「セカイを科学せよ!」読書感想文あらすじ・ネタバレ・例文と書き方の大ヒント


「セカイを科学せよ!」
発売日: 2021年10月14日
著:安田 夏菜
出版社: 講談社
ページ数: 242p
ISBN: 9784065246290

内容紹介:灘中学校入試問題にも使われた、日本児童文学者協会賞受賞作『むこう岸』の安田夏菜、書き下ろし最新作!
藤堂ミハイルーー堤中学二年。父は日本人、母はロシア人。髪は栗色、瞳は茶系でくっきりとした二重まぶた。そば屋でそばなんか食ってると、「まあっ、日本人みたいにおはし使ってる」と知らないおばさんに騒がれたりする。
山口アビゲイル葉奈ーー転校生。ルーツはアメリカと日本。モコモコとふくらんだカーリーヘア。肌の色は、ちょっとミルクの入ったコーヒー色。縦にも横にも大きい。日本生まれの日本育ちで、日本語しか話せない。好きなことは……。
すべてが規格外の転校生は、オタク的に「蟲」が大・大・大好き! カミキリムシ、カナヘビ、ワラジムシ、ハエトリグモ……!! 教室のあちこちから上がる悲鳴!!! クラスは騒然!!!!
ミハイルと葉奈、そして科学部の面々は、生物班の活動存続をかけ、学校に「科学的な取り組みの成果」を示さなければならないことになってしまった。ミックスルーツの中学生が繰り広げる、とってもコメディでバイオロジカルな日々をご覧ください!

こちらでは
2022年「第68回 青少年読書感想文全国コンクール」中学生の課題図書の「セカイを科学せよ!」の「あらすじ・ネタバレ」読書感想文の書き方のコツ・ポイントをご紹介いたします。

【読書感想文2022中学生課題図書】あらすじ例文・おすすめ課題図書紹介と選び方


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「セカイを科学せよ!」あらすじ・ネタバレ・こんな人にオススメ 
「セカイを科学せよ!」読書感想文の書き方の大ヒント 
「セカイを科学せよ!」読書感想文・例文とみんなの感想 
うんちく・読書感想文の書き方は経験者から学ぶ!
 
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「セカイを科学せよ!」あらすじ・ネタバレ・こんな人にオススメ

読みやすさ ★★☆☆☆
感想文の書きやすさ ★★☆☆☆
こんな子におすすめ
・ミックスの人
・コンプレックスがある人
・科学が好きな人

 
「セカイを科学せよ!」登場人物

藤堂ミハイル
堤中学二年。科学部電脳班じき部長。父は日本人、母はロシア人。髪は栗色、瞳は茶系でくっきりとした二重まぶた。目立つことが大嫌いだけど外見のこと言われる。

山口アビゲイル葉奈
転校生。ルーツはアメリカと日本。モコモコとふくらんだカーリーヘア。肌の色は、ちょっとミルクの入ったコーヒー色。縦にも横にも大きい。日本語しか話せない。

水野梨々花
ミハイルの幼なじみ。科学部電脳班でも努力は嫌いなくせに派手なパフォーマンスは嫌いじゃない。和風な美人。

鎌田仁
中2。科学部電脳班だが「スマホがあるのに」とパソコン否定するタイプ。勉学優先。

大橋涼
中3。科学部電脳班の部長。長身でひょろっとした2ブロックの優男。ノリが軽い。

平尾杏美
中3。科学部電脳班の副部長。マッシュルームヘアに眼鏡のまじめで不愛想な先輩。周りが不真面目なので部活も休みがち。

武田芽久先生
担任で部活顧問。国語科のがんばっている新米教師を絵に描いたような教師だが、空回りしてイタイ。

笹本希美
新入部員。アトピーの後遺症で日常生活に注意がいる。

「セカイを科学せよ!」あらすじ・ネタバレ

序章 堤中学科学部 電脳班

ミハイルの所属する科学部電脳班では、クラブ紹介の新一年生勧誘についての話し合いをしていた。
週2のこの部は「できるだけ楽な部活」を求めた者ばかりでみんなやる気がない。顧問が「パソコン検定に挑戦」を掲げて何人かやめるか幽霊部員化した。
幼なじみの梨々花は張り切る割に地味な作業は嫌いで「パソコンでチラシを作ればいい」というだけ。優男の大橋部長はミハイルに4月から部長代理に任命(仕事を押し付けた)「管理職向いてるよ~なんでも無難にやるし敵作らないし、かっこいいじゃん」と言われムッとするけど、その感情は長年の修行のたまものですぐ消せる。和風美人の梨々花は「顔はいいけど不愛想で根暗でクヨクヨするこじらせ系ハーフ?」とまでいう。
唯一真面目な副部長・平野先輩は愛想つかして来ないし、大橋先輩は塾だから帰った。同じ中2の鎌田も勉学優先でパソコンに興味ないが文面を考え、ミハイルがチラシを作り、梨々花が発表することになった。
チラシはワープロソフトで売っただけの味もそっけもないモノになった。

Ⅰ カミキリムシ(昆虫綱甲虫目カミキリムシ科)


