「エカシの森と子馬のポンコ」読書感想文あらすじ・ネタバレ・感想文書き方のコツ 



「エカシの森と子馬のポンコ」
発売日:2020年12月16日頃
著者/編集:加藤 多一, 大野 八生
出版社:ポプラ社
ページ数:191p

【内容情報】(出版社より)
子っこ馬のポンコが行く。
ここで、ポンコはほんとうに自由だ。すきなところへ、すきなように歩いていく。
でもある日、川の水の声も、風の声もいつもと違う。それがおとなになるっていうこと?
森の長老の木・エカシ、ここにいるのに体はどこにでもあるというカメムシたちが、ポンコにおとなになることを教えてくれる。
──加藤多一が北海道の森で暮らす子馬のポンコの成長を、やさしくあたたかなまなざしで描く。 

こちらでは
2021年「第67回 青少年読書感想文全国コンクール」
小学校高学年の部(5,6年生)の課題図書
「エカシの森と子馬のポンコ」の
・「あらすじ・ネタバレ」
・読書感想文の書き方のコツ
をご紹介いたします。

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「エカシの森と子馬のポンコ」あらすじ・ネタバレ
「エカシの森と子馬のポンコ」読書感想文書き方のコツ   
【2021年読書感想文】小学校高学年5,6年生の課題図書

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「エカシの森と子馬のポンコ」あらすじ・ネタバレ

読みやすさ ★★☆☆☆
感想文の書きやすさ★☆☆☆☆
こんな人にオススメ
・本を読む時間がない
・馬が好き

ボンゴが行く

北海道の乳牛牧場で生まれた仔馬のボンゴ(メス)は牧場を逃げ出し森(ボンゴの森)で一人で生きている。自由に来ているボンゴの前にふわふわ飛ぶ変なヤツラガ「あっち行けよ」と言われて「ここは私の道なんですよ」と声だけ優しく怒ってに言った。去年からだと言うボンゴにふわふわたちは笑いながら「おれたちは、アイヌが生まれる前の大昔から、ずっといた」アイヌとは昔から住んでいた人間だという。そして自分たちを“ホタルの先祖”は「イモでもあり、葉っぱでもあり、種でもあり、風の友達でもあり…」何にでもなれるでも名前はない「おれはおれ」と言い、エゾシカの群れと一緒に風に乗って行ってしまった。

長老のエカシ

ふたつの川が出合う一番好きなところにつき、あいさつしたが、いつもの明るい返事が帰って来ない。川の流れる音もいつもより小さく何かおかしいと思い、エカシに相談しようと思った。エカシはアルニレの大木。4百年以上生きてる長老だ。挨拶しても返事がないのでボンゴは体の痒い所をこすり付けていた。エカシは起きて「遠慮せずゴシゴシやってくれ」「誰かの役に立つのはうれしい」と許してくれたが、ボンゴは「何も礼ができない」と言うと、エカシは「ボンゴがくるまでひとりぼっちだった」と今まで誰も話しかけてくれず、エカシが話しかけるとぴたりと止まる、年寄りで孤独だったがボンゴが来てくれたと喜んだ。」「尊敬なんかいらない…友達が欲しいのだ」ボンゴは「賛成です」と大声でいうと「頼りにしてくれること」がエカシにされた礼だと言う。
それに走る姿を見せてくれることも美しくて好きだと言う。
ボンゴはエカシと自分はちがってておもしろいとおもった。

アイヌを知っているエカシ

ボンゴは今朝の「へんな感じ」がなにか?エカシに相談し、途中でフワフワした奴らにもあったと話すと、考え込んだエカシは「エカシとはアイヌ語で長老という意味」「ボンゴはアイヌ語で小さい、和人がつけたのだろう」そして和人が南の島から来てワイヌをひどい目に合わせたと言う。でもエカシは川がどうしてヘンだったかは考えておくと言った。

どこにも行かない

「川の水の声も、風の声もいつもと違う」というボンゴの質問にエカシは「ボンゴが大人になってきているから、どこかに行きたくなっているのだ」という。ボンゴは牧場がいやで逃げて来て、今ここに良い場所を見つけたのでピンとこなかった。「どこにも行かないよ」とうボンゴにエカシは「よし、それで安心だ…生き物は今いる場所を離れないのが一番なんだ。どこかへ行きたいなんて考えないのが幸せ」と言われたが、それもちょっと違うと思うボンゴだが「今、自分のそばにいるものを大切にする、向こうからも大切にされる。そういう相手がいるのが幸せなんだ」その相手はエカシだと思うとボンゴは元気が出た。

