【食料備蓄】肉・魚・卵・大豆類のタンパク質の変わった保存食品・賞味期限と備蓄方法

「食糧危機」の懸念や逆に「食品ロス」が話題になる世の中。
災害大国と言える日本でも農林水産省から家庭備蓄を行う際に必要な情報「家庭備蓄ポータル」を公開しています。

大きな震災があったり、おかしなウワサ話があるとスーパーから食品やトイレットペーパーが消えたり、マスクもなかなか手に入らないなんてこともありますから、普段からの備蓄への心がけがあると慌てずに済みます。

ですが・・・
「何をどれくらい集めたらいいの?」
「子育て世帯」
「高齢者世帯」
「アレルギーや慢性疾患がある」

など日ごろの食事や特別に必要なものがある家庭もあり、備蓄をするとなるとやることがいっぱいになります。

こちらでは
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【タンパク質】1日の必要量計算&賞味期限と正しい備蓄方法
 【肉類】
 【魚介類】
 【卵類】
 【豆・大豆製品】 
 【乳製品類】 
 【プロテイン・サプリメント】 
【食料備蓄】主食は何をどれくらい備蓄したらいい?
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【タンパク質】1日の必要量計算&賞味期限と正しい備蓄方法


参照:必須アミノ酸、ペプチド、BCAAって何?~アミノ酸の味・構造・効果~ 

タンパク質が重要なワケ
人の体の約60%は水分でできていますが、15~20%はタンパク質でできています。
タンパク質によって筋肉や臓器、肌、髪、爪、体内のホルモンや酵素、免疫物質などを作り、栄養素の運搬を行い、そしてタンパク質は微量ではありますが、エネルギーが消費される際に、アミノ酸としてその一部にもなります。

タンパク質は20種類のアミノ酸が結合してできていますが、11種類は体内で作り出すことができるのですが、のこり9種類の「必須アミノ酸」は食事(タンパク質)から摂取しないとできません。
なのでタンパク質が不足してしまうと、筋肉量の低下に限らず、健康に対しても様々な影響が表れます。
体を構成するタンパク質は日々作り替えられていて、筋肉や臓器なども古い組織は分解→排泄。肌、髪、爪も伸びて新たに作られます。不足すると身体のいろんなところに栄養不足の症状が表れます。管理人はタンパク質をあまり摂っていないと、「口内炎ができる」「だるい」「爪が割れる」など、やはり影響があるのを感じます。

タンパク質の必要量の計算


あなたに必要なタンパク質と糖質の最適な量とは 

タンパク質の必要量は性別や年齢、体重によって異なります。大まかな目安は年齢による必要用で判断しますが、肉体労働やスポーツをしている方、病気で栄養素を吸収しずらい方など、その人の運動量や運動内容、健康状態によっても変化します。また育ち盛りの15~17(歳)であれば、1日あたり65gの推奨量が定められています。

「活発に活動していない」体重60㎏は
1日に必要なタンパク質の量=体 重 × 体重1㎏あたりのタンパク質必要量 (g)
         48g =60㎏ × 「活発に活動していない」0.8g

 


MORINAGA かんたん、わかるい!プロテインの教科書
【タンパク質の必要量】タンパク質はどれくらい摂ればいい? より

「軽めのトレーニングをする」体重60㎏の人では
1日に必要なタンパク質の量=体 重 × 体重1㎏あたりのタンパク質必要量 (g)
      72~84g =60㎏ × 「筋力トレーニング(維持期)」1.2~1.4g 

 
計算式に当てはめるとこのように差が出てきます。また食品に含まれているタンパク質量は、グラム数≠タンパク質量ではありません。健康維持のためには、自分の必要量を毎日継続的に食べることです。非常時や食料不足に備え、タンパク質を確保するのはとても大切なことになります。

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【肉類】

●【肉類】100gあたりタンパク質含有量


参照:成田市 食事バランス


参照:キッチンうみ 栄養価一覧表

・鶏肉なら「ムネ→モモ→ささみ」の順にタンパク質量が変わります。同量の「皮ありと皮なし」だと皮なしの方がタンパク質量は多いです。
・食材の大まかな重さの目安「手ばかり」を覚えておくと、必要量を把握できます。
 

●賞味期限


缶詰:製造日より ~3年半
フリーズドライチップス:製造日より18ヶ月(1年半)
レバーペースト瓶詰:1年くらい
鶏レバーパウダー:3カ月 
真空パックで未開封の冷凍保存:6カ月間