クラブ紹介に一年生は引きぎみでチラシも「しょぼっ」と通学路の溝に捨てられ教頭が怒りながら拾い集めた。
だがミハイルを「外国の王子ぽい人」「ハーフ」「ダブル」「ミックス」と呼び方論争でキャッキャされ、ジロにらんでモテ要素は排除する。

ロシア人の母の遺伝子が強く白人系外国人にしか見えないミハイルは、子供のころから「外人観光客扱い」「女子にひいき」「男子には嫌われる」のどれかだった。
小4の時「オーベー(欧米)」としつこく言う奴にキレて、何針か縫うケガをさせた。
担任から「お前は人一倍目立つから、悪いことをしたら人一倍後ろ指さされる。だから後ろ指さされるようなことをしたらダメなんだぞ!」と「目立つこと」の危険を思い知らされた。
ロシア語のことわざに「飢えは叔母さんではないから、ピロシキをくれたいしない」—「困ったときには自分で何とかしろ」っていう意味の通り、そこから「できる限り地味に暮らしていこう」と10歳で決意した。
空気を読む、自己主張しない、ムカついてもカッとならない自分に改良し「こじらせ系ハーフ」になったが、無難にした結果「部長代理」を押し付けられている。

その日は「黒人ハーフの転校生が来る」とクラスメイトは盛り上がっていて、ミハイルも「ミックス仲間が増える」と最初はうれしかった。だが山口アビゲイル葉奈は、日本要素も女子中学生要素もないデカいアフリカンジャズシンガーみたいでいう事がいちいちドン引きさせた。
名前は「山口葉奈でだいじょうぶです」
得意なこと「特にない(英語も運動もダメ)」
好きなことは「蟲が好き(化学系)」爬虫類・両生類、甲殻類なども含むムシ
科学部では電脳班でパソコンの練習しかしてないと聞き「うさんくさい」とまで言った。

蟲の話にクラスを「キショい」とザワつかせ、梨々花はキレ、最後スクールバックにカミキリムシの樹脂標本をつけていて、教室を阿鼻叫喚に陥れても「校則に違反していない」と取り外しを拒否し、違うクラスからも見物者が来た。
ミハイルも本当はカミキリムシが好きだった。
家族でキャンプの時に捕まえたカミキリムシを友達に教えたら信用挽回できるかもと思ったが人気者佐藤君が「虫好きなやつ変わってるよな」とみんなと話しているのを聞き、泣きそうになりながらカミキリムシを公園に放しに行った。
多数の好みに逆らうことは、立場を悪くする。でも仕方ないことだと言い聞かせてきたのに…多数に合わせない葉奈に苦い思いがこみ上げた。

Ⅱ カナベビ(爬虫綱有隣目カナベビ科)


あれから数日。
葉奈はボッチになったが、モリモリ給食を食べ、空き時間は本を読むか外でルーペ片手に地面や花壇など何か観察していた。周囲から変わり者認定されても、彼女が強がりでなく本当にひとりでもご機嫌に過ごしていると分かった。

平尾先輩が部活を休んでいたのは、大橋先輩から部長職を押し付けられていたからだとわかった。結果ミハイルにお鉢が回してきたとの言い合いも、新入部員・笹本さんがいるから醜態は見せられない。
そこに珍しくメグちゃんが入ってきてなんと「生物班を復活して化学班の隣の教室で活動を始める」と言い出した。メグちゃんから見ると「友達がいなくてかわいそうだから」と…梨々花は激怒し、大橋先輩と鎌田仁は天を仰ぎ、平尾先輩は黙々とキーボードをたたいた。
翌日には「生物班」のうわさは広がり理科準備室は“毒虫の巣窟” “魔界”と呼ばれ、葉奈はなにかしらの飼育ケースを持ち込み、梨々花は殺虫剤とゴキブリホイホイを持ってきて一色単に見られるのは回避できたが、葉奈は「持ってきたのはカナヘビ」「万が一逃げたら、シューしたらいい。ビレストロイドの生物で神経麻痺して呼吸困難で苦しみながら死ぬから」と淡々と言い返した。

放課後ミハイルは「関わっていはいけない」とわかっているのに、パソコンルームに向かっていた。なぜかおさえきれないのだ。案の定、葉奈と出くわし「カナヘビを日光に当てたいから電脳班の教室に入れたい」と頼まれた。それはできないと断り理科室に入る方法を教え、ついカナヘビについて質問すると葉奈は楽しそうにいろんなことを教えてくれた。
生き物の分類階級(界・門・綱・目・科・属・種)になぜ詳しいのか?聞くと「小さいときから、自分ってどこに属するのか?考えてきたから…どこに行ってもわたしだけ謎の生き物だった。色、姿形もまわりとちがってナニモノっていつも考えてたから、生き物の分類に興味を持った」
胸を突かれた気がした。ミハイル自身「ナニモノなんだ」と幾度も考えたから。
葉奈は明日カナヘビの餌にワラジムシを持ってくるという。 

Ⅲ ワラジムシ(軟甲綱等脚目ワラジムシ科)

ワラジムシを持ってきた葉奈に梨々花は「キモイモノを持ってきた」と怒り心頭で向かっていき、言葉足らずの葉奈が「ワラジムシを食べるため」に話がすり替わり、またクラス全員ドン引きした。

