【おちょやん・あらすじネタバレ】12週「たった一人の弟なんや」おちょやん弟のモデルは実在する?

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【おちょやん・あらすじネタバレ】12週「たった一人の弟なんや」


2月22日(月)
一平は自分の力試しに、前座で千代と舞台に立つことにしました。
台本の新作「若旦那のハイキング」はみつえと福助をモデルに書いた商売敵の親同士のせいで許されぬ恋の物語です。
ですがこの頃、警察の検閲が厳しくなり、男女の恋愛場面は書き直されてしまうご時世に思い通りの表現ができない一平は「衝動的欲動表現できない」とイライラ。また一か月前にえびす座でボヤ騒ぎがあり、気がかりなことが続いていました。
ストーリー中に恋に落ちた男の方が、恋人の気持ちを確かめるため酒を飲ませるシーンがあり、千代は「弟のヨシヲのためなら死ねる」そんな気持ちなら演じられると一平に話しました。
舞台初日、客はあくびをしていましたが、千代の「生まれ変わったら、一緒になりましょうな。」と毒入りの酒を飲んだ後、一平が衝動的に千代にキスをしてしまい、劇場は大騒ぎに…。


2月23日 (火)
突然のキスシーンい観客たちは湧き上がりますが、立ち会っていた警官により即刻、芝居は打ち切られ、千之助はブチ切れ、一平は逆切れ。初めてのキスに放心状態の千代。岡安のお茶子たちが必死に慰める…。
警察で鶴亀株式会社の熊田らが必死に警官に頭を下げるのに、逆切れした一平は演劇論をぶつけさらに怒られる始末。なんとか公演は続けられることになった。とはいえ、千代は「初めて」だったと暴露され、千之助からは「ああでもせな、客を楽しませられない」と嫌味を言われる。
帰り道に、さらに千代から怒られる一平だが、突然現れた男に「ようも姉やん傷もんにしてくれたな」と殴られる。
それは12年ぶりに再会した弟のヨシヲだった。
岡安にヨシヲを連れ帰り、シズたちに紹介。ヨシヲは神戸の会社に立派に勤めていると言い、岡安のみんなは千代の苦労を思い喜んで受け入れてくれる。千代はヨシヲと離れていた時間を埋めるかのように再開を分かち合い、今まで贈られた花もヨシヲからだと聞き「やっぱりかぁ」とさらに喜ぶ。
その頃、一平はヨシヲの存在になにかいかがわしいものを感じる。
千代はヨシヲに鶴亀家庭劇の芝居を見せると約束するが、その矢先、鶴亀株式会社の熊田から、鶴亀家庭劇の公演が「劇場に火をつける」という脅迫電話のため当面中止となってしまう。

2月24日 (水)
会社からの活動休止を受け、一平は千代に「話したいことがある」と言うがヨシヲが現れたので言いそびれてしまう。
一平は脅迫電話の件はヨシヲが関係しているのではないかと疑っていて、後をつけるとヤクザのような輩と鶴亀株式会社を潰してまずは家庭劇を潰し、興行権利を奪い取る計画を企てる話を聞いてしまう。
一平はヨシヲらの仕業で千代は利用されていると話すが信じようとせず、現れたヨシヲもシラを切るので殴られた時に一瞬見えた刺青をみせるために、水をかけてヨシヲの正体を千代に示した。バレてしまったヨシヲは逆切れをして「今更姉ぶるな」「自分に気が付かなかった」「金の為なら何でもするし、そうして一人で生きてきた」「今の仲間以外誰も俺を助けなかった、人の事はどうでもいい」と警察に行ったら道頓堀銃の芝居小屋に火をつけると脅して出て行った。
一平はもう自分らで手に負える件じゃない。、座長としても大山社長に話するしかないと言うが千代は、ヨシヲはたった一人の弟で、このままだと自分もダメになる…ヨシヲを説得するから待ってほしいと一平に頭を下げ懇願する。

