【ザ・ヘイト・ユー・ギヴ】あらすじ&読書感想文の例文と書き方



「ザ・ヘイト・ユー・ギヴ:あなたがくれた憎しみ」(岩崎書店)
著者:アンジー・トーマス・作 服部理佳・訳
本体価格:1,700円
ページ数:472ページ
ISBN978-4-265-86043-2

こちらでは
2019年の「第65回 青少年読書感想文全国コンクール」高校生の課題図書
『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ』の「あらすじ・ネタバレ」と読書感想文の書き方のコツ・ポイントをご紹介いたします。

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『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ』総評とこんな子にオススメ 
『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ』5分で読めるあらすじとネタバレ
『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ』読書感想文の例文と書き方のポイント 
『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ』読書感想文のその他おすすめ指定図書

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『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ』総評とこんな子にオススメ

 

【出版社内容情報】
2009年カルフォルニアで起こった無抵抗の黒人青年を警官が射殺した「オスカー・グラント事件」をヒントに書かれたベストセラー小説

私は立ち上がる。撃たれた友の声になる。

ギャングが徘徊し、ドラッグが蔓延するゲットー(黒人街)で生まれ育った高校生の女の子スターは、10歳の時、友達が拳銃で撃たれるのを目撃していた。
その後、上流階級育ちの白人の子たちが通う高校に通っていたスターだったが、ある夜、幼馴染のカリルが警官に撃たれるところを目撃してしまう。しかし警察は、無抵抗のカリルを撃った白人警官の行為を正当化するため、カリルを極悪人に仕立て上げようとする。
カリルの声になることを誓ったスターは、カリルの汚名をそそぐ為、証人として法廷に立つことを決意する。

実際のアメリカでの事件や社会問題を強く想起させる、社会派ヤングアダルト小説。

 

読みやすさ ★☆☆☆☆
感想文の書きやすさ ★★☆☆☆

・読書感想文課題図書の中で最もページ数文字数の多くて根性もしくは興味がないと読めない
・ドラックの売人だった友人が無実で殺された事への抗議が日本人には理解しにくい
・ストーリーが展開するまでの前後のくだりが長い
・映画化されDVDにもなっているので、そちらで感想文を書けそう
・物語の概要パート1が本書の2/3。その後の裁判と人間関係の流れが残り1/3 
・人間関係を広げ過ぎて途中「誰だっけ?」と冒頭の人物紹介蘭を何度も見返す

こんな子におすすめ
・アメリカ文化、ヒップホップ系が好きな人にはおすすめ
・LGBT、マイノリティーなどへの差別撤廃を意識している人
・アメリカ留学など考えている人
・デモとか抗議活動に興味がある  など

【作者のねらい】
・アメリカでの黒人を取り巻く微妙な人間関係を伝えたい
・間違っていると思った事に意見できるようになって欲しい
・人は間違えることもあると知って欲しい
・間違えた人を受け入れるかどうかの判断の仕方を知って欲しい

『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ』への総評
とにかく長い!長すぎて大変!
海外では昨今、黒人への差別的表現に異常に敏感になっているのをネットニュースでも読み取れます。
物語では銃殺された少年が無抵抗・武器も不携帯だったという事でデモに発展します。
日本では黒人への差別感情もあまりないので「クスリの密売をしていたのは事実」に焦点がむき、黒人差別を意識し過ぎかな?と感じます。

また、パート5の章では主人公に「活動家に向いている」と人権派弁護士が誘うようなセリフがあります。デモや活動家の意見は意思表示活動にはなりますが、なんの法的効果もありません。
どういう時に社会に対し抗議や意見をするべきか?
本当に社会を変えるための正しい方法とは何か?

などをわかっていない高校生がこの本の暴動シーンに触発されて安易に活動家に興味を持ってしまうのは良くないと思いました。
  

『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ』5分で読めるあらすじとネタバレ

【登場人物】
スター/ゲットー(アメリカにおいては主にアフリカン・アメリカン(黒人)マイノリティの居住区)に住みながらも、白人だらけのお金持ち学校に通う高校生。
マーベリック/パパ。元ギャングで更生し食品雑貨店経営
リサ/ママ。看護師
セカニ/弟