ミハイルも葉奈と交流があると思われたくないので、大っぴらにかばうことができなかったが、放課後「バタンっ」との大きな音と悲鳴が生物班から聞こえたので大橋先輩と見に行くと、葉奈が台にした段ボールから落ちてけがをしていた。
すると大橋先輩は幼稚園の時ダンゴムシが好きで、ワラジムシにも興味があるとホノボノ話になった。様子を見に来た梨々花は楽し気な雰囲気に怒り「ミハイルも虫を食べる人?」というので「変なウワサ広めないほうがいい」といったのでさらに怒らせて、鎌田仁が「昆虫食はトレンド」と口をはさんできたので「男子を味方につけちゃって!あんた嫌いだから!」と言い放ち帰っていった。
大橋先輩は「女子との会話には気を使ったほうがいいぞぉ」と大人びた調子でみんなを諭し、葉奈は高校の理科教師だった祖母の形見のルーペが割れてなくてよかったといい『ちょって見てわかった気になっちゃダメ。よく考えて、本質を追求するんだよ』と祖母が言ってたと話した。

帰り道、大橋先輩は本当は軽音部に入りたかったけどなかったから電脳班に入ったこと。ワラジムシガールは一人で部活初めて情熱的で面白い。ワラジムシとダンゴムシの曲「ワラダンの曲」を作りたいと言い出し、「監督責任」の名目で2人は次の日も生物班に行きカナヘビにワラジムシを食べさせる様子を見て、ワラジムシの冥福とカナヘビの長生きを祈った。

Ⅳ カ(昆虫綱ハエ目カ科)

ロシアのことわざ
「言葉はスズメではないから、飛び立ったら捕まえられない」― 1度口にした出した言葉は取り消せない。(言葉には注意しろということ)

葉奈は部室にカの幼虫(ボウフラ)を持ち込んでいた。
大橋先輩も「問題になるんじゃないか?」というが葉奈は取り合わず、梨々花に見つかり「部員の監督をしている」と言ってごまかした手前メグちゃんに報告せざるを得なくなった。
早速問題になったが葉奈はメグちゃんも教頭も生物学的理論で言い負かしたが翌日、電脳班の1年の笹本さんが「アトピーで蚊に刺されたら治らないから部活は休む」と連絡が来て、葉奈のルーペも無くなり「嫌がらせかもね」と鎌田はつぶやいた。
週明け月曜日、理科準備室がカだらけになり、教頭は激怒して殺虫剤を大量に噴射しボウフラのケースを排水口に流してしまった。 
ミハイルはカナヘビとワラジムシの飼育ケースを理科室に避難させたが、遅れて来た葉奈は教頭に説教され遠吠えのように大泣きしその日は帰ってしまい、メグちゃんが追いかけて行ったので自習になった。クラスでは「外国ルーツ」「普通の日本人」と言い合っているクラスメイトに、小石がのどに詰まっているような感覚に襲われた。

『藤堂くんはちゃんと日本的』とフォローされたけど、自分では日本人のつもりなのに「日本人的な人」なのだ。
兄のユーリは6歳で来日し日本語習得に苦労し、高校になると「セイタカアワダチソウみたいに侵略的外来種みたいにおもわれてるのかな?」と言い出したのは北方領土を返せ」とイジられていたと後で知った。そして今年大学受験に失敗し「ロシア国籍を取ってロシアで働く」「ロシアは180以上の民族がいても、全部ロシア国民だ」と言いだしたが、母さんは「民族がたくさんいると、いろんな軋轢や問題も起こる」父さんは「ロシアには兵役がある」と言っても聞く耳を持たず両親と口をきかなくなり「病み系ハーフ」になった。

放課後、罪悪感でカナヘビとワラジムシの様子を見に行くと、鎌田仁が「生き物が死ぬのが嫌だから」と、飼育ケースの世話に来ていた。優しい鎌田に本音を打ち明けたい気分になり「山口さん、不登校とかになんのかな」というと「気続くタイプじゃないとおもう。そんな人なら初めから空気読む…山口さんは独自路線を進んでるじゃないか。普通の日本人から見たら、びっくりの感覚」「これからグローバルになるんだし、日本人も変わらなきゃかもね」と言われ、頭がクラっとして「山口さんは日本人じゃないのか?」と言葉を遮った。

鎌田はマズいと思ったが「純粋な日本人じゃないだろ」「今どき、外国ルーツの人をとやかく言う人いない」に、兄貴のことも胸にあふれ「差別してなくても区別してる」「俺みたいハーフには、いろいろ悩みがあって…」に鎌田から「あーごめん」と謝られてさらにイラっとすると「じゃあ、どういえば言いわけ?」「バイリンガルってだけで、みんなよか1歩リードしてる。僕はないから必死に勉強してる」「虐待や貧困、もっと深刻な悩み持っている人いっぱいいる」にミハイルは返す言葉がなかったが、この気持ちはわがまま?気にしすぎ?兄貴は単なるバカ?と気持ちがグルグルなり、出ていこうとする鎌田を捕まえると「いちいち甘えんな」と言われ、彼を突き飛ばしてしまった。

Ⅴ ハエトリグモ(クモ綱クモ目ハエトリグモ科)


