事をおすすめします。キーゼルバッハ部位よりも奥から出る鼻血は病気由来である事も考えられます。そんな時の鼻血の出方は【ダラダラとずっと出る】ような感じです。大人でも病気由来の場合は洗面器に半分ぐらい出てしまう事もありますので、子供が鼻血が出た時は一緒に観察してあげる事が大切です。
衣類の鼻血や血の汚れをキレイに落とす方法
血液の汚れは少しで早く洗う事がキレイに落とすコツになります。血液汚れのたんぱく質はアルカリ性で落ちやすいという性質があります。血液汚れがついた後すぐに、セスキ炭酸ソーダのようなアルカリ剤を溶かした液につけておくと、汚れのほとんどが落ちてしまいます。その後石けん洗いをすると、ほぼ完全に落とすことができます。
1、必ず水で洗い流します
血液の中のたんぱく質がお湯だと固まってしまい逆に落ちなくなってシミになってしまいます。必ずお水で洗いましょう。
2、漂白剤を使用する場合
漂白剤を使用する場合、最初の水洗いで翌血液ジミが落ちていないと、【血液ジミ】になりやすいので注意です。
必ず水でよくすすいでから漂白剤を塗布しましょう。
3、つけ置き洗いをする場合の注意
つけ置き洗いをする時間の目安は30~2時間ほどです
濃い色の衣類は色落ちの可能性があります。またウールやシルクなどのデリケートな素材は生地がいたむことがありますのでつけ置き洗いはお勧めできません。
子供はいつ鼻血が出るかわかりません。外出先で急にということもありえます。
1、乾いた布かテッシュで応急処置
血液がついた部分を【乾いた】布やティッシュで血液の水分をできるだけ吸い取ります。その後ぬらしたハンカチやタオルなどで何度も叩いて汚れをうつし取ります。
ポイントはシミの外から内に向かって叩くと、血液の輪ジミになりにくいです。
完全に血液ジミを落とせなくても、外出先でできるのはここまでです。後は自宅でシミ抜きとなります。
2、自宅での血液シミの落とし方
自宅ではお水でもみ洗いでできる限り汚れを落としてから、酸素系液体漂白剤でつけ置き洗いをします。
それでも落ちない血液ジミは?
「大根おろしで落とせる」?というおばあちゃんの知恵があります。
大根に含まれる酵素が血液ジミを分解するからという事です。大根おろしをガーゼなどに包み丁寧に血液ジミ部分を叩いてみると落ちやすくなるとの事です。