『アップステージ』読書感想文あらすじ・感想文書き方とこたえ(Chat GPT・答え)
アップステージ シャイなわたしが舞台に立つまで
ダイアナ・ハーモン・アシャー 作 武富博子 訳 評論社 1,760円 (税込み) 376ページ
解説:シーラは目立つことが大きらいな女の子。学校で「ザ・ミュージック・マン」のミュージカルに取り組むことになり、みんなその話題でもちきりだ。実はシーラは歌がうまい。先生や親友に強くすすめられてオーディションを受け、カルテットのひとりに選ばれる。練習を重ねるうち、シーラはこのミュージカルを心から愛するようになる。さまざまなトラブルや淡い恋の芽生えのなか、とうとう幕を開ける日がやってきて……というユーモアいっぱいの物語。原題の「アップステージ」とは、舞台で主役がかすむようなことをする、という意味がある。「ザ・ミュージック・マン」は1957年にブロードウェイで上演され、今年またヒュー・ジャックマン主演で再演されている。
こちらでは
2023年「第69回 青少年読書感想文全国コンクール」中学生の課題図書の『アップステージ シャイなわたしが舞台に立つまで』の「あらすじ・ネタバレ」読書感想文の書き方のコツ・ポイントをご紹介いたします。
こちらでは
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『アップステージ』あらすじ・ネタバレ・こんな子にオススメ
『アップステージ』読書感想文の書き方・大ヒントとこたえ
読書感想文をChatGPTで書いたらバレる?感想文での使い方とは?
うんちく・読書感想文の書き方は経験者から学ぶ!
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などをご紹介させていただきます。
『アップステージ』あらすじ・ネタバレ・こんな子にオススメ
内容紹介
シーラ・ゴードンは痛々しいほど恥ずかしがり屋です。彼女は口下手ですぐ顔を赤らめます。
それでも、彼女が部屋に一人でいるとき、彼女は歌ったり踊ったりして、自分が違うことを夢見ています。そのため、彼女の親友が学校で制作されたThe Music Manのオーディションを受けるよう強要されたとき、彼女は主にその演劇がキャンセルされることを望んでいます。. . しかし、彼女は少しだけ合格を望んでいますが、 理髪店カルテットの一員、口ひげのおじさん役になります。
イヤなのにシーラは風変わりな新しい友達とのリハーサルが好きになり驚いています.
また、先生からヒロイン・マリアン役の代役をたのまれ、しぶしぶ了承しますが、ヒロインに抜擢されたモニカからはおもしろくなく、彼氏がキャストに加わると、事態はさらにひどいことをされます。
しかし物語のマリアンがシーラを動かしていて、マリアンというキャラクターも誤解されて孤独でそして恥ずかしがり屋だと理解します。
『アップステージ』おすすめ度
読みやすさ ★★★☆☆
感想文の書きやすさ ★★★☆☆
こんな子にオススメ
・自信がない、恥ずかしがり屋
・秘かに好きなこと得意なことがある
・本当は目立ちたい、人気者になりたい
・変わっていると言われるのが嫌だ
『アップステージ』ネタバレ
『ザ・ミュージックマン』
本日初日おめでとうございます🎉
各地公演、大千秋楽まで無事に走りきれますように。
私は5月に会えるまで楽しみにしています🥰💙#ザミュージックマン #坂本昌行pic.twitter.com/5tTaHsCG5d— まゆっちⓂ️ (@mayuti_20thLove) April 11, 2023
※太字はキーワード、物語の伏線など
※無料読み上げアプリ
第1章~第7章
ユダヤ教徒の子供の13歳(成人)の儀式バル・ミツヴァのパーティー
ハリブルック中7年のシーラはひどくシャイな女子。
今日は学校ミュージカルの演目発表とオーディションがある。
たしかにドレスを着て舞台に立つのは憧れるし、親友キャシーから「シーラは合唱クラブじゃない」というけどムリ。そんなのらしくないから。
音楽のフーバー先生も「シャイな人にも出てほしい」とチラ見するけど、オーディションを何とか歌い終えて教室を飛び出した。
配役発表の日、本当は『選ばれたい自分』もいたけど・・・結果は【バーバーショップ・カルテット】のひげを付けたおじさんの役でショックを受ける。
町娘役になったキャシーは「気づく人いないよ」「本当は出たいくせに」とキャシーは激を飛ばすそばで、そく男子からからかわれた。…そこに主役ハロルド・ヒル教授のポール・ガルシアが「フーバー先生に呼ばれているよ」と声をかけてきた。彼は空気の読めないイジられキャラの子だった。
フーバー先生は役を降りそうなシーラに「この特別な役はシーラしかできない」と持ち上げるし、家では小4の妹ソフィーとママも「誇りに思っているわ」とイロイロ辞めずらくなった。
