【読書感想文2018課題図書】中学生向け簡単な本の選び方

読書感想文の季節

2018年の中学生の読書感想文「課題図書」は全部で3冊です。

————————————————————
・【読書感想文】感想文の書きやすい簡単な本の選び方
・「一〇五度」あらすじと読書感想文オススメ度
・「太陽と月の大地」あらすじと読書感想文オススメ度
・「千年の田んぼ」あらすじと読書感想文オススメ度

————————————————————

Sponsored Link

 

【読書感想文】感想文の書きやすい簡単な本の選び方


中学生では、読書感想文の評価は成績に大きく影響しますので出来たらよい評価がもらえるように感想文を書きたいものです。そのための本選びとして中学生の場合・・・
①読書感想文を書きやすい本
②読書感想文を書くのに適した本
 は違ってきます。
つまり「読書感想文を書きやすい本+読書感想文を書くのに適した本」が理想です。

①読書感想文を書きやすい本
【感動系】友達・友情、家族、学校、悲しい話
【ワクワク心おどる系】おもしろい話、冒険・探検、空想(ファンタジー)、ミステリー・推理、歴史
【知らない事が書いてある本】自然、科学、生き物、歴史・伝記、国際社会、世界・日本、環境・自然、社会問題
【自分とくらべられる本】進学・就職、職業、人、病気、障害、伝記・歴史、社会問題
 
②読書感想文を書くのに適した本とは=自分が興味のある内容
自分で本を選ぶ場合「自分がどんな条件の本を読みたいか」をはっきりさせるのがポイントです。
「自分が興味のある内容やテーマ」の本なら「自分の言葉」や「自分の考え」が出てきやすいので読書感想文をストレスなく書くこともできます。

単純に「簡単に読める」本は文字数が少ない本とは限らない
「簡単に読めるつまらない本」でも面白くなければ、感想文は書けません。また「文字数が少ない=引用できる情報や文章が少ない」ということです。
 
「どんな本があるのか」わかならい
そういう場合は「自分が何に興味があるか?」を伝えて「本のプロ」に「●●関係で読書感想文を書ける本」があるか質問しましょう。

【本屋さんで】
・本のポップに注目
・店員さんに人気のある本を聞いてみる
【インターネットで】
・本の内容やあらすじを確認
・読んだ人の感想からおもしろそうな本が選べる
【図書館(学校)】
・その場で読みながら選べる
・無料
・司書の人がいる場合はオススメの本を教えてもらえる
【国語科の先生】
・先生に好きな本や作家がいるか聞いておく
・読んでおいた方がいい「おすすめの本は?」と聞いてみる

特に学校の図書館の本は中学生に適した本で、夏休み期間中の長期間で借りられるので間違いありません。読書感想文の課題図書や図書館にある本は全国学校図書館協議会図書選定基準に適した本なのです。
また、読書感想文を添削する先生でも、本に詳しいとは言い切れませんし、読んでいない本もたくさんあります。ただし国語科の感想文を添削する先生には参考に聞いておくのはおすすめです。

こんな本はNG 
・テレビやインターネットで話題の売れているけど中学生向けじゃない本
・小学生向けの本や、読書感想文に適していない本
・宗教、政治的立場からみた布教・宣伝および一方的批判の内容
・差別的な表現
・人間の尊厳性が無視されている など
  

Sponsored Link

「一〇五度」あらすじと読書感想文オススメ度

『一〇五度』あらすじと読書感想文の例文2作品と書き方ポイント

都内の中高一貫校に、編入した真は中学3年生。スラックスをはいた女子梨々と出会い、極秘で「全国学生チェアデザインコンペ」に挑戦することに…!中学生としては前代未聞の、この勝負の行方は?椅子デザイナーをめざす少年の、熱い夏の物語。