2月25日 (木)
ヨシヲの事を知らない岡安の人々はヨシヲに良くしてあげたいといろんな提案をしてくれ、千代は泣きそうになってしまう。
鶴亀株式会社では事の発端を探り当て、策を講じていた。
千代は一平とヨシヲに会いに行き、悪い連中と手を切って欲しいとお願いし、養ってやるというがヨシヲは千代を追い返いそうとし、一平も千代に「いい加減にしろ」と連れ出し、「家庭劇を終わらすわけにいかない」「大山社長に、すべて話す」ともう一度ヨシヲの元に行く。
ヨシヲにしたら実家を飛び出し、一番苦しい時に拾ってくれたのが今のヤクザの親分という恩義があった。
一平は「千代は、弟のためなら死ねると言ってた」「この世の中でオマエの事を誰より思っているのは間違いなく千代」だと話す。
その夜、お茶子からヨシヲが怖い顔でえびす座に向かっていたと聞き、千代と一平も後を追いかけると、まさに芝居小屋に放火しようとマッチをつけようとしていた。


2月26日(金)
千之助がヨシヲの放火を止め、千代と一平もかけつけヨシヲと2人千代は話し合った。
「もう、そないことせんかてええねん。あんたは、見捨てられたんや。」今回の話は、鶴亀の大山社長とヨシヲのヤクザ仲間の間で話がついていたのです。
千代は「あないな人たちは、本当の仲間やない。ヨシヲにここにいてほしい。」と言ってもヨシヲは「あの人たちのことを悪くいうな。拾ってもらえなかったら野垂れ死んでた。姉ちゃんにとっての岡安が俺にとってのあの人たちや」
岡安の人が自分に親切なのも千代のためだし、女優の仕事もうまくいって、ヨシヲを捨てて自分だけうまくいって…この仕事を引き受けたのは千代を引きずりおろすためにやった、とすべては千代への嫉妬と恨みから引きずり降ろそうと思ったからだったと口にするヨシヲ。
だが千代はこれまでのつらい人生でもヨシヲを思って頑張ってこれたととの思いに、ヨシヲも心が揺らぐが「これ以上いたら戻れなくなる」と帰ろうとします。
千代は、そんなヨシヲに母にもらったビー玉の形見を渡し「今度はアンタが守ってもらえ。いつか、このガラス玉を返しにくるんやで」とヨシヲと別れます。
そして「また、ウチ一人になってしもた・・・。」と言う千代に話を聞いていた一平は「一人やあらへん、俺がいる。」と泣きじゃくる千代を抱き締めるのでした。

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【おちょやん・あらすじネタバレ】おちょやん弟のモデルは実在する?

今週は千代も弟・ヨシヲもかわいそうな週でした。
そもそもがネグレクトなテルヲを父に持てば、家に残ったからと言ってまともに育ててもらえるのは到底無理だったのかもしれません。
子供時代の千代にしたら後妻の「栗子にかわいがってもらえそう」と思い、奉公に出たのにヨシヲからは捨てられ、自分だけ立身出世しやがってと思われていたとは…。
ヨシヲは千代の苦労を何も知らないとは言え、実家とヤクザな世界で相当苦労したでしょうから、千代への逆恨みしてしまうのも仕方がないような感じでした。
別れ際に実母の形見のお月様のようなビー玉を渡し「いつか返しに来い」と言いますが再開の日はあるのでしょうか?

さてそんなおちょやんのモデル浪花千栄子さんに実際弟がいたようです。
5歳の時に母親が死に、弟と鶏の世話と家事をこなすため小学校へ通わせてもらず、父が再婚しても月謝未払いでやはり小学校に行けませんでした。
そのうち後妻もまた出ていきましたが、家に戻る条件に後妻の前夫との間にできた子供も引き取ることと浪花千栄子をよそへやることが条件でした。浪花千栄子は、祖母の家に引き取られ、そのうち弟まで追い出されて祖母の家に来たため口減らしのために、浪花千栄子は奉公にだされたのです。
ここまで聞いてもヒドイ話なのですが、その後の弟との交流がうかがい知れる情報はありません。
ですが、一平のモデル渋谷天外との離婚後、もらった養子の2人目は浪花千栄子の弟の娘だと言われています。

おちょやんが浪花千栄子の生涯をどこまで放送するのかわかりませんが、ビー玉の伏線を回収するには、一平と離婚後、ヨシヲの子を養子にもらうまでになりますが…どうなのでしょう?

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