おちょやん3週~あらすじ「うちのやりたいことて、なんやろ」
おちょやん3週~あらすじ「うちのやりたいことて、なんやろ」
(12月14日月曜・11話おちょやんあらすじ)
大正13年、秋。
千代が岡安へ来て8年がたちまもなく18歳となる千代。
岡安と福富のライバル関係にも負けない
一人前の「おちゃこさん」になっていた。
千代はますます芝居好きになり役者や芝居の
良し悪しもわかるほどだった。
ある日シズから「年季明けはどうするのか?」問われ
やりたいことをやらないと後悔すると言われる。
生まれてはじめて自分のやりたいことについて考えるようになる。
そんな時、大女優の高城百合子がいなくなったとさわぎの中
千代は残り物を仲の良い乞食たちに配りに行くと
乞食にまぎれて隠れていた百合子に出くわした。
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(12月15日火曜・12話おちょやんあらすじ)
百合子を岡安でかくまうことした千代。
百合子は舞台から「活動写真」映画の世界に
行くのが嫌で逃げ回っていたのだ。
そして「自分の力だけで生きていかなければいけない」
と自分の声が聞こえたから女優になったという百合子に
千代は「人形の家」の台本で読み合わせで元気づけ
気を取り直した百合子は
「お芝居が好きなら自分でやってみれば?」と
告げて帰っていった。
一方縁日に来ていたシズは偶然
時期に引退する歌舞伎役者・延四郎と20年ぶりの
再開をした…
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(12月16日水曜・13話おちょやんあらすじ)
おちゃこ時代のシズと延四郎は恋仲で
かけおち寸前で別れた過去であった。
近所や岡安のお茶この間でも噂が広まり
ライバルの福富からはバカにされる始末。
その最中、延四郎は岡安の千代を呼び止め
シズへの手紙を渡してほしいという。
今のシズが幸せであると聞き充分だという。
一般の家の出の延四郎は出世もできないし
潮時なのでやめるので一目会いたいという
手紙を頑なに受け取らないシズに千代は
二人がこのまま会えず終いで良いのか思い悩む。
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(12月17日木曜・14話おちょやんあらすじ)
福富のお茶子が「2人が不義密通の関係である」との
噂を広め、道頓堀中に悪い評判がたち、岡安の客の入りも悪くなった。
娘のミツエは複雑な気持ちだったが
福富の息子・福助から「芝居茶屋の商売はもう終わる」と
言われ激高する。
そんな中、延四郎の千秋楽翌日に執り行われる
大口の芝居客を総出で接待する「組見」の
準備で大忙しだった。
その日が延史郎がシズと会える最後の機会
千代は、シズが怒鳴るのもめげずに
自分を助けてくれたシズに恩返しをすることが
自分のやりたいこと。
シズの代わりにみんなで「組見」接待は
やりとげると延史郎に会いに行くように背中を押し
シズも千代たちの感謝の思いを受け取り
延史郎に会いに行くことを決める。
その頃見事に千秋楽を迎えた延史郎は
胸を抑えて倒れてしまう。
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(12月18日金曜・15話おちょやんあらすじ)
組見の日にシズは延四郎に会いに行き20年の歳月を経て
二人の秘められた思いが交錯する。
組見当日、お茶子たちにみつえや宗助も協力しながら
滞りなく接待をすすめていく。
百合子も活動に行く決心をして千代に会えず終いで
東京に旅立って行く
シズは千代に礼を言い、悔いを残さず別れることができたと
いうが1か月後、 延史郎の訃報の連絡が来る。
大正14年、数えで18となった千代は
年季明けとなったが岡安で仕事を続けることにした。
そこに父テルヲが現れた。
おちょやん第3週のみんなの感想
好印象
子役時代がパワフルだったので杉咲花さんになったら
どうなるんだろう…と心配していましたが全くの杞憂
8年間、きちんとした立ち居振る舞いを岡安で躾けられ
のびのびと快活に成長した千代ちゃん。
大切な人との出会いや別れ。
時間は戻らないから後悔しないように…
と思わず自分の身も振り返ってしまいました。
ネガティブ感想
千代の決断に至る心情の描写がない
高城百合子が映画女優への転身を決意し道頓堀を去るシーンは
哀愁あるBGM、フラッシュ映像の効果もあり、印象に残った。
しかし肝心の主人公千代が、年季明けもお茶子として岡安に残ることを
決意するに至る心情描写が殆んどなく、拍子抜けした。
結局「奉公先の女将への恩返し」と自主性に欠ける理由から
進路を決めてしまう安直さにも、興醒めした。
大人千代にバトンタッチしたが…
・「いとさん」ではなく「みつえちゃん」と呼んでいるが、関係性は?
・先輩お茶子の玉と一番仲良しみたいだが、8年間のエピなし
・他の先輩お茶子との関係性は?8年前に千代に「臭い臭い」と言ったのは同一人物?
・お家さんとのエピなし
・シズとの信頼関係など描かれず
・名倉は8年前は字の先生(笑)
・鶴亀番頭とは芝居の話をする仲
・福富お茶子とは、いがみ合ってばかり
・軽口を叩くほど乞食と仲良し
・情報がすぐ入るほど乞食と仲良し
・一平との8年間は描かれず…どころか一平のイの字も出ず
とにかく脚本が浅い。千代との関係性が表面的なものばかり。
8年間で築いた関係性と千代の心情を丁寧に描くべきだった。
シズの恋バナは別にいらん。杉咲花の存在感も演技力も悪くないのに
脚本演出が活かしきれていない。気の毒である。
人妻が家族の了解を得て男に会いに行く?
人妻が家族や使用人に背中を押されて、むかし恋心を抱いた男に会いに行く。
片岡さんという立派な役者さんにあんな役をさせるのか摩訶不思議。
「うちのやりたいことて、なんやろ」
という割に、シズへの恩返しが一番やりたいことという千代に
従業員がごり押しして昔の彼氏との逢引させるという展開に
モヤモヤしたという感想が多かったような1週間でした。
タイトルからして「女優への第1歩を踏み出すのか?」と思わせぶりでしたが
テルヲが表れ来週は一波乱ありそうです。