でも部屋でヒロインマリアンの歌「おやすみなさい、だれかさん」をYouTubeで聴いていいたら、気づくと自然に踊っていた。
今週は唯一招待されたユダヤ教徒の子供の13歳(成人)の儀式バル・ミツヴァのパーティー。
気を紛らわせよう参加したけどドレスも変だし、コンタクトレンズもしたけど、会場はあまりにカオスだし、あの男子がまたカラんできて、泣きそうでキャシーと2人もう帰りたいと思った。
するとポールが2度目なのに親しげに手を振ってきた。
ポールは山盛りチキンとポテトを食べてるぽっちゃりジェーソン・チェンを紹介してきた。彼もパーティーを帰りたいカルテットのメンバーだった。
ホールの『バカに見えるダンス』でサッカーチームの男子がダンスが異様にうまくて素敵だった。
ポールもダンスを誘ってくるが自信がなく断ったら、次に3人組の女子を誘って断られ、それも「日常」のように気にもせずイチゴのデザートを2皿持ってきた。
そこにフラフラしてた水晶占い師が、4人のカモに目を付けて寄って来た。
「このテーブルにとまどい、心の葛藤それと大きな希望や夢を感じます」
「さらにロマンス。誰かに恋がおとずれます」には全員ドン引きした。
めげない占い師は「チャンスが見えます。特別なこと、特別な誰かになるチャンス。努力、達成、友情が見えます。思い切って飛び込めば…」もう誰も見てなかったけど、占い師は私にウィンクした。
第8章~第12章
今年も舞台化された「ザ・ミュージックマン」
月曜日、出演者顔合わせと初リハーサル。
しぶい顔のシーラはキャシーと座ると、横に来てはしゃぐポールがダサい。最後列には態度のでかいモニカ、親友のメリンダ、デライラがいる。
フーバー先生は全員に「必ずどのリハーサルにも来ること」と物語のあらすじを説明した。
早速の本読みは1日目だから完ぺきとはいかない。
でもポールは余裕で曲の歌詞も覚えている。
一方のモニカはタレント希望で「オーディションだから」と途中で母親といなくなった…練習後、フーバー先生がシーラに「モニカが抜けた時の練習時の代役をやらないか?君にとっても最高の機会だ」と頼んできた。
モニカとは苦い接点があった。
小4年の夏休みデイキャンプの水泳でモニカと一緒になり、ネイル、アンクレット、脱毛をしたモニカは、なにもしてない4年女子の足を見せるよう強要し、友達とバカにして笑ったのだ。恥ずかしさで泣きそうになったことは今も忘れていない。
家に帰るとソフィーとママが「モニカはあなたから学ぶことがあると思うわ、それに代役が土壇場で舞台を救うこともある」「フーバー先生もママもシーラの才能を認めているんだから、あなたがそれを認めなければ」と(母親らしく)さらにごり押しする。
ただソフィーは部屋に来て「モニカは危険だから気を付けて」と中学校生活のアドバイスをくれた。
翌日、カルテット初リハーサル。
フーバー先生は「カルテットの4人は歌うたびになくてはならない親友になる。音楽で人は変わることができるんだ」という。
成長期っぽいビジェ、痩せてビビりのフィリクス。ジェーソン、ド緊張のシーラは4人ともよい声で合わせると最初はガタガタでも『いつくしみのなかに』で美しいハーモニーが響いた。
でも練習後モニカのところに代役紹介で連れていかれ、フーバー先生が抜けると、2分のシカト後『わたしの(代役)をやるにあたって』演技に心が必要だと怒りながら熱弁された。
彼女はヒロインを地味で退屈な女とバカにし、この学校の生徒も“モニカの彼氏ドルー”以外ダサいから理解できるのだろうし、相手役が自分より背の低い変人ポールなのを怒り「ふだんもつきあうことはない“基本ルール”を教える」と“ポールをシカトする方法”を小4の時のように有無を言わせず練習させた。
帰り道、頭がブンブン鳴った。
近道しようとサッカー場を抜けていたら、ボールがシーラのところに飛んできて、パーティーでダンスの上手だったあの男子がボールを取りに来た。彼が「ドルー」だった。
モニカが遠くからレーザー照射のようにシーラをにらんでいた。
ソフィーのごり押しに関係なく『マリアン』をモニカから守りたいと思った。カルテットの歌も負け組の歌じゃない。シーラはマリアンをもっと知るために彼女の歌を覚え始めた。
第13章~第19章
絶対音感とは…メリット・デメリット
代役を引き受けてフーバー先生は大喜びした。
さっそくポールの『どうかマリアン』のジェルマーノ先生の振り付け練習だが、モニカはスコアも置きっぱなし帰り、自主練もしてないのがわかった。
「ここは“恋したマリアンを図書館中追い回すハロルド”の面白いシーン」と説明にフランキーは「ストーカーですよね?」というがピアノとポールが歌いだすと、とたんにこっけいになりハロルドが魅力的に思えてフランキーもニコニコした。
カルテットはパッパラルド先生とビジェのピアノで練習した時、シーラはなんとなく「ピアノの音がずれている」「ジェーソンがずれた」と指摘すると「…なんでわかったんだ?楽譜見てないのに」と音の聞き分けをテストされた。音って聞いたらわかるのに…。
