【ゆきとどいた生活/星新一】あらすじ・ネタバレ読書感想文の書き方・例文


  

こちらでは【星新一】の「ゆきとどいた生活」の
・「あらすじ・ネタバレ」
・読書感想文の書き方のコツ・ポイント
をご紹介いたします。

星新一というと、短編集をたくさん書く作家さんです。
読むのが簡単なので、読書する時間はないけど
自分の考えや意見がある人なら
読書感想文をピッタリの作品です。

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「ゆきとどいた生活」あらすじ・ネタバレ
「ゆきとどいた生活」読書感想文・書き方と例文 
うんちく・読書感想文の書き方の“こたえ”

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「ゆきとどいた生活」あらすじ・ネタバレ

「ゆきとどいた生活殺し屋ですのよ」あらすじ・ネタバレ

80階建てのアパートの72階に、
宇宙旅行専門の保険会社に勤めるテール氏は住んでいる。

快適な気温に保たれ、季節の花の香りと新鮮な空気の室内
起きる時間になると室内の装置が起きるよう呼びかけます。

やがて、天井から「手」と呼ばれる装置がおりてきて
毛布をどけ、テール氏を操り人形のように抱きおこし
浴室に運び、脱毛クリームでヒゲを溶かし
パジャマを脱がせ、シャワーをかけ、完璧に乾燥させ
服を着せて、食堂へ案内する。

テレビがつき、食事次いで薬や活力剤が出された。
やがて「さぁ、もうお出かけの時間でございます」と
装置に言われ、手はテール氏を透明プラスチックでできた
繭形の乗り物に入れて会社に送られた。

繭形の乗り物は都市のいたるところに行きわたるパイプを
通り圧縮空気で送り届けられ5分後、会社に着きます。

会社の玄関で会ったテール氏の同僚は
「おはよう、テール君。ばかに顔色が悪いじゃないか」と
声をかけ手をひっぱり異変に気付き、医者を呼びました。

繭に乗ってやってきた医者は、
テール氏が死後10時間は経過していることを告げました。

 

【ゆきとどいた生活】
読みやすさ ★★★★★ 読書時間5分
感想文の書きやすさ ★★★☆☆

「ゆきとどいた生活」は星新一短編集の中の一話です。
簡単に読むことができます。
設定はいつかわからない宇宙旅行ができる世界。
人間は寝ていても「装置」が家の中での生活を
すべてやってくれる「ゆきとどいた生活」を
過ごせるようになっています。

朝の仕事に行く準備をすべて整えてくれて
会社に送り出されたテール氏は死体になっていた。

便利で至れり尽くせりなのに
でも「装置」だから人間の意志や生き死までは
完治しない。
これを便利と思うか?無味乾燥な世界と思うか?

未来の世界で開発されるかもしれない
便利な機械に人間は何を期待したらよいのでしょう?
そんな期待を感想文に描いても良さそうです。

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『ゆきとどいた生活』読書感想文・書き方と例文

読書感想文・文字数
・小学校低学年の部(1、2年生)本文 800字以内
・小学校中学年の部(3、4年生)本文1,200字以内
・小学校高学年の部(5、6年生)本文1,200字以内
・中学校の部 本文2,000字以内
・高等学校の部 本文2,000字以内

原稿用紙は1枚400文字です。
小学校3年生~6年生は3枚
中学生・高校生なら5枚になります。

感想文を起・承・転・結の4段落で書くとして
各段落を何文字ずつ書くか?割り振りしてみると
書きやすくなります。

 読書感想文の書き方

    ・この本を選んだきっかけ
     ↓
    ・簡単なあらすじ
     ↓
    ・感想、疑問点など
    (特に面白かったところ、感情が動いたところ)
     ↓
    ・自分の意見、似たような経験談
     ↓
    ・本を読んでの意見
    (本を読んで学んだこと、自分の意見、今後の生活に生かしていく。など)

あらすじは簡単でもいいですが
・自分がどう感じたか?
・本を読んで何を感じ、今後にどう生かすか?
・自分の意見
は重要です。
また「似たような経験」の自己開示がある感想文は
なぜか評価が高いです。

—–感想文書き方ヒント—————————————
【感想、疑問点など】
・装置がすべてやってくれるのに命の管理はしてくれない
・装置は朝の準備をしてくれるお母さんのよう
・IOTの便利な世界の限界
・装置がした朝の支度は死に支度で移動のカプセルは棺桶みたい

【自分の意見、似たような経験談】
・人間の健康や寿命も管理してくれたら孤独死はなくなる
・病気や介護現場にこそ便利な装置が必要だと思う

【本を読んでの意見】
・便利な機械が増えすぎると、家族や恋人はいらなくなりそう
・装置に依存し過ぎると、人間は鈍感になりそう

 

