【不満/星新一】あらすじ・ネタバレ読書感想文の書き方・例文


こちらでは【星新一】の「不満」の
・「あらすじ・ネタバレ」
・読書感想文の書き方のコツ・ポイント
をご紹介いたします。

星新一というと、短編集をたくさん書く作家さんです。
読むのが簡単なので、読書する時間はないけど
自分の考えや意見がある人なら
読書感想文をピッタリの作品です。

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「不満」あらすじ・ネタバレ
「不満」読書感想文・書き方と例文 
うんちく・読書感想文の書き方の“こたえ”

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「不満」あらすじ・ネタバレ・こんな子にオススメ

「不満」あらすじ・ネタバレ
「おれをこんな目にあわせて、いったい、なにが面白いんだ」
おれはいくじなしだし、反抗しても
どうにもならないことを
いままでの経験から知っていた。
せまい場所に乗せられ、ドアを閉じられ
やつらの冷酷な顔を、憎悪の念をこめて
にらみつけてやった。
だが、もはやどうにもならない。
おそらくここから、二度と生きて出られないのだろう。

下の方から轟音がおこり
ロケット噴射で上昇をはじめた。
おれは宇宙船の中で苦しみ
やがて温度調節機能がこわれ
寒さでまもなく死が訪れるのがわかった。
やつらに仕返しがしたかった。
もし、生きて帰れたらたたではおかない。
薄れゆく意識の中でそう思った。

ふと気が付くと、そこは死後の世界ではなく
地球よりはるかに文明の進んだ星の、
赤い服を着た宇宙人に発見され蘇生したと
教えられた。

文明もずっと進んでいて頭に言葉がわかる
装置をつけられ意志を通じあわせることができた。
彼らは紳士的で「助けたのも因縁だし
一人で宇宙に乗り出した勇気に尊敬の念をいだいた」
と、望みをかなえてくれるという。

何のために宇宙においでになったのか、
と宇宙人に訊かれ、自分はよく知らないが
自分を宇宙に打ち上げたやつらの目的は、
他の星を占領することなのだろう、と言った。

宇宙人は、地球より高度な文明を持っているから
占領しようというのは無謀であると
あなたを地球に送り返すので伝えてください
と言います。

おれは「2度と地球に帰りたくない」
「あんなバカげた星は宇宙の平和のため粉々にした方がいい」

宇宙人たちは「そんなにおっしゃるなら」と
地球に向けて強力ミサイルを準備をし
発射のボタンを押す判断はおれにまかされた。

おれはためらうことなく、ボタンを押した。
ざまあみろ。いままでおれをサルだからといって、
好き勝手に虐待しやがった人間たちめ。

【不満】

読みやすさ ★★★★★ 読書時間10分
感想文の書きやすさ ★★★☆☆

「不満」は星新一短編集の中の一話です。
簡単に読むことができます。

理不尽な目にあい、宇宙に飛ばされたのが
実はサルだったというタネあかしと
実験動物としてあつかっていたサルに
人類全体が恨まれ復讐される事を
ヒドイと思うか?当然と思うか?
人間は動物を犠牲にして、恨まれて当然なのか?
と、星新一の作品の中では衝撃的な作品です。

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『不満』読書感想文・書き方と例文

読書感想文・文字数
・小学校低学年の部(1、2年生)本文 800字以内
・小学校中学年の部(3、4年生)本文1,200字以内
・小学校高学年の部(5、6年生)本文1,200字以内
・中学校の部 本文2,000字以内
・高等学校の部 本文2,000字以内

原稿用紙は1枚400文字です。
小学校3年生~6年生は3枚
中学生・高校生なら5枚になります。

感想文を起・承・転・結の4段落で書くとして
各段落を何文字ずつ書くか?割り振りしてみると
書きやすくなります。

 読書感想文の書き方

    ・この本を選んだきっかけ
     ↓
    ・簡単なあらすじ
     ↓
    ・感想、疑問点など
    (特に面白かったところ、感情が動いたところ)
     ↓
    ・自分の意見、似たような経験談
     ↓
    ・本を読んでの意見
    (本を読んで学んだこと、自分の意見、今後の生活に生かしていく。など)

あらすじは簡単でもいいですが
・自分がどう感じたか?
・本を読んで何を感じ、今後にどう生かすか?
・自分の意見
は重要です。
また「似たような経験」の自己開示がある感想文は
なぜか評価が高いです。

