【夏の騎士】読書感想文の例文とかんたん書き方のコツ!


こちらでは
夏の騎士」著:百田尚樹の「あらすじネタバレ」と読書感想文書き方・例文などをご紹介いたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【夏の騎士】こんな人にオススメと感想文書き方のコツ
【夏の騎士】読書感想文のかんたん書き方のコツ(ポイントとキーワード)
【夏の騎士】読書感想文の例文と感想文レビュー 
うんちく~こんな作品もオススメ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Sponsored Link

【夏の騎士】こんな人にオススメと感想文書き方のコツ

【出版社内容情報】
あの夏、僕は人生で最も大切な「勇気」を手に入れた。 新たなる感動を呼び起こす百田版「スタンド・バイ・ミー」、約3年ぶり、待望の長編小説。 勇気――それは人生を切り拓く剣だ。 あれから31年の歳月が流れたが、ぼくが今もどうにか人生の荒波を渡っていけるのは、あの頃手に入れた勇気のおかげかもしれない。 昭和最後の夏に経験した、少女殺害の謎をめぐる冒険、友情、そして小さな恋。 稀代のストーリーテラーが書き下ろした百田版「スタンド・バイ・ミー」、ついに刊行。 

読みやすさ ★★★☆☆
感想文の書きやすさ ★★★☆☆

こんな子におすすめ
・小学校高学年から
・勉強が苦手
・コンプレックスや苦手なものがある
・冒険モノが好き
・家庭問題・親との関係などモヤモヤした悩みがある 
・物語の主人公たちと同じロスジェネ世代     など

 
【夏の騎士】感想文書き方のコツ

「夏の騎士」のテーマは“勇気”です。
小6の落ちこぼれ3人組が人生を変えた夏、そこでふりかざした「勇気」とはどんなものか?
少しの「勇気」が人生にとってどれだけ大切なものか?
この作品で感想文を書く場合は
・「勇気」の必要性
・作者の言いたい人生の成功法とは何か?
大きく分けるとこの2点について感想や考えを書くと良いです。

作者の百田尚樹さんは常に人にメッセージを伝えたい人ですから
下記に上げたキーワードも、百田尚樹さんが自分で経験し身をもって知った
読者に伝えたい事です。
ピンときたフレーズと「勇気」についてからめ合わせると感想文が書きやすくなるでしょう。

  

【夏の騎士】読書感想文のかんたん書き方のコツ(ポイントとキーワード)

本と出会ったきっかけ
本の簡潔な説明
なぜ面白かったのか
心に残ったところ
本を読んでわかった事学んだこと変わったとこ

作者の言いたい事➡(ポイントとキーワード)

●いったん大恥をかいてしまうと、開き直りと言うのか、何と呼ばれようと全然気にならなかった。

●人生は攻撃よりも守る方がずっと困難で、しかも大切だということは、大人になってから学んだことだ

●人生の成功者は、優先順位を間違えない人間だと。簡単に言えば「今やるべきことをやる」―これができる人間は成功を収める。「成功者になるための…」みたいな本を買う人間は自分もそれを唱えれば、成功者になれると信じている。バカバカしい。成功へのただ1つの道であり、しかも最高の法則は「今やるべきことをやる」それだけだ。

●人生はささいな事で、大きく揺れる。しかしその渦中にあるときにはそれがわからない。何年もたって振り返った時に初めて、あのときがターニングポイントだったのか気付くものだ。

●人は本気になった時には、わざわざそれを口にしないという事を初めて知った。自らを鼓舞するようなことを言うのは、そうしないと弱い自分が出てしまうという不安があるときだ。

●精神と脳も負担をかける事によって成長するのだ。逆に子供時代や十代にそうした負担をかけずに過した者は、社会に出て苦労する事になる。大人になってから、いやな仕事や退屈な仕事を続けることに根気をよく見たが、全員とは言わないまでも、子供時代や重大の頃にそうした負担を背負わずに来た人が多かったように思う。

●人生はベストを尽くせばいい。その結果に関しては何ら恥じることはないという事を学んだのだ。恥じなければいけないのは、ベストを尽くさずに逃げる事だ。そして自分に言い訳をする事だ。

●勇気は決して天から舞い降りてきたものではない。幸運に恵まれて道端で拾ったものでもない。人はみな勇気の種を持っている。それを大きな木に育てるのはその人自身だ。そして勇気こそ、人生で最も大切なものの一つだ。

Sponsored Link

 

【夏の騎士】読書感想文の例文と感想文レビュー

※下記は参考として書いた【夏の騎士】の読書感想文です。
太字は作品の中の印象に残った表現を引用したものです。
また、読書レビューも参考になります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「勇気―それは人生を切り開く剣だ」
以前の自分には「勇気」という言葉はすごく大げさなモノでした。
だいたい「勇気」って日常生活でいつ使うの?という疑問。
ですが、この本を読んでみて人生にはいつでも勇気が必要なのだと実感することが出来ました。