セブン/パパがアイーシャと浮気してできた腹違いの兄
カルロスおじさん/ママの弟でパパが収監中に育ててくれた。警察官。
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カリル/スターの幼馴染みで初恋の相手。薬の密売をしていた
ブレンダ/カリルのママでヤク中
ロザリーおばあちゃん/カリルの祖母。スターが小さい時、世話してくれた。癌になった。
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ナターシャ/スタ―が10歳の時、目の前で抗争に巻き込まれ死んだ友達
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キング/地元のギャング組織キング・ロードのボス
アイーシャ/キングのあばずれな妻。セブン、ケニア、リリックの母
ケニア/キングとアイーシャの娘。スターのあばずれた友達。
リリック/妹
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デヴァンテ/キング・ロードの元下っ端ギャングで物語のキーパーソン。パパとカルロスに更生させてもらう。
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クリス/スターが通うウィリアムソン校の白人生徒で彼氏。お金持ち
マヤ/スターの友達。中国系。
ヘイリー/スターの友達。無自覚の人種差別主義者。
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1-15/クルーズ巡査。クリスを撃った警官
オフラ/人権擁護団体の弁護士

あらすじ黙読・所要時間:5:35

パート1・ことのはじまり
ある日地元のギャング(キング)主催のパーティーに友人ケニア(キングの娘)に無理矢理誘われしぶしぶ参加したスター。
幼馴染で初恋のカリルに会い、彼の車で帰路につく。
しかし途中で白人の警官1-15に車を止められ、ギャング風のカリルは武器を持っていると勘違いされ射殺されてしまう。
ショックを受けるスターだが、学校ではマイノリティに厳しい友達ヘイリーや、白人の彼氏クリスもいるから黒人らしい素は出せないし、事件のことも言えない。
だが警察から事情聴取を受けた時「カリルが悪かったような話」に持って行かれニュースでも「カリルは麻薬の売人でギャングだったらしい」と報道される。
しかし、カリルが武器を所持していなかったと知ったゲットーの住人たちは警察に対する連日のデモで装甲車や夜間禁止令も出る展開に。
一方「殺されても仕方がないやつだったらしい」との風潮と警官1-15の父親がTVニュースで「息子は悪いことはしていない。ただ安全に妻と子供の待つ家に戻りたかっただけだ」と訴える。
スターはカリルの無罪の証言を求められるのだが、カリルが麻薬の密売をしていたのは事実で、法廷に立つ事で誰に何をされるかわからない恐怖もある。
そもそもスターのパパは元ギャングで裏社会から足を洗い更生した。
子供たちがゲットーのろくでもない学校を出て貧困層にしない為と、スターが10歳の時、友人ナターシャが無差別に銃殺された事件もあり、子供の安全確保の為に、スターたちを「家から離れた白人コミュニティのウィリアムソン校」に通わせている。
ギャングになる多くは貧困が理由だし、カリルが密売していたのはヤク中の母親がギャングから薬を盗んだ代償に働かされていた事実がわかる。
ギクシャクしてた友人ヘイリーは以前から無意識に人種差別的な発言して、スターもマヤも聞き流して言うなりになってた自分にも気付いたり、人権派弁護士のオフラさんが代理人になるから声をかけてと言ってきた。
ママにパパのアイーシャと浮気してセブン(兄)を産ませた事やギャングだった事を許して受け入れた理由を聞くと「人は過ちを犯すもの…犯した過ちより、その人に対する愛の方が大きいかどうかで、決めるしかない」と答えた。ヘイリーについては良い事と悪い事どちらが多いかでつきあいを決めたらいいと言われ考え込む。
そしてこの事件の証人としてスターは地方検事局から証人として呼ばれ、オフラさんに付き添われながら最初の事情聴取をした日ギャングの元締めキングが「この商売について口を滑らせるな」と脅しをかけに来た。パパは地元を変えたいと言っていたが、家族の安全のために「ガーデン・ハイツ(ゲットー)から引っ越す」と言い出した。

