【おちょやん・あらすじネタバレ】7週「好きになれてよかった」おちょやんの「太陽の女カルメン」のモデルの映画

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【おちょやん・あらすじネタバレ】7週「好きになれてよかった」


2021年1月18日(月)
鶴亀撮影所での初日、撮影現場で監督を激怒させる千代。
先輩の大部屋女優からは「新人は早めに来て掃除するものだ!」と怒鳴られたり、嫌がらせでワンサ(エキストラ)の読み合わせにも遅れていき、要領を得ない千代は大失敗の連続。親切なのは小暮のみだが、初潮の口利きで入ったから気に入らないのだろうし実力認めさせるしかないと言われる。千代は憧れの高城百合子に偶然再会するが、ムシされてしまう。百合子は思い出しても九官鳥のレイチェルい似てるとしか思い出せない
洋子からは「どんな役でも絶対手を抜かない」と良いアドバイスをもらえ気持ちを新たに出勤したが、役をはずされる。

2021年1月19日(火)
千代は大部屋では「口利きで入ったくせに撮影止める」と言われた通り、ワンサを下ろされていた。撮影所で偶然再会した「太陽の女・カルメン」主演女優・高城百合子の存在だった。カフェーの仲間からの励ましもあり、前を向く千代だったが、それでもめげない千代は、撮影所に新しい居場所を見つける…ワンサの仕事がない千代は整髪部で髪結い見習いとして動いていた。ある日大部屋の意地悪なヤヨイ先輩が急遽髪をやってほしいと飛び込んできた。ほかの女優は順番通りに並べと言われるが、千代が高城百合子の撮影のために助けて髪を作った。それがきっかけで千代は大部屋で鏡のある場所に席をもらい、ワンサの仕事もヤヨイから回してもらえた。しかし、ワンサでの恋人役の芝居のヒドさに監督が激怒。女優を続けるなら、今すぐ恋をしろと忠告を受け、また下ろされてしまう始末。カフェでも真理に「誰かと恋人になるのが一番」とアドバイスされ、恋人のマネを助監督の小暮に恋人のフリを頼むことを思いつく。勇気を出して伝えると小暮は快諾。デートをする話にも発展するが、その一部始終を何故か一平に見られた…

2021年1月20日(水)
小暮から活動写真に誘われた千代は、はからずも初めてのデートをすることになる。カフェのみんなに相談して洋服を着て撮影所での待ち合わせに出向いたが小暮の担当の「太陽の女・カルメン」が終わらず待たされている間になぜか撮影所にいる一平で出くわしてアタフタ。一平からはニヤニヤと「アホやなぁ役者なんてやるもんやあらへんのになぁ」と言われた捨て台詞に訳が分からずポカンとする千代…。
小暮は結局撮影が長引き、活動写真写真に間に合わず食事をしに行き、小暮から「千代を利用していた…撮影のストレスで千代と話すとほっとして元気になれた、千代がいてくれてよかった」と言われ千代は本当に小暮が好きになってしまう。

2021年1月21日(木)
恋をして動揺を隠せない千代は翌朝、小暮と会うも普段通りに接することができない。しかし小暮の口から一平の一座が解散したらしいと知ることになる。一方、混乱を極める「太陽の女・カルメン」の撮影現場から高城百合子が逃げ出している最中鉢合わせてかくまう千代。「いつか主役を張れる女優になります」というと「この世界にいたら遠慮しちゃダメ」「ただし自分は騙しちゃダメ」「私たちは自由なのよ」と会社に口をきいてくれるという。だが百合子は相手役と失踪してしまい撮影所は大混乱に陥る。ジョージ本田が撮りなおす事になった。スタッフたちが言う百合子の悪口を小暮がかばってケンカして、小暮が百合子のことを本気で好きだったことを知り落ち込む千代。だが「太陽の女・カルメン」を新キャストで撮り直すことが決まり、千代が脇役として大抜擢される。それは百合子の置き土産だった。

2021年1月22日(金)
千代の役は、他の女性を好きになった夫に捨てられる妻という役柄だった.
その頃一平は鶴亀撮影所の社長に脚本を見せても「オヤジを超えたいならオヤジを知ることだ」と足蹴にされる。一平も小暮も千代に元気をもらおうとやってくるが千代自身も芝居をダメだしされて落ち込んでいる。さらに小暮からは「高城百合子が好きだった」と告白されて苦しくなる千代。
翌日の撮影での千代の芝居は親身に迫っていて監督からも褒められる。千代は「いつか高城さんみたい役者になります、その時は小暮さんの映画に出してな」と小暮と握手をし初恋は終わった。
一平はいつのまにかいなくなり、そうやって3年が過ぎ千代は中堅の女優としてどうにか名前の出る女優に育っていた。
そしてテルヲの影が忍び寄っていた。

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おちょやんの「太陽の女カルメン」のモデルの映画

今週もまたまた千代ちゃんの容量の良さと運の強さで、下っ端大部屋女優から整髪部→ワンサ→代打で脇役へととんとん拍子に出世する千代ちゃんです。
ですが、厳しめの整髪部の髪結いの先生はきつく命令されても素直に返事していう事を聞く千代ちゃんに「見込みがある」と気に入ってもらえ、大部屋先輩のヤヨイさんの髪も急遽結ってあげることで、大部屋の中に居場所を作ることができました。

人に気に入られるというのは難しいものですが、コビるというより相手にビビらないで素直に言葉を受け止めたり、困っている人にサッと手を出すという事で倍になって返ってくるものなのでしょう。人との距離感が難しくなっている今の世の中でも覚えておきたいですね。

そして井川遥演じる自由な大御所女優「高城百合子」が逃げちゃったので、映画全体の配役が変わり百合子さんのゴリ押し効果でワキ役を得ることができました。この「太陽の女・カルメン」という劇中劇はおそらく大正14年・1925年)の日活映画「東洋のカルメン」という作品で実際の監督はフランク徳永という人だったようです。人気が出たのか1926年には「続東洋のカルメン」も作られたのですが、なにせ古すぎてどんな内容の映画かわかりません。
「カルメン」と聞くともう少し有名なのが1951年「カルメン故郷に帰る」高峰秀子主演で日本初のカラー映画で、ビキニなんかで歌い踊るという作品。「東洋のカルメン」の26年後ですから千代ちゃんのモデル浪花千栄子さんも「時代が変わった・・・」とカルチャーショックだったのでは?と思われます。

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