みんな唖然としてジェーソンは大急ぎでフーバー先生を呼びに行き「シーラ、きみは絶対音感の持ち主だ」と説明された。
ポールも興奮して教室に飛び込んできたけど、後ろでモニカがせきばらいをして「あたしは別のタイプの絶対音感なの」とビジェが渡したスコアをひったくって出て行った。
翌日から徐々にいろんな子に「始業ベルの音は何?」とか聞かれて答えては笑われた。
トイレでめそめそして「特別は嫌だ、人目につかないようとけこみたい」とキャシーに言うと「みんな頑張ってとけ込まないようにしているのがわからないの?」と「あたしがどんなに、いい役をもらいたいと思っているかわからないでしょ?“絶対”なんてつく才能どんなものだって喉から手が出るくらい欲しいってわかる?」と怒らせてしまった。
キャシーのこと考えていなかった。放課後もロッカー前にいない。
音楽室手前でモニカの仲間もいじめられていると「彼女が来た!」とメリンダが走ってきた。
やってきたのはメリンダのお母さんの「SPAM(保護者会)」が招待したプロ演出家ヘイリー・チャニングさんだった。
彼女は取ってつけたように生徒たちをほめ、個々に自己紹介をさせたがシーラだけモニカに妨害されできなかった。
でも「大事なのは有名になることではないのよ・・・演技とは…人生なの」と言うことがナゾで行進練習ではカルテットとキャシーがこんがらがって転んで、モニカがついでに「“絶対”シーラちゃんの音感は広めておいた」とささやくのでキャシーが“まだ怒ってるけど、シーラの味方”って顔でモニカの足を引っかけてて転ばせた。
「あの人オカシイよ」とシーラ、カルテット+ポールの6人でのランチの話題は“チャニングさん”になり、彼女は演劇界の様々なルール、特に主役がかすむ“アップステージ”はしてはいけないと言った。
でも音楽練習はフーバー先生に丸投げで、時々落ち込んでいる感じに見える。
モニカに出だしの“音”を教える日ポールとモニカが歌い終えたのに、チャニングさんは遠くを見つめたまま。
モニカが「大丈夫ですか?」と言い終わらないうちに部屋を飛び出していった。
チャニングさんを探しに行くと、ドルーのいる舞台スタッフに行き当たり、モニカはうれしそうにトンチンカンなことを話しかけ、シーラは「見てないです」と逃げ出したかった。
舞台監督のディランがチャニングさんの伝言でモニカが練習に向かわせたたあと、取り残されたシーラはドルーに思わず“ジャック・オブ・オール・トレーズ”とモニカの間違いを訂正して走り去った。
チャニングさんのウワサをフーバー先生は打ち消すように「希望者にソロを割り振り」を発表しキャシーが“まさか、二重鍋”をふられ大喜びした。
一緒に練習しようとシーラは誘ったけど「シーラはいつでも役乗っ取れるようにしないと」と応援された。
帰り道に誰かが「いっしょに行っていい?」と言ってきた。
第20章~第23章
スペインオペラ“ノ・プエデ・セール”(そんなことありえない)
それはポールで、2人で通用口から出ようとしたとき、階段でいちゃつくモニカとドルーをふんづけそうになったあと「女子ってあいつが好きだよね、きみも?」「ミュージカルはじめて?来年は主役になれるよ」とポールは困る事ばかり言ってくる。
シーラは「モニカみたいじゃないし、みんなの注目あびるのはこわい」と答えると「ぼくはいろんなことが怖い」と言う。
運動が苦手で、仲間外れにされるし、ドジだし…でも舞台の上でだけはマシになる、という。
彼の祖母はシーラのようにシャイだけど、スペインオペラの“サルスエラ”のスターだった、と“ノ・プエデ・セール”(そんなことありえない)をシーラの家の前の大きな岩に乗って大声で歌った。
うまいけど人に見られたらどうしようとか、地学好きも引かれ要素なのに「これは一万年くらい前に氷河で運ばれたすばらしい迷子石だよ」と岩の上に座り込む様子にモニカの「つき合わないほうがいい」も浮かんだ。
家に入ると言うシーラに「モニカは君に嫉妬してるんじゃないかな…君は頼りにされているんだから、シャイなままでいられないよ」と言った。
両親はシャイなわたしが殻から出るのを待っていると言う…考えていると誤解しているソフィーは「ほかに好きな人いるの?」と恋バナを振ってきて三角、四角関係?と想像するし、ママはポールと手を振りあっていて脱力した。
チャニングさんは昨日は片頭痛だったと取り繕い、ごほうびに衣装の注文をすると言って女子は盛り上がった。
カルテットはダサいチェック柄のジャケットと蝶ネクタイ、帽子だけ。モニカはチューリップの球根のカントリー風デザインの衣装を「ニンニクだらけ」と笑い、通りすがり「ヒゲを付けたらかわいいわね」と嫌味も忘れない。チャニングさんは集めた注文用紙を名前も忘れているフィリクスに持って行かせた。
「どうかマリアン」の振り付けを教えるためモニカを待っていたら「ジェイド(アイライナー)が盗まれた」とカンカンになって出てきた。
