【ナンバークラブ/星新一】あらすじ・ネタバレ読書感想文の書き方・例文


こちらでは【星新一】の「ナンバークラブ」の
・「あらすじ・ネタバレ」
・読書感想文の書き方のコツ・ポイント
をご紹介いたします。

星新一というと、短編集をたくさん書く作家さんです。
「ナンバークラブ」は1973年の作品ですが
まるで現代のSNS社会を言い当てた
予言の書のような作品です。

読むのが簡単なので、読書する時間はないけど
自分の考えや意見がある人なら
読書感想文をピッタリです。

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「ナンバークラブ」あらすじ・ネタバレ
「ナンバークラブ」読書感想文・書き方と例文 
うんちく・読書感想文の書き方の“こたえ”

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「ナンバークラブ」あらすじ・ネタバレ

出張である都市に来たネヌ氏は
夜の時間を持て余し「ナンバー・クラブ」へ繰り出した。

会員限定の「話題発見サービス」が提供される
ナンバー・クラブでは、会員になった人物の
過去の記録が中央コンピューターセンターに
登録され、同じく会員である初対面の人との
「共通の話題」を会員証を差し込めば
提供してくれるというサービス。

初対面の人との共通の話題探しの努力が
いらないし、気軽に親交を持つことができる。

任意なので「プライバシーが」と嫌な人は
この制度を拒否しているが、エヌ氏は
「ナンバー制があるおかげで人生が寂しくなくなる」
と、使わない人を「意味のない人生」と思う。

最初に出会った商店主の男性とは会話が弾んだが
そこへ一人の婦人を加え「江戸時代のガラス器」の
話題になると口論になりかけた。
商店主か婦人が情報送りそこね、情報不足だったらしい。
すぐに違う話題を出して、そこからは盛り上がり
気持よく解散することができた。

その帰りに偶然学生時代の友人と出会った。
彼はエヌ氏の親類と結婚している。
せっかくだから1杯やろうとなったが
友人はナンバークラブの会員じゃないし
「自分を失いそうだし、いい事はない気がする」
と嫌悪していた。
普通のバーに入ったが会話が弾むどころか
議論になってしまう。親しいはずなのに。
エヌ氏はナンバー制を毛嫌いする奴は
可哀想だし人生をつまらなくしていると思った。

友人と別れてから、ナンバークラブに戻り
禁断症状のように震える指でナンバーを押した。

【ナンバークラブ】

読みやすさ ★★★★☆ 読書時間10分
感想文の書きやすさ ★★★★★

「ナンバークラブ」は星新一短編集の中の一話です。
簡単に読むことができます。

世界にSNSが誕生して、知らない人とつながれる
現代を予言したかのような作品です。

物語ではこの会員資格は35歳以上で
その理由は社会経験が少なく、利用価値が少ないから
とされています。

現代は小学生でもSNSができる時代ですから
小説よりももっと危険な世界が実現化していると
思われます。

印象的なのは主人公のエヌ氏が禁断症状のように
震える指でナンバークラブのボタンを押し
それが終わると震えが止まります。
エヌ氏がナンバークラブに傾向してしまう理由と
現代のSNSの危険性を比較してみるのも良さそうです。

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『ナンバークラブ』読書感想文・書き方と例文

読書感想文・文字数
・小学校低学年の部(1、2年生)本文 800字以内
・小学校中学年の部(3、4年生)本文1,200字以内
・小学校高学年の部(5、6年生)本文1,200字以内
・中学校の部 本文2,000字以内
・高等学校の部 本文2,000字以内

原稿用紙は1枚400文字です。
小学校3年生~6年生は3枚
中学生・高校生なら5枚になります。

感想文を起・承・転・結の4段落で書くとして
各段落を何文字ずつ書くか?割り振りしてみると
書きやすくなります。

 読書感想文の書き方

    ・この本を選んだきっかけ
     ↓
    ・簡単なあらすじ
     ↓
    ・感想、疑問点など
    (特に面白かったところ、感情が動いたところ)
     ↓
    ・自分の意見、似たような経験談
     ↓
    ・本を読んでの意見
    (本を読んで学んだこと、自分の意見、今後の生活に生かしていく。など)

あらすじは簡単でもいいですが
・自分がどう感じたか?
・本を読んで何を感じ、今後にどう生かすか?
・自分の意見
は重要です。
また「似たような経験」の自己開示がある感想文は
なぜか評価が高いです。

—–感想文書き方ヒント—————————————
【感想、疑問点など】
・星新一は1973年にこの物語を書き、現代はその通りになった。
・なぜ人は人とのつながりを恐れつつ、執着するのか?

【似たような経験談】
・ついインターネットにはまってしまう
・人間は人間に気を使い過ぎる世の中になってしまった

【自分の考え】
・コンピューターがすべて悪いとは言わないが
現状を認識する事で未来を変えることができるかも

「ナンバークラブ」読書感想文・例文 2011文字


~冒頭(この物語を選んだ理由)~
新しい環境、初対面の人とどうコミュニケーションを取るか?
子どもの頃は何も考えずに、友達は自然にできていたのに
気が付けば、見知らぬ人とは何を話していいのかわからない
間が持たなくて困るという事、誰でも経験する問題です。
マイナンバークラブはそんな困った問題に、カード1枚で
共通の話題を提供してくれ、スムーズな関係づくりの
役立つ便利なクラブ。
ただし個人情報をコンピューターに登録します。
これが予言の書になるとは、星新一は
考えていたのでしょうか?

