【東京・合格祈願神社】天神様初詣お参りのアクセスと待ち時間
受験や資格試験もちろん努力はしていてもやはり運の神様とくに「学問の神様」にはお力添えいただいて当日最大限の実力を発揮したいもの!そこで頼りたくなるのが合格祈願の神様のいる神社です。
東京の学問の神様は藤原道真がお祭りされている「関東三天神」または「江戸三大天神」と呼ばれる3つの神社です。この三天神には合格祈願のお参りに行く方が多いのですが、それぞれの神社の特徴と「どこの神社に行けばいいのか?」迷ってしまうところです。それにお正月はとにかくものすごい混雑します。
こちらでは
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【湯島天満宮】アクセスと混雑・祈願料
【亀戸天神社】アクセスと混雑・祈願料
【谷保天満宮】アクセスと混雑・祈願料
菅原道真公が学問の神様の由来
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をご紹介します。
【湯島天満宮】アクセスと混雑・祈願料
営業時間:6:00~20:00
※初詣期間は神符授与時間が変わります
12/31 08:30~21:00
1/1 00:00~21:00 (00:00~02:00、11:00~16:00)
1/2 07:00~21:00 (11:00~16:00)
1/3 07:00~21:00 (13:00~16:00)
1/4~1/7 07:00~20:00
アクセス:東京メトロ湯島駅3番出口より徒歩3分(3が日は規制あり)
住 所:東京都文京区湯島3-30-1
お正月参拝者数:三ヶ日で約35~40万人
ご祈願~午前9時15分~午後4時30分
学業成就・合格祈願・初宮詣・家内安全・厄除祈願・交通安全・(車のお祓)・開運祈願・他
個人・・・5千円・1万円・2万円
団体・・・1万円・2万円~
商売繁盛・社運隆昌・工事安全・団体参拝等 1万円・2万円・3万円~
東京の合格祈願神社野中では一番混雑します。元旦などはどの時間に行っても「ほぼ混雑」していますのでおよそ30~1時間は待つと思われたほうがよいでしょう。
とはいうものの、お正月は湯島天満宮も混雑するのは承知しているのでもちろん警備や誘導の人もいますし、出店などもありますので待つことが平気ならば寒さ対策をして行きましょう。
【亀戸天神社】アクセスと混雑・祈願料
アクセス:JR総武線「亀戸駅」北口より徒歩15分
住 所:東京都江東区亀戸3-6-1
お正月参拝者数:約15万人
新年特別昇殿祈願祭:元旦から1月7日まで受付時間・午前8時半~午後4時半
ご祈願:午前9時~午後4時(年中無休)祈願料5,000円~
入学試験、就職試験また各種資格試験合格をお祈りいたします。「学業成就」の神札を授与いたします。
参賀者数15万人ですので混雑はしますが待ち時間は1時間も待つことはマレです。こちらも出店などありますのでそちらを楽しむことも出来ます。祈祷両は5000円からの一般的な金額になります。
【谷保天満宮】アクセスと混雑・祈願料
アクセス:JR南武線「谷保駅」より徒歩3分
住 所:東京都国立市谷保5209
お正月参拝者数:約15万人
1月1日「歳旦祭」: 9時30分より
祈願内容~厄除け、交通安全祈願など。10:00~16:00(随時受け付け)予約は必要なし。祈願両不明。
受験生に合格お守り500円(御神筆1本付き)
学業絵馬セット1,000円(絵馬、お札、御神筆2本付き)
谷保天満宮も15万人の人手ですから「そこそこの混雑」級になります。こちらでは降格祈願で訪れ、合格した暁には「合格御礼絵馬」をお受けになり、絵馬に描かれている神牛に目をお入れになり、御礼のお気持ちをお納めください。と「きっちり礼儀を守ること」を案内されています。また谷保天満宮では放し飼いの鶏が何羽かいて中にはコンちゃんと呼ばれる人懐っこく参拝者に愛されている鶏もいます。
