【冷凍できる】パン・ケーキ・菓子パン・おかずパン・ハンバーガーの冷凍方法
安売りやまとめ買い、まとめて作り置きや、頂いた食材などすぐに食べきれない食品はとりあえず冷凍しておけば大丈夫!と思うものです。
流行の高級パン2斤で1000円近くする食パンとか、誕生日ケーキやクリスマスケーキはりきって1ホール買ったけど食べきれなかったとか、残ったに冷凍保存できれば助かるのですが、パン類はどんなものなら冷凍できるのでしょうか?
パンはそもそも保存の難しい食べ物なのです。
冷蔵庫で保存してしまうと、パンに含まれるデンプンの老化を早く進めて、水分も蒸発するので乾燥し硬くパサっとしてしまいます。常温保存ではパンに含まれている水分量も加味し、カビが生える恐れもあります。
というわけで、パンの保存は冷凍保存が一番適しているのです。
パン自体は冷凍保存ができますが、「具材入りのパンの具」が冷凍に向き不向きがあります。
【冷凍と解凍】正しい冷凍解凍のやりかたと冷凍出来る出来ないモノ
【冷凍】ご飯・玄米・赤飯・栗ご飯・炊き込みご飯類の冷凍方法
こちらでは
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【冷凍保存】パン・パンケーキ・フランスパン・ロールパン・クロワッサン冷凍解凍方法
【冷凍保存】菓子パン・ドーナツ・ケーキ冷凍解凍方法
【冷凍保存】総菜パン・カレーパン・焼きそばパン・ハンバーガーなど冷凍解凍方法
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【冷凍】パン・パンケーキ・フランスパン・ロールパン・クロワッサン冷凍解凍方法
食パン
保存方法:1枚1枚ラップかアルミホイルに包んでフリーザーパックに入れ、しっかりと空気を抜いて冷凍します。
賞味期限:2週間
解凍方法:凍ったままオーブンやガスコンロでトーストにして食べます。四隅は乾燥しがちなので、霧吹きや、キッチンペーパーで四隅に水分を足して焼くと均一に美味しく焼けます。フランスパンやロールパン、クロワッサンなども同じ方法で保存できます。
※自然解凍は水分がぬけてパサパサになるのでNG
2週間で食べきれない!そんな時はパン粉にリメイク!
食パンが食べきれそうにない時は、おろし金で凍ったままの食パンをすりおろしてパン粉にすることができます。市販の乾燥パン粉よりもしっとりした生パン粉のようでいつもより揚げ物がおいしくなります。
他にも細かく切って揚げてクルトンにしたり、フレンチトーストにするのもおすすめです。
パンケーキ
保存方法:焼き上がりあら熱が取れたら1枚ずつラップに包んでフリーザーパックに入れ、しっかりと空気を抜いて冷凍します。
賞味期限:2週間
解凍方法:電子レンジで解凍するなら強で。しっとりと仕上がります。焼きたての風味がほしいなら、室温で戻し半解凍の状態になったらフライパンで焼きなおすか、オーブン、ガスコンロで焼くのがおすすめです。
【冷凍保存】菓子パン・ドーナツ・ケーキ冷凍解凍方法
菓子パンにはいろんな種類がありますが、中に入っているクリーム類の種類により冷凍の有無が変わってきます。
冷凍できるパンは1個ずつラップで包んでフリーザーバックに入れて保存します。中にクリーム類が入っているパンは電子レンジで温めると爆発する可能性があります。解凍のみ30秒程の温めならOKです。
賞味期限:2週間くらいです
基本の解凍方法:中味があるパンは基本は自然解凍で。温めたい場合も自然に半解凍までは溶かしてからオーブンで軽く温める程度に。
〈菓子パン〉
あんぱん 〇自然解凍後、オーブンで加熱して食べられます。
カスタードクリームパン 〇あんぱん同様に自然解凍+オーブン加熱
チョコパン △自然解凍で。オーブンなどで加熱するとチョコが溶けてしまいます。
ジャムパン △自然解凍で。オーブンで加熱する場合はアルミホイルを表面にかぶせてジャムの焦げ付きの防止します。
メロンパン △冷凍は出来ますが、解凍後オーブンでアルミホイルを表面にかぶせて焼くとサクっとします。
生クリームパン △生クリームは温めると溶けるので自然解凍
揚げパン △砂糖やキナコがまぶしている場合は自然解凍
蒸しケーキパン ◎自然解凍で。食感が変わりアイス的な味わいを楽しめます。
アップルパイ ◎電子レンジで約45秒加熱した後、オーブンで1分半~2分ほど焼くことで、パリッとした食感になりす。半解凍でもパイはサクサクでリンゴ部分もアイスのようになり新触感スイーツになります。
シナモンロール △自然解凍 電子レンジで温めると表面のシュガーフィリングが溶けてしまう
※フルーツの乗っているパンはフルーツの味が変わってしまうので冷凍には不向きです。
〈ドーナツ〉
ドーナツの場合、保存するために冷凍できるモノと3時間くらい凍らせた半冷凍くらいにしたら新しいおいしさを感じる種類があります。