チャニングさんは「こんな時プロはどうするのかしら?…つづけるのよ」と練習を始めさせたけど、終わってもモニカが怒っていてロッカーに行くと悲鳴をあげた。
ロッカーには『モニカ&ポール、永遠に』とジェイド・マリンバ・ティ-ルで書かれていて「あんたたちがやったんでしょ!そうに決まってる!」とポールとシーラをにらんできた。
ポールも同じくらいギョとしたが、すぐにポールの見せ場「76本のトロンボーン」の練習がある。
みんなに好奇な目で見たのに、ポールの演技にみんな引き込まれて歌うタイミングを忘れたことにチャニングさんが注意した。次はうまくできたけどなんかしらけた感じだ。
でも舞台はポールの居場所だったとわかった。わたしもモニカのように、その人がまるでいないかのようにふるまっていた…ポールの事ちゃんと見ていなかった。
第24章~第28章
翌日、保健の授業が講堂自習になった。
キャシーが大真面目に「モニカが出れない場合、シーラがポールと劇中でキスするのはファーストキスになるか?」とふってきた。
カルテット男子まで参加してきて、ビジェが「自分がどう感じるかで、本物かどうかわかるんじゃない?」でフィリクスから「人生相談コーナー作れ」と言われてた。
舞台ではモニカらが「トニー役のダニーブルイットが骨折ではずされた」とウワサし、代打にドルーが付いたという。メリンダの恋人役だがモニカののろけにデライラが吐きたそうに見えた。
だがそのドニーとシーラがなりゆきでキスシーンのリハーサルをすることになり、あわやキス寸前で「それは私のシーンよ!」と金切り声のモニカが舞台に登って来るのでシーラは逃げた。
しかもそこにポールも来たのでドルーと交代になりモニカはチャニングさんを完ぺきににらみつけた。
キャシーから「あのまま続けたら”本物”になったよ」とささやきに次の日もシーラはまだ動揺した。
なのに翌日ドルーとバッタリ会って話しかけられた。だが不意に彼が後ずさりで逃げたと思ったら、後ろからモニカに腕を組まれ怒りながら「放課後、5号室、チャニングさん」と指示された。
…チャニングさんからは「代役がいることにモニカが能力がたりない気がして悩んでいる」と、自主的に降りるよう言いくるめようとしていた。
しかもカルテットも降りて町娘役を増やしてもいいと言う。
シーラはカルテット降板は強く拒否したが、モニカの代役降板を了承したので、チャニングさんからにっこり解放された。
ポールの言う通りモニカは自分に嫉妬していた。
悔しいのはマリアンを手放すこと…みんなはその差し金を察してくれたけど、チャニングさんが言う『とびらが一つ閉まるたびに、新しいとびらが開く』は信じてない。
翌日、モニカがまた怒りながら入って来た。
“置きっぱなしにして、なくなっていたモニカのスコアが切り刻まれて見つかった”らしい。
切り口が美術室にある紙の裁断機みたいだと話していたら、モニカはポールを犯人と決めつけ、めちゃくちゃな言いがかりをつけた。しかもシーラには「役を取り上げてキスしたいんでしょ」「みんな共犯よ、つきとめてみせるから」と出て行った。
切断魔事件の話は学校中に広まっていた。
カルテットで「モニカに仕返ししたい奴は山ほどいる」と音楽室に向かうと「ポールが美術室でスコアを切っていた」とメリンダが偽証しているのが聞こえてきた。
中には校長のドネリー先生、チャニングさん、フーバー先生、モニカもいて、ポールはアリバイと無実を訴えてるも「(証人で美術の)バンダ―先生は覚えていないという」
耐えきれず飛び込んだビジェの異議は通らず、ドネリー先生からポールにリハーサルを休むように言い、フーバー先生の大反対にはスポンサーのSPAMが同意していると有無をも言わせない。
そしてポールの証言を裏付ける人がいたら連れてきなさいという。
カルテットは「ポールの無実の証明」しようとなり様子をうかがうことにした。その日は憎いモニカのバックコーラスだけど、まるでわだかまりなどないかのように強い結びつきで歌った。わたしたちは変わった。
第29章~第34章
フィリクスが「犯人は名乗り出るべきだと思う?」ジェーソンが「犯人は“青の略奪者(海賊)”みたい」、ポールは「犯人は僕のせいにするつもりはなかったと思う。でもショーのために24時間以内に名乗り出るようお願いを出そう」という。
証言者になりそうな美術のコッチ先生のもとにすぐ行こうとなり、キャシーの機転で「女子特有の事情」ということにして男子を沈黙させ抜け出すことに成功した。
事情を聞いたコッチ先生は「状況的に無理だと説明できる」と証言をしてくれた。でも「生徒指導室の裁断機は新しくて分厚いものも1分で切れる」とすぐ生徒指導室に行くと、機械の下にスコアの紙くずという証拠を見つけてくれた。
キャシーが、生徒指導室に残り裁断機と切りくずを見張っている間、コッチ先生とシーラでドネリー先生のもとに向かった。カルテットに伝えるとビジェはキャシーの手助けに行き、フィリクスは理科のテストがあると戻っていった。
