【読書感想文2020・高校生課題図書】あらすじ・例文から簡単に読める書けるおすすめ本9冊


読書感想文の季節

2020年の高校生の読書感想文「課題図書」は全部で3冊です。

「読書感想文ほど憂鬱なものはない」
読書感想文は夏の苦行です

そもそも読書経験が少ないと、本を読むのも大変です。
作者が何を語りたいのか?主題を読み取り
読後の感想(自分なりの意見や対比・経験談)から
「読書を通してなにを学んだか」を書きます。

最大の問題は
課題図書に選ばれる本は圧倒的に面白くない
という点です。

うーん、これは絶望的な問題ですが
本選びすらメンドくさい…
とはいえ、課題図書で読書感想文を書くのは
学校側が「ヨシとする本」なので
評価する先生方の心象はいいのです。

そこで課題図書の中で
「読みやすくて、作者の意図がわかり、感想を持ちやすい本」を選べばよいのです。

こちらでは
————————————————————
■【読書感想文】感想文が簡単!読める!書ける本の選び方
~2020年課題図書とおすすめ本~
■「廉太郎ノオト」あらすじと読書感想文オススメ度
■「フラミンゴボーイ」あらすじと読書感想文オススメ度
■「キャパとゲルダ:ふたりの戦場カメラマン」あらすじと読書感想文オススメ度
■2020年おすすめの読書感想文本6冊

■関連うんちく・読書感想文の書き方は経験者から学ぶ!
————————————————————

Sponsored Link

 
 

【読書感想文】感想文が簡単!読める!書ける本の選び方

読書感想文で課題図書として選ばれる本には
いくつかの系統にわかれます。
特に課題図書は「問題意識を提示したい」
意図があります。

その中で自分がどんな内容が書きやすいか?
考えて本を選ぶと感想文も書きやすくなります。

課題図書に選ばれる本の系統

【感動系】
感動のポイントは人によって違いますが
自分が感じた気持ちがあると読書感想文が
書きやすくなります。
<テーマのたとえ>
友情、家族、学校、愛情、悲しい話、苦労、努力、根性 など
 
【ワクワク・ドキドキ心おどる系】
ワクワク・ドキドキする本はテンポが良く
ページ数が多くても読むのが辛くありません。
そのおもしろさを誰かに伝えたくなるので
読書感想文が書きやすくなります。
<テーマのたとえ>
おもしろい話、冒険・探検などの話、空想(ファンタジー)の話、ミステリー・推理の話、歴史の話

【知らない事が書いてある本】
「へぇ~」「なるほど」「そうなんだぁ」と
自分の知らない分野の本でも意外と読んでみると
一つ知識が身についたような気がして
おもしろかったりします。
<テーマのたとえ>
自然、科学、生き物、歴史・伝記、国際社会、世界・日本、環境・自然、社会問題
 
【自分とくらべられる本】
登場人物と自分との共通点(同年代、環境が同じなど)
身近に感じられる物事があると
主人公の行動や気持と自分をくらべて
自分の気持ちや考えを書く事ができます。
<テーマのたとえ>
進学・就職、職業、人、病気、障害、伝記・歴史、社会問題

読書感想文の本の選び方

ズバリ!「読書感想文の書きやすい本=興味のある内容やテーマ」です。

本はそもそも興味がなけれは読めません。
おもしろくなければ苦痛で読めないからです。

課題図書は高校生に
「今、考えてもらいたい議題」として選ばれます。
推薦するおとな側が
「考えてもらいたいテーマの本」なので大変なのです。

ですが「自分が興味のある内容やテーマ」の本なら
「自分の言葉」や「自分の考え」が出てきやすく
感想文を書くのに苦しむということが少なくなります。

■文字数が少ない=簡単な本ではない
文字数が少なければ、読むのは簡単です。
ですが文字数が少ない=引用できる情報が少ない
ということになり、逆に想像力や知識力、経験値など
必要となり「すぐ読めても書けない」になります。

■自分の日常の問題とリンクする本を選ぶ
読書感想文では「自分と対比する」という書き方が好まれます。だいたいの本は問題解決しているストーリーになりますので、自分と対比してどうだったか?小出しにしても大丈夫な自分のネタを出すと採点する先生からの評価は上がります。
例:悩み、趣味、部活、将来の夢、過去のトラウマなどなど
 