やはり肉類の場合、缶詰が一番保存期間が長いのですが、肉類の缶詰にあまりレパートリーがないのが残念です。

●保存方法

保存場所:直射日光のあたらない、25度以下の場所できれば涼しい場所(10~15℃)
缶詰開封後の残り:缶の内側がコーティングされているものは、そのまま保存で大丈夫です。ですが別の容器に移して冷蔵庫に保存。2~3日以内に使い切るのが望ましく、「口をつけた箸」で触れてしまった場合はすぐ食べてしまうのがベストです。

※「缶詰冷凍すればもっと長期備蓄できる?」とも思いつきますが、味や風味が変わる可能性があります。爆発することはなさそうですがおすすめはできません。

食べちゃいけない時の見分け方
     
    ・缶詰の蓋が膨らんでいる。
    ・缶が錆びている。
    ・缶に穴が開いている。
    臭いを感じる
    カビが生えている
    酸味など味がおかしい
    ネバッとしている 

 
※「缶詰冷凍すればもっと長期備蓄できる?」とも思いつきますが、味や風味が変わる可能性があります。爆発することはなさそうですがおすすめはできません。
 

【魚介類】

備蓄の代表「缶詰」には魚介系がたくさんありますが、ほかにも煮干し・干物・燻製など日本の昔ながらの加工食品もあります。

▪魚介類(100gあたりタンパク質含有量)


参照:キッチンうみ 栄養価一覧表

例えば缶詰の場合・・・
イワシ味噌煮缶 内容総量100g:固形量 70g
サバ味噌煮間  内容総量150g:固形量110g
いか煮つけ   内容総量150g:固形量 50g
と、煮汁の方が多くて身が少ないことも多いので、非常時に魚介の缶詰で1日の必要量を摂取するのは難しいかもしれません。味付けが濃いものが多いので「野菜と煮る」「白米のお供」となりそうです。

●賞味期限


缶詰:製造日より ~3年半
かつおぶし:本節の賞味期限は未開封なら2年
なまり節:90日~180日
煮干:およそ6ヶ月
干物:冷蔵で3日、冷凍で1ヶ月(干物の種類にもよる)
くさや:冷凍庫で保存で約6ケ月、 冷蔵庫での保存は、約1ケ月
イカの塩辛:メーカーや商品によってかなり差があります。未開封ならば賞味期限が切れていても食べることは出来ます。
オイルサーディン:瓶詰12ヵ月、缶詰2〜3年
あさり水煮缶:製造日より24ヵ月
アンチョビ缶:製造日より約2年
にしん甘露煮:製造日より3年

塩と砂糖には賞味期限がありませんので、これで調理した魚介はやはり賞味期限も長くなります。ですが塩味、甘味が強いので必要なタンパク質量を摂取するというより、味付けやお酒の友的な食品になります。

●保存方法

「缶詰」
直射日光のあたらない、25度以下の場所できれば涼しい場所(10~15℃)
「干物」
・冷凍保存:干物を裸にして一枚ずつラップに包んで、それを更にアルミホイルで包んでから冷凍庫に入れる
・簡易包装の干物の賞味期限:冷凍保存で約1ヶ月
・真空パックの干物の賞味期限:冷凍保存で約2ヶ月
「イカの塩辛」
・冷凍保存:約1ヶ月〜6ヶ月ほど

災害時、食料がなくなったら最終手段として「川に釣りに行く」という方法も考慮しておいたほうがよいかもしれません。

【卵類】


ご家庭で料理される場合、常用性の高い食品なのに長期保存が難しいのが卵です。生卵が入手しずらくなった場合「卵なしレシピ」で調理に工夫が必要になるかもしれません。

▪卵類(100gあたりタンパク質含有量)


参照:キッチンうみ 栄養価一覧表

●その他タンパク質含有量
卵黄(16.5g)、卵白(11.3g)、ゆで卵(12.9g)、生卵(12.3g)、ポーチドエッグ(12.3g)、ウズラ卵生(12.6g)、ウズラ卵水煮缶(11.0g)、ピータン(13.7g)です。

●賞味期限

鶏卵:夏期(7~9月)が産卵後16日以内、春秋期(4~6月、10~11月)が産卵後25日以内、冬季(12~3月)が産卵後57日以内
鶏卵卵缶詰:女性ホルモン2年
冷凍:1か月
煮卵:2,3日
いり卵:冷蔵2日 冷凍2週間
だし巻き卵:冷蔵2日 冷凍2週間

うずら卵:出荷日より最大で21日間
うずら卵缶詰:常温で2年

ダチョウ食卵:到着日より2週間

だし巻き卵缶:製造日より3年
卵燻製:5カ月(メーカーによる)
にんにく卵黄:冷蔵庫で約1年間
乾燥全卵:約1年間
ピータン:製造日から8ヶ月~2年

●保存方法


・基本、冷蔵保存
・冷凍保存する際は、1回分を小分けに包んで冷凍する
・加熱した卵料理はラップなどで包み、冷凍保存もできます
  

 

