『ルラルさんのだいくしごと』あらすじと読書感想文の書き方
こちらでは
2018年の「第64回 青少年読書感想文全国コンクール」小学校低学年の部、課題図書
『ルラルさんのだいくしごと』の「あらすじ」と読書感想文の書き方のポイントをご紹介いたします。
ルラルさんのだいくしごと (ポプラ社)
著者:いとうひろし・作
大型本: 32ページ
本体価格:1,200円
ISBN978-4-591-15530-1
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『ルラルさんのだいくしごと』あらすじとこんな人にオススメ
『ルラルさんのだいくしごと』の読書感想文の書き方
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『ルラルさんのだいくしごと』あらすじとこんな子にオススメ
作品概要
ルラルさんのだいくしごとのうでまえは、なかなかのものです。やねのしゅうりだって、おてのもの。ところが、おもわぬことがおきてしまい……!?
ルラルさんの絵本の世界には、くすっと笑いをさそうユーモア、ゆったりと流れる時間、わくわくするアイディアやイメージの広がりがあります。ルラルさんといっしょに、日常の中にかくれている楽しさを見つけてみませんか?
「ルラルさんのえほん」シリーズ、第8作目のお話です。
内容(「BOOK」データベースより)
ルラルさんのだいくしごとのうでまえは、なかなかのものです。あまもりするやねのしゅうりだって、おてのもの。ところが、おもわぬことがおきてしまい…!?「ルラルさんのえほん」シリーズ、第8作目のおはなし。
読みやすさ★★★★★
感想文の書きやすさ★★★★☆
こんな子におすすめ
・真面目過ぎる子
・好奇心旺盛な子
・ふざけてばかりいる子
『ルラルさんのだいくしごと』で器の大きい子に育てる
今回の『ルラルさんのだいくしごと』は「ルラルさんの絵本」シリーズ8作目の作品です。もしかしたら「ルラルさん」シリーズになじみが深くて読書感想文に選んだ子もいるかもしれません。
ですが「ルラルさん」を知らずに本書を読んだ大人も子供も「ルラルさん、優しすぎるんじゃない?!」とあきれる子もいるかもしれません。ですが実はルラルさんも最初からこんなに良い人じゃなかったのです。
小さな子が我慢を強いられることはつらいものです。
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだからガマンしなさい!」「お兄ちゃん(お姉ちゃん)の言うこと聞きなさい!」真面目な子だと「ふざけてばっかりいるあの子が嫌い」なんて、自分は悪くないのにちゃんとした理由もなく、我慢させられる苛立ちを募らせる子もいます。
逆に、好奇心旺盛で集中力がない子やふざけてばかりいる子は、その好奇心を抑えることもできないし、行動の理由を上手く伝えられないので「叱られ体質」になったりすることもあります。やりたい事や興味のある事に向かうと、すぐ怒られてしまうのでこれを我慢と感じる子もいます。
ルラルさんは、動物たちのおかげ(せい)で屋根から降りられなくなり、予定していたことが出来なくなりました。
それなのにルラルさんは怒りません。
空をながめているのも、悪くないと思います
動物たちが「汽車ゴッコが楽しかった」という話を「よかったね」と喜んであげます。
それは、なぜか?
ルラルさんは予定が変わっても、それを受け入れる、心に余裕があるからです。
予定がくるってしまった
↓
青空を眺めることも楽しいな
↓
動物たちも楽しく過ごせてよかったな
世の中、自分の思い通りにいかない事はたくさんあります。
思い通りにならない事に、流されるのではなく、流れに乗ってみる
それは我慢とか諦めではなく、予定外の経験をできると考えると言う事です。
だから、ルラルさんは怒りません。
好奇心旺盛で集中力がない動物たちが「何を経験してきたか?」
聞いてあげる事が彼らの成長につながります。
自分本位にならないで、流れに乗ることを楽しんでみる。
そしたら、見過ごしていた小さな発見があるかも?
器の大きい子は、考え方に+αすると育つのかもしれません。
『ルラルさんのだいくしごと』の読書感想文の書き方のポイント
読書感想文・用紙と字数のルール その他の詳細
文字数については下記のとおりです。
小学校低学年の部(1、2年生) 本文800字以内
※句読点はそれぞれ1字に数えます。改行のための空白か所は字数として数えます。
※題名、学校名、氏名は字数に数えません。
応募のルールについての詳細はこちら⇒ 「青少年読書感想文全国コンクール応募要項」
『ルラルさんのだいくしごと』の読書感想文のポイント
『ルラルさんのだいくしごと』の作者、いとうひろしさんは「ルラルさん」シリーズではある共通点をもって描かれています。「ルラルさんのえほん」シリーズ作者いとうひろしさんインタビュー
それは「日常の中の小さな喜びに気づく」事です。
人生を楽しめる人は、自分とは違う価値観と否応なしに向き合わされても、それを受け入れたことによって、楽しみの幅がぐっと広がったんですね。思いもよらない出来事を経験する中で、こういうのもあるんだなと。
『ルラルさんのだいくしごと』の読書感想文のポイントは
■日常生活の中で、最近よく見たら「へぇ~」と発見したり楽しかった話
■ルラルさんみたいに予定外のことになったけど、面白いと思った話
■自分の思い通りにしたけど、あまり面白くなかった話
■自分以外の誰かに教えてもらった事で「へぇ~」と思った体験
などの「自分の体験談」を書くのがポイントです。
もちろんその前後にルラルさんと自分を比較して「自分が思った事」も書きましょう。
その他第64回 青少年読書感想文全国コンクール・小学校低学年の部(1、2年生)の課題図書
なずずこのっぺ?
小学校低学年の課題図書は4冊!どれが書きやすいか?わかりやすく解説あります