【2018土用の丑の日】ナゼうなぎ?土用、丑の日と平賀源内との関係
2018年の【土用の丑の日】は7月20日金曜日です。
「うなぎを食べて夏を乗り切りましょう」と毎年必ずニュースになりますね。
でもなぜ土用の丑の日には「うなぎ」なのでしょうか?
江戸時代からの由来ですが、夏バテ対策に「うなぎ」くらいしかなかったのでしょうか?
こちらでは
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【土用の丑の日】なぜうなぎを食べるのか?由来と平賀源内
【土用の丑の日】土用・丑の日ってなに?
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土用の丑の日になぜうなぎを食べるのか?由来と平賀源内
土用の丑の日の「うなぎ」を食べる由来
土用の丑の日というと「夏に体力をつけるために食べる」というイメージです。
たしかに温暖化の影響か?日本全国30度を超える猛暑で夏バテや熱中症など体力がないとばててしまいます。
しかもかなり昔から「土用の丑の日」はあったわけですがうなぎを食べる由来とはなんなのでしょうか?
・平賀源内説
平賀源内と言えば「発明家?エレキテル?」なイメージなのですが、彼は江戸時代のダヴィンチと呼ばれる天才で
その仕事はというと・・・本草学者、地質学者、蘭学者、医者、殖産事業家、戯作者、浄瑠璃作者、俳人、蘭画家などなど多芸多才な人です。
ある日、売り上げ不振に悩んだウナギ屋が平賀源内に相談したところ「キャッチコピーでも書いてみる?」みたいなノリで店先「本日丑の日」の広告を掲載。
江戸時代の働き方は朝は早いですけど、仕事はせいぜい昼くらいまで。武士の勤務は一勤一休(勤務は昼すぎまで)武士じゃなきゃフリーターみたいな人も多かったので暇な人が多いのです。
そこで通りかかりのうなぎ屋に「土用の丑の日にうなぎを食べよう!」なんて書いてあったら「へーそうなんだ、たべよっかな~」なんてなり定着、その店が当たったので他の店もマネをしだして平賀源内のコピーライターぷりが現代まで息づいているのが「土用の丑の日」のうなぎの起源の一説と言われています。
ちなみに
「丑(うし)の日の“う”にちなんで“う” から始まる食べ物を食べると夏負けしない」とほぼダジャレなのですが、江戸時代はダジャレ看板などもたくさんある時代でしたのですんなり受け入れられたのでしょう。
最近のコンビにもそんな“う”にちなんで「うし=牛」の牛肉弁当なども売っていますね。
ほかにもある“う” から始まる食べ物
梅干し、瓜(胡瓜、西瓜、冬瓜、苦瓜、南瓜)、うどん、土用餅(土用に食べるあんころ餅)
夏が旬の土用しじみ、土用卵と土用餅以降、“う”なんてついていなくても良い事になっているようです。
【土用の丑の日】土用・丑の日ってなに?
実はうなぎの旬は冬なのです Σ(゚Д゚?) エッ!?
でもなぜ夏の土用の牛の日に平賀源内はうなぎを食べるように限定したのか?というと「単に夏は旬じゃないからウナギが売れない」からです。
【土用の丑の日】に限定した理由は?
2018年の土用の期間は7月20日~8月6日まで
「土用」の日は1日だけじゃないのです。
“土用”とは・・・陰陽五行説(ごぎょうせつ)に由来する暦の雑節(古代中国に端を発する自然哲学思想)です。
木・火・土・金・水の5種類の元素からなるのですが、それを四季の春夏秋冬に割り振る人がいて
春=木気、夏=火、秋=金、冬=水と季節にそれぞれ4つの元素を当てはめたのですが、「土」があまってしまいました。
そこで「土は(あまるので)季節の変わり目ってことで。」と定義されたのです。
春=木気
夏=火
季節の変わり目=土
秋=金
冬=水
しかも「土の性質は全ての季節に均等に存在するだ!」とこじつけて、各季節の最後の18~19日を「土用」としたのです。
つまり季節の変わり目と言われる立春、立夏、立秋、立冬の前、約18日間にいつでも土用はあるのです。
とはいうものの、土用でしかも今年の丑の日は7月25日(火)と8月6日(日)の2日 です。
“丑の日”
丑というのは、干支の十二支の中の子・丑・寅・卯・・・、丑のこと。実は毎日の暦・時間の中でも毎日十二支が変わりました。
土用の丑の日は・・・季節の変わり目である18日間にある、丑という日ということです。
なんて平賀源内が言ったかどうかわかりませんが、だいたいこんなところでは?と「土用の丑のうなぎ」説は世間からこう考えられています。