【豆・大豆製品】

 

●【豆・大豆製品】(100gあたりタンパク質含有量)


参照:キッチンうみ 栄養価一覧表

大豆ミートは備蓄食料として大変便利な備蓄食料ですが、原材料が大豆以外に「小麦たん白粉」「でん粉(コーン)」も含まれている場合もあります。アレルギーのある方は要注意です。
 
●賞味期限


「豆」
豆(乾物):2~3年
茹で豆(缶詰):3年
いり豆(節分)2週間~6ヶ月
水煮:(水煮、食塩水煮):1年
茹で豆:冷蔵数日、冷凍1ヶ月 やわらかくゆでた豆はゆで汁ごと冷凍すると、風味が長持ちします。
枝豆:ゆでずに冷凍1か月

「大豆ミート」乾燥タイプ12~24カ月、レトルトタイプ18ヵ月
「きな粉」6ヶ月〜1年ほど
「充填豆腐」:10ヵ月ほど
 ※一般的な豆腐と違い水にさらされずに容器に密閉された豆腐のことです。
「高野豆腐」:6ヶ月
「乾燥納豆」:240日
「豆乳」1ヶ月~半年
「テンペ」:2週間~6ヶ月(メーカーによる) 冷凍タイプは約1年間

「みそ」:豆味噌6~12カ月、麦味噌3~12か月、米味噌(甘口)3~6カ月、(辛口)3~12カ月、調合味噌3~12カ月
「しょうゆ」:ペットボトル入り1.5年、缶・ガラス入り2年、淡口醤油(ペットボトル)1年、缶・ガラス入り1.5年、白醤油(缶・ガラス入り)8カ月
 

●保存方法


「豆」(乾燥)
・冷蔵庫の野菜室が最良です。(ただし照明や加湿機能が付いた野菜室は不向き)
・缶やガラス瓶などの容器に入れて保存した方が良いでしょう。

「大豆ミート」
・直射日光を避け、常温または冷蔵で保存してください。 開封後は保存できませんので使い切りになります。
「みそ」
・密閉できる容器に移し替え、味噌の表面にはついていた紙かラップで覆い、15~25度くらいの冷暗所か冷蔵庫、冷凍庫に保存します(味噌は凍りません)
「しょうゆ」
日の当たらない温度の低い場所が最適で、開栓後は冷蔵庫保存で。


・乾燥豆は適度な湿度も必要で、密封しすぎで乾燥すると固い豆になってしまいます。梅雨から真夏にかけての時期以外はを除けば、豆はあまり大切にしまわない方がいいのです。
・古い豆は長めに(4~50時間)水につけてみて、豆がふやけて大きくなるようなら煮て食べることができます。戻らない場合、その豆はもう煮えませんから廃棄して下さい。

【乳製品類】

乳製品類(100gあたりタンパク質含有量)


参照:キッチンうみ 栄養価一覧表

●その他のタンパク質含有量
ロングライフ牛乳:6.8g
粉ミルク:2.1 g
バター(有塩)0.6g バター(無塩)0.5g
パルミジャーノ・レッジャーノ(粉チーズ) 44g

乳製品というとカルシウムや脂質が気になりましが、タンパク質も取れる高栄養食品です。チーズが大好きな人にはぜひとも備蓄したいところです。

●賞味期限

牛乳:製造から1週間~2週間程度
ロングライフミルク:常温3~6ヶ月
粉ミルク:1年半以上
脱脂乳(スキムミルク):1年
コンデンスミルク:1年
生クリーム:約1週間
ホイップクリーム(植物性脂肪40%):90日間
ヨーグルト:3〜4週間
ナチュラルチーズ:製造や梱包などでその賞味期限は変わり、数週間から数カ月
プロセスチーズ:製造日より270日(約9ヵ月)程度
パルミジャーノ・レッジャーノ(粉チーズ):45日程度
バター:(有塩)半年(無塩)2カ月
 

●保存方法

牛乳:製氷器などに注いで冷凍します。1〜2ヵ月程度保存可能。
ロングライフミルク:常温3~6ヶ月
粉ミルク:常温保存。冷蔵庫はNG
脱脂乳(スキムミルク):密閉容器で常温保存。冷凍も可
コンデンスミルク:缶タイプは密閉容器に移し替え冷蔵。冷凍もできますが凍りません。
生クリーム、ホイップクリーム:砂糖を入れてホイップしてから冷凍
ヨーグルト:プレーンヨーグルトが冷凍用保存容器に移し、ジャムまたは砂糖を加え冷凍する。1〜2ヵ月程度保存可能。
チーズ類:形状に合わせラップ+フリーザーバックに入れて冷凍。1ヵ月。風味が飛ぶので加熱調理に使用がおすすめ。
バター:カットしてから小分け冷凍