小学校5,6年生の時、口には出さないけど感じていたものがあります。
クラスメイト達も中学受験をしたり、色気ついてきたリ、体も心も少しずつ変化が起きて来ている。
「あと1,2年で小学生じゃなくなる」「もう子供じゃいられなくなる」と社会が自分に変化する事を求めている気がして「このままでいいの?どうしたらいいの?」という漠然とした焦りがありました。
自分はこの物語の主人公たちと同じ臆病でコンプレックスまみれの小学生時代を過ごしていたように思います。

小学校6年生の落ちこぼれ3人組
木嶋陽介は肥満児で勉強もできず2代続く生活保護の母子家庭。
高頭健太は裕福な医者家系だが、塾通いも成績が伸びず吃音発症。
主人公、遠藤宏志も勉強も運動もダメな落ちこぼれで、父譲りの臆病である事にトラウマと共にコンプレックスを抱く少年。
妄想で現実逃避できる読書が好きな宏志は「アーサー王の物語」に影響され、「3人で騎士団を作ろう」と提案します。
彼らは秘密基地を作り、クラスのマドンナ帰国子女の有村由布子にレディになってもらい、隣町で起きた小学5年生女子の殺人事件の犯人捜しをするなど騎士団活動に加え、由布子から「私のために模擬試験を受けるのはどうかしら?」との提案に乗ります。

3人それぞれ「今日からがんばる」と言いつつ、結局机に向かえず家で遊んでしまい自己嫌悪におちいる日々。
ある日、人に罵詈雑言を吐くクラス一の嫌われ者、壬生紀子から由布子の裏の顔がある事や、模試勉強をしていない3人を憐れむような態度を取られます。
なんとかしたい思いで3人で集まって勉強する打開策を見出すものの算数だけは厳しいと参考書を買いに行った浩志。
そこで父をボコボコにし、両親の不仲の原因となった不良マックスを見かけ、思わず尾行したが感づかれ胸ぐらをつかまれてしまいます。
あわやピンチの浩志を助けたのが壬生紀子でした。
そこから騎士団と壬生紀子の運命が変わっていくのです。

「人生はささいな事で、大きく揺れる」と著者は言います。
落ちこぼれ3人組は騎士団という生き方をすると宣言した事が人生のターニングポイントになりました。
著者は「人は本気になった時には、わざわざそれを口にしない」と言いますから、弱いからこそ自身を鼓舞するために彼らは宣言する必要があったのです。

最初の試練は勉強ですが苦手なものに向き合えず、漫画やゲームに逃げて勉強を始めることが出来ない3人にイラつきつつも、どうしてそうなるのか共感もできます。
勉強はたしかに精神と脳に負担がかかると共に「できない自分を思い知らされる」のが一番嫌なのです。
最近では「宿題を強制する学校が嫌だ」と堂々と登校拒否する小学生YouTuberもいます。「数学が将来何の役に立つの?」それもごもっともです。
ですがこの本を読むと、勉強をする意味とは「人生の荒波を乗り越える精神を鍛えるため」なのだと深く納得できたような気がしました。
「人は精神と脳も負担をかける事によって成長する」
人生は大人になってからの方がずっと長く続きます。
築きたいもの、守りたいもの、譲れないものの為にどれだけの精神力が必要になるのか?
つらい勉強を耐え忍ぶことで身につけられるものだと後になってからわかるのです。

もう一つ印象に残った言葉に「“今やるべきことをやる”―これができる人間は成功を収める」です。
3人は周囲への対抗意識やレディへの見栄で勉強を始めました。
自分はもっと情けない経験をしたことがあります。
読書感想文がどうしても書けず、兄に書かせて提出したそれが校内で賞を取ってしまったのです。
それまで目立たずにやって来たのに、急に先生たちから「本を読むタイプだったのか」と
口々に言われ顔面蒼白になりました。
今さら自分の卑怯な行為を白状するわけにもいかない、今の国語の成績では整合性が取れない。
そこから既成事実を作るために無理矢理詰め込むように読書するようになったのです。
明治、大正、昭和初期の文豪たちの古典小説は自分の心の琴線に少しも触れることなく
苦痛と眠気と戦いながらノルマのように読み続けた2年半
気づけば文章を書きたい自分になり、物書きがささやかな生業となりました。
自業自得で始めた読書が、いつの間にか人生の方向を決めていました。
今でも自分の人生でこれがあの時やるべき事だったのか?成功だったのかはわかりません。
ですが人に言えない自分の経験はターニングポイントになったのは確かです。
もし彼らと自分の共通点を見出すなら「ピンチを脱して自己成長したい」という願望でしょう。

壬生紀子に勉強を教わり「勉強をしている」自覚を持つようになる3人。
そして少しずつ今まで見えていなかった世界を知ることになります。
自分たちの置かれた環境
3人それぞれの得手不得手や優しさや友情、恋心
壬生紀子や妖怪ババアを傷つけていたのは自分たち世間だった事
そんな彼女たちが抱えている悲しみや強さ
レディと憧れだった子の裏の顔