くさいカメムシ

次の日森にあられが降った。森の奥に行き、倒れたトドマツの木から赤ちゃんのトドマツが生えてきているのを「えらいね」と眺めていると、ぶうんという音と共にぱちぱち虫がぶつかってきた。しかも「くさいくさい」と嫌がるとうすい緑の平べったい虫は「ほっほっ、くさいか、くさいか」と場所に合わせて大きさや色を変えるその虫は、ヘタレムシとかカメムシとか人間が勝手に名前を付けると言う。
ボンゴがフワフワがシカと一緒に遠くへ行ったから、カメムシもそうだろう、というとカメムシは怒って「あれらといっしょにされてたまるか、バカ馬」と飛び立ち「大人になりかけて、婿さん欲しくなってるんだろ?」「どこにも行きたくないなんて、ムリしてるんじゃないか?」ボンゴは認めず「もう言わないでよ」というと「いつも(ほんとう)をさがしているのだ」と言う。ボンゴは「ほんとうのバカ馬だったら、こんないい場所見つけることできないでしょ」にカメムシは返事をしない

ボンゴのかあちゃん

カメムシはボンゴの母ちゃんのことを知っていた。牧場で生まれたから、ボンゴは男の馬を知らない。かあちゃんもお産の時に牛の獣医にまかせたから死んでしまった。だから女の馬も見たことがない」と自分の母親のことを知っているカメムシにボーとするボンゴ。そしてフワフラはガガイモの事で、カメムシと違うもので一緒にされたくないが、それぞれだ、という。
カメムシが臭いのは自己防衛だから当然だし、みんなで同じことをしゃべるのは「たくさんの身体で、一つの身体、ひとつの命。たくさんでひとつ」だからだと言い、遠く離れた場所の様子もわかるという。
そしてボンゴは自分のことを知らないと言い、ボンゴのかあちゃんはボンゴが大きすぎたので病気になり、母馬の命を取るか、子馬の命を取るかでおまえが助かったという。冬に向けカメムシたちはエカシのような春に絵の木の皮に冬ごもりする。ボンゴはエカシにゴシゴシするのを黙っていたが、カメムシはお見通しで「生き物は弱い電波のようなものを出し、それを捕まえるアンテナを持っている。人間は頭で考えるからダメだが、ボンゴが認めなくても、ボンゴの体はどこか遠くへひっぱられはじめている、それを認めないのは球で考えているから」と言われ、ボンゴも自信がなくなってきた。

たつまき

いつも雪が積もる前のこのころのある朝、急に空が真っ暗になり、体ごと持って行かれるほどの強い風がボンゴにぶつかった。それはたつまきで、木まで飛んでいるので、エカシが心配になり様子を見に言った。エカシの一番太い枝が折れて下に曲がっていたが痛くないと言うが、姿が変わってしまった。冬が来て雪の朝、エカシから「あんたはやがて3歳、大人になりかけている」と言われた。カメムシがエカシの木の皮のすきまにいるでしょ?と聞くとエカシはカメムシとは仲は良くないらしいが、カメムシの言いそうなこともボンゴの考えている事もだいたいわかる。ボンゴもエカシのことはよくわかる。どうしてだろう?

楽しくてつらい冬

この森で初めての冬、ボンゴは虫刺されの苦しみがない冬が楽しくて仕方ない。雪を掘り、枯草を食べると水がたくさん飲みたくなるが川が凍って飲めず雪を食べても足りなくて「牧場に戻ら中いけないのか?」と思うと怖くなって走り出した。
すると牧場のとうさんが、冬の間の食糧を心配してトラックで干し草のロールを転がしてくれた。「どうしてもここで冬を過ごすなら、近いところ、川のこちら側で暮らせ」と小さな小屋で一人暮らしする変わり者の爺さんとなら気が合うかもしれないから、ここら辺にいろという。
すぐに言うことをきくのは嫌で、翌日ロールを食べ、またのどが渇いても川の氷は割れない。人間のおじいさんは水を分けてもらえないか?「水がのみたい」声に出てしまった。

水はえらい

次の日おじじの小屋の方の雪を食べに行くと、小谷野あ風呂小屋近くの川の氷に穴があき水があふれているのが見えた。久しぶりの水はうまくていっぺんに元気になった。
冬でも暖かい日にエカシで体をかいているとカメムシの臭いがして「眠っている時は油断してしまうのだ」という。エカシはしないよね?というとカメムシはエカシも自分に甘えてグチを言ったことがあると言う