だけどシーラはこんな時なのにドルーを見つけモニカに気づかれないように挨拶してしまう。
コッチ先生の証言によりドネリー先生は「メリンダの思いちがい」で“うそをついた”とは言わないが、それで折り合いをつけることにした。
7時間目には真相が学校中に広まった。
先生たちの審議で待たされている間、真犯人“青の略奪者”はだれだ?と推理し「隠し事をする人は案外もっとも目立たない人だよ」とジェーソンがいい「フィリクスかもな」に彼はおびえた顔をした。
そしてポールが復活したとわかりカルテットはもちろんシーラもうれしくて、恥じる間もなくポールにハグをした。
ロッカー前でもフィリクスとよろこびあっていると、彼のロッカーからジェイドが転がり落ちてきた。
・・・すべてフィリクスだった。「モニカがあまりにも意地悪だったから…計画したわけじゃない…カルテットから外される。人生で、最高の事だったのに」と切羽詰まった顔にシーラは「言わない」と決めた。
ただしもう何もしない条件でと言ったが「でも…あとひとつあるかもしれない。」青の略奪者は言った。
そして衣装が届きモニカは待ちきれず勝手に開け、メインのパーティードレスを見てこおりついた。
趣味が悪いと笑っていた球根模様でしかも紫のそれで「タマネギなんかじゃない!」と大激怒。これが青の略奪者最後の襲撃だった。
第34章~第37章
チャニングさんの人脈でモニカの希望したドレスが届き彼女の危機はおさまった。
本番が近づきピリピリと“通し稽古(ラン・スルー)”をしていると、ドネリー先生がチャニングさんに背が小さくて丸くてハゲてる男性のお客さんを連れてきた。
廊下で話すチャニングさんの話を全員盗み聞きすると「劇評家に酷評された」「彼女が正しかったし、自分が幻想を追いかけてた」「シカゴに一緒に来てほしい」「イエスと言って、ぼくのダーリン」そこで無言になったので誰かが「キスしてる!」に男子たちがゲーゲー言い出した。
もどったチャニングさんは「思いもよらない時に、このうえない機会が天使のように舞い降りて肩にとまるものなの」と、小太りの男の人とドラマチックに出て行った。
・・・フーバー先生は「あと3日でまとめる」と言ったので、たしかに新しい扉が開いたような気がした。
いよいよ今夜が本番。みんなぎりぎりまで準備した。シーラも寝ながら歌っていた。
直前のフーバー先生の注意、香水、ビーサン、ハイヒール、友達に手を振るの禁止の準備も大丈夫。
きれいにメイクしたキャシーは「このガラガラ声は笑われる」と緊張と悪い妄想にとりつかた。ビジェが「君はそのガラガラ声で、誰より輝くんだよ」「君は特別ってこと。面白いし、楽しいし、きれいだ」に真っ赤になった。
舞台は信じられないくらい順調に進んだ。
でもドルーはサッカーフィールドよりくつろいでいない。ポールのほうがここにぴったりだった。
わたしたちカルテットは肩を組み汗だくデコボコな美しいハーモニーのユニットにたしかに友情を感じ、キャシーのソロは会場を沸かせ、観客の笑い声はブロードウェイまで届きそう。幕間に音楽室でキャシーに抱き着きにいくと、メイク直ししながらでもドルーにべったりのモニカが見えて「かっこいいよね…残念、べったりくっついていて」とキャシーになぐさめられた。
事件はあの橋のキスシーンで起きた。
モニカはハイヒールをカタカタ鳴らし、橋の上に上がった時、足が変に曲がりくずれ落ちた。
「足が!足が!」と叫びヒールがはさまりモニカの足と体が反対方向に向いていた。観客席にいた医者の父兄がドクターストップをかけた。
ポールがフーバー先生に何かささやき「ニンニク…チューリップのドレスはある?シーラに着れるかな?」と叫んだ。
モニカが「もうお芝居は終わりよ!」と激昂したがフーバー先生は「君は芝居のために一生懸命頑張る人だ。しかしむりだ。」と穏やかに静止し、ドルーに抱き着くように退場した。
フーバー先生もポールも「できるだろ?」とうながすがシーラは怖くて無言で首を横にふった。
そこにキャシーに舞台そでに連れていかれ「ここにいる全員がシーラならできるって知ってる。あたしにはヤレって言ったくせに自分はできないていうの?シャイのせいにするのやめなよ、あたしはできると証明して見せた。今度はシーラの番だよ。みんなもそうしてほしいと思っている」・・・ポールも同じこと言った。誰も知らないフィリクスの一面を知っている。キャシーはいつもそばにいてくれる。
「わかった、できるだけ頑張る」音楽室にで衣装とヒゲを取りメイクした別の私がいた。
フーバー先生は「『おやすみなさい、だれかさん』『76本のトロンボーン』に仕掛けがあるのをしってるかい?」とそれを楽しんで、と言われた。
第38章~第40章
舞台では足が震えたけど、ポールのセリフに自然にスラスラと答え、歌えたのは音楽が私を支えたからだ。
