【節分で落ちた豆】は食べる?捨てる?掃除していいの?素朴な疑問
「鬼は~外っ!福は~内っ!」
と子供の頃なら誰しも経験がある節分の豆まきですが、大人になると「めんどくさい」「ご近所に恥ずかしい」なんてすっかりやるのを忘れていましたが、最近は恵方巻や寺院仏閣などで行われる節分祭も人気です。
お子さんがいらっしゃるご家庭なら豆まきもするでしょうがその後の「掃除がめんどくさい」のは事実です。また「外に落ちた豆の掃除のタイミングは?」なんて疑問も残ります。
こちらでは
落ちた豆は全部食べたほうがいいの?
トイレ、お風呂、外にまいた福豆も食べるの?
という節分にまつわる素朴な疑問を検討してみます。
外に落ちた豆はいつ掃除するの?
持家なら外にまいた豆もハトやスズメが食べてくれるかもしれませんが、マンションなど集合住宅ではそうもいきません。
やはり豆まき終了後早々にお片づけした方が良いでしょうが、放置するにしても翌朝の御近所への迷惑も考えて早朝にはお掃除しましょう。
また別の方法として・・・
・小分けになった袋ごとまく
・殻付きピーナッツ(落花生)、ほか殻付きの豆ならピスタチオやアカダミアナッツ
などもあります。
落ちた豆は全部食べたほうがいいの?
基本「落ちた豆も食べる」それが節分です。
節分でまく豆は本来「神棚にお供えした福豆」ですから「神様のお供え物」ということで非常にありがたいお豆という事です。豆まきのやり方と使う豆は?
そもそも、2月3日の節分は大みそかと同じような感覚で「新しい年(季節)を迎える境目の日」、年末に大掃除をして新年に神様を迎え入れられるきれいな状態にするのと同様に、家をキレイにしておく事も大切ということです。
3秒ルールじゃありませんが
「部屋が掃除がされて清潔ならばそもそも病気にならないで1年家内安全に暮らせますよ」ということです。
「豆まきのために掃除しなければいけないのか?」となると途端に節分もやる気が失せますから、殻付きのピーナッツなどの豆をまくのは合理的と言えます。
トイレ、お風呂、外にまいた福豆も食べるの?
いくら外やトイレ、お風呂場でも「神様のお供え物」捨てるのは何だかバチが当たりそうでちょっと怖いです。
「食べたくはないけど捨てるのもチョット・・・」な対策として
①福豆はお守りにする・神棚にお供えする
お守りの起源は神社仏閣の奉納した米、社殿修復の木っ端、ご神木の木の実(ギンナン)などを袋づめしたものなどが起源の一つでもあります。
神様にお供えしたものやご神木など、神様のお側にあったものですから、節分の豆もお守りにするのは良いことということです。
1年間豆を神棚にそなえておくとその家には落雷がない、病気になったら神棚の豆を飲むと治るとも言われています。
②ペットなど動物に食べてもらう
ワンちゃんなど飼っているご家庭は「ペットに食べてもらう」というのも無駄にしないという意味では後ろめたさも消え、ペットにも神様の御利益がありそうで堂々とできそうです。またハトやスズメなどに公園などで配るのもいいかもしれません。
③福茶にしてのむ
福茶とは
元日に若水を沸かし、中に黒豆・結び昆布・梅干し・山椒(さんしょう)などを入れた茶。また、結び昆布と小梅干しに湯または煎茶を注いだもの。正月・節分・大みそかなどに飲んで長寿を祝う。正月のものを特に大福茶(おおぶくちゃ)という。
「外に落ちた豆でも一生懸命洗えばOK!」という方は福茶で頂けば無駄にならないで済みます
【福茶の作り方】
<材料>(湯のみ1杯分)
・福豆……3粒 (豆まきの豆。香ばしく炒ったほうが美味しくなります)
・塩昆布、または昆布の佃煮……適量
・梅干……1粒(種をとっておきます)
・熱湯……180cc(お好みで緑茶でもOK)
<作り方>
材料を全部入れ、熱湯を注げば出来上がり
節分祭などでは「落ちた豆は拾わないでくださーい」とキビシメの注意をされます。
おそらく、衛生的でないという理由や人で混雑している状況で落ちた豆を拾うのにしゃがみこんで転倒などの事故の防止も考えてのことと思います。ですが、最近の節分祭では豆以外にも袋入りのお菓子など配りますから、衛生面はさほど心配しなくてよいでしょう。
大豆はご存じ女性ホルモンを補うイソフラボンの宝庫です。
1粒の大豆も無駄にしない心がけが美しさを生みます、節分を楽しみましょう!
外に落ちた豆を食べても大丈夫なら1年間健康に暮らせるでしょう(笑)