●パート2・5週間後
全国ニュースでインタビューを受けることになったスター。
いきおいついて、カリルが密売した理由とギャングじゃなかった事、マスコミがカリルを非難する報道している事、スターも銃を突き付けられた事そして警官が黒人が何か悪い事を企んでいると思い込むのをやめて欲しいと言った。インタビューは大成功でトレンド入りし、大半に支持されたけど中にはスターに死んで欲しがる奴もいた。
そのあとのプロムでクリスは「スターが事件の目撃者だと話してくれなかったのは僕を信用してないから」と大喧嘩になった。スターはクリスの前でも自分を装っていた事やこの出来事を話す事で「クリスとの大切な日常」を失いたくなかったと仲直りした。
購入予定の家を見に行った夜、ゲットーの家をマシンガンで襲撃された。カルロスおじさんが来て警察に通報しろと言っても、父さんは別のギャングに警備を頼んでいると言い大喧嘩になった。だが次の日の大陪審では2人は仲直りしみんなで裁判所に来てくれた。スターは発砲事件のあったあの晩のことを法廷で話すことになった。

●パート3・8週間後
大陪審の結果待つ間、TVを観たヘイリーからカリルの事を「どっちみち早死にしてた」と言われ、殴り合いのケンカをし3日の停学になった。帰りの車でカリルとナターシャ、永遠に失ったヘイリーを思って泣いた。家では2つのギャングが手を組み、キングからこの町を守る取り決めをパパがしていた。停学になった事は怒られなかった。

●パート4・10週間後
腹違いの兄セブンの誕生日パーティーで盛り上がっているところに、実の母でキングの妻アイーシャが招待されなかったと怒鳴り込んできた。セブンは「母親らしい事はなにひとつぜず、男に走って自分を捨てた」とブチ切れ、アイーシャは「タダじゃすまない」と帰っていった。

●パート5・13週後決定
大陪審の結果が出る日、クリスの家で泣いているとセブンからかくまっていた元ギャングのデヴァンテがいなくなったと言い、キングの元でリンチを受けた姿で見つけた。アイーシャが口悪くののしりながらも「妹2人も連れて出て行け」と逃がしてくれた。
その時ラジオから「1-15の不起訴」のニュースが流れた。
怒りのあまりスター、クリス、セブン、デヴァンテは反対運動のオフラさんも「不起訴になったら抗議運動をする」と言っていたのを思い出しながら、町の抗議運動に「くたばれポリス」と一緒に参加したが、そのうち抗議運動は暴動に変わり、強奪や放火が始まりスターはこんなことをしたいんじゃないと思った。
しばらく行くとオフラさんの拡声器での抗議運動に出くわし、初めはお母さんに連絡すると言ったが、スターも「一緒に体制と戦いたいたいか?」と聞き、ならばここでオフラさんを弁護士から解雇にして!とスターは一人の活動家として拡声器でスターは叫けび、飛んできた催涙ガスの缶を投げ返した。
逃げる時、父さんが頼んだギャングの一人が車に乗せてくれパパの店に送ってくれたがそこに火炎瓶が投げ込まれギリギリのところでパパが裏口のカギをあけて脱出できたが、店は全焼してパパは立ち尽くしていた。キングと手下が店を指さし大笑いし、スター家族への報復なのだとわかった。
消防と警察が来て消火活動をしている中、ルイス爺さん筆頭に「アイツらが火を付けた」とチクり、パパも初めてチクると町の人々は次々とキングたちを指さし、キングたちは検挙された。
1-15は起訴されず、キングは週末には釈放されると聞くとデヴァンテはキングのドラックの隠し場所を告発すると言った。ママは「決定が間違っていたとしても、それはあなたのせいじゃない。うまくいかないこともあるけど『大切なのは、決して正しい行いをやめないこと』でしょ」と言った。
オフラさんはスターに活動家の素質があると伝えてきた。
暴動のニュースに映っていたスターを観て、ヘイリーからもメールが来たが、やはり分かり合えないと関係を切る事にした。
父さんの店は保険で再建できそう。ケニアからはアイーシャがみんなを逃がしてキングに病院送りにされたのでおばあちゃんの家にしばらく保護される事と、セブンの立ち位置について兄でいて欲しかったと話したが、セブンは実親を、スターはこの町を恥じていると指摘されて言い返せず反省した。
だがもう町を恥じていないし、今は愛していると気付き、ケニアに私たちの兄貴を共有しようと笑った。
スターはカリルを忘れないし、諦めないし、口をつぐんだりしないと心に誓った。

※本書はまとも読むと頑張って1週間弱かかります。
 

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『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ』読書感想文の例文と書き方のポイント

読書感想文・書き方のポイント

下記の読書感想文・例文は「読書感想文の書き方のポイント」に合わせて書いています。(課題の必要文字数は1200文字です。)
 

