【おちょやん・あらすじネタバレ】5週「女優になります」~山村千鳥のモデル村田栄子もキツイ性格?
【おちょやん】今週のあらすじ5週「女優になります」
2021年1月4日(月)
大坂を逃げてきた千代はあてもなく京都につき住み込みで仕事をみつけようと入ったのは女優が務める「カフェー・キネマ」と言う店。
給料はチップのみでそこから2割手数料が取られ、食費も取られ女給たちもワケアリの曲者ばかり。今でいうキャバレーと同じカフェに千代はおじけづいたが、同じ境遇で同室の真理から色々教えられ気合を入れて頑張る。クレーム客を見事な機転で追い返した千代に東京から来ていた映画会社の人が「映画に出ないか?」と誘ってきた。
2021年1月5日(火)
鶴亀映画の黒木の誘いに千代は混乱し「やすやすと女優になれるわけがない」と返事は翌日にのばした。
真理の「有名になったら家族を見返せる」との言葉に行方知れずの弟ヨシヲに会えるかも、と思い付き俄然やる気になる千代。ところが黒木は詐欺で捕まり、千代は出資者の好みのタイプなので選ばれたと刑事に言われる。大部屋女優の女給洋子にはキツく嫌味を言われるもめげずに明るく仕事を頑張る千代。だが閉店後の誰もいない店で千代は悔しくて涙を流す。
2021年1月6日(水)
この騒動をきっかけに自分の本当の思いに触れ、千代は戸惑う。
真理と洋子が、女優試験に合格したと喜ぶ姿を目の当たりにした千代。ようやく自分の気持ちに気づき、女優になりたいという正直な思いを告白する。その日以来、千代の撮影所通いが始まった。しかし約束も無いまま、守衛に門前払いを受ける日々。そんな折、真理の紹介で山村千鳥一座という劇団の試験を受けることに。千代の前に現れたのは、鬼の形相の山村千鳥、その人だった…
2021年1月7日(木)
山村千鳥の前で芝居の試験を受けてみた千代。そのヒドすぎる芝居に千鳥はキレたが千鳥の家の家事手伝いをする「付き人」としてなら雇ってもいいという事になった。千鳥の家はあまりにも散らかっていて、掃除をしてもしても毎日散らかり放題。しかも「板の間の雑巾がけをする」「洗濯物を洗ふ」「新聞の文字の間違ひを見つける」「時間が空いたら一座のビラを百枚貼って回る」「家の周りを注意深く一周する」「反対周りでもう一周する」「四つ葉の白詰(シロツメ)草を探す」とワケの分からない支持までされる。おまけに千鳥自身が芝居の練習をしている様子もないのに一座の役者には鬼の形相でダメ出し連続。座員の清子がきた経営状況も悪いので「人気の漫画を芝居化してはどうか?」と脚本を書いてきた。それに激高した千鳥は「図に乗るんじゃない!」とマンガの脚本を庭に投げつけ提案を受け入れない。
2021年1月8日(金)
千代は投げられた脚本を集めて千鳥に渡すが、客に媚びを売る内容はヘドが出る」「出ていけ」と言われ、千代も「アンタになんか芝居を学びたくない」と啖呵を切って出て行ってしまう。
カフェで落ち込んでると清子が店に来て、グチを吐きつつも「山村千鳥が大好きだから独立できない」とつらい立場の芝居をやりたい女たちを拾ってくれたのが千鳥で、結婚も失敗したがクローバーをみつけて生きなおすことにしたと聞かされ、千鳥を許してくれるよう千代は頭を下げられる。夜半に千鳥の自宅を覗くと練習し大汗をかいて着替えながら猛練習する姿があった。翌朝、千代は千鳥に土下座しもう一度使ってもらえるよう頼む。だがずっと雑用は嫌だと付き人の仕事に戻る。机の上にある四つ葉のクローバーを千鳥はみつけ微笑んだ。
【おちょやん】感想とネタバレ・山村千鳥のモデル村田栄子もキツイ性格?
今秋から登場の「山村千鳥」はどう考えても「月影千草」を模してるんですね、と思える週の「おちょやん」。なんの芝居をやっているのかわかりませんが「紅天女」的な芝居をやっている千鳥の回想シーンもありましたし、そういえば主人公・千代も芝居が大好きでおちゃこの仕事中に芝居をついつい除いてしまうという、まるで北島マヤのような芝居への情熱がありました。ですが片目は前髪で隠すのね…と。
ですが、あまりに芝居好きばかりをフューチャーしてしまうと「ガラスの仮面」化して本来の物語から遠ざかりそうです。千鳥の厳しさは大阪の篠原涼子・シズをオマージュさせる「愛のある厳しい女性に鍛えられました」という事を表現したいのかもしれないのか?訳の分からない「新聞の文字の間違ひを見つける」「家の周りを注意深く一周する」「反対周りでもう一周する」などベストキット化した指令は後から千代に女優として効いてくるのだろうとは、思いますが今週はクローバー以外は謎のままです。
山村千鳥のモデル村田栄子もキツイ性格?
実際に山村千鳥のモデルがいて、実在する村田栄子一座の女優でものすごいキツイ性格の人だったそうです。
ドラマでは詐欺師にだまされますが、千代のモデル・浪花千栄子は実際は撮影ふりして資金集めするインチキプロダクションに入って倒産し、監督の紹介え村田栄子一座に入っています。そこで女優より屋敷奉公したかったのですが、浪花千栄子さん地頭が良かったのか、物覚えが良くそれを気に入った栄子に弟子にされていまい、舞台袖からセリフを教えるプロンプターという仕事をさせられます。
次の週は「漫画を芝居に」と言った作品「正チャンの大冒険」が物語のキーポイントになります。
まぁ、当時女性で芝居一座の座長をやっているなんてかなりバリバリのキャリアウーマンで凶暴なくらいじゃないとつとまらなかったのかも?たしかに結婚との両立は難しかったのでしょう。現在ではかなりのパワハラ座長で実際、浪花千栄子さんはかなりひどい目にあっているらしいのですが、その辺は村田栄子さんの名誉にかかわり、若村麻由美さんもイメージダウンにつながるのでお茶を濁して終わりでしょう。
芸能関係の少ない枠にいるといつの時代も「ハラスメント」という言葉は使えないかもしれないなぁと感じました。
今週の千代ちゃんはですが「付き人だけで終わりません」とバリバリ役者になる気満々です。今回の朝ドラ「おちょやん」は杉咲花さんにやたら顔芸を求めていいる気がしてならない第5週でした。
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