そしてキスシーンは、つけ髭のノリでお互いのうぶ毛を引っ張り「痛い」と二人ともくちびるをこする姿に観客が笑って拍手し、私たちも笑いシーラのファーストキスでありポールの見せ場は終わった。
そして2つの曲の仕掛けはメロディーが一緒ということだった。ゆっくりとはやい。愛の歌とぶつかりあう歌。願いの歌と自分からつかみ取る歌。でも同じ歌。フーバー先生がとっておきの笑顔をくれた。
歓声の中、舞台挨拶に最初は麦わら帽子でカルテットメンバーと4人で、次に主演2人の挨拶にシーラはポールを前に押し出すと観客が全員立ち上がった。ポールはミュージック・マン。ブラスバンドをこの中学と私にも連れてきた。
音楽室にはそれぞれの家族や友達が押しかけて、ぐちゃぐちゃになりながらママは泣きし、挨拶に来たポールにソフィーは恋したようだった。
舞台をばらした後、キャストの打ち上げがある。
疲れて座り込んでいると、ドルーがきて「メリンダのパーティーに行く?」と聞かれた。
キャストの打ち上げの後?と聞くと「ああ。こいつらと、か」と上唇をゆがめ、シーラの手を引き立たせた後も手を握ったまま「こんなとこに残っていなくていい。行こうよ」言う。
シーラは手をひきぬき「私はここに残る。友達といっしょにやることだから」と丁寧に断った。
キャシーは「『きれいだよ』と言ったビジェからさっき告白された」と2人でニコニコしてる。
フィリクスとジェーソンはセットを壊してる。
ポールは舞台前の影から空っぽの講堂を眺めていた。
「終わってしまって残念」と話しかけると「メリンダのところに行くの?」と聞いてきた。
シーラは「そんなこと絶対ありえない」と答え、流れ始めた音楽に「踊らない?」と誘った。全員終わらないことを願いながら、真夜中まで踊り続けた。
月曜日、シーラもポールもおおぜいの知らない人に「すばらしかった」と声をかけられた。でもこれからは平凡な中学生活となる。
フィリクスが放課後何したらいいのかわからないと言っているとき、松葉杖でぽピンクのギブスのモニカがあらわれた。
恐る恐る痛いの?と聞くと「昨日ほど痛くないし、防水だからシャワーは入れる。だからサインして」とメリンダにマジックを渡させ「演じたおじさんの名前とついでに“AKAマリアン”もしくは“AKA図書館長マリアン”て」…モニカは冷たい顔しているけど、一瞬私のこと認めているんだという気がした。ドルーがあらわれると松葉杖で飛んでいったけど。
フィリクスの元に戻り衣装は事務室でちょっと書き換えたことや、ジェイドの件に気が咎めるから新しいのをこっそり入れることできるか?聞いてきてシーラはあせった。
そこに何も知らないみんながやって来て「“青の略奪者”は伝説として語りつがれるかもね」などいいながら、次のクラスへ向かった。午後の日ざしが、私たちにスポットライトを当てている
訳者あとがき
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シャイな子が学校生活の中で居心地が悪いと感じるのは、アメリカのほうが苦労が大きいように思います。人前ではっきり話すこと、社交性が美徳とされる文化だからです。
本作の作者も子供のころシャイで、そんな実体験に裏打ちされた物語です。
シーラは12歳7年生ですが、アメリカは日本より1年早い学校制度で日本なら小6になります。
また学校でミュージカル公演が実現する過程をつぶさに描くおもしろさもあります。
『ミュージック・マン』はアメリカで賢威のあるトニー賞や映画化もなんどもされ、作者ダイアナさん自身が10歳でシーラが演じたカルテット“ジェイシー・スクワイヤーズ”を演じ、子供たちの才能を信じ引き出してくれた当時の先生にとても感謝をしているそうです。
『アップステージ』読書感想文の書き方・大ヒントとこたえ
・中学生の部 本文 2000字以内
(作文用紙400字×5枚)
字数が足りない場合は、以下のサイトの「文字数が足らない場合の対策」の部分が大変参考になります。
⇒ 読書感想文の書き方 構成とコツ【中学生・高校生】コピペOK
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○ 応募規定にあっているか
○ 発達段階に応じた適切な本を選んでいるか
○ 読書のよろこび、楽しみが感じとれるか
○ 広い視野から作品を評価しているか
○ 登場人物の心情や、作品の語っているものを的確にとらえているか
○ 著者の論旨を的確にとらえているか
○ 事実と著者の意見とを区別してとらえているか
○ 自分の意見・感想を率直に述べているか
○ 自分のことばで表現しているか
○ 発達段階に応じた考え方が表現されているか
○ 規定の文字数を十分に生かし、自己の思いを表現しているか
○ 読書によって得た自己の変革がみられるか
○ 規定の文字数を十分に生かし、自己の思いを表現しているか
あらすじは簡単でもいいですが
・自分がどう感じたか?