【プロテイン・サプリメント】

プロテインとは「タンパク質」のことです。
「ムキムキになるサプリメント」「筋肉を増やすための薬」「うまくとらないと太りそう」といったイメージがあると、「非常食?備蓄にプロテイン?」と考えてしまいがちですが、食料が手に入りずらい時に、タンパク質の代用でプロテインがあると栄養素を補給できる頼もしいアイテムになります。


参照:森永 かんたんわかるプロテイン教室

子供や高齢者が飲んでも問題ありませんが、商品によって売りが変わってきますので体質に合ったものを選ぶのをお勧めします。

・ホエイプロテインは牛乳でお腹を壊しやすい人はWPI製法を選ぶ
牛乳でおなかの痛くなる人はその原因成分「乳糖」が含まれいない、乳糖が除去されたWPI製法がおすすめです。
・おいしいと思えるプロテインにする
日ごろの見慣れてないプロテインを栄養バランスのために好みの味じゃないモノは続けられなくなります。最初は少量を試食してから気に言ったら常備するのをお勧めします。
・価格的に無理がない
非常食としての常備なら体質や味重視でも良いのですが、継続的に飲むなら続けられる価格であることも大切です。

●賞味期限

種類によって様々ですが、およそ1年半から2年が目安です。長期の保存食と捉えることができますので備蓄・非常食としては心強いです。

●保存方法

・しっかりと密閉保存できる容器に移し替え、ダニの発生を防ぎます。
・25度以下の室内での常温保存。冷蔵庫保管する場合は、結露防止のために常温下に長時間放置したり、室内保存はもうできないとの注意が必要です。
・小分けにする、乾燥剤を入れて保存するとより安心です。


【食料備蓄】主食は何をどれくらい備蓄したらいい?

体にとっての重要な栄養素「タンパク質」だけでもいろんな種類と予算、保存方法で、何をどれだけ備蓄すればいいのか?考えてしまいます。

●栄養のバランスを考えて備蓄する
【食料備蓄】「米・麺・小麦」主食の選び方と必要量・賞味期限を延ばす備蓄方法

「米だけ」「レトルト食品中心」だと飽きてしまいますし、栄養が偏ると体表に異変が現れます。
カラダに必須のミネラル(炭水化物・タンパク質・ミネラル・ビタミンB群)をバランスよく備蓄するのを目指すことをおすすめします。

●非常食の備蓄量はどれくらい用意したらいいか?

災害時:最低3日~1週間分
食料危機:1年~(自家栽培も考慮する)

 
食料備蓄はライフラインが止まっているかどうか?の考慮をすると
「火を使わなくても食べられる主食」は1週間分、電気が復旧すれば電子レンジやオール電化キッチンの有無次第で、レトルトか自炊食材か?集めるものが変わってきます。

●食料備蓄の予算

理想的な食費は手取り収入の15%といわれています。世帯の月々の手取り収入が40万円なら6万円が理想の食費です。主食である、米、麺、小麦ならば賞味期限を視野に入れながら「ローリングストック」しながらの備蓄、大量の缶詰などはちゃんと保存しているなら転売なども可能なので、そう無駄になることはありません。
 
●収納場所をどうするか?

・収納スペースは“なければ作る” 
 台所の「いま使っている食器だけ」「使っていない調理器具」は処分します。
・備蓄食料は家のあちこちにわからないように収納
 ベットの下、玄関、収納機能のあるスツール、車のトランク
・断捨離やミニマリストを心掛けている方には
 オシャレに収納できるなら茶箱や桐のタンスの中

地震で扉が開かなくなる可能性のある場所は避ける、浸水があった地域は「高いところに置く」など、災害時を想定しながら収納に適した場所を探しましょう。


食糧備蓄は計画的に!
「食料備蓄はローリングストックで」と言いますが、「本当に食べきれない」モノもあります。
ところが!ムダになる前に“パーティーする” “おすそ分けする” “転売する” “フードバンクに寄付する” など捨てずに生かす方法はいくらでもあります。
集めるまで手間ヒマはかかりますが、「中リスクハイリターン」で、食料危機になれば「シャケ缶詰1個1万円」とか「物々交換」の世の中になるとも…。
投資と考えると食糧備蓄も前向きになれます。楽しんでやりましょう。

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