【2023酉の市日程・熊手の買い方】値段予算・大きさ「熊手選び方」


2023 酉の市
一の酉:11月11日(土)
二の酉:11月23日(木)

酉の市で熊手を買う
ことしの酉の市は二の酉(2日)です

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お商売をしている方なら商売繁盛を願って毎年熊手を購入しているお店や会社もあることでしょう。

もちろん一般のご家庭でも熊手は購入しても良いものなのですが「毎年大きいものに買い替える」というのはハードルが高いものです。また商売しているわけじゃないけど、金運UPしたい。でもそれ以外にも運気を上げるにはどんな熊手がいいのでしょうか?

■こちらでは
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【酉の市・熊手】値段予算・選び方・毎年大きくしなければいけないのか?
【2023酉の市・熊手】商売繁盛・金運叶える縁起物の意味
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をご紹介します。

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【酉の市・熊手】値段予算・選び方・毎年大きくしなければいけないのか?

 

熊手は「福をかき込む」と言われ、商売繁昌の縁起モノです。運を「かっ込む」福を「はき込む」といった開運招福・商売繁盛を願った江戸時代からのダジャレの利いた縁起物です。もちろん一般の家庭でも金運アップを狙って購入しても良いものですが、熊手の買い方や大きさや選び方、だいたいの相場もなれない時はわからないものです。
「熊手は年々大きなモノに換えてゆくのが良い」とはされていますがお商売でも家庭内でも飾れる大きさには限度があります。

・熊手を初めは小さく買うなら幾らから
小さな熊手は1000円くらいからでもあります。
一般的には縁起担ぎのものですので「年々大きくしていく」ものです。お商売などの売れ筋は2,3万の熊手ですが、なかなか天井知らずで最高100万円なんて値段も大きさもBIGな熊手もあります。ですので毎年購入するお商売する人もだいたい同じサイズしか購入しないのが一般的です。
 

・小さい熊手 1000~3000円
・個人商店 5000~15000円
・中小企業 10,000~30,000円
・大企業 30,000~20万

 
ですが「これ以上大きなものにしたくない」「意外と邪魔だった」「熊手で破産する」と思ってもそれ以下の小さいものにするのは縁起が悪いと言われます。毎年続けて購入するなら縁起を担いで大きいサイズにするか同じサイズのものにしましょう。

・熊手の色のランク順に買う?
熊手には色で見分けるランクがあり
【黄色⇒赤⇒紫⇒金】でこの順番に購入すること。
いきなり金のものも購入もよろしくない。

との説がありますがどうやらこれの根拠の出どころが不明と言えます。

熊手製造販売店と浅草の関東三大酉の市の行われる長国寺で聞いてみたところ

「色によるランク分け?ちょっと聞いたことがない」との回答。

そもそも熊手は鳥系の神社での祭事で神道は色による階層はない宗教ですのでこだわりもありません。
仏教ならお坊さんが袈裟の色で階層がわかりますが、それでも熊手に関しては得に色の決まりはないと回答されています。お好きな色味のもので大丈夫です。
 

・熊手を値切るのは縁起悪い?
商売繁盛の願掛けでもある熊手ですから、値切るのは縁起悪いと言われます。

またお店の人と「値切り交渉を楽しみたい」人も値切った分だけご祝儀を渡すのが通例とされていますので、結局安くは買えませんが酉の市の熊手店でも値段は明確にされていますので「ご予算に合わせて」が今の時代の通例です。

・熊手を買ったら手締めはみんなにするの?
熊手というと熊手屋さんと値切り交渉成立、購入しましたとなった時に景気づけに「よぉ~おっ!」っと手締めしてくれる光景が印象的なものです。
ですがそんなに高額じゃない1000-2000円程度だと手締めはしないことが多いです。
もしやってもらいたかったら「ご縁起なので小さくて結構ですからお願いします」とお願いするとダミ声で「わっかりましたぁ!では、 ぃょ- 」って小さく手締めしてくれます。また小さくても豪華な装飾の高級品は自動的に手締めに至ります。手締めは熊手の金額次第です。手締めされると通行人の方も注目しますからそれが恥ずかしい場合断ることもできますし、「小さくお願いします」とリクエストをすれば「ぃょ- 」と小さい手締めにしてもらえます。

・熊手を作ってもらうには?
酉の市ではなく直接熊手屋さんにオリジナル熊手を作ってもらうには常連さんになるのが基本です。常連さんだとだいたい8,9月頃注文が入るそうです。お客さんの希望の差し物(飾り)に合わせるのでその内容次第で作る手間暇が変わります。一見さんやまだ熊手を購入して年月の浅い人は酉の市のその場で差し物を増やすカスタマイズもしてもらえるのでまずは何年か買い続け常連になる事が必要です。

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・熊手の領収書はもらえる?経費で落とせる?
お商売やっている人なら「経費で落としたい」気持ちは山々でしょう。神社から授与された場合は領収証「神納証」などの明細を頂けます。
なんと社用の熊手は『福利厚生費』の経費で安全祈願の用品として経費で落とすことができます。高額な熊手はやはり社用で購入する方の方が多いでしょうから熊手屋さんも領収書は用意しているようです。

・神社と露店の熊手の違い
酉の市や鳥系の神社で行われるものですが、寺社オリジナルの熊手「かっこめ」熊手守りも販売されている場合があります。かっこめは小さくシンプルな熊手で稲穂や破魔矢、おかめなどを付けた福をかっこむお守りの事です。商売繁盛・家内安全などを祈願したものです。熊手屋さんではなく寺社で授与されますので神棚や仏壇がある場合はそこに祀るものです。
熊手屋さんで購入する場合は毎年大きいものを買うのがならわしですが、神社のかっこめは大きさもデザインも値段も毎年変わりませんし、続けて同じものを購入しても問題ありません。
なお毎年決まった神社やお寺で販売している熊手店の熊手にはその寺社の名が明記された祈願シールが貼ってあり、熊手自体は御祈祷されていませんが、そのシールにはややご利益がありそうです。
華やかさは熊手屋さんの方がありますが、神社のかっこめは御祈祷されているのでお守りとなります。

・三の酉の火除守り
「三の酉まである年は火事や、災いが多い」との故事にならい三の酉だけ授与される火除守りが浅草田圃酉の寺・長國寺で授与されます。一説によると「酉の市でみんな夜中に出かけて家を空けるので火事になりやすい」なんて説もあるそうです。三の酉がない年は授与がないのですが「お守りだから毎年守られたい」という場合、三の酉に授与された火除守りは祀りっぱなしで良いそうです。二の酉には火事の心配が薄い年ですから無くてもいいのですが、それは好き好きだそうです。


熊手はラッキーアイテム
熊手屋さんの熊手は御祈祷されていませんので神様が宿っているわけではありません。あくまでも祈願していない熊手は飾りですので、願掛けや熊手を見て「頑張るぞ」と決意を新たにするようなラッキーアイテムと思ったほうが良いものです。ですが「少しでも効能が欲しい」とお考えなら酉の市が行われている寺社で熊手の御祈祷を行っている場合があります。その時は購入した熊手を御祈祷でパワーアップしてみるのも良いでしょう。もし熊手店でそのまま飾り1年たって処分の時が来ても御祈祷されていない場合はお住まいの地域の資源分別に従って分解し、処分してかまいません。

熊手は最初は小さいサイズから購入して、年々に大きくしていくものの、販売されている熊手のデザインも今は自由度が高いです。飾るスペースなど考慮してお好みのものを選ぶのが良さそうですね。

「熊手も信心から」です

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