犬・猫の毛玉の上手な取り方【画像】
かわいいペットも大事にしているつもりでも「お風呂大っきらい」「ブラッシングも超嫌い!」な仔だといつの間にか皮毛に毛玉が出来ている事があります。出来始めならブラッシングで何とか出来ても固まってゴワゴワになってしまったらもう切って取り除くしかありません。
最終手段はハサミで毛玉を切るしかありませんが、ハサミを怖がって暴れたりするとペットも飼い主もヘタしたらケガもしかねません。また切った跡がボツっと毛玉を切った跡もかわいくありません。
こちらでは





をご紹介します
毛玉を取らなければいけない理由
我が家のグレちゃん(♂2歳)もブラッシング大っきらい!ブラシをみるとすかさず逃げますし、つかまってブラッシングされている時は「ツライ、ツラすぎる、でも耐えるノダ!そして逃げるスキを見計らうのだ!」と思惑が表情から読み取れます。
ブラッシングはペットの毛皮の汚れをとって、艶を出し血行促進で良い事づくめです。が「嫌がるからやらなくても良いかなぁ」「毛玉もそのうち取れるかなぁ」なんて思っていたらペットにできてしまった毛玉はそのままにしておくと結果ペットたちに良くない影響を与えます。
・からまった毛で皮膚が引っ張られ痛みを感じる、場合により引っ張られ皮膚がさける事も。
・毛玉を取ることに時間を取られるとグルーミングが余計嫌いになる
と「まっいいか」とほおっておいてはいけない事なのです。
犬、猫の毛玉のできやすい場所
犬も猫も体表には、水分の多い汗を出すエクリン腺(猫はほとんどない)と油分の多い皮脂が分泌されるアポクリン腺の2つの汗腺があります。アポクリン汗腺から出る分泌分は油性なので、汚れをくっつけやすく、毛がからみやすくなります。基本的にはブラッシングやシャンプー不足が原因になりますが他にもできやすい理由はあります。
犬は特に首の周りや胸の下、お腹、脇の下、内股など毛がこすれやすい部分にできやすいです。また首輪や洋服を着せるなども毛玉が出来やすくなる要因とされています。
猫はのどやあご、足の付け根(わきの下)お尻、胸の内側(お腹)、耳の後ろが毛玉が付きやすい場所のようです。超時間寝る事で擦れたり、抜けた毛が身体にくっついたままだと、猫のささくれ状の毛がもつれて毛玉の原因になります。
ワンちゃんに防寒や雨や雪などから濡れるのを防ぐため洋服を着せる事もあるでしょうし、猫は超時間寝る動物です。やはり日頃のボディチェックが大切という事になります。
毛玉の上手な取り方【画像】
準備物
場合により 水で薄めたリンス液(スプレー)・毛玉取りローション
【軽い毛玉の取り方】
毛玉の根元を片手で押え「皮膚を引っ張らないように」毛の流れに沿ってくしやコームで毛先からほぐしていきます。毛玉が取れたら全体的にブラッシングします。
【ひどい毛玉の取り方】
毛玉は根元からボツっと切るのではなく、根元をおさえ、毛玉に向かってタテに十字にハサミを入れます。
十字に切って分けた毛玉を、毛の根元をおさえ少しずつ手でほぐしていきます。
ほぐれたら毛先から少しずつクシなどですいていきます。
頑固な毛玉はクシでほぐす時に水で薄めたリンス液(スプレー)・毛玉取りローションなど使用します。10~20㎝ほどはなして毛玉の周辺も含めスプレーします。
ただし!どうしてもほぐれない毛玉は根元から切るしかありません。ペットの皮膚を傷つけないように十分な注意が必要です。
毛玉が出来ないようにするには
ブラッシングやシャンプー以外でもこまめに注意を払う事で毛玉を予防する事も出来ます。
・食事やトイレの後、汚れをふき取ってあげる
・毛の抜けかわる季節はブラッシングの頻度を多くする
・季節によりサマーカットなどする(猫も長毛種はする事も、ただしマラリアに注意)
・シャンプー前には必ずブラッシング(汚れ落ちが良くなります)
・シャンプー後はきちんと乾かす(濡れるとからみやすくなります)
・ブラッシングは短時間で少しずつ、ほめながらする
いづれにしても、出来てしまったペットの毛玉は飼い主のケアレスミスですから著者もお恥ずかしい限りなのです。かわいいわが子に弊害があるならばどんなに嫌われようと、なだめスカしながらブラッシングやシャンプーする次第です。
ペットのブラシの選び方
我が家は猫の多頭飼いなのですが、猫にもそれぞれブラシの好みがあります。刺激が好きな子もいれば優しいのが好きな子もいますので、人間の使いやすさよりも「ブラッシングが好きになるブラシ」の方がペットも飼い主もお手入れがしやすくなるかもしれませんね。
獣毛ブラシ・・・やや高額なものの皮毛が痛みにくく静電気が起きにくい、フケ取りマッサージ効果と毛に艶が出ます。
ナイロンブラシ・・・安価で水洗いOK。あたりはそこそこ柔らかいが静電気が起きやすい
スリッカーブラシ・・・金属で毛のもつれ、抜け毛除去に最適、刺激を感じやすい子には不人気?
ピンブラシ・・・クッション性があり皮膚への当たりが柔らかくマッサージ効果、抜け毛取りに向いているが掃除しにくい
ゴムブラシ・・・抜け毛取りに向いていて当たりも柔らかい。(スリッカーブラシよりは取れない)洋服やカーペットのペットの毛も除去できるメリットも。
ペットのお好みのブラシを見つけるまでは試行錯誤しなければいけないかもしれませんが、我が家はペット用のよくある金属ブラシを使っています。ブラッシングが好きな子は身を任せてくれますがある程度以上やると「しつこいっ!#」と怒られます。
なぜか今回タレント杉本彩さんの往年の名曲「B&S」で「飛~び散る汗はッ 体の言葉ッ♪ 愛ぁ~してBody&Soul!♪」を思い出してしまったのですが、ペットの毛玉は彼らの体からの言葉なのかもしれませんね。ちなみにペット大好き杉本綾さんは動物愛護活動をされています
毛玉はペットと飼い主のコミュニケーションをはかる黄色信号!