「不満」読書感想文・例文 1379文字

~冒頭(この物語を選んだ理由)~
人間生きていれば不満に感じることは
誰にでもあると思います。
「不平不満」とは文句や愚痴などのこと
ですが、この物語の主人公のおれは
命がかかっているのですから不満どころの
感情では済まない物語です。

~あらすじ紹介~
“おれ”はやつらに無理矢理ロケットに乗せられ
宇宙に飛ばされた。
耐え難い苦しみと、奴らへの憎しみを抱いたまま
死を覚悟し、もし生きて帰れたらただじゃすまないと
意識を失った。

気が付くと見たことのない部屋で赤い服を着た
文明の進んだ連中に助けられたと知った。
紳士的な彼らは地球に送り返すので占領しよう
などやめるように伝えて下さい、と言われたが
おれは「宇宙の平和のために手を打った方がいい」と
訴えたのだ宇宙人たちは
「発射ボタンはあなたが押してください」と
強力ミサイルを用意した。
さまあみろ。サルであるおれはためらうことなく
自分を虐待してきた人間への復讐にボタンを押した。

~感想~
物語の冒頭から“おれ”であるサルは
実験動物としてこれまでも数々の苦しみを
味わってきて、最終最後生きて帰る事のない
宇宙飛行の実験台にされます。
サルの気持になってみれば、たしかに人類全体に
復讐したくなるのは当然だろうと同情も感じます。
不満ではすまない心中憎しみが渦巻いても
仕方がないだろうと思われます。

「実験動物がいなければ科学が発展できないじゃないか」
「実験動物にはもちろん感謝している」
そのような動物をあつかう人からは
そんな声が聞こえてきそうです。
人類の発展のために実験動物が犠牲になっている事実。
そんな事実を研究する人たちは公には
決してしません。
また、なんとなくそのような事実がある事を
わかりつつ気にしないで生きているのが人間です。

~疑問~
では、動物実験はこの世から完全になくすことが
できるのでしょうか?
「成功するかどうかわからない実験のために
動物を犠牲にするな!」
それを言える資格のある人は地球上に
どれほどいるのでしょうか?
人間は動物性たんぱく質を食べて生きています。
食べられるためだけに生み育てられる
肉としての動物たちがいるのです。
もちろんそんな動きに反対して
卵や乳製品を含む動物性食品をいっさい
口にしないビーガンという
完全菜食主義者になる人もいます。
ですがビーガンの人は動物実験の成果で
完成した医薬品を病気の時に
拒否するのでしょうか?
ペットとして売買され、飽きたら捨てる。
売れずにあまったら実験動物に活用する
業界もあれば、食料が足りず山から畑に
降りてきた動物は害獣として駆除されます。

きっとこの現状にサルを助けた赤い宇宙人なら
「地球人とはずいぶん原始的だな」と
あきれることでしょう。
人間は動物を食べずにはいられない。
動物実験せずにはいられない。
犠牲にせずにはいられない。
人間は生き物の犠牲の上に生きている動物と
自覚が必要なのです。

~本を読んでの意見~
「不満」を通して実験動物として
人類の発展のために死んでいく
動物の存在とあるかもしれない
恨みの念を知ることができました。
このような動物たちに人間はいつか
復讐されるのでしょうか?
いえ、それはないでしょう。
これはフィクションの世界です。
ですが、人間は多くの動物の命を
犠牲にして生きている事実を
頭の隅に常においておくことは
人類とって必要なことです。
命を犠牲にしている原罪を背負う事は
奪った命を無駄死にさせない事です。
生まれ変わりがあるならば、実験動物に
生まれ変わるかもしれないのですから。

 星新一は何話かまとめた感想文でもOK!

「不満」だけでも感想文は書けますが
どうしても1話だけじゃ感想文が書けない場合は
星新一の本1冊の中から
「○○と○○が印象的でした、なぜなら」とか
「○○と○○の話に共通点または真逆だと感じたました」
などで感想文を書くのも面白いでしょう。


読書感想文の書き方は経験者から学ぶ!

読書感想文の書き方にも“正解”があります。

入賞作は審査員が気に入る読書感想文は
まじめで真剣に本のテーマを考えている
「とても正しい優等生な意見」が書かれています。

それを「読書したうえでの学習効果が感じられるか?」
と先生方は判断するからです。

自分なりの意見があっても反抗的だったり
「いいと思います」「すごいと思います」などの
単純な感想ではいい点数をつけてくれません。

何をいいと思うのか?
前年の課題図書の読書感想文全国コンクールの
入賞作品を参考にすると書き方のコツが身につきます。


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