~あらすじ~
エヌ氏は出張先で夜の暇つぶしにナンバークラブに行った。
そこでは初対面の会員同士でも、共通の話題をコンピューターが
導き出してくれ、親しくなれるサービスを提供する店だ。
ただし個人情報を登録する必要があるので
それを懐疑的に思う人はナンバークラブを毛嫌いしている。
エヌ氏はそこで出会った商店主の男性と後から来たご婦人と
会話が弾み、3人で楽しい時間を過ごした帰り道
学生時代の同級生でエヌ氏の親戚を妻にした友人と
偶然出会った。
2人は普通のバーに入るも友人は
「ぼくはプライバシーを大切にしたいんだ。…
自分が自分であることを失ってしまうのじゃないかな」
とナンバークラブには入らず、しかも友人のハズなのに
会話がかみ合わず議論にさえなる。
エヌ氏はナンバー制を毛嫌いする奴は人生をつまらなくしている
と、憐れみながら友人と別れモヤモヤしてもう一度
ナンバークラブに行き、会員証を入れ、ナンバーを押す。
その指は禁断症状が起こりかけているかのようにふるえている。

~感想~
個人情報保護法ができたのは2003年だ。
当時も今も「別に自分は隠すような重大な秘密はないから」と
この法律が個人の何を守ってくれているのか?
いまいちわからない人も沢山いるのが現状です。
ですがこの法律ができた頃より、個人情報は
容易にバレるようになりました。
インターネットによるSNSです。
いろんなSNSがありますが、そこでは
誰かとつながる事で友達ができたり
ビジネスができたり大人から子供まで
電子空間に存在すると、いつの間にか
どんな人であるのか?何が好きなのか?
コンピューターに個人情報が吸い取られて行きます。
ですが、エヌ氏の友人は拒否することができても
現実の世界で人とつながるために
ある程度の個人情報をやむなく登録しなければ
いけない世の中になっています。

~疑問~
エヌ氏の一番危険な兆候は、すっかりナンバークラブに
依存しているという事です。
見知らぬ誰かと知り合い、明るく楽しく
なつかしい話をとめどなく楽しみたい。
そこでは議論も発展性もなくても
黒して共通点を見つける必要もない。
快しかない関係はいつでも誰でも
自分を受け入れて心地よくしてくれる
まるで麻薬のようだった。

「楽しければいい」「便利だから良い」
だが個人情報は誰かに確実に管理され
「あなたはこれが欲しいんでしょ?」と
気になっていた商品をすすめられ
興味のありそうな動画をすすめられ
似たような情報を提供され
気が付くといつもコンピューターが
自分に進めるものは同じものばかりで
新しい何かはくれない。

コンピューターが手軽な携帯電話となり
犯罪に巻き込まれたり、誹謗中傷されたり
詐欺にあったり、そんな危険な目に
合うこともあればネットゲームや
動画などにはまり健康に害を与える場合もある。
なぜそれらにハマるのか?
人は人と群れたいのに怖いから、安全に群れたいから
だと思う。
傷つけられたくない、共通点を見つけるために
なぜ自分が余計な苦労して話題を探す必要がある?
根底には自己保身そして所属願望が
あるからではないか?と思うのです。

~本を読んでの意見~
誰かとの共通点を知った時、おたがい嬉しくなるのは
「仲間」という所属先に安心感を得るからです。
やたら友情にこだわり冒険する漫画が
あるのはそのためでしょう。
友人を持つ事はもちろん良い事です。
ですが、根底にある寂しさや恐怖を
凝視しない為にナンバークラブにのめり込み
疑似的な友情を楽しむのは自立した大人と
言えないかもしれません。

現実の人間関係はたしかにそう優しくないものです。
本音を言わず、いい人を演じながら
わからないようにマウントを取れたら御の字です。
そして多くの人が「自分は変わっている」と
思い込む大差ない凡人であることに
気づいていませんし
「マイノリティを差別しない」という名の
細分化優遇にヘトヘトになっています。
人間関係の難しさがすべてコンピュータのせいとは
いいませんが、たしかになにか人間にとって
大切なものをなくしているような
「ずるずるといつのまにか自分を失い
気がついてみたら、どうしようもなくなっているんだ」
今もうすでそんな時代になってしまった気がします。

ただ星新一が最悪の予想の物語として
これを1973年に書き上げました。
ならば誰かが人間が本当に幸福感を感じる世界を
誰かが作りだす事もできるわけです。
そのためには、多くの人が今の世の中を
「なにかおかしいぞ」と気が付く事。
そこから始める必要がありそうです。

 星新一は何話かまとめた感想文でもOK!

「ナンバークラブ」だけでも感想文は書けますが
どうしても1話だけじゃ感想文が書けない場合は
星新一の本1冊の中から
「○○と○○が印象的でした、なぜなら」とか
「○○と○○の話に共通点または真逆だと感じたました」
などで感想文を書くのも面白いでしょう。


読書感想文の書き方は経験者から学ぶ!

読書感想文の書き方にも“正解”があります。

入賞作は審査員が気に入る読書感想文は
まじめで真剣に本のテーマを考えている
「とても正しい優等生な意見」が書かれています。

それを「読書したうえでの学習効果が感じられるか?」
と先生方は判断するからです。

自分なりの意見があっても反抗的だったり
「いいと思います」「すごいと思います」などの
単純な感想ではいい点数をつけてくれません。

何をいいと思うのか?
前年の課題図書の読書感想文全国コンクールの
入賞作品を参考にすると書き方のコツが身につきます。


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