三が日の混雑する期間は放たれないのかもしれませんが、酉年にあやかり天神様の使いとして働くコンちゃんたちに会いに4日以降の参拝も良いかも知れませんね。
【学問の神様】菅原道真の由来
「学問の神様」とは、平安時代に活躍した菅原道真のことです。
菅原道真を「天神様」として畏怖・祈願の対象とする神道の信仰のことを言います。「○○天神」「○○天神社」「○○天満宮」という名前の神社はすべて菅原道真をご祭神としている「学業にご利益がある菅原道真公を祀っている」と言うことです。
菅原道真公が学問の神様の由来
■家柄良し頭良しスーパーエリート菅原道真
そもそも菅原家は学問で朝廷に仕える学者系の家柄。
おじいさんの清公(きよきみ)公も私塾を設け朝廷の要職に数々の官人を輩出する一大学閥だったのです。そんな家柄の菅原道真も子どもの頃より優秀で5歳で和歌を詠む神童。そして学者としての最高位であった文章博士(もんじょうはかせ)になりつつ弓の腕前も優れた文武両面でもありました。
超優秀な菅原道真を世がほおって置くはずもなく貴族で学者で漢詩人で政治家、学者の家系では異例ともいえる右大臣(現在でいう官房長官のような職位)というスーパーエリートになりました。
そんな人実力で上がってきた人頭脳明晰な菅原道真を疎ましく感じる人も出来てきます。しかも政治が絡むと余計に邪魔な存在になると同時に、菅原道真自身が学問が出来ても人心掌握力があったと言うわけでもなかったのです・・・。
■エリート街道から一転、大宰府への大左遷
左大臣 藤原時平は阿衡事件(あこうじけん)で父・藤原基経と宇多天皇の確執から自身も政治権力にこだわっていました。ところが彼の「情に任せて裁決」するそのやり方にその都度異議を唱えていたのが菅原道真。当然対立するようになり、邪魔に感じた藤原時平が身に覚えのない罪を菅原道真にでっち上げ大宰府に突如左遷させたのです。
元々学者の家系に生まれた人ですから、政治的なうまい立ち回りができるはずもないかわいそうな菅原道真。大宰府では、衣食もままならぬ厳しい生活を強いられ2年後の延喜3年2月25日(903年)に病死してしまいました。
■怨んでやる!日本人初・神に奉られた男の誕生
その後、死後天変地異が多発し「菅原道真の祟りじゃね?」と恐れた朝廷はその無実が証明し「神様の御位」として信仰の対象にされることになりました。
ちなみに菅原道真の死から6年後の延喜9年(909年)に藤原時平は39歳で死去。その6年間それなりに優秀な政治家だったのですが、やはり菅原道真を陥れた罪悪感からか?怨霊として現れるので祈祷をしていたのですが担当した浄蔵和尚もさじを投げる有り様。
ほどなくして藤原時平は死亡。当時としては珍しく藤原一族は70過ぎまでの長命の家系なのに早死にし、それ以降一族も中級下級の官位に落ちぶれてしまったので、朝廷も余計に「菅原道真に悪いことしたよね」という事で神様に祀り上げられたのです。
菅原道真的には自分を陥れた藤原時平も早死にさせたし、無念は消化されていそうですがそれでも家柄もよく生真面目な印象を受ける人ですのでご利益の頂きたい方は「誠心誠意」「真面目実直」「真摯な姿勢」でお参りするのがよさそうですね。
もちろん合格祈願のお詣りをされて、願いが叶った時には神様に御礼のお詣りをしましょう
合格したらお守りはすぐお返しするの?
お守りは、合格のためだけのものでなく、普段からの勉学の成果(学業成就)が合格に結びつくものです。受験が終わりましても学業成就のお札お守りになりますので、粗末にならないようでしたら一年ぐらいはそのままお祀り下さい。
一年が過ぎましたら、新しいお札に受けかえるのが良いでしょう。古いお札お守りは、納め所がございますので神社にお納め下さい。
ということで、学びたい人こそ菅原道真公は味方してくれそうです。
とても真面目で間違いは徹底的に指摘し、死に追い詰めたことも「間違ってんじゃね!」と怨んで出てくる神様ですから、誠心誠意真面目な気持ちでおまいりに行きましょう。