【読書感想文2018・課題図書】小学校1,2年・低学年の簡単な本と選び方
読書感想文の季節
2018年の小学校低学年(1,2年)の読書感想文「課題図書」は全部で4冊です。
小学校1,2年生はこれから読書を好きになるかどうかが決まります。
本の選び方や感想文の書き方もわからない子がおおいかもしれません。夏休みにお父さんお母さんも一緒に感想文の書き方について考えさせられてしまうものです。
こちらでは今年の課題図書の中でお子さんが読みやすい本・書きやすい本・こんなお子さんにおすすめなどをご紹介させていただきます。
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【読書感想文】感想文の書きやすい簡単な本の選び方
「ルラルさんのだいくしごと」あらすじと読書感想文オススメ度
「きみ、なにがすき?」あらすじと読書感想文オススメ度
「なずずこのっぺ?」あらすじと読書感想文オススメ度
「がっこうだってどきどきしてる」あらすじと読書感想文オススメ度
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【読書感想文】感想文の書きやすい簡単な本の選び方
読書感想文で課題図書として選ばれる本には、いくつかの「種類」にわかれます。
どんな種類が書きやすいか?考えて本を選ぶと感想文も書きやすくなります。
【かんどうする本】
心を動かされたり、泣いてしまいそうな本は色んな気持ちがわきおこるので、読書感想文も書きやすいです。
<テーマのたとえ>
友だち
家族
学校
胸がジーンとする話
むかし話
外国のむかし話
【ワクワク・ドキドキする話の本】
ワクワク・ドキドキする話は、本がどんどん読めるので読書が楽で楽しく感じます。ワクワク・ドキドキした気持はそのおもしろさを誰かに伝えたくなるので読書感想文が書きやすくなります。
<テーマのたとえ>
おもしろい話
外国の話
冒険の話
【知らない事が書いてある本】
自然や生き物、研究、新発明や外国のこと、知らないことなどについての本には「へぇ~」という新しい発見やおどろきがたくさんあります。とても自分のためになったようなうれしい気持ちを誰かに読書感想文で伝えたい気持ちになります。
<テーマのたとえ>
どうぶつ
科学
研究・発明
体
歴史
世界の国や人
【自分とくらべられる本】
主人公がみじかに感じられて、自分と似ているところがある。そんな本は、主人公の行動や気持と自分をくらべて、自分の気持ちや考えを書く事ができます。
<テーマのたとえ>
ともだち
家族
学校
自分で本を選ぶ場合
小学校低学年の子だと、本の選び方がまだわかりません。そんな時は親子で相談しながら「読みたい」と思える本を探してみましょう。
【本屋さんで】
・本のポップに注目
・店員さんに人気のある本を聞いてみる
【インターネットで】
・本の内容やあらすじを確認
・読んだ人の感想からおもしろそうな本が選べる
【図書館で】
・その場で読みながら選べる
・無料
・司書の人にオススメの本を教えてもらえる
「ルラルさんのだいくしごと」あらすじと読書感想文オススメ度
読みやすさ★★★★★
感想文の書きやすさ★★★★☆
本の種類
【自分とくらべられる本】ともだち
【知らない事が書いてある本】
こんな子におすすめ
・真面目過ぎる子
・好奇心旺盛な子
・ふざけてばかりいる子
・イジワルな子
・心の広い子に育てたい
作品概要
ルラルさんのだいくしごとのうでまえは、なかなかのものです。やねのしゅうりだって、おてのもの。ところが、おもわぬことがおきてしまい……!?「ルラルさんのえほん」シリーズ、第8作目のお話です。
『ルラルさんのだいくしごと』の読書感想文のポイント
ルラルさんシリーズの作家さんは「日常の中の小さな喜びに気づく」事に気づいて欲しいとこの本を書いていますが、今年の課題図書4冊の内容の共通点は「お友達との付き合い方」におもむきを置いている様です。
ルラルさんが動物たちの勝手な行動にも怒らないので、その辺をどう思うか?自分と比べるのがポイントになりそうです。
『ルラルさんのだいくしごと』あらすじと読書感想文の書き方
『きみ、なにがすき?』あらすじと読書感想文の書き方ポイント
本の種類
【かんどうする本】友だち
【自分とくらべられる本】友だち
こんな人におすすめ
・畑で何か作ってみたいとおもった子
・おともだちの好きなものを知っている子
・おともだちに何かプレゼントしてみたい子