突き飛ばした鎌田がぶつかったのは葉奈の鼻だった。
「甘え、なんですかね」ポツンと葉奈が言い「どれくらいの大きな悩みなら悩み認定されるんですかね」とムシの世話もあるから全力て泣き止み『37兆個の細胞』にかけて何度でも立ち直るという。
ミハイルはどうして立ち直ったのか?聞くと
「世界には76億人間がいてクラスには38人しかいないのにまとまらない。なのにワタシの37兆個の細胞は24時間ワタシのために一致団結し、2年で細胞は入れ替わるのに別人にもならない。ワタシの37兆個の細胞はよっぽど私のことが好きで、新しい細胞に情報を伝え必死に守ってくれている。だから泣いている場合じゃない。だから立ち直るの!この37兆個の細胞にかけて」
ムシの細胞も生きている限り精一杯生かしていると思うから生き物が好き。だけどアトピーの人のことまで考えてなかったと反省をしながらも、次はハエトリグモを飼うとニマニマした。

鎌田が帰った後、新一年生2人がこわごわとやってきて「肝試しのつもりだった」とカの件を白状しに来た。なぜならその話を聞いたキノコっぽい頭の3年(平尾先輩)に「呪われるよ」と言われたから、と。悪意じゃなかったことに救われたが、女子数人が葉奈のルーペを隠したことを知った梨々花が怒って、ルーペを取りに行かせると、葉奈は「(卑怯なこと嫌いな)私たちって、結構気が合うと思うんですよね…水野さんのこと好きかも」と言われ、梨々花は「意味わかんない」と顔を赤らめて去っていった。

葉奈は翌日ハエトリグモをもってきたが、女子がまるで愛玩動物のように「ハエトリちゃん」と反応したのは、アイドル俳優の北村ユーマもハエトリグモを飼っているからと平尾先輩が教えてくれた。
「イメージって、意外に簡単に操作できるのかも」「人気者とか有名人の言葉は簡単に信用して、意見もコロっと変える」に葉奈が「だから本質を追求することが大切なんです…自分でよく見て考えて、判断したほうが良いと思います」と、みんなを理科準備室に連れていきルーペでハエトリグモを観察させた。
観察した電脳班部員はかわいいと苦手に意見が分かれ、そこからみんな時々理科準備室をのぞくようになり、電脳班と生物班の境界線が薄らいで霞つつあるような感じだった。

でもロシアのことわざに
「猫はいつもバター祭りなわけではない」 ― 人生は楽しいことばかりでない
というのがある。
6月教頭から生物班の活動停止を宣言された。「趣味の飼育で活動内容が不十分だから」というがそこに校長とメグちゃんが来て「生物班の活動内容が改善された場合、科学的に観察結果を期末テストまでに発表できるなら存続していい」と言い出した。
さらに「私は生徒を子ども扱いいたしません。あなた方は子ども扱いしてほしいですか?」と問われ葉奈と梨々花とミハイルは勢いこんで「そんなこと、思ってません」と言ってしまいメグちゃんのサポートで研究することになった。

Ⅵ ミジンコ(鰓脚綱双殻目ミジンコ科)

『科学とは、物事の本質についてこうでないかと考え、その考えが正しいかどうかをデータや論理を使って検証する行為です』
ミハイル、梨々花と帰る途中、葉奈は校長の言葉を正確に再現した。
難題を校長に言われ、出来なければ飼育生物は持って帰らなきゃいけないが、それは「状況が変わったからできない」という葉奈。
葉奈の母親が再婚した新しいお父さんは良い人すぎて、ムシが嫌でストレスジンマシンが出たのに隠れて薬を塗っていたこと。そこから離婚になったら困るから家では飼えないという。
葉奈の母親は子供っぽい人で、本当の父親のことを隠すために「ミジンコみたいに単為生殖で一人で葉奈を産んだ」とか“ウィル・スミス”の写真を「もう死んじゃったの」と見せたりウソばかりつくから口をきかなくなった。でもおばあちゃんが「なぜああいう嘘をつくのか、そこのところの本質を、よく考えてみないといけないよ」と、本当の事を教えてくれて、父親はアフリカ系アメリカ人でシステムエンジニアで母親と恋に落ちて葉奈を妊娠したけど、アメリカに妻子がいたのを隠していて、今はシリコンバレーで家族と暮らしていると。
不器用な母親のウソの理由に気づき、父親の事はもういいと考えるようになったが「パソコンがうさんくさい」と言った理由にミハイルは納得した。物事の本質ってややこしくて、知っても幸せになれるかどうかはわからない。が、知らないままでは進めない。
それでも部活として認めてもらうために、やるしかない!と葉奈のルーツ的ミジンコで研究することにした。

電脳班でも生物班に同じ科学部として協力しなくていいのか?とミハイルは話し合いの場を設けた。
平尾先輩は「なぜ生物班のことを?私たちに関係ないことでは?」と詰め寄った。ミハイルは最初絶句したが「虫が好きだったけど、みんなから一線引かれるのが嫌で、自分がしたいことより、周りの目を気にして目立たないようにしてきた…(葉奈に)1センチくらい自分に正直になれないかなって」
不機嫌そうに詰め寄った平尾先輩も「あの子の『ムシ愛』は私の『パソコン愛』より強い…私にもチョウバエ(便所バエ)に思い入れがある」との話に電脳班も協力しようと満場一致で決まった。