賞味期限:1か月くらい
基本の解凍方法:トッピングされているもの次第でオーブンか自然解凍か変わります。
オールドファッション ◎冷凍でさくさく感UP!自然解凍、電子レンジ、オーブントースターで焼いてもOK
チョコレート系 〇自然解凍で。半解凍で食べてもおいしいです。
チュロス ×半解凍ではかたすぎで電子レンジで温めると、生地自体はやわらかくなってもシュガーコーティングの食感がなくなります。
ハニーディップ ×解凍した際に水分が出てべちゃっとなり、ふんわり感が失われてしまいます。
フレンチクルーラー ×プレーンのフレンチクルーラーはやはり水分でふんわり感が失われてしまいます。
カスタードクリーム ◎自然解凍で。半解凍ならカスタードがアイスのようでおいしいです。
エンゼルフレンチ △半冷凍なら甘さひかえめのクリームになって新たなおいしさに。
〈ケーキ類〉
ケーキは冷凍できるケーキとできないケーキがあります。
保存期間:1ヵ月くらい
解凍方法:冷蔵庫での自然解凍
保存方法
デコレーションのないケーキ~ラップとフリーザーバックに入れて冷凍
デコレーションのあるケーキ~冷凍用密閉容器を逆さまに「フタを皿」「容器をフタ」にしてかぶせてケーキの形が崩れないように冷凍します。
シュークリーム △生クリーム 〇カスタードクリーム
カステラ 〇
ロールケーキ 〇
チーズケーキ 〇
ガトーショコラ 〇
パウンドケーキ 〇
デコレーション(生クリーム・チョコクリーム)△
タルト生地 〇
モンブラン 〇
※「生のフルーツ」は冷凍するとマズくなりますので、冷凍はおすすめしません。
やはり乾燥は防ぐことが出来ない?
パンやケーキはその生地に多少の水分があることで多少のしっとり感がやわらかさを感じらせる食べ物です。
ラップでピッタリ包みにくいパンやケーキは冷凍保存と自然解凍の際に気を付けないと、やはり水分が蒸発してしまう傾向があります。
そうするとなんとなくパサついた感じはさけられませんので、ラップで包むのはしっかりみっちり包んだ方が良さそうです。
【冷凍保存】総菜パン・カレーパン・焼きそばパン・ハンバーガーなど冷凍解凍方法
総菜パンも沢山の種類がありますが、これも中に入っている具次第で冷凍できるかどうかが決まります。
賞味期限:1か月くらい
解凍方法:自然解凍もしくはパンとカツを別々に電子レンジ→オーブンで温め治す
カレーパン 〇電子レンジで1分ほど温め、オーブンで2分ほど焼きます。
ハムチーズパン 〇電子レンジで1分~90秒ほど温め。
ウィンナーロール 〇電子レンジで1分~90秒ほど温め。
焼きそばパン 〇電子レンジで1分ほど温め、オーブンで2分ほど焼きます。
スパゲティパン 〇電子レンジで1分ほど温め、オーブンで2分ほど焼きます。
ピザパン 〇電子レンジで1分~2分ほど温め。
卵(焼き)サンド 〇電子レンジで1分ほど温め、オーブンで2分ほど焼きます。
卵(サラダ)サンド×マヨネーズが入っていると解凍の際分離してしまうので冷凍には不向きです。
※卵は焼いたものは冷凍できます。
ベーコンエピ 〇電子レンジで1分ほど温め、オーブンで2分ほど焼きます。
マヨネーズパン ×自然解凍でも、電子レンジで温めてもマヨネーズが分離するので不向きです
明太ポテトパン(コロッケパン) 〇じゃがいもが茹でてつぶしたものならOK。自然解凍してから1分ほどオーブンで焼きます。
カツサンド(メンチパン) ▲パンとカツを別々に電子レンジ→オーブンで温め治す。
ちくわドック ▲ちくわ自体は冷凍でき、電子レンジ→オーブンの温め治しでOKです。が、マヨネーズが使用されている場合は冷凍はおすすめしません。
ハンバーガー ×レタスはビチャビチャ、マヨネーズは分離します。パン+ケチャップ+ハンバーグ(チーズ)だけなら自然解凍、電子レンジ→オーブンで大丈夫です。
総菜パンの自然解凍には要注意!
総菜パンで最近は「自然解凍でもおいしい」と紹介している内容もありますが、当サイトでは食中毒等への安全性を考えて、総菜パンにおいては自然解凍は推奨いたしません。
また、菓子パン、ドーナツ、ケーキについても保存状態や保存期間等にも不安や衛生的に気になる場合は温める、もしくは破棄する事をおすすめします。
パンやケーキ類を冷凍するときの注意点
・ラップでしっかりと包んで乾燥をふせぐ
パンやケーキ類を解凍するときの注意点
・自然解凍するもの→砂糖やチョコ、生クリームなど電子レンジで溶けるもの
・電子レンジ+オーブン解凍するもの→おかず系は具材に油脂を使っているもの
パンやケーキが冷凍できない具材
・空気感の多いドーナツは水っぽくなるので冷凍に不向き
・フルーツ
・じゃがいもなど繊維の多い野菜
・マヨネーズ
家庭用冷凍庫の威力は業務用より劣ります。「冷凍」でも完全に安全ではない事は念頭に置きましょう。