・本を読んで何を感じ、今後にどう生かすか?
・「似たような経験」の自己開示 → 高得点ポイントです
『アップステージ』読書感想文のこたえ
作者の作品で伝えたいことに「学んだ」「感銘を受けた」と書く
■作者・ダイアナ・ハーモン・アッシャーさんインタビュー
Upstaged のヒロインと同じように 、The Music Manで Mr. Jacey Squires を演じたことがあります。
私の両親は二人とも歌手でした。音楽が、そして音楽を通じてできた友人が私の人生の重要な一部でなかったときはありませんでした。
芸術への愛は、驚くべき方法で子供たちを結びつけることができます。
これらの本の登場人物は、さまざまな課題、家庭生活、苦境に直面しています。しかし、彼ら全員にとって、それは友人のサポート、勇気、芸術からのインスピレーションによって乗り越えられます.
■デボラ・カルブ氏(編集者)のHPより作者・ダイアナ・ハーモン・アッシャーさんインタビュー
A: 5年生の夏に、ジェイシー・スクワイアーズを演じ、口ひげを生やして、汗だくの3人の男の子と腕を組んで歌ったとはっきりと覚えています。
もしこれが少し年上の子で、歌が大好きだけど内気で歌えない中学1年生の子に起こったら?そして、彼女が主役の女性の代役を頼まれたらどうなるでだろう?と。
そこから、理髪店のカルテットの男の子、シーラの親友のキャシー、妹のソフィー、主人公のポール、そしてもちろん歌姫の主人公のモニカなど、キャラクターや人間関係やミステリーとして“青の略奪者”を追加しました。
犯人の推理が読者の議論と聞いてうれしく思います。
A: とても刺激的でした!実際、私の編集者と私は「恥ずかしがり屋は欠点ではなく個性」であると議論し、シーラがその性格を変えずに、自分の殻から出る勇気を得られるようにしました。
私は大人の今でも、自信のある人や、突飛な事をしたり、人の目を気にしない人に驚きうらやましく思います。しかし「誰も見ていないようなダンス」遺伝子は私をスキップしたようです.
私はシーラに共感し、彼女が「部屋でだけ元気な自信のない子」でも許されるヒロインにしたいと思いました。
今日、勝ち組は見た目とフォロワー数で判断されるようです。
フォロワーとは、再生回数、ヒット数、フォロワー数の両方で、文字通り目立っていると、人気者だと意味します。
ですがシーラの物語からあなたが内向的でも勇気と才能と強さがあると気が付くことを願います。
A: 舞台、シーラの人間関係、彼女の心の成長に関して、私が望んでいたエンディングについてかなり良いアイデアがありました.
しかも書いているうちに、キャシーの話も変化し、彼女の自身の物語と不安要素があり、それがとても良い物語に発展しました。
ポールも成長し“青の略奪者”のミステリー要素は紆余曲折を経て、私たちが望んでいたところに行き着きました。
A: 「中学1年生は、子供たちが自分が何者であるか、何者になりたいかを理解する時期である」それにほとんどの教師や親も実感しています。
友情はその年齢の子供たちの生活の大部分です。私は友情について書くのが好きなのです.
12、3歳について書くのは、8歳~13歳向けに書くということでもあります。
彼らは素晴らしい観客です。彼らの世界感には純粋さが残っていると感じます。そうだと信じたいです。
「人には見た目によらない」と理解することが重要な時期です.
本を読んで「俺もそうだ!」「私も同じ 」そう感じているのは私だけではありません。
(そういえば、いつだってその安心感を得るのに良い年齢ですよね?)
A:『アップステージ』は演劇好きな子供たちに楽しんでもらえると思いますが、『サイドトラックド』をクロスカントリーランナーやADDの子供たちのためだけに書いたわけではないのと同じように、本作も彼らに向けて特別に本を書こうと思ったわけではありません。
しかし演劇と音楽は、子供たちの成長を助ける素晴らしい手段です。
クロスカントリーと同じように、人々をチームとして団結させ、不可能だと思っていたことを達成できる大きな力を持っています.
