【日本の2024年2月の行事】子供に教えたい伝統行事イベントの意味


日本の暦の言葉には「和風月明(わふうげつめい)」と呼ばれる、和風の呼び名があります。
和風月明は旧暦の季節や行事を合わせたものです。

2月は「如月(きさらぎ)」
衣更着(きさらぎ)とも言います。まだ寒さが残っていて、衣を重ね着する(更に着る)月の由来など諸説あります。
ですが、現代とは1~2か月ほどのずれがあります。
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【2月3日ごろ 節分】
【2月4日ごろ・立春】
【2月最初の午の日 初午】
【立春~2月いっぱい・余寒見舞い】
【2月8日・針供養(事八日)】
【2月11日 建国記念の日・祝日】
【2月14日 バレンタインデー】
【2月22日 猫の日】
【2月23日 天皇誕生日・祝日】

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【日本の2023年2月の行事】子供に教えたい伝統行事イベントの意味

【2月3日ごろ 節分(せつぶん、せちぶん)】

節分とは・・・雑節の一つ。各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。「季節を分ける」ことの意味もある。立春の前日を指すので、それにより節分も日程が変わる年がある。
【節分にやること】→「豆まき」をする理由
節分の豆まきは、平安時代に行われていた「追儺」に由来すると言われています。
「追儺」は平安時代、大みそかに行われていた悪魔はらいの宮中行事。寺社で行われていた「追儺」で当時は鬼役を祓う役の人が追い回して退治する儀式です。それが民間に広まり普及しました。
ですが豆で鬼を祓うのは室町時代からで、“魔物”の鬼の目「【魔目(マメ)】を打つ!」の意味から豆を鬼にぶつけるようになりました。まいた豆を「年の数おり1つ多く食べる」のは風邪をひかないなどの健康祈願と、節分が年越し行事だったことに由来します。

【2月4日ごろ・立春】

立春とは・・・旧暦で1年の始まりだった日。二十四節気の1つ。中国では1年の機転を投じに置き、それから45日目を「立春」としていました。この日から「立夏」までが暦上では春とされています。
【立春にやること】
・禅寺では門に「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣がある。
・中国では立春の日に春餅(チュンビン)を食べる習慣がある。
・財布を新調する「春に財布を買うと、財布が張る」のダジャレや、立春は運の強い日なので、財布の運も強くなるとの説もあります。
・占いでも「2月からが1年の始まり」と考えることもあります

【2月最初の午の日 初午】

初午とは・・・旧暦2月の最初の「午の日」をさし、稲荷神の祭礼が行われる日です。
稲がなることを意味する「いなり」から、五穀豊穣や商売繁盛、家内安全を祈願して、各地の稲荷神社でお祭りが行われてきました。
2月の2回目の午の日を二の午、3回目を三の午にも祭礼を行う地方、二の午・三の午にのみ祭礼を行う地方もあります。
【初午にやること】
稲荷祭りで、お神酒、赤飯、油揚げをお供えします。この他にも「初午いなり」といい、稲荷寿司を供える風習もあります。

【立春~2月いっぱい・余寒見舞い】

余寒見舞いとは・・・「立春」を過ぎてから2月いっぱいに出す季節のごあいさつ
余寒見舞いは寒中見舞いの時期が終わってから出すものですから、寒中見舞いを出すつもりで間に合わなかった場合にも用いられます。
・喪中に年賀状をもらったけど、寒中見舞いを出せなかった人
・寒中見舞いをくれた方へのあいさつ状

【2月8日・針供養(事八日)】

この期間を「事八日」と言い2月8日に「針供養」を行います。
「事八日」とは・・・農事や神事の区切りの日
「事始め」を2月8日にその年の農作業を始め、「事納め」を12月8日に正月の準備を始める事で「農事に関する」神事
「事納め」を12月8日にその年の事農作業を終え、2月8日にすべての正月の行事を終える事は「正月の神事に関するもの」
で、地域によって解釈が変わりますがこの2つを称して事八日(ことようか)と呼びます。
この両日はつつしみをもって過ごす日とされ、この日は針仕事を休むべきと考え、使えなくなった針を供養する日と言われます。
針供養にやること→使えなくなった針を「神社に納める、あるいは豆腐や蒟蒻のように柔らかいものに刺し、供養する」と裁縫が上達すると言われ、富山県や石川県では「針歳暮」とも呼ばれ、饅頭や大福を食べたり知人に贈ったりすることが行われる。
例年行われている寺社があり、服飾系の学校、企業などでは現在も行われている。

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【2月11日 建国記念の日・祝日】

建国記念の日とは・・・日本国の建国を祝う日で、日付は2月11日。1966年(昭和41年)制定。
日本では、建国の日が明確ではないため、建国神話(日本神話)を基に、建国を祝う日として「建国記念の日」が定められた。
明治時代は「紀元節」と呼ばれる建国を祝う祝日があり、これは『日本書紀』が伝える初代天皇である神武天皇即位の日の2月11日です。
ですが、第二次世界大戦後の1948(昭和23)年、「紀元節を認めることで、天皇を中心として日本人の団結力が高まるのではないか」というGHQの懸念により「紀元節」は廃止。その後、国民の「紀元節復活運動により1966(昭和41)年に「建国記念の日」は国民の祝日に追加されました。
ですが「建国記念日」ではなく「建国記念の日」なのは
・「紀元節」の復活に意義を唱える左派的野党等からの反発
・神武天皇の存在に確証がなく「正確な起源が分かっていないのに建国記念日など定められない」との学者の意見
などで「記念日」ではなく「記念の日」となりました。
建国記念の日にやること→全国各地で奉祝式典、記念講演会などが行われます。
日本の建国を祝う会 
都内では明治神宮会館で建国記念の日奉祝中央式典、パレードなど行われます。

「建国記念の日」と「建国記念日」なにが違う?2月11日全国祝賀行事・お祭り・イベント情報

【2月14日 バレンタインデー】


聖バレンタインデー・セイントバレンタインデーはキリスト教圏の祝いで主に欧米で、毎年2月14日に行われるカップルの愛の誓いの日

【バレンタインの由来】外国人の彼氏・彼女とバレンタインはどうする?世界事情

【2月22日 猫の日】

日本の猫の日実行委員会が1987年に制定した記念日であり、2月22日に定められている。
ネコの日にやること→日本における猫の日は、猫の保護団体などが主催で猫の日の各種イベントやキャンペーンが行われます

【猫の日2024】東京のイベント・猫グッズ・ねこまみれ情報まとめ

【2月23日 天皇誕生日・祝日】

第126代天皇徳仁の誕生日
・宮中での、祝賀の儀、宴会の儀、茶会の儀、一般参賀が行われる。
・伊勢神宮を始め、各地の神道神社では天長祭が行なわれる。
・海上自衛隊では、基地・一般港湾等に停泊している自衛艦において満艦飾が行われる。
・天皇誕生日の皇居での一般参賀が行われます

【2024一般参賀・天皇誕生日】一般参賀の行き方とおすすめの参賀時間・今年の注意点

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