【即位の礼・高御座】一般参観期間と混雑予想
即位礼正殿の儀
令和元年10月22日（火・祝）
令和元年
5月の新天皇即位から早5か月
10月22日には世界に我が日本の新天皇が即位された事を示す「即位の礼」が催されます。
その時に使用されるのが「高御座」です。
この「高御座」とは日本天皇の玉座のことです。
歴史的で伝統的な皇位継承儀式の即位の礼において用いられ、皇位と密接に結びついている皇位を象徴する調度品です。
その滅多に見ることのできない「高御座」が今年に限り一般参観が行われることになりました。
※即位のパレードは11月10日(日)に延期となりました。
こちらでは
————————————————————
【即位の礼・高御座】とはナニ？
【即位の礼・高御座】一般参観期間と混雑予想
こちらも人気
【天皇陛下御即位・祝賀パレード】全ルートよく見える場所完全解説（決定版）
【即位の礼正殿の儀・即位パレード11月10日】て何?儀式内容とＴＶ中継
————————————————————
【即位の礼・高御座】とはナニ？
「高御座」が天皇の玉座
となりに並ぶ「御帳台」は皇后の玉座になります。
この「高御座」と「御帳台」は日頃、京都府京都市の京都御所紫宸殿に常設されているのですが、今回高御座と御帳台は解体され、トラック８台で民間配送業者により東京に運ばれてきました。
高御座は、そのむかし平城京では即位・朝賀（律令制において毎年元日の朝に天皇が大極殿において皇太子以下の文武百官の拝賀を受ける行事）・蕃客引見（外国使節に謁見）など大礼の際に天皇が着座しました。
現在の高御座は、大正天皇即位の際に古式に則って制作（再現）された物で、玉座は茵（しとね）から椅子に代わり、新たに皇后が着座する御帳台（みちょうだい）が併置されました。高御座は麒麟や鳳凰が描かれた黒の台座に朱色の欄干がめぐらされ、八角形の天蓋を円柱が支える高御座。
天蓋の頂上と外周に計９羽の鳳凰が金色に輝き、紫色の帳の中には玉座が据えられています。
御帳台は高御座とほぼ同じ作りで一回り小さくできています。
近代に入り、明治天皇・大正天皇・昭和天皇の即位の大礼は京都御所で行われましたが、平成天皇から東京で行われるようになりました。
高御座はなぜ八角形？
高御座が8角形の理由を語られる文献は残念ながら見つかりませんでした。
ですが、八角形は「陰」と「陽」を合わせた形といわれ、陰陽説の「宇宙間」を指します。
森羅万象の種を授かる形として古来中国では、風水は政治や祀りごとでも利用されてきましたので
その文化の流れだと思われます。
麒麟・鳳凰の意味？
麒麟、鳳凰、霊亀、応竜と共に「四霊」と総称されています。
・麒麟～王が仁のある政治を行うときに現れる神聖な生き物「瑞獣」
・鳳凰～「聖天子の出現を待ってこの世に現れる」といわれる瑞獣（瑞鳥）のひとつ。
【即位の礼・高御座】一般参観期間と混雑予想
東京国立博物館・トーハク
【開催期間】
令和元年12月22日（日）～25日（水）
令和2年1月2日（木）～19日（日）
※令和2年1月6日（月）及び14日（火）は休館
天皇と宮中儀礼 平成館企画展示室 2019/10/8～2020/1/19
上記、展示会の期間中に高御座が展示されるのでは？と思われます。
料 金：一般620（520）円、大学生410（310）円
開館時間：9:30～17:00（入館は16:30まで）
休館日：月曜日（ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館）
年末年始（2019年12月26日（木）～2020年1月1日（水・祝））
アクセス：JR上野駅公園口、または鶯谷駅南口下車 徒歩10分
混雑予想
令和元年12月22日（日）～25日（水）混雑
令和2年1月2日（木）～5日(日)混雑
1月7日(火)～10日(金)ほどほど
11日(土)～13日(月・祝)混雑
15日(水)～19日（日）駆け込み混雑
トーハクに行くならお正月休み明けの1月7日～10日までが混雑を避けられそうです。
京都御所【開催期間】
令和2年3月1日（日）～22日（日）
※令和2年3月9日（月）及び16日（月）は休園
料 金：なし
※ただし参観申込は「オンライン」もしくは「窓口」でお申込みできます。
(詳細は必ず各参観申込要領を参照してください。）
開館時間：9:00～15:20（最終退出16:00）注・季節により多少異なる
休館日：休止日：月曜日（祝日の場合は翌日）、行事等の実施のため，支障のある日
アクセス：地下鉄烏丸線 今出川駅から徒歩５分/市バス 烏丸今出川から徒歩５分
混雑予想
3月1日（日）混雑
3月2日(月)休館
3月3(火)～6日(金)混雑
3月7日(土)8日（日）混雑
3月9日(月)休館
3月10日(火)～13日(金)ほどほど
3月14日(土)15日(日)混雑
3月16日(月)休館
3月17日(火)～19日(木)ほどほど
3月20日(金・祝）～22日（日）混雑
短期間の観覧機関で、休みと祝日も入るので注意です
高御座は天皇陛下の玉座
次に見れるのは、次期天皇陛下の即位式の時
何十年かに一度のチャンスです。