肝心の葉奈は、顕微鏡でミジンコを観察しながら「私はミジンコの何を知りたいのでしょうか?」と今まで生物の飼育のみして喜んでいたことに気づき、研究テーマを決めること自体に悩んでいた。
梨々花はそんな話は聞いていないようで、葉奈のスケッチや顕微鏡をのぞきミジンコについて素朴な疑問をし、それにムシ愛で答え続けるうちに「あれ?ミジンコの心臓は、1分間に何拍打っているんだろう?」と思いつき『ミジンコの心拍数は1分間に三百拍くらいではないか』という仮説で検証することにした。

問題は、それをどう観察するか?だった「動画撮影してスロー再生でパソコンで再生したら?」に葉奈は父親へのわだかまりからNOという。ミハイルは意固地になる葉奈に怒鳴りそうになったが、梨々花が葉奈に「あんたはミジンコ」とつぶやいて笑わせてその方法でやることに決めた。
梨々花は「父親なんか関係ないじゃん。あんたのルーツはミジンコなんだからって」といったと聞き、ミハイルは梨々花にかなわねーと思った。

Ⅶ ミジンコの研究(科学部生物班&電脳班)


「生物班&電脳班の共同研究」ぽくなってきて、ダラダラ遊んでただけの人間は、逆にダラダラがつまらなくなるようにできているのだろうか、俺たちは意味不明に張り切った。
狭い理科準備室に7人集まり、最初は画像撮影してみたがミジンコを撮影するには機材性能の限界があり、5万くらいの高性能デジタル顕微鏡が欲しいと言ってるところにメグちゃんが来た。
「部活は基本学校から補助金は出ないから、必要なお金は部費から出していくことになります」とお金は親に出してもらうしかないとわかったが、みんなそれは嫌だし、了解は得られないだろう。メグちゃんに出来ることは特になかった。

帰り道ミハイル、鎌田、大橋先輩で「金が使えないことの痛さ」について話し、鎌田の理系大学で研究している姉が「研究設備が古くてテーマ自体変えなきゃいけない」とか大橋先輩が「葉奈を傷つけた慰謝料代わりに出す」というのも良くないと話していた。
何気なくむしったイチョウの葉を夕日に透かして葉脈を見て、ミハイルは家族でキャンプに行った時、兄貴はスマホで顕微鏡で拡大したかのような写真を撮ったのを思い出した。
現在ニートの兄に聞こうと帰ると、母さんはダイニングテーブルで兄貴とケンカしたとすすり泣いていた。「ロシアで就職するという割にバイトもやめて家にいるから、つい追い詰めるようなこと言った」と言い家を出て行ったという。
その日の夜、兄貴の件で夫婦喧嘩になり翌日も帰らず、午後ミハイルは探しに出てみた。ふと思い出したのは兄貴が中3の時、初彼女とデートで行ってた公園。確証はないがとにかく行ってみた。
すると聞いたような葉奈が「はやまらないでください!」と兄貴に抱きついたが、結果2人で池に落ちたところだった。溺れるはずもない浅い池の水草を取ろうとしただけなのに、葉奈が誤解したのだ。ミハイルは家族に心配かけて「つらいのは自分だけみたいな顔しやがって」と怒鳴ったが兄貴の苦しげな顔を見ると、鎌田に言われた『いちいち甘えんな!』とそっくりの言葉で、ガツンと言いたいけど、言われたら心が死にかける言葉、だと気づいた。

葉奈が空気を読み幼児をあやすお母さんみたいに「あっらー水草でいっぱいですねー」とごまかすと、兄貴が「ホテイアオイ…外来種で船や漁業の邪魔になるから、嫌がられてる」「外来種って、元気に生きようとすればするほど問題になる…害になるとか、元からいる種を駆逐するとか、純潔を絶やすとか」「僕は猛獣でもなければ、毒ムシでもない…それなのになんでだろ、この疎外感…」
葉奈は「本質的に違います」とソレを大いに否定した。
「私は人間が特別な生き物だなんて言ってません。人間は、同じひとつの『種』。哺乳廣霊長目ヒト科ヒト属・ホモサピエンス種、生物学的にすべての人はその分類一種だけ」「肌の色や、私たちみたいに混じっている個体もいますけど、DNA的に種を分けるほどの違いはない」に兄貴は「キミはそういうふうに自分に言い聞かせてきたんだね」にも葉奈は違うといい「やっと本質が分かった感じ?ホモ・サピエンス種のメス。たったそれだけだったんです」

兄貴は「キミのようなものの見方ができたら、きっと悩みもないだろう」と言われ葉奈はミジンコの件を話した。ハッとしたミハイルは拡大写真のことを聞くと、兄貴は昔のような柔らかい表情で、スマホのレンズに水滴をつけてお札を撮影すると画面いっぱいに拡大されて撮影された。
「水滴が小さいと高倍率、大きいと低倍率になる。水は量の調整が難しいからグリセリンを使うと蒸発しにくいからやりやすい」

