【わたしたちのカメムシずかん】あらすじ・ネタバレと読書感想文の書き方のポイント


こちらでは
2021年の「第67回 青少年読書感想文全国コンクール」小学校中学年の部(3,4年生)の課題図書「わたしたちのカメムシずかん:やっかいものが宝ものになった話」の「あらすじ・ネタバレ」と読書感想文の書き方のコツ・ポイントをご紹介いたします。

「わたしたちのカメムシずかん:やっかいものが宝ものになった話」
発売日:2020年05月22日頃
著者/編集:鈴木海花, はたこうしろう
レーベル:たくさんのふしぎ傑作集
出版社:株式会社 福音館書店
ページ数:40p

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『わたしたちのカメムシずかん』あらすじ・ネタバレと感想・こんな子にオススメ 
『わたしたちのカメムシずかん』読書感想文の書き方のポイント

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『わたしたちのカメムシずかん』あらすじ・ネタバレと感想・こんな子にオススメ

あらすじ・ネタバレ

『カメムシ』ときくと、たいていの人が『わっ、あの臭い虫か』と顔をしかめます。せんたくものについたり、家のなかにはいってきたり、農作物をダメにしたり――どこでもきらわれている『やっかいもの』として有名です。
岩手県の葛巻は小さな山あいの町です。そこに全校児童が29人というちいさな小学校があります。
この地方では大量のカメムシが11月ごろから冬を越すため建物の中に入って来て、春になると出て来るのでみんなで掃除をするなどやっかいな思いをします。
ある春の朝、校長先生は楽しそうに提案しました。『カメムシにはいろんな種類がいるようです。よく見ると形や色、種類があるようです。みんなで『カメムシはかせ』になりましょう!』町全体が迷惑しているカメムシなので、その提案にみんなとまどいました

学校全体で始まったその取り組みでは、カメムシを見つけたら写真をとり、図鑑で名前をしらべ、見つけた日時や場所、気がついたことなどの記録とともに、標本としてポリ袋にいれたカメムシを廊下の壁にはりだすことにしました。するとカメムシは本当にいろんな種類がいて、廊下の壁にはりだされるカメムシの数は、どんどんふえていきました。

みんな「新種を見つけたい」という気もちをかきたて楽しくカメムシ収集をするようになり、校長先生はカメムシ専門の図鑑を買うことにしました。
そしてカメムシの生態や種類の多さ、臭いの秘密やどうして建物に入ってくるのか?など、身近なのに知らなかったことがたくさんあるとわかったり、いろんな虫に興味を持つ子も出てきました。30種類ものカメムシが集まったころ一人の子が『せんせー、カメムシはぼくたちの宝ものだねっ』と言いました。

イヤだっただけのカメムシが、今では『宝もの』に思えるようになった――そこで校長先生は集めたカメムシの記録をまとめた「カメムシずかん」をつくることにしました。そして間違いがあっちゃいけないと、カメムシの研究をしている2人の博士に町に来てもらい特別授業をしてもらいました。博士たちは「春になったらまたくるね」と言ってくれて、生徒たちは春にカメムシが出るのが待ち遠しくなりました。

 

読みやすさ ★★★☆☆
感想文の書きやすさ ★★★☆☆

こんな子におすすめ
・虫好き
・理科好き
・観察好き

【作者のねらい】
・苦手や嫌い、は相手のことを知らないから。「やっかい者」の生態を知ることで「嫌い」を「興味」に変えて欲しい
・虫を観察・収集することで、いろんな生物に興味を持ってほしい

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『わたしたちのカメムシずかん』読書感想文の書き方のポイント

読書感想文・用紙と字数のルール その他の詳細
原稿用紙を使用し、縦書きで自筆してください。原稿用紙の大きさ、字詰に規定はありません。
文字数については下記のとおりです。
小学校中学年の部(3,4年生)本文1,200字以内 
※句読点はそれぞれ1字に数えます。改行のための空白か所は字数として数えます。
※題名、学校名、氏名は字数に数えません。

