【初彼岸の供養】お墓がない場合のお彼岸・お盆の過ごし方
お墓参りといえば
お彼岸やお盆、地方によってはお正月に墓参りをする風習もあるでしょう。そんな「お彼岸やお盆にはお墓参りする」が暦的な過ごし方ですが、現代は様々な事情で「お墓を持たない」家庭も増えてきました。
個別のお墓をではなく共同墓地や、納骨堂、散骨そしてお骨を家にずっと置いているケースもあるでしょう。
一般的なお墓がない場合、お墓参り的な事はどうしたらいいのでしょうか?
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こちらでは
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【お墓参り】の基本の作法・やり方
【お骨が家にある】場合のお彼岸・お盆の過ごし方
【納骨堂】場合のお彼岸・お盆の過ごし方
【樹木葬などの共同墓地】場合のお彼岸・お盆の過ごし方
【散骨~海洋葬・宇宙葬など】場合のお彼岸・お盆の過ごし方
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をご紹介します
【お墓参り】の基本の作法・やり方
【お墓参りの手順】
・お墓の掃除
・果物、菓子、供花のお供え
・お参り
【仏壇のお参りの仕方】
・お仏壇、仏具の掃除
・供花、果物、菓子、精進料理のお供え
・お参り
■家の宗派にそったお坊さんに読経を頼む場合は「読経料」「車代」なども必要になります。
■お墓参りの服装は「初盆で法要があるとき」などは法事と同じく夏用の礼服を着用します。法要をしない場合はお墓の掃除もありますので普段着で大乗です。
■親戚の家の墓参り(法事)に参加する場合は準礼装や落ち着いた服装でもよいでしょう。普段着で良いと言われても「落ち着いた色あい」「肌を露出しない」「品よくまとめる」を頭に置き、男女ともに飾り気なくすっきりとした服装がおすすめです。
【お骨が家にある】場合のお彼岸・お盆の過ごし方
亡くなって間もない
納骨先(墓地や納骨堂など)決まっていない
自宅にお骨を置いておきたい
など、様々な事情でお骨が自宅にある場合は家でお参りすることになります。
亡くなって間もない(49日間の喪中)時期にお彼岸やお盆などがきたら、翌年が初めてのお彼岸や新盆になります(四十九日の忌明け後、最初に迎えるお盆の事。もしお盆の時期に忌明けしない場合、初盆・新盆は翌年のお盆に法要(法事)を行い、宗派にそったお坊さんに読経を頼むなどのお彼岸・お盆を過ごすことになります。
【お骨が家にある】場合のお参りの仕方
・お骨や遺影の安置場所(仏壇など)を掃除する
・供花やお供え
・果物、菓子などの他、精進料理のお供え
【納骨堂】場合のお彼岸・お盆の過ごし方
最新式ハイテクの納骨堂などもありますが、納骨堂ではお参りの際のマナーや決まり事(お供えは持って帰るなど)がありますのでそれが最優先です。
納骨堂でのお参りの注意事項は「お彼岸やお盆は混雑しやすい」ということです。
小さなスペースでよそのご家族と譲り合いながらひしめき合う場合もありますので、お彼岸などは事前に管理事務所に相談をして、納骨堂に行く時間を混雑しそうな時間からずらしてみたり、日にちをずらしてみたり、混む時間帯を避けるといいでしょう。
【樹木葬などの共同墓地】場合のお彼岸・お盆の過ごし方
最近流行りの共同墓地などでは個々に墓石はありませんから、お墓の掃除などの必要はありません。
また共同墓地側でお彼岸には合同法要をしてくれるようです。ただし、合同法要の参加費などがかかるとも考えられます。
掃除や段取りなどを全て墓地側がやってくれるので「お参りするだけ」で済みそうです。
【散骨~海洋葬・宇宙葬など】場合のお彼岸・お盆の過ごし方
お骨を海や宇宙に散骨してしまったのでお参りできるところがない場合「もう供養はしなくていいのか?」という疑問が出てきます。
散骨の一番の問題が後から出てくる「やはりお墓参りする場所がなくて寂しい」「何に手を合わせればよいのかわからない」との後悔の念です。散骨した方の場合、散骨業者から手元供養できる小さな遺骨が自宅にある場合は、ご自宅でお供え代などに安置しお彼岸のような儀式をしても良いでしょう。
また散骨業者から、散骨ポイントでお彼岸供養を行える「お彼岸クルージング」など行っている業者もあります。
祈る気持ちこそ、お参り
自宅で仏壇に向かって法要するにしても、そこには遺影(写真)と位牌(戒名)しかありません。
「わたしは~そこにはいません~」となると、故人はいつでも心の中にいます。