【話が長い人への対処法】聞き上手になる返し方と話を理解する方法
「話し上手より聞き上手」と言いますが、「聞き上手」は単に聞くだけじゃなく、相手が話しやすくなる「あいづち」や「質問」をします。
つまり、考えながら話を聞いているので、聞き上手は話すより忍耐と思考力が必要になるのです
ビジネスでもプライベートでも、相手の話が長いと「この人、話長いし、意味不明」とウンザリしてくるのは、話を理解しようと考えるのが大変だからです。
何を話しているのか理解して、上手にリアクションを取れる返しができる人は周囲から「デキる!」「いい人!」と思われます。
こちらでは
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【話が長い人への対処法】聞き上手になって話を理解する方法
【話が長い人への対処法】嫌われない返し方と聞いてほしいだけの話の見極め方
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【話が長い人への対処法】聞き上手になって話を理解する方法
①聞き上手になって話を理解する
なにがテーマの話か?を理解することです。
わかりずらい長い話は、そこにたどり着くまでの「前提」やどうでもいい「登場人物」「エピソード」が出てきて話の要点がわかりにくいのが特徴です。逆に必要な情報が欠如している場合もあります。人の話を聞くときは「構成分け」して、ポイントを押さえて聞くと質問や共感・矛盾点も理解することができます。
その1・【3WHAT・3W・3W】の話のポイントを押さえる
・ナニについての話か?(定義)
・今、ナニが起こってるか?(現象)
・今後、ナニが起こりそうか(結果・予測)
●3W~テーマの3つの「展開」
・WHY(なぜ)
・WHERE(どこで)
・WHEN(いつ)
登場人物の話、3WHATと無関係のエピソード、言い訳などが入ることもあります
●1H~どうするか?どうしたか?
・HOW(どうするのか(未来予定)どうしたのか(過去結果)
話し手自身の結論、物事の結論など
【3WHAT・3W・3W】を意識して聞くときは
・その人の話の要点と不要点
・説明不足と感じる箇所への質問
・強調している部分への共感ポイント
その2・【話の構成】でポイントを押さえる
「話の展開」 →3W
「意思・希望」 →1H
「結論」 →3WHAT、1H
【話の構成】を意識して聞くときは
・何の話?(3WHAT)か?
・テーマの原因(3Wのナゼ・理由)を話しているか?
・意思表示(1Hどうするのか?)
・結論(3WHAT、1H)が出ているか?
「結果」→「原因」のみを話す人には
話の展開(3Wのナゼ・理由)「なぜそうなったのですか?」と質問ができます。
定義(なんの話?3WHAT)を話してない→「それはいったい何の話をしているのですか?」
結論(1Hどうするか?どうしたか?)がない→「結局どうするのですか?」
と、的確な質問ができます。
②話を聞きたい態度をとる
長くてよくわからない話でも「あなたの話に興味がある」という態度で、上手にあいづち・質問・情報不足を聞きだし、話しやすい雰囲気を作り、理解してあげるのが「聞き上手」です。ウエルカムな態度で話を聞いている人には話し手も安心して話すことができ、話下手でもスムーズに話せるようになり、話を短くできるかもしれません。
②話を短くするあいずちをする
話し手の感情、途中のエピソード、言い訳、重要でもない人物などの話で長くなりそうになったら、その部分をオウム返しする、共感の言葉を言うなどで話し手が「理解された」と思い満足します。よく対談番組とか、テレビ番組のコメンテーターがメモしているのは、聞いている話のどこが要点に当たるのか?メモしている場合もあります。
・報告、連絡、相談や共感を得たい、受け入れてもらいたい
・おだてたい、慰めたい、勇気づけたい、叱りたい、喝を入れたい
・教えたい、影響を与えたい、自慢したい、見栄を張りたい
・セールスをしたい
・洗脳したい
・詐欺などで騙したい などなど
人は自分の目的意識が強い人ほど、「自分軸」で話が長くなります。「感情論」「不満」「不安」にまつわる部分が長かったり、本人が混乱している、考えながら話している場合も「結論」がないので長い話になります。
逆に、いかにわかりやすく感じよく、聞き手に伝えるか?を考える場合「相手軸」で話します。
時間が限られている講座やユーチューバーも台本を作りますし、セールスやプレゼンテーションなど相手に受け入れてもらいたい場合は特にそうです。丁寧な詐欺は年単位で時間をかけて信用を得る方法を取りますが、オレオレ詐欺は短時間で一方的に人を不安に陥れる自分軸で話します。
■かくれたホンネの見極め方
「話テーマ」「話の展開」「意思・希望」「結論」の不足部分を質問しても、話が噛み合わない時などは「前提」を疑うと「隠れた目的がある」ということがあります。つまり「真意(ホンネ)をかくしている」という事です。話の目的が何か?を見極めることができれば「聞き上手」になるだけじゃなく、良くない「真意」の場合、トラブル回避することもできます。
■話の内容が難しい・こちらの知識が足りない場合
意見を求められた時に、まだ相手の発言内容の意味が分からない、発言内容はわかっても特に自分の意見がなくて「そうですね」「わかりました」で終わらせるのは「本当に理解しているのか?」となりかねません。もしわからないなら正直に「もう少し詳しく教えてください」「少し考えさせてください」と言った方が会話に参加している感が感じられます。
【話が長い人への対処法】嫌われない返し方と聞いてほしいだけの話の見極め方
悩み事やグチを聞かされた時、必ずしも解決方法を答えるのが正解ではありません。
相手の話への返答が望んだものでないと「この人わかってない」と、最初から同じ話を繰り返されたり、返事の仕方によっては「そういう返事を聞きたいんじゃない」となぜかこちらが「話の通じない人」とされることもあります。なぜなら「ただ話したいだけ」の場合もあるので、親切心で「何かいいアドバイスしなければ」と思っても、相手の心に響かないどころか「ナニ言ってるんだろう?」と思われかねないのです。
「問題を解決したいのか」を見極める
【問題を解決したい人】
・弁護士や医者などプロに相談する
・「望む結論」がある
・具体的なアドバイスを求める
・解決方法について前のめり気味
【話を聞いてもらいたいだけの人】
・カウンセラーや占いや友達など聞いてくれる人に相談する
・話に結論や根拠など不明確
・話が長い
比較的男性は、左脳型の「聞く力」→問題解決型
女性は右脳的の「聴く力」→受動、共感型 と言われます。
良かれと思ってアドバイス対処法を話したとしても「理詰めで返される、わかってくれない」と思われることもあります。あいまいな話については、相手の言葉を「そうなんだ、○○なんですね」「たいへんですね」とオウム返しと共感の言葉で対処するスキルが必要になります。特に先輩後輩、上下関係などの関係がある人はコミュニケーションのスキルとして「グチや悩みを聞く方法」も覚えておくのがおすすめです。
聞き上手になる返し方と話を理解する方法
・【3WHAT・3W・3W】【話の構成】の話のポイントを押さえる
・ポイントからズレてる、抜けてる部分を質問する
・話を聞きたい態度をとる
・話を短くするあいずちをする
・聞いてほしいだけの話の見極めて対応する