読みやすさ★★★★☆
感想文の書きやすさ★★★☆☆
面白さ★★☆☆☆

【自分とくらべられる本】進学・就職、職業

こんな人におすすめ
・小説を読みなれていない人
・将来のやりたい事や夢が決まっている
・優等生である
・比較的裕福な家庭の子

『一〇五度』の読書感想文のポイント
中学生になると、将来について現実的に考え出すのにちょうどいい時期なのかもしれません。なぜならば将来の目標があるならそれに向けて準備する機関が長い方がたくさん準備できるからです。「夢があっても現実って厳しい…」「将来の夢とかやりたい事とかわかんない」そういう人もいるでしょうから、読む人を選ぶ作品といえそうです。
 

太陽と月の大地あらすじと読書感想文オススメ度

 

『太陽と月の大地』あらすじ(ネタバレ)と読書感想文の書き方例文

16世紀スペイン。キリスト教徒の伯爵令嬢マリアと、伯爵家に長年仕え友情を育んできたイスラム教徒の家に生まれた少年エルナンド。ふたりの間には恋が芽生えるが、やがて両家の人々は異なる宗教・民族間の対立に巻き込まれていく。悲惨な戦争の果てに、エルナンドは故郷を追われていく……。宗教や民族の違いによって引き裂かれ、運命に翻弄される人々を描いた歴史小説。

読みやすさ★☆☆☆☆
感想文の書きやすさ★☆☆☆☆

【知らない事が書いてある本】歴史・伝記

こんな人におすすめ
・恋愛に興味あり
・宗教問題に興味がある
・戦争や紛争の原因に興味がある

「太陽と月の大地」の読書感想文のポイント
うーん…コレはかなりとっつきにくいです。
スペインで1980年代に書かれ、30年以上読み継がれてきた有名な児童文学。ページ数も短いのですが、それでも読み始めしょっぱなからメンドクサさを感じます。
16世紀スペインの時代背景への知識がないとまずはわかりにくく感じますし、争いの不毛さを学ぶにはよいのですが、物語としては、展開が早すぎるのと、不必要に登場人物が多すぎるのとで、楽しみにくく本書の登場人物図を何度も見返しながら読むことになります。
基本は「宗教や紛争における人々の悲劇」に感じとった感想を書くのが目的の1冊ですが、この本じゃなくてもほかにあるんじゃない?という感じです。「あえて難解なものにチャレンジし立派に読書感想文書いて、優秀さアピールしてやるぜ」という生意気盛りな中学生にはおすすめ。
 

「千年の田んぼ」あらすじと読書感想文オススメ度

 

『千年の田んぼ』あらすじと読書感想文・課題図書のおすすめ度

秘境の離島に、聖徳太子の時代の日本最古の田んぼがある?!
いったい誰が? なんのために? どうやって残っているのだろうか?
古代の謎や当時の人々の工夫など、ひとつひとつ解きあかしながら日本人と稲作の深い関わりに迫っていく、時空をこえて楽しめるノンフィクション

読みやすさ★☆☆☆☆
感想文の書きやすさ★☆☆☆☆

【知らない事が書いてある本】歴史・伝記

こんな人におすすめ
・ブラタモリ好き
・農業に興味がある
・歴史や地理に関心がある
・寛容で寛大な子
・話を要約できる能力のある子
・忍耐力のある子

「千年の田んぼ」の読書感想文のポイント
農業や地方史・歴史に興味がなければ圧倒的にむずかしい本です。ページ数も少なく表紙カバーも親しみやすいのですが内容が農業や畑や地方史などに興味がある子じゃないと苦痛しか感じないつまらなさなのです。逆にこの本のおもしろさを読書感想文で誰かに伝えられるよな読解力・解説力に自信があるのならチャレンジしてみるのも良いでしょう。

今年の中学生の課題図書3冊の共通テーマは「難解」と言えそうです。
全学年の課題図書としては中学生向けの本が一番難しいように思え、まだ高校生向けの課題図書の方がとっつきやすい印象があります。

【読書感想文2018課題図書】高校生の簡単!読める!書ける本の選び方

課題図書じゃなくても良い本はたくさんありますので、感想文が書きやすい本探してみましょう~( ^ ^ )

関連記事と広告


関連記事


サブコンテンツ