【ワラビ】簡単アク抜きと冷蔵/冷凍保存・おすすめ絶品3レシピ
ワラビ(蕨:シダ目コバノイシカグマ科ワラビ属)
ワラビは全国に自生していて、山奥に入らなくても手に入りやすい山菜です。鮮度が落ちやすいので手に入れたらすぐにアク抜きするのがポイントです。
こちらでは
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【ワラビ】良いワラビの選び方
【ワラビ】簡単アク抜きの仕方
【ワラビ】冷蔵保存・冷凍保存・干しワラビの作り方
【ワラビ】いつもと違うおすすめ絶品3レシピ
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【ワラビ】良いワラビの選び方
【新鮮なワラビの選び方】
■ワラビの旬・・・全国で採れる為、地方により時期に開きがあります。
九州:3月中旬頃
本州:4月中旬から5月の連休辺り
東北~北:6月初旬位
・茎の部分が緑色が新鮮
・茎が太く短い物
・首がまだ上を向く前くらいの物(まだ柔らかい)
・栽培物は30cm位の物
ワラビは野山で比較的簡単に採ることができます。良いワラビは「先がまだ丸く開いていないもの」です。成長するにしたがい、先が二つ三つ枝分かれし、葉を広げてシダの様子を見せていきます。
【ワラビ】簡単アク抜きの仕方
〈ワラビのあく抜き・下処理〉
ワラビはアクが強くて鮮度も落ちやすい山菜です。しかも生で食べると中毒を起こしてしまいますので「手に入れたらすぐさまアク抜きする」のが鉄則です。灰汁抜きの方法はいくつかあります。ワラビには「灰」が添付されて販売されていることがあります。
~用意するもの~
ワラビ
ワラビがしっかり入る大きめのバット、鍋
重曹もしくは灰(水2Lに対して茶さじ1杯位)
1.ワラビを洗って汚れを落とします
2.ワラビをバット・鍋などに並べて重曹か灰(わらび100gに対して大さじ1杯弱)を全体にふりかけます。
3.ワラビがしっかり浸かるくらいの熱湯を注ぎ、そのまま常温で一晩おきます。
4.翌日お湯が冷めていると、アクが溶けだし水がドロッと茶色いっぽくなっています。ワラビをしっかり水洗いして、さらしている水が緑色に変わるまで交換し、あく抜き完了です。
重曹は入れすぎるとワラビが溶けてしまいますので、しかも山菜の味が抜けて苦くなります。また重曹はお湯を入れると発砲しますので、バットや鍋は大きめのものを使用した方が安心です。重曹は手に入れやすいのですが、ワラビの取り扱いになれていない場合は「灰」の方が取り扱いは簡単です。もし重曹を使用する場合はお水と重曹の割合はきっちり計るのがポイントです。
【ワラビ】冷蔵保存・冷凍保存・干しワラビの作り方
ワラビは鮮度が落ちやすいので必ずアク抜きしてからの保存になります。
冷蔵庫:アク抜きしたワラビは容器に水に浸したまま冷蔵庫に入れておきます。2~3日で使い切りましょう。
冷凍庫:アク抜きしたワラビをしっかり水切りし、フリーザーバックで空気を抜いて保存できます(保存期間1,2か月)
使用の際は凍ったまま使用するとスジっぽくはなりませんが、フニャフニャになりますので煮物にするのがおすすめです。
だし汁に漬けた状態で冷凍保存なら味付けもでき、使用の際は自然解凍で大丈夫です。
乾燥ワラビ
1.アク抜きが終わったワラビを広いザルに広げ、日当たりと風通しのいい場所に干します。
2.時々下と上を入れ替えるように返しながら数日干す
3.カッピカピになるまで乾燥させないとカビが生える原因となりますので、完全に乾燥させます。
・乾燥ワラビはジップロックに入れて冷凍保存がおすすめです。
・乾燥ワラビの戻し方は、鍋にたっぷりの水(50℃くらい)になったら火を止め、そのまま一晩浸けて戻し、翌日新しい水でひと煮立ちさせ、また一晩浸けて戻します。戻すまで丸2日かかります。
【ワラビ】いつもと違うおすすめ絶品3レシピ
ワラビと言えば、どうしても和食のレシピに偏りがちです。
ワラビを楽しむなら「香りを楽しめる食べ方」「粘りを楽しめる食べ方」「相性の良い食材との食べ方」をお勧めします。ワラビのお浸しや煮物に飽きたら、そんなワラビの香りと粘りをもっと楽しめるおすすめ3レシピを推薦します。
簡単なのにすごくおいしい、わらび&長いものネバネバが粒マスタードサラダ感覚の和え物です。ワラビは油ものと相性が良くて、マヨネーズやバターなどこってりした味付けもイケます。
山菜おこわは欠かせません。塩昆布との相性もサイコーです。おこわにすると山菜の香りがごはん全体にしみわたりますので、山菜らしさを堪能することができます。混ぜご飯でも山菜の風味を楽しめます。
ご飯にもお酒にもピッタリのわらびたたき。お浸しだけのレパートリーに飽きたらたたきで。
タグ:山菜、食べ方