兄貴はミハイルと一緒に家に帰り、母さん特性の酸っぱいスープのロシア料理「スチー」にそうめんをいれた「ソーメンシチー」を残さず食べ、部屋からグリセリンを持ってきてくれた。
学校でもグリセリンで実験した鮮明なパソコンの拡大画像に葉奈自身が「イメージだけでこういう機械を否定していた。本質を見失っていたのはワタシです」といった。あとは動画の撮影方法だった。
ミジンコをスライドグラスの上にのせ、カバーグラスはかぶせずグリセリンの水滴をのせたスマホレンズの上に乗せた。多少ぼやけているがミジンコの体は拡大され動画でとらえられ、背中で拍動する心臓の様子も映っていた。
3日間にわたる動画撮影と編集、計測。メグちゃんが帰宅をうながしに来たが、聞いてなかったフリをしてあとはデータを表やグラフにしてプレゼンソフトにまとめるだけだった…

ロシアのことわざに
おでこより高いところに耳は生えてこない・・・不幸な偶然が重なり、実験データは飛んだ。それは連帯責任でみんなが焦りで雑になっていたから。そして普段ひたすらダラダラしていた電脳班が、急に張り切ったから無理が出た。ロシアのことわざの意味は「誰にでも限界はある」という意味だ。
「…弱りましたね」声をかけてきたのは校長だった。オドつくメグちゃんをたずさえ「明日からクラブ活動は期末考査一週間前で休みです」と言われた。平尾先輩が完成していたプレゼンの表紙を見せここまでの頑張りを主張したが「頑張って工夫したからまけてくれ、というのは非科学的な理屈です。子供っぽい自己本位な考えだと言わざるを得ません・・・けれどもこんな言葉があります『失敗したわけでない。それを誤りだと言ってはいけない。勉強したのだといいたまえ』『問題は未来だ。だから私は過去を振り返らない』…少し誤解があるようです。わたしは研究テーマを期末考査までにと言ったのです。」
全員が誤解をしていたとわかり、どっと脱力をした。でも胸の奥から安堵と喜びが広がった。

テーマは平尾先輩が見せた表紙で示すことができた。校長は「若干幼稚なテーマです…地球温暖化の影響があるか、水温以外に、農薬、洗剤からの影響も実験要素に加えると、環境汚染の本質も見えるでしょう」とアドバイスをくれた。
葉奈は深くお礼を言うと「私は新たな真実を見たいだけです。あなたもそうでしょう?…焦ることなくじっくり根気よく取り組むのです。ひとつひとつのステップを、大事にいつくしみながら積み上げるのです」校長はそっけない顔で答えた。

終章 山口アビゲイル葉奈

兄貴はロシアに行くことになった。
バイトに復活し、モスクワのおじさんのロシア風餃子の店を手伝うらしい。国籍の件は聞かなかった。それも含めて考えたくて行くのだろうから。

期末テストは疲れたが、梨々花は『キンカメ』を持ってくるという葉奈に金切り声を出していやがっていた。だが笹本さんにカメムシの汁がついたら危なくね?とミハイルに言われ葉奈は「ムシの事になると大事なこと忘れちゃう」というと梨々花が「キンキラに光ってるからキンカメって略し方もやめて…あんたも名前略してるよね?」と昔梨々花の家にホームステイに来た美人の金髪のお姉さんも“アビゲイル”で「あんたの名前の由来知ってた?『父の喜び』って意味なんだって、それならアメリカに帰るなよ、って話だけど」
「喜んでいたのでしょうか?わたしは父に喜ばれて生まれてきた命なのでしょうか?」
とまどったような表情を葉奈は浮かべた。「人の心の中は、宇宙や深海より観測が難しいから…でも未来にはまた変わるかもしれませんね。『言葉では言い表せない気持』を記憶媒体に保存解析するとか、過去の記憶をDNAから抽出するとか…いつか父の心とも向き合えるといいな」と科学部のみんなと本質を追求していこうと思います!と言われミハイルと梨々花はまんざらじゃなかった。

明日の英語のテストが苦手と叫ぶ葉奈を、後ろを歩いていた男子グループが笑って「国際的な雰囲気してるから」と言ったので、ミハイルは「へーイメージだったんですか、俺は日本語とロシア語しゃべりまーす」と叫びロシア語のことわざを叫んだ。
「犬が吠え、風が伝える。それでもキャラバンは進む」― 他人の言うことにとらわれるな。犬が吠えても風が吹いても、ただ前を見て進め。
今一番気に入っている、ロシアのことわざだ。

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「セカイを科学せよ!」読書感想文の書き方の大ヒント

【読書感想文の応募要項】
・中学生の部 本文 2000字以内
(作文用紙400字×5枚)

 
字数が足りない場合は、以下のサイトの「文字数が足らない場合の対策」の部分が大変参考になります。
読書感想文の書き方 構成とコツ【中学生・高校生】コピペOK
 
 