 
■読書の習慣がない子はプロに聞く
・本屋さんの店員さん
・インターネットレビュー
・図書館の司書さんなど
「自分の興味のある内容で読書感想文向きのおすすめ本」
を質問してみましょう。

【本屋さんで】
・本のポップに注目
・店員さんに人気のある本を聞いてみる
【インターネットで】
・本の内容やあらすじを確認
・読んだ人の感想からおもしろそうな本が選べる
【図書館で】
・その場で読みながら選べる
・無料
・司書の人にオススメの本を聞く⇔ヒマで親切な人だと一生懸命教えてくれます

Sponsored Link

「廉太郎ノオト」あらすじと読書感想文オススメ度

作品概要
廉太郎の頭のなかには、いつも鳴り響いている音があった…
最愛の姉の死
厳格な父との対立
東京音楽学校での厳しい競争
孤高の天才少女との出会い
旋律を奏でることをためらう右手の秘密。

若き音楽家・瀧廉太郎は、恩師や友人に支えられながら
数々の試練を乗り越え、作曲家としての才能を開花させていく。
そして、新しい時代の音楽を夢みてドイツ・ライプツィヒへと旅立つが…。
「西洋音楽不毛の地」に種を植えるべく短い命を燃やした一人の天才の軌跡を描き出す。

【廉太郎ノオト】あらすじ・ネタバレ・読書感想文書き方と例文

読みやすさ ★☆☆☆☆
感想文の書きやすさ ★★☆☆☆
こんな人にオススメ
・音楽が好き、詳しい
・伝記モノが好き
・読書好き

おすすめポイント
3月30日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「エール」。
こちらの主人公も
「オリンピック・マーチ」などで知られる作曲家・古関裕而は
1909年〈明治42年〉~1989年〈平成元年・80歳没)がモデルです。
一方の瀧廉太郎は1879年(明治12年)~1903年(明治36年・23歳没)と
日本が西洋音楽を導入し始めたころの代表的な作曲家です。

1894年(明治27年)東京音楽学校(現在の東京芸術大学音楽学部)入学
21歳で代表作、中学唱歌「荒城の月」幼稚園唱歌「お正月」などを作曲
1901年(明治34年)4月、21歳で文部省からドイツ・ライプツィヒ音楽院へ国費留学
が5か月後、結核感染。帰国後23歳で亡くなりました。

当時も今も国費でドイツ留学なんて大エリートですが
見知らぬドイツで国費留学というプレッシャーから
免疫が弱ったのでしょうか?
当時、結核は感染=死も当たり前のヤバい病気でした。
(結核ワクチンBCGは1944年から一般人に接種)

家族や文部省もかなり落胆したでしょうが
生前の彼の功績は時代を超えて語り継がれています。
2020年の新型コロナで揺れる世界情勢からも
臨場感もありつつ、音楽の力を知ることができる一冊です。

 

「フラミンゴボーイ」あらすじと読書感想文オススメ度

作品概要
一人のイギリス青年が、一枚のゴッホの絵をきっかけに
訪れた南仏カマルグで、原因不明の高熱におそわれ動けなくなる。
辺りにはフラミンゴが無数飛んでいた。
気を失った後、助けられた家で不思議な話を
聞くことになる。

第2次世界大戦の末期
南仏の田舎町カマルグにもナチスはやってきた。
そこで何が起きたのか………?
それは、フラミンゴと話ができる不思議な力を持つ少年と
ロマの少女の物語だった。

ナチスが侵攻してきたフランスで、何が起きたのか・・・。
フラミンゴを愛する少年とロマの少女の物語。

ロマ・・・「ジプシー」が差別的な呼び方だとする考えでの呼称の一つ。

【フラミンゴボーイ】あらすじ・ネタバレ・読書感想文の書き方と例文

読みやすさ ★☆☆☆☆
感想文の書きやすさ  ☆☆☆☆☆ 
こんな人にオススメ
・ファンタジー好き
・動物が好き
・読書なれしている
・戦争に対して意見がある

 

「キャパとゲルダ」あらすじと読書感想文オススメ度

作品概要
「写真」は生きるための切符だった。
激動の1930年代、スペイン内戦を世界に伝えた
ロバート・キャパとゲルダ・タロー。
カメラを武器に革命に身を投じた若き二人の青春の物語。
キャパはゲルダに写真を教え
ゲルダはキャパを戦場カメラマンとしてプロデュースした。
夢と理想に燃え、カメラを武器に闘った若き二人の素顔とは…?