・おともだちにプレゼントされてうれしかったモノがある子
作品概要
森の奥にすむあなぐまが、庭でともだちの好きなものをつくって喜ばせたいと考えます。じゃがいも、にんじん、りんご、木いちごと、つぎつぎに思いつきますが、そのたびに、ともだちはみんな持っていました。なにを作ればいいかわからなくなったあなぐまは、かんしゃくを起こしてしまいます。でも、はりねずみは「きみの好きなものをなんでも」、と優しい言葉をかけてくれます…。誰かにわかってもらえることがうれしくなるお話。
『きみ、なにがすき?』の読書感想文のポイント
あなぐまが友達になにかプレゼントしたいけど、みんなもう持っているから何も上げられないとカンシャクを起こしてしまいます。でもアナグマの目的はプレゼントをする事だったの?本当はそうじゃなくて・・・。お友達と仲良くしたい時はいろんな方法があることに気づける1冊です。
『きみ、なにがすき?』あらすじと読書感想文の書き方ポイント
『なずずこのっぺ?』あらすじと読書感想文の書き方ポイント
読みやすさ★★★★★
感想文の書きやすさ★★☆☆☆
本の種類
【ワクワク・ドキドキする話の本】おもしろい話
【知らない事が書いてある本】研究(虫のことば)
こんな人におすすめ
・虫が好きな子
・『なずずこのっぺ?』がおもしろいと感じた子
・『なずずこのっぺ?』の昆虫語を理解したいと思った子
・『なずずこのっぺ?』を何度読んでも飽きない子
・言葉に興味のある子
・外国語が話せるお友達がいる(自分が話せる)
作品概要
「なずず このっぺ?」といちばんベーシックな昆虫語の問いかけからストーリーは始まります。虫たちのおしゃべり昆虫語のえほん。よみすすむうちに、だれでもしぜんと昆虫語をおぼえ、いつしか虫たちの日常会話がわかるようになります。
『なずずこのっぺ?』の読書感想文のポイント
『なずずこのっぺ?』えー虫語なんてわかんなーいwww
と子供たちはふざけて喜びそうですが、何度も何度も読んで見返してみると、虫たちが何を話しているのかわかるような気がしてくる不思議な絵本なのです。
言葉の通じない人とお話しするのを最初からあきらめないで、一生懸命聞こう、理解しようとしたかどうか?を感想文にするのが『なずずこのっぺ?』です。「ジャジャコン。」
『なずずこのっぺ?』読書感想文の書き方のポイント
『がっこうだってどきどきしてる』あらすじと読書感想文の書き方ポイント
読みやすさ★★★★★
感想文の書きやすさ★★★★☆
本の種類
【自分とくらべられる本】学校
こんな人におすすめ
・新一年生
・おとなしい子
・登校拒否児
・転校生
・わがままな子
作品概要
はじめてのクラス、はじめての学校、みんなどきどきするものだけど……学校だってどきどきしてるって知っていた?
学校がちょっぴり怖い子、苦手な子、いやだなあと思う子たちへ――こんな学校だったら、ちょっと面白いんじゃない?
生まれたての学校が、子どもたちといっしょに少しずつ「学校って、もちろん楽しいことばかりじゃないけど、でもやっぱり楽しいかも」と思えるようになるまでを、不安な心によりそって描きました。学校といっしょに、どきどきして、切なくなって、げらげら笑える、唯一無二の学校絵本です。
『がっこうだってどきどきしてる』の読書感想文のポイント
はじめて学校で知らない子がたくさん。いやだなぁと思ってる気持はみんな同じだって知ってた?
学校はいやな事もあるけど、楽しい事もたくさんあるから、みんなで学校が楽しくなる方法をみつけたらいいんじゃない?じゃあ僕や私が学校が楽しくなる方法ってなんだろう?と自分の学校生活と比べて考えてみる本
『がっこうだってどきどきしてる』読書感想文の書き方のポイント
今年の小学校低学年の課題図書は4冊の今年の共通テーマは「お友達の気持を理解してあげる」と言えそうです。
1,2年生むけですから、人格教育としてオススメの本ばかり。どれを読んでもハズレはないでしょう。本を読む本人の読みやすさで選ぶのが良さそう読書感想文の書きやすさ順でいうと・・・
『がっこうだってどきどきしてる』…みんな同じきもち
『ルラルさんのだいくしごと』…お友達の気持ちを理解して許してあげる
『きみ、なにがすき?』…お友達の気持ちを知りたいけどわからない時
『なずずこのっぺ?』…理解してあげようと思う気持ち
ルラルさんより3冊はなかなか内容がシュールなので親子で話し合いの上で、お子さんに内容を理解してもらうと読書感想文も書けそうです。