青少年読書感想文全国コンクール審査基準
    ○ 応募規定にあっているか
    ○ 発達段階に応じた適切な本を選んでいるか
    ○ 読書のよろこび、楽しみが感じとれるか
    ○ 広い視野から作品を評価しているか 
    ○ 登場人物の心情や、作品の語っているものを的確にとらえているか
    ○ 著者の論旨を的確にとらえているか
    ○ 事実と著者の意見とを区別してとらえているか
    ○ 自分の意見・感想を率直に述べているか
    ○ 自分のことばで表現しているか
    ○ 発達段階に応じた考え方が表現されているか
    ○ 規定の文字数を十分に生かし、自己の思いを表現しているか
    ○ 読書によって得た自己の変革がみられるか
    ○ 規定の文字数を十分に生かし、自己の思いを表現しているか

 
あらすじは簡単でもいいですが
・自分がどう感じたか?
・本を読んで何を感じ、今後にどう生かすか?
・「似たような経験」の自己開示 → 高得点ポイントです

「セカイを科学せよ!」作者からのヒント


Q:「セカイを科学せよ!」を書こうと思った理由は?
安田:理由な色々あるんですけど、私の前作「むこう岸」いう本のサイドキャラにナイジェリアにルーツを持つ男の子・アベル君ていう心に傷を持ち学力も遅れている中学一年生の子がでてくるのですが、その他に主人公が2人、日本人の男の子と女の子。女の子は生活保護を受けて貧困に悩んでいるっていうストーリーなんですけれども、この本ができた時に最後に担当編集の方が「生活保護を受けている子も心配なんですけど、一番心配なのはアベル君ですね」って言ったんですね。それがちょっと心に残ってまして。次はアべル君みたいな子を書いてみたらどうかなってなったんです。
外国にルーツがあって、日本社会からハジかれてるっていうわけでもないんだけれども、なんかこう生活も学力的にもうまくいってないみたいなそういう子って結構いるんじゃないかなと思いまして…。
そういう話聞きたいなと思いまして大学時代の同級生で先生している方に聞いたら、作文集で思春期になるにつれ、自分のアイデンティティーに悩んでいる でお友達との関係に悩んでいて、生きづらくなっているなというのを実感しましてそれはこの子たちを主人公にして書いてみたいと…。

Q:「セカイを科学する」という名前の由来について
安田:はじめから科学を表に出そうとしてたわけじゃないんですね。
私は文系の人だけど、私すごく虫が好きで、生物だけは高校生になっても大好きな分野だったんです。
で申し上げたように外国にルーツのお子さんたちを書いてみたいなって思ったとき、どういう風に書いていくかっての試みたんですがなかなか上手くいかずにボツ続きだったんです。
その時、新聞社依頼のエッセイで子供時代の虫のことを書いたら好評で。
小説も虫からプロットをたてたら面白いじゃないかとなり、虫を手段にしているうちに科学的なことに流れていって。…私いつもそうなんですよ初めからこうを狙ってるじゃなくて書いてるうちにとか…。
タイトルは作者は意見は言うんですけど、通らないことが多いんですね。「そのタイトルじゃ売れませんよ」と営業さんとかね。大人の事情でありました。

Q:安田さんが「セカイを科学せよ!」で感じ取ってほしいことは?
安田:あんまり声高に差別ダメだとか、みんな仲良くしようぜとか何かそういうキレイごと的な事書いたらね本ってつまんないでしょ。感じ取ってもらえたらうれしいけど、この本に書いてある事って「マイクロアグレッション」って「悪気はないんだけれどもちょっとした言葉で人を傷つける」ちょっとのことなんだけど、いわれてるうちに溜まっていくわけです。普通の日本人の人に聞かないことを聞いて傷つける。言われた方にしてみたらちょっと引っかかりがあるみたいなのでそういうことがたまっていくっていうことをこの本の中で出しています。
私これで一番患者とってほしいことがね、小説読むの面白いってもらえるように書いたつもりなんです。
コロナで暗かったじゃないですか。読んでもらって考えるようなもんじゃなくて「あぁ楽しい」って思ってもらえたらいいなーってすごい一心で書きました。


Q:児童文学作品の作家を志した理由は?
安田:ちっちゃい時すごく内向的で、ばあちゃん子で本ばかり読んでる暗い女の子だったんですね。友達もいない、今でいう陰キャラで。
だからすごくその物語に自分が救われた部分があったのね。そういった経験を、物語の中で心がちょっと救われて、心が広々と広がっていくそういうふうな経験を今のお子さん達にもして頂けたらいいなーっていうのがあっててのが一つと。
あと大人のものが書けないから。子供に興味があるのね、やっぱり。物書きは興味があるものじゃないと書けない。
大人の心情にも興味はあるんだけど、(私)ちっちゃいときの自分の心情ってものすごく覚えてるんです。いつも不安でやるせなくって、大人になるのが怖いような時期もあったし。そういうこととても覚えてるタイプなので、そういうことを書いていきたいんだな、と。
あと、仲間の「児童書作家仲間あるある」なんですけど、児童作家って私みたいに小さい時にあんまり幸せじゃなかった、生きづらさを感じた人が多いんですよ。その心理は「子供の頃の私を救いに行かなくちゃっ!」ていうのがあるんですって。
そういう無意識の潜在意識で児童作家してるのかなぁ、なんてことをね仲間うちで話したことはあります。