【キャパとゲルダ】あらすじ・ネタバレ ・読書感想文書き方と例文

読みやすさ ★☆☆☆☆
感想文の書きやすさ ★☆☆☆☆
こんな人にオススメ
・写真が好き
・マスコミジャーナリスト志望
・世界史が好き、詳しい
・国際貢献事業に興味がある
・男女共同参画に興味がある

おすすめポイント
ほぼ半分強がキャパとゲルダが過ごしたスペイン内戦から
第二次世界大戦の流れも含まれているので世界史に詳しくないと
ちょっと訳が分からなくなります。
もちろん2人の行動のみを感想文にすることもできますが
おそらく微妙に反戦運動する若者心情と自分のとの対比が
求められると思うので簡単ではありません。

2020年おすすめの読書感想文本6冊

青少年読書感想文全国コンクールを主催している
毎日新聞社・全国学校図書館協議会では
読書感想画中央コンクールの本からイメージした
絵画コンクールがあり「指定図書」があります。

絵は描かなくても、絵画コンクール「指定図書」の
読書感想文を書くのもまちがいなく心象が良くなります。

「徳治郎とボク」

作品概要
四歳から小学校六年生まで、祖父とボクの物語
お祖父ちゃんはだいたいのものが、
それがどんなに便利でも新しくても高価でも、気に入らない。
朝起きて畑に行き、夜寝るまで一度決めたルーティーンは
正月だろうがなんだろうが変えない頑固者だ。
そんなお祖父ちゃんのガキ大将だったころの話を聞くうちに
ボクは子どものお祖父ちゃんが大好きになっていく。

死を知ることは、生を知ること。
悪童だったお祖父ちゃんから、無言のエンディングメッセージ。
祖父の死を迷いながらうけとめる少年のガツンとくる物語

 

おすすめポイント
高齢者の死を経験する若者などの似たような図書
・夏の庭
・西の魔女が死んだ
・大屋さんと僕
テレビ業界では「子供と動物には叶わない」と
いいますが、書籍に関しては老人と死にも叶いません。
死がテーマの本は感情を揺さぶりやすいので批判も少なく
逆に作者ズルいなぁと言う感じもしますが
感想文の本としては心象がいいです。
 

「南西の風やや強く」

作品概要 
12歳、江の島をめざして歩いた。
15歳、だれにも言えない秘密をもった。
そして18歳、ぼくらの未来は……?
親に言われるがまま難関中学をめざし
勉強づけの日々を送っていた狩野伊吹。
夏の夜、思いがけず神社で同級生の石島と
出会ったことが、伊吹を変えていく……。
鎌倉の海辺を舞台にした、二人の少年と一人の少女の
青春グラフィティ!

おすすめポイント
家族との葛藤、友達との関係について似たような図書
・そして、バトンは渡された
・Masato
・万引き家族
・新世紀エヴァンゲリオン

「マレスケの虹」

作品概要
第二次世界大戦期のアメリカ・ハワイ。
日系二世の少年マレスケは、よろず屋を営む祖父の元で
貧しくも平和に暮らしていた。
だが、1941年12月、日本軍による真珠湾攻撃を境に環境は激変してしまう……。

敵か味方かー。戦争はどっちかにつかなきゃならない。
もちろんぼくは、アメリカの側に立っているつもりだ。
だけどふしぎなことに、あっちがつかせてくれない。
日本はぼくらを裏切り、アメリカはぼくらを疑っている。
1941年12月、ハワイーぼくらは、ぼくらの国の「敵」になった。

 

おすすめポイント
真珠湾攻撃と日系アメリカ人になった人について似たような図書
・真珠湾攻撃の真実
・日本人の目、アメリカ人の心
・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