 

読書感想文の書き方
     
    ・この本を選んだきっかけ
    ・簡単なあらすじ
    ・感想、疑問点など(特に面白かったところ、感情が動いたところ)
    ・自分の意見、似たような経験談
    ・本を読んでの意見(本を読んで学んだこと、自分の意見、今後の生活に生かしていく。など) 

ポイント1・カメムシが好きになったのはいいけれど…
この町はカメムシの害に悩んでいますが、カメムシの研究をして理科好きになりみんなが「カメムシ博士」になったけど、カメムシの害をどうやったら防ぐことができるのか?は研究されませんでした。
そこから「どうやったらカメムシの害を防げるか?」を調べるのもおすすめです。
・家の中に入るのをどうやったら防げるか
・洗濯物につかなくする方法
・農家の人のカメムシ対策はなに?

ポイント2・悪いカメムシと良いカメムシもいる
嫌われ者のカメムシですが、種類が多い分、中には益虫(えきちゅう)※となる種類もいます。
※益虫…何らかの形で人間の生活に役に立つ、昆虫など小動物のことを指していう言葉。害虫の反対の意味。
それがヒメハナカメムシ類です。農家にとって困るのは虫が創った作物を食べる事です。
害虫であるハダニやアザミウマをヒメハナカメムシ類は捕食してくれるのです。ヒメハナカメムシにアザミウマを食べさせることで、農薬を使わずアザミウマを退治してもらえます。
逆に農作物の果実の栄養を吸ったり、臭いを付けてダメにする悪いカメムシもいます。


ポイント3・カメムシは人間の役に立つ?
ヒメハナカメムシを「生物農薬」として使うための研究も行われています。またカメムシのにおいの成分は、ごく少量香水の材料にもなるそうです。カメムシの特徴はそのきょうれつな臭いを出すところです。臭いで自分が死んでしまうくらいスゴイのですから、それを人間の為に利用することはできないか?というアイデアも良さそうです。例えば「シカやクマが人里に降りてきて困る」というニュースがありますが、カメムシで対策はできないか?など

ポイント4・葛巻町はなぜカメムシがたくさん出るの?
「カメムシの大量発生」は葛巻町だけじゃなくて、全国的に困った問題になっています。
でもカメムシに悩まされない地域もあります。なぜならば自然が多い場所がやはりカメムシがたくさん出るからです。
カメムシはスギやヒノキの実を主食としていて、その実が多い年はカメムシも特にたくさん発生するのです。また地球温暖化で暖冬だとカメムシは冬を乗り越えて生き残ってしまうので、春にさらに大量発生します。
カメムシが冬の間かくれられる場所を失くしてしまえば、春には出てくる数が減ると言えそうです。

ポイント5・カメムシと共存共栄できる?
『わたしたちのカメムシずかん』の中では、カメムシをたくさん集めて調べることで「宝もの」のような達成感を感じています。
でも生活面でのカメムシの問題は解決していません。
ですが、カメムシの生態を知ることでカメムシを完全に出なくなることは難しいこと。農業で役に立つカメムシもいること。地域のスギやヒノキを他の木に植え替えればカメムシは減るという問題解決の糸口もみつかりました。
「まずは敵を知ること」という言葉は「相手の特徴や弱点を知る」ことで対応の仕方がわかることです。
撲滅させるのは難しいなら、どう対応したらいいのか?を知ることは「共存共栄、共に生きる」という事です。

【読書感想文2021・小学生3.4年生の課題図書】あらすじ・感想文書き方と本の選び方


・「嫌い」なモノもよく研究する事で、「嫌い」は「興味」に変わることもある
・研究をかさねる事は自信につながる
・勉強や経験をかさねると、その世界のもっとすごい人に会えるチャンスがくる
・研究の結果を「宝物」にするか?「やっつけるか」?選ぶこともできる


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