エカシのくやしい話

エカシの夢はアイヌの若者の丸木船になることだったがが、選ばれるのはカツラの木。カツラの木が建築木材で使用され残されたのはエカシだけなので、アイヌも切る予定だったがサケの河口規制法律ができ、法を犯すと密猟になるのでアイヌたちは来なかった。納得しないアイヌは夜中に密猟し、警察に捕まる。
ポンゴは「150年前の法の制定で、現代の人には関係ないよね」というが、カメムシは「アイヌにあやまれ」という。ボンゴはこの話はエカシの前では知らないふりをすることにした。
エカシのことを考えているとボンゴはすごく寂しく眠れなくなりエカシの元に行ったが、眠いと追い払われ、小屋のおじじも好きになっていてお自治の生活の様子も見ていて、おばばは優しく声をかけてくれた。
春になりオンゴかえかしに体をこすりつけた場所が、30年前オス馬が臭いを付けた場所で、ボンゴに女の臭いがするとカメムシは言う

馬はすごい

春になりカメムシはボンゴに「あんた、いいことあるよ」と教えてくれた。牧場では隣町の人のドサンコの男馬を連れて来たらボンゴがもどってこないかな?と話していた。

自分だけで決める

ボンゴは今まで以上に体の思うままに行動するようになったが、ある日の朝牧場に行きたがっている自分に気付いた。牧場の懐かしいにおいの中に初めての臭いがした。牧場への近道はタラノキのトゲがあっていたいけど、早く行きたい気持ちを止められない。だが鉄や排気ガスの臭いに「あそこへは行かない」と気を持ち直し口ではエカシの元に帰ると言うが、足は牧場に進んでいた。
カメムシは「牧場委の隣にドサンコ馬牧場を作るからボンゴが結婚したくなる男馬もいるだろう」と言われ「そんなぁ」というボンゴに「あんたの体が輝きだした、男馬をみつけたがっている」「あんたの体が早くイキたがっている」とカメムシは教えた。「わたし、男の馬だからというだけでは、えらびません」というボンゴだったが男馬が走ってくる姿にドキドキして走って行った。

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「エカシの森と子馬のポンコ」読書感想文・書き方とコツ


【読書感想文の応募要項】
・高学年の部 本文 1200字以内
(作文用紙400字×3枚)

 

読書感想文コンクールの入賞した子は原稿用紙3枚1200字きっちりに書きます。起承転結でつづられるなら300文字ずつなどと目安をつけると書きやすくなります。
 

 読書感想文の書き方

    ・この本を選んだきっかけ
    ・簡単なあらすじ
    ・感想、疑問点など
    (特に面白かったところ、感情が動いたところ)
    ・自分の意見、似たような経験談
    ・本を読んでの意見
    (本を読んで学んだこと、自分の意見、今後の生活に生かしていく。など)

あらすじは簡単でもいいですが
・自分がどう感じたか?
・本を読んで何を感じ、今後にどう生かすか?
・「似たような経験」の自己開示 → 高得点ポイントです

青少年読書感想文全国コンクール審査基準
    ○ 応募規定にあっているか
    ○ 発達段階に応じた適切な本を選んでいるか
    ○ 読書のよろこび、楽しみが感じとれるか
    ○ 広い視野から作品を評価しているか 
    ○ 登場人物の心情や、作品の語っているものを的確にとらえているか
    ○ 著者の論旨を的確にとらえているか
    ○ 事実と著者の意見とを区別してとらえているか
    ○ 自分の意見・感想を率直に述べているか
    ○ 自分のことばで表現しているか
    ○ 発達段階に応じた考え方が表現されているか
    ○ 規定の文字数を十分に生かし、自己の思いを表現しているか
    ○ 読書によって得た自己の変革がみられるか
    ○ 規定の文字数を十分に生かし、自己の思いを表現しているか

 
審査基準も基本的な読書感想文と同じ評価の基準です。
あとがきから作者の意図をくみ取って感想文を書くと、良い点がもらえるでしょう


読書感想文の書き方は経験者から学ぶ!

読書感想文は正解があります

読書感想文は、まじめで真剣に本のテーマを考えている「とても正しい優等生な意見」が良い評価をもらえます。
「読書したうえでの学習効果が感じられるか?」と先生方は判断するからです。第66回お上位入賞者あ共に課題図書の「ヒロシマ消えた家族」での受賞になりました。


第66回上位入賞者一覧
内閣総理大臣賞 <小学校高学年の部>
土井優輔 徳島県 阿南市立見能林小5年「ヒロシマ 消えたかぞく」(ポプラ社) 

文部科学大臣賞<小学校高学年の部>
溝口悠路 神奈川県 慶應義塾横浜初等部5年「ヒロシマ 消えたかぞく」(ポプラ社) 

読書感想文の書き方がよくわからない人や、むずかしい本の時は、前年の課題図書の読書感想文全国コンクールの入賞作品を参考にすると書き方のコツが身につきます。


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