Q:今までの作品の中で子供たちに進めたい作品は?
安田:本を薦めるってねすごく難しいんですよ。
でも自分とぴったりな本っていうのもね、絶対あるんです。自分にぴったりの本に出会う幸せそういうものを見つけてほしいなって思うのでそれは自分で探した方がいいと思うんです。
自分で探すにはどうをしたらいいかと、どんな方法でもいいので面白そうって思った方が片っ端からとにかく読む。でも面白くないなと思っても辞めたらいい。色んなものを選んで逆の分野のものを心にストックすると視野の広い大人になれる。「ミステリーしか言わないぞ」てミステリー作家になった人もいるので、それもいいと思うんだけど…私は本好きだったんだけど子供の本に飽きて、母親の婦人雑誌の「悩み相談」がおもしろくてむさぼるように読んだの。そんなの子供の本にはないから。
そんなの読んでたことで、ずいぶんひねくれた子供だったと思うけど、仕事にすごく役立っている。

Q:作家をするうえで大変だったり苦労したことは?
安田:作家によってねその苦労の書類は違うんですよ。苦手分野とか苦手作業がまちまちなので。
私はゼロから物語を立ち上げるところ。登場人物、ストーリー、構成、空気中からつまみ出すように、人物像を必死に作り込むんですけど、ウソっぽく見えないよう人を書くっていうか人物造形人物をつくっていくっていうあたりが一番しんどいですね。
あと、もう一つしんどいのは編集者さんのダメだし。
書き直しても向こうが求めるものと私が書きたいことが食い違ったり、あとこれだけかけ直せば大丈夫だろうと思って出すとまだまだだったりする…だから向こうが言ってることは全て満たした上でプラスアルファをつけるようにしてるんです。100求められての120を返すのが、すごいしんどいです。

Q:作家をするうえでモットーとしていることは?
安田:たとえベタと言わようとハッピーエンドは心がけているんです。
大人のモノはハッピーとじゃないものがあるんですね…子供はね、まだその世の中の理不尽をそのまま結末として受け入れるほど成熟してないんです。
子供これから育っていく人間なので、子どもの心が明るい方に向いて、この社会に生まれてきて良かったねってね、思ってもらえるようなものを書いていきたい。
甘々のモノ書くつもりはないんです。いろんな理不尽はまず書くんですけども、そこからちょっとだけでもあの明るいところは入れ込んで最後につなげていきたいっていうのがモットーです。

「セカイを科学せよ!」読書感想文・例文とみんなの感想

「セカイを科学せよ!」みんなの感想

生物のことが思ったよりがっつり書かれていた、ちょろっとじゃない、かなり詳しくかなり色々。
すごく面白い!
で、タイトルにあるように科学がテーマであるが、青春小説としても楽しめる。
物語にこめられたメッセージはストレートに伝わってくる。
が、そのメッセージはストレートには書かれてはいない。だから説教ぽくない。
メッセージを声高に叫んでいないから、押し付けがましくない。
上手い〜
ラストの爽やかさに感動した。
中高生たちに、こういう良い本どんどん読んでほしい。

 

ハーフまたはダブルと呼ばれてしまう主人公の生きづらさと、昆虫の科学的分類を引き合いに出す新しい観点に唸りました。青春物なのですが、綺麗事ではないのに、読後感はきれいでした。

  

2022中学生 課題図書。外国人に間違えられる見た目のせいで嫌な思いをした為、目立たないようにしている男の子のクラスに転校してきた、見た目がアフリカ系の葉奈。蟲に夢中の葉奈にクラスも科学部電脳班のメンバーも面食らうが、真っ直ぐな葉奈にだんだん考えが変わっていく。差別と区別は違う、そうだなぁ、この本面白かったなぁ。

 

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入賞作品集(過去の入賞作品まとめ一覧)
 
 


去年の受賞作と感想文をチェック!!

読書感想文の入賞作は審査員の合格基準に達した書き方をしています。
一言で言うと「読書したうえでの学習効果が感じられるか?」です。
参考になる入賞作は大いに参考になります。
昨年の入賞作2点を参考に、書き方のコツを学びましょう。

内閣総理大臣賞 
<中学校の部>
◆広瀬健伸 茨城県 洞峰学園つくば市立谷田部東中8年 
「本気の「好き」のその先に」・・・「牧野富太郎 日本植物学の父」(汐文社)より

2023年度前期に放送されるNHK連続テレビ小説第108作『らんまん』で牧野富太郎氏をモデルに、朝ドラとして放送されます。主演は神木隆之介さんです。

「牧野富太郎【日本植物学の父】」あらすじネタバレ・読書感想文の書き方のコツポイント

文部科学大臣賞 
<中学校の部>
◆武藤さくら 福島県 郡山市立富田中2年
「言葉に思いをこめて」・・・「春や春」(光文社)より

メインの大賞のひとつ文部科学大臣賞は、去年の課題図書「牧野富太郎 日本植物学の父」が受賞しました。
2023年度前期に放送されるNHK連続テレビ小説第108作『らんまん』で牧野富太郎氏をモデルに、朝ドラとして放送されます。主演は神木隆之介さんです。

入賞作を読むと読書感想文の雰囲気がわかりますので読んでみることをお勧めします。

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