『すばこ』読書感想文あらすじ(ねたばれ)オススメ度・書き出し例文
夏休みの読書感想文に『すばこ』を選ぼうか迷っているお子さんのおやごさん。
『すばこ』は課題図書としては小学校低学年向けの作品です。選ばれる本はその学年の子供たちが考えるのにふさわしい内容と判断されているからです。
問題はお子さんが課題図書に興味を持つか?感想文を終らせられるかどうか?手伝わなければいけなくなるかどうか?などでしょう。
いざ本を読み終わってもお子さんが感想文を書けずにモンモンとしていたらおやごさんとしては何かしらアドバイスをしなければなりません。
こちらでは『すばこ』が読書感想文としてどのような作品か?どのように感想文の書き方をアドバイスしたら良いかをご紹介させていただきます。
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『すばこ』読書感想文あらすじとオススメ度と感想
『すばこ』読書感想文の書き出し例文
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『すばこ』読書感想文あらすじとオススメ度と感想
『すばこ』(ほるぷ出版)
著者:キム・ファン・文 イ・スンウォン・絵
本体価格:1,500円 32ページ
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
巣箱は、ひとが作った鳥の家です。素材も、かたちも、大きさもいろいろ。身近な自然保護であり、作ってみれば毎日がちょっと楽しくなる巣箱、じつはドイツの貴族の男性がはじめたって、知っていましたか?日本ではまだあまり知られていない巣箱の始まりと、その楽しみ方をえがいたノンフィクション絵本。
読書感想文のじょうけん
小学校低学年生向け(1,2年生)の2017年の課題図書です
原稿用紙を使用し、縦書きで自筆してください。原稿用紙の大きさ、字詰に規定はありません。
文字数については下記のとおりです。
・小学校低学年の部(1、2年生) 本文 800字以内
※句読点はそれぞれ1字に数えます。改行のための空白か所は字数として数えます。
※題名、学校名、氏名は字数に数えません。
【読書感想文課題図書】小学校低学年・簡単に読める書ける本はどれ?
簡単に読める度★★★★★
簡単に書ける度★★☆☆☆
こんな人におすすめ
・鳥(動物)が好き、飼っている
・自然が好き
・ノンフィクションが好き
~簡単あらすじ~
ドイツに鳥が大好きな貴族の男性がいました。貴族なので自分の大きな森をもっていたのですが、そこにもっと鳥が来て欲しいので、ヘビやネコをおっぱらったり、鳥の水のみ場を作ったりして、ある日「すばこ作ったらどうだろう?」と思いつき自分の森じゅうの木にすばこをつけたところ、貴族の森だけ害虫の被害からもりをまもることができました。鳥が虫を食べたからです。そこでいろんな人がすばこをマネをして・・・
~オススメポイントと感想~
このお話は鳥の巣箱を普及させた貴族のノンフィクションの話です。
差してドラマチックな話でもありませんので、鳥好きじゃないとピンと来ない子もいるかもしれません。
すばこは貴族の「鳥愛」からのアイデアです。動物が好きで「もっとペットのよろこぶことをしたい」と思える子には向いているでしょう。ただしピンと来ない子にはおやごさんも一緒に感想文を考えなければいけないかもしれませんね。
『すばこ』読書感想文の書き出し例文
・鳥が好き、飼っている子
書き出し例~うちの鳥はおしゃべります。見ていて楽しいし、家の中が明るくなります。だから世話も家族みんなでしています。
着地点~「鳥がいごこちよく暮らせる貴族の気持がわかる」鳥を飼っている家庭なら貴族の鳥への愛情や思いやりの気持もわかるでしょう。その気持の共感と自分なりな鳥への愛情やアイデアを書いてみる。
・自然が好き
書き出し例~鳥が虫から自然を守るなんて知りませんでした。お父さんはそれを食物連鎖だよと教えてくれました。そのバランスが悪いと世界はダメだそうです。
着地点~「自然を守ることはとても大切」鳥も虫を食べて森を守っているのだから、人間がどんどん森を壊したらいけないとおもいます…と無難なまとめと自分でも自然をどのように守るかやっていることがあれば更に◎でしょう
・ノンフィクションが好き
書き出し例~鳥のすばこがつくられるようになったのは、いまからまだ100年前のことだそうです。
着地点~「いっしょうけんめい何かやると少し世の中変える人になるかも」好きなことでもまじめにやると歴史に残る人になるのでなにかにチャレンジしたいなとおもいました。など人生の意欲を表現するのも良いでしょう
きれいな絵本として読む文には楽
感想をきれいにまとめるのは難しい
深い内容がないだけに、大人が掘り下げると食物連鎖的な矛盾点に気付いたりもします。(貴族の森に鳥が集中させすぎたから、他の森が害虫被害でやられたのでは?)小学校低学年の読書感想文ですから表層上の美談を無難にまとめるのがコツ