「ゆきとどいた生活」読書感想文・例文 1489文字

~冒頭(この物語を選んだ理由)~
「ゆきとどいた生活」と聞いて人は何を想像するのでしょう?
私は衣食住に恵まれて、精神的にゆとりのある生活を
「ゆきとどいている」と思い、「装置」にすべてを
やってもらう事を想定はしていませんでした。
充分に満足できる生活は誰しも憧れるものですが
「ゆきとどいている」状態は人によって違いがあるのか?
星新一はどうなのだろう?と手に取った本です。

~あらすじ紹介~
アール氏は高層アパートに住む
宇宙旅行保険会社のサラリーマンです。
部屋の中に設置されている「装置」は
起床時間にアール氏を起こし、シャワー
朝食、通勤もアール氏が寝たままですべての
準備を装置がやってくれ、会社に送り出されます。
会社についたアール氏の異変を同僚が気付きます。
そこでアール氏は死んでいたとわかるのです。

~感想~
この物語は未来の「孤独死」というのでしょうか?
きっと星新一は、いくら便利でゆきとどいた生活を
装置が提供してくれても、命の管理はしてくれない。
しかもキレイに身支度はしてくれて、繭型のカプセルは
まるで棺桶のようで、あの世への旅支度のように
なったのが皮肉を感じました。

現代も「白物家電」と呼ばれる生活に必要な
家電はコンピューターと結びついていて
外からスイッチを入れたり、問いかけたら答えてくれますが
まだ人間主導で使うようです。
それに「それって機械にわざわざやらせること?」というような
どうでもいい機能の機械も多かったり
機械についたカメラで監視されているのでは?との
プライバシーの問題に警戒している人が多いのも事実です。

~疑問~
ですが、私はこの「ゆきとどいた生活」は
便利だけど現実にはならないなと思います。
物語の便利な装置を誰が一番必要としているか?
というと、健康に不安のある人じゃないでしょうか?
医療現場や介護施設、高齢者の単身世帯など
介護する側とされる側のバランスが日本では
大変深刻な問題となっています。

誰かに健康管理をしてもらえるのは
まだ恵まれた状態で、もし将来家に備え付けの
装置が1日中、健康状態を見張っていてくれたら
孤独死という事件は起こらなくなるでしょう。
人間は一番、生命に対して安心を感じたい
のだと思います。
見た目ではわからない体調の変化も
装置が気が付いて診察を進めてくれる。
朝起きて、トイレに入る事で血圧や体温、体重を
チェックし体調良し悪しを判断してくれる。
食事に関しても、栄養のバランスが良くなるように
「野菜も食べましょう」「量を減らしましょう」など
アドバイスしてくれる。
人間はそれが機械であっても、世話を焼いてくれて
自分を気にかけてくれる存在があることで
健康を維持できるのだなと思いました。

~本を読んでの意見~
起きてシャワーで髭を剃って、朝食を食べて
出勤する朝の時間は誰でもバタバタしますし
誰かが朝食を作ってくれたら助かります。

ただ、健康な状態ですべてを装置に丸投げするのは
人間のためにならないと思います。
日常の動作をめんどくさくても自分でやったほうが
良いと思うのは、たとえネクタイ一つ自分で無意識に
結ぶ行為が人生を作るものだと思うからです。
人は生まれて成長するにつれて、スプーンの使い方
箸の使い方、ナイフとフォークでのテーブルマナーと
食べる行為を覚え成長します。
それらは生きているからこそできることで
寝たまま何もかもやらせる「ゆきとどいた生活」は
マネキン人形と変わらず、現にアール氏は
死んでいました。
本作はめんどうな動作をする手間暇を惜しまずに
出来る状態が心身ともに健康で生きるということ
だ、との皮肉を込めた作品なのだと受け止めました。
だからこんな未来は訪れないと思います。
装置に本当に必要とされる機能とは
人間の尊厳を守る手助けではないでしょうか?

 星新一は何話かまとめた感想文でもOK!

「ゆきとどいた生活」だけでも感想文は書けますが
どうしても1話だけじゃ感想文が書けない場合は
星新一の本1冊の中から
「○○と○○が印象的でした、なぜなら」とか
「○○と○○の話に共通点または真逆だと感じたました」
などで感想文を書くのも面白いでしょう。


読書感想文の書き方は経験者から学ぶ!

読書感想文の書き方にも“正解”があります。

入賞作は審査員が気に入る読書感想文は
まじめで真剣に本のテーマを考えている
「とても正しい優等生な意見」が書かれています。

それを「読書したうえでの学習効果が感じられるか?」
と先生方は判断するからです。

自分なりの意見があっても反抗的だったり
「いいと思います」「すごいと思います」などの
単純な感想ではいい点数をつけてくれません。

何をいいと思うのか?
前年の課題図書の読書感想文全国コンクールの
入賞作品を参考にすると書き方のコツが身につきます。


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