特に、人は自分自身の殻をやぶれるということです。
シーラがマリアン役のリハーサル時に言うように「私は本当の私ではありませんが、フリをしているわけでもありません。」そこには自由な空間があるんです。
私は、自分らしくいられる居場所を見つけて、彼らに挑戦し、成長できる友達や状況を作り続けられることを願っています。
■アップステージREADING GUIDEより
ここでは「アップステージ」の内容から、国語の問題のように一問一答が乗っています。
主人公シーラに起きた出来事の注目ポイントが見つけられます。
・友人や仲間を通して人は壁を乗り越えられる
・内気、内向的は「欠点ではなく個性」
・内向的なままだと、誤解されたり自分を伝えられない
・内向的でも勇気と才能はある
・自分の殻を出る勇気で生き方が変わる
・大人でもハデで外交的で目立つ人はうらやましいし怖い
・中学生ぐらいには自分が何者であるか、何者になりたいかを理解する時期
・人は見た目通りと限らない
・自分らしくいられる居場所を見つけ、共に成長できる友人がいたら幸せ
「中学1年生は、子供たちが自分が何者であるか、何者になりたいかを理解する時期である」それにほとんどの教師や親も実感しています。
↓
そうともかぎりません。
・何者になりたいかわからないまま大人になる人もいます
(なりたいモノを見つけられたらラッキーです)
・音楽以外の一生懸命やるなにかがあれば友情が深まります
・永遠に続く友達が中学時代以外の人もいます
・人生には「早咲き」「遅咲き(大器晩成)」とあり、実力を高めた遅咲きの方が人生楽です
読書感想文ChatGPTで書いたらバレる?感想文での使い方
話題のChat GPTですが、読書感想文でのChat GPTの使用は原則禁止です。
ですがこれからの社会Chat GPTを上手に使いこなす能力も必要です。
(文部科学省が、学校向けのガイドライン作成を検討を始めました)
もし読書感想文でChat GPTを使用した場合・・・生徒をよく見ている教員ほど「本人が書いたものではない」ということを見抜くことができます。
アジア圏の日本人学校で教員が、小学5年生の女子生徒が書いた「ハリー・ポッター」の読書感想文を「本人が書いたものではない」と勘づき、やはりChat GPTに書かせたということがわかりました。
・内容に違和感を覚える
・文章の構成と言葉遣いがいつもとちがう
・Chat GPTの文章にはその生徒の個性がない
・書かれた文章の内容の質問に答えられない など
将来、Chat GPTを使うスキルが必要かもしれません。そこで問題のケースでは「Chat GPTを使って学びを深める方法」を生徒たちと話し合いました。
・AIが書いた文章は読みやすい(メリット)
・文章添削では早く的確でわかりやすい回答がくる(メリット)
・人間味や面白味がない(デメリット)
作文を自分で書く
↓
ChatGPTで添削
(文章の書き方や構成の作り方)
(変更した理由)
↓
自分の感想文と読み比べる
↓
AIが出せない味は消さない
「自分らしさ(個性)」
「自分のエピソードや表現の仕方」
「会話文から始める構成」
↓
AIを生かせる部分
「文章校正」
「誤字脱字」
を修正するなどで利用する
Chat GPTは“きれいごと”の返答が多いと言われます。ですが精度が上がりユーザーの個性を分析し、まるで子ども本人が書いたのような回答ができる日が来るかもしれません。
上手にAIを使いこなすことは、処世術として必要ですが、読書感想文などは思考力の訓練です。
思考力は書くことで鍛えられるので、その機会が少なくなると言われ、なにかの判断をChat GPTにゆだねるうちにChat GPTの指示に従うのが正攻法と思うようになる世界は「AIを使っているつもりが、使われている」ことになるのかもしれません。
・自分で考える事、自分の意見を書く必要性を教える
・Chat GPTは文章の添削、文章校正や誤字脱字など感想文の基本を学ぶために使う
という、教え方が適切なようです。
うんちく・読書感想文の書き方は経験者から学ぶ!
読書感想文の書き方は経験者から学ぶ!
考える読書 第68回青少年読書感想文全国コンクール入賞作品集
全国学校図書館協議会
発売日:2023年05月01日頃
去年の課題図書でコンクールの賞を取った子もいます。賞ねらいじゃなくても、読書感想文の得意な子の作品を参考にするのも一考です。
内閣総理大臣賞<中学生の部>
◆山田慶吾 鹿児島県 鹿児島市立鹿児島玉龍中1年
「江戸のジャーナリスト葛飾北斎」(国土社)
文部科学大臣賞<小学校高学年の部>
◆長谷美波 東京都 江東区立第二南砂中3年
「夜と霧 新版」(みすず書房)
読書感想文の入賞作は審査員の合格基準に達した書き方をしています。大切なのは「読書したうえでの学習効果が感じられるか?」です。参考になる入賞作は大いに参考になります。昨年の入賞作2点を参考に、書き方のコツを頂きましょう。
●読書感想文、課題図書には「隠れたテーマ」があるので、それに回答する
●読書感想文の書き方は「気づき」「反省」「挑戦への意欲」を書くと心象が良い
●入賞している人の書き方を参考に勉強する
同学年でもおどろくほど大人っぽい感想文を書いている人もいます。そこまでできなくても、冒頭の書きだしや感想文の話の流れのスムーズさ、物語の捉え方や意見のまとめ方など文章の組み立て方を参考にしましょう。