「子犬たちのあした:ロンドン大空襲」

作品概要
ロンドンに住む十二歳の少女エイミーは
翌日の朝、出征する兄のジャックに
兄の飼い犬ミスティのめんどうを見る、と約束した。
ミスティは、もうじき子犬を産むのだ。
ところがその夜、ドイツ軍による空襲が始まった。
爆弾の音におびえたミスティは、家から逃げ出し
地下鉄の駅に逃げこんで、そこで二匹の子犬を産んだ。
一方エイミーは、ミスティを捜すうちに
空襲のとき動物を保護する団体“ナルパック”
のメンバーと知り合い、犬の訓練に興味をもつようになる。
空襲で行方不明になった人や動物を捜しだすのに
犬が役立つようになれば…。
地下鉄の駅で生まれた二匹の子犬の成長を縦糸に
毎夜の空襲に耐えて生きるロンドン市民の日常を横糸に綴る
新たな視点で描かれた戦争児童文学。

 
おすすめポイント
戦時下、災害時の現状を知る似たような図書
・15歳の東京大空襲
・せんそう: 昭和20年3月10日 東京大空襲のこと
・災害で消えた小さな命
・災害救助犬ものがたり-がれきの中のレスキュードッグたち

「これからを生きる君へ」

作品概要
ピンチをチャンスに!
医学部を目指して3浪、そして…天皇陛下の執刀医へ!!
どうすれば心が折れないのか? 「ブレない軸」の作りかた

心臓を動かしたまま行う手術「オフポンプ手術」の第一人者。
天皇陛下の執刀医である心臓血管外科医・順天堂医院院長の著者が
後進に伝えたいメッセージ、将来夢をかなえる方法などを熱く綴る。
医師、医療関係の仕事を目指す若者はもちろんのこと
先が見えない時代にこれからのどう歩んでいけばよいのか
悩んでいる人など、世代を問わず、もがいている日本人の背中を押す1冊。

 

おすすめポイント
目標にくじけない心を作る方法の似たような図書
・メンタル・トレーニングの第一人者が明かす 一生ブレない自分のつくり方
・青春漂流
・失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!

ペスト

作品概要
アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは
鼠の死体をいくつか発見する。
ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。
外部と遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と
闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と描くことで
人間性を蝕む「不条理」と直面した時に示される
人間の諸相や、過ぎ去ったばかりの対ナチス闘争での体験を
寓意的に描き込み圧倒的共感を呼んだ長編。

 

おすすめポイント

2020年は新型コロナで世界中が混乱に陥りました。
この現象から14世紀にペスト菌により、当時の世界人口4億5000万人の22%にあたる1億人が死亡したと推計されている
現象が小説になったカミュの「ペスト(1947年)」がブームとなっています。
カミュの『ペスト』は不条理が集団を襲ったことを書き
自分たちは結局何もコントロールできない。
人生の不条理は避けられないという考えを力説する。
そして不条理に対する人々のさまざまな反応を例示し
いかに世界が不条理に満ちているかを表した。

うーん、現代の不条理「新型コロナウィルス」
世界情勢を知るきっかけになりそうです。


読書感想文の書き方は経験者から学ぶ!

読書感想文の入賞作は審査員の合格基準に達した書き方をしています。
一言で言うと「読書したうえでの学習効果が感じられるか?」です。
昨年の入賞作2点を参考に、書き方のコツを頂きましょう。

2019年・第65回上位入賞者(高校生)

内閣総理大臣賞
第65回高等学校の部 最優秀作品

「『共に生きる』ということ」
 東京都文京区・筑波大付属視覚特別支援学校高等部普通科 2年 近藤悠斗
図書:「自由への長い道:ネルソン・マンデラ自伝 上・下」
(NHK出版<原本>福島県点字図書館<音声デイジー作成>)

文部科学大臣賞
第65回高等学校の部 優秀作品

「四百六十八ページの変化」
 熊本学園大付属高等学校 2年 村上葵
図書:「ザ・ヘイト・ユー・ギヴ:あなたがくれた憎しみ」(岩崎書店)→2019年課題図書


Sponsored Link


関連記事と広告


関連記事


サブコンテンツ