人は見たいものしか見ない生き物です。
壬生紀子の真実の言葉を最初受け止めなかった3人は、キレイ=由布子は正しい人だと信じてしまいます。
ですが目に見えているものだけが真実ではないと、彼らは騎士団活動で知っていく事になるのです。
親切な新聞配達のおじさんの殺人犯というもう一つの顔。
おじさんは「勉強しなかったから40過ぎてもこんな生活」と彼らに失敗談を語りますが、彼は変わるべきターニングポイントをやり過ごしてきた結果、狂気をはらむ人生になったのかもしれません。

人生は不公平です。運の良し悪しは必ずあり、生まれながらにして損得も決まっているのも現実です。
殺人犯の生い立ちはわかりませんが、人は不運や不幸を享受していけない、不幸は周囲へ連鎖してしまう恐ろしさがあると感じました。
もちろん不幸に見舞われても、それを自分だけで完結させる人もいます。
おじさんに殺された少女たちの両親
自分を顧みないまま育て、不仲であることを隠さなかった両親の離婚を許す浩志
自分の道を事故で奪われ、大人になってからゼロからやり直し生活保護から抜け出した陽介

とびきりの不幸の中から、金言を見つける人
何もしてないのに恵まれた人生で、空っぽの人
中には境遇を呪い世間や社会を呪い、いつも怒りに満ちている人もいます。

それでも人は腐らず、投げ出さず、生きていかなければいけないのです。その時に自分を助けるのが「勇気」なのです。
担任の安西先生は「フランスの『ノブレス・オブリージェ』という言葉は「高貴な人は社会に対する義務を負う」という騎士の精神を引き継いだもの」と言いました。
人の幸せとは、社会の中で義務を果たすと共に、誰かの役に立っているとの誇りを持てる事なのだと思います。
人の最大の不幸は、負けている自分自身と常に対峙し続ける事なのだと思います。
人生は結局自分の持つ問題から目をそらす事ができないのです。

自分はこれまで「前向き」という言葉がキライでした。
つらい状況に置かれた時、どうやって前向きになれというのだ?と怒りすら感じていました。
今になってわかるのは「前向き」とは痛みや悲しみを忘れる事ではなく、それと共に立ち上がる事です。
その時に必要なのが「勇気」なのです。
「勇気」は敵と戦うためだけじゃなく、立ち上がって「自分の人生を切り開く剣」
この本から自分は前向きに一歩前に踏み出せる力をもらった気がします。 (文字数 3111文字)

【夏の庭】読書レビュー

●人生はベストを尽くせばいい。その結果に関しては何ら恥じることはないということを学んだのだ。恥じなければいけないのは、ベストを尽くさずに逃げることだ。そして自分に言い訳をすることだ。あの夏、僕が得たものはそれだけではない。それは勇気だ。でも勇気は決して天から舞い降りてきたものではない。幸運に恵まれて道端で拾ったものでもない。人はみな勇気の種を持っている。それを大きな木に育てるのは、その人自身だ。そして勇気こそ、人生で最も大切なもののひとつだ。

●人生で気づくべきことがたくさん載っている。大人が読むとちょこちょこ刺さるシーンが多数。子供が読んだらどんな感想を持つんだろ?特にp90周辺の、今やるべき事をやらない人は結局成功しないってくだりとか、勉強をやると決めても毎日出来ない主人公が、やれば出来る、はやったら出来た人にしか適応されない、ってくだりとか、凄くいい。

●子供とはいえ、それぞれ家庭の問題をかかえ、お互いを気遣う心もマナーも持ち合わせている一人の人間として書かれていて、あの頃の等身大の小学生がここにいる。 ところどころ、心に刺さる言葉もある。

●いろんな勉強するのは、精神と脳に負荷をかける為。子供時代にそうした負荷をかけずに過ごした者は社会に出て苦労する。いやな仕事や退屈な仕事を続けることに根気をなくす。確かに。

こちらの本もオススメ

【夏の庭】読書感想文の書き方と例文(あらすじ・ネタバレ)

【出版社内容情報】
町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだー。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが…。喪われ逝くものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。

こちらも小6の落ちこぼれで家庭に悩みのある3人の少年のひと夏の成長物語ですが。
ハッキリ言って【夏の騎士】は【夏の庭】のオマージュ作品と思われます。
【夏の庭】は号泣しさわやかさも2倍です。 
死をテーマにしていますが、3人の少年とおじいさんそれぞれの心の痛みと向き合い
分かち合いながら、それぞれ乗り越えていき衝撃のラストをむかえます。
彼らは「大人になるためのある決意」を持つ事になります。それは・・・。

あまりの名作で2001年の出版ですが、永遠に色あせない感動があります。
おすすめです!


Sponsored Link


関連記事と広告


関連記事


サブコンテンツ