その1・おおまかな概要を分ける
     
    本と出会ったきっかけ
    本の簡潔な説明
    なぜ面白かったのか
    心に残ったところ
    本を読んでわかった事学んだこと変わったとこ

 
この本を読んで、自分が感じた事や、似たような経験談、自分の意見も入れると良いでしょう。

その2・自分が気になった内容について論ずる
     
    ・主人公スターが「ゲットーでのスター」「学校でのスター」と誰にも本当の自分は見せられない気持ち
    ・殺されたカリルを個人的には好きだけど、クスリの密売をしていた事実もあり訴える事に揺れる気持ち
    ・訴える事でギャングや世間から嫌がらせされるんじゃないか?という恐怖の克服
    ・大きな失敗をした人を許す時の考え方

 
これらのポイントに対して感想文の中で論じるのも良いでしょう。
 

『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ』読書感想文の例文2397文字

あらすじ黙読・所要時間~3:52
本と出会ったきっかけ
この本のサブタイトル「あなたがくれた憎しみ」のあなたとは誰なんだろう?と思いました。世の中ムカつく事はたくさんあります。苦手な人やイヤな人、中にはイジメなどで本当に誰かを憎んでいる人もいることでしょう。この本に興味を持ったのはその憎むべき相手に主人公はどう立ち向かったのか?もし自分なら一つの正義を求めるために、どのように主義主張をして戦えばいいのか?という事に興味を持ったからです。

本の簡潔な説明
主人公は16歳の黒人少女スターが、幼馴染みのカリルが白人警官が「黒人は総じて悪いモノ」との偏見により無抵抗なのに銃殺されてしまいます。
だけどカリルはギャングからドラックの密売をしていたので、世間一般には「殺されてもやむなし」と扱われてしまいます。
スターはカリルの人柄の良さも知ってるけど、事実売人もしてたし、警官を告発したら金持ち学校での自分の立場もなくなりギャングから命を狙われるかもしれない…そんな恐怖や葛藤を乗り越えて告発に乗り切り、カリルの正当性を訴えるために立ちがあるという話です。

なぜ面白かったのか
日本でもしこれに似たようなケースがあるとしたらいじめ問題ではないかな?と思うと身近に感じました。
イジメなどで亡くなった生徒の親と学校や教育委員会がもめているニュースでは「イジメの事実はなかった」と発表され、その後はどうなったのか?あまりわからずに終わります。
事実イジメが原因で亡くなった子を「本人が勝手に死んだ」と無言の判断をするのはあんまりじゃないか?なぜいつも被害者が泣き寝入りなのか?責任追及はなぜ教育委員会や学校で、イジメた加害者たちにそれを求めないのか?と思います。
死んだ生徒の味方になるのは家族だけで、世間や同じクラスの他の生徒は事実を明らかにするために一緒に立ち上がったという話も聞こえてこないのは、この物語で告発するか悩んでいる段階のスターの「自分かわいさ」で保身に入っている状態と同じなんだろうと気が付きました。

心に残ったところ
カリルが密売する理由はジャンキーの母親がギャングから薬を盗んだ代償の為です。ですが脅されていたのだとしてもやはり犯罪には屈してはいけないと思います。理由は何であれそこから人間は身を持ち崩し、不幸と犯罪の連鎖でどこかに必ず被害者が出るからです。
「彼は悪い事もしたけど、殺されるほどではいない」のは事実です。自分なら罪を犯しているカリルにそこまで同情できただろうか?とやはり疑問に思うのです。
スターのママはパパを許す判断として「犯した過ちより、その人に対する愛の方が大きいかどうか」で決めると言いました。
ヘイリーはカリルの犯した罪から「どっちみち早死にしてた」と言います。
この物語は被害者になった人の「罪を犯した本人に非がある」とするかが問題の論議の焦点になるような気がします。そういう意味ではいじめ問題で同級生が一緒に立ち向かわないのは、恐怖心だけでなく「いじめを受けた本人にも非がある」というヘイリー的な意識があるから味方しないのでは?とすると悲しく思いました。
カリルの罪と殺された事実は切り離して考えるのがやはり正しいと気が付きました。
ですが抗議活動をする人々も1-15の不起訴を決めた司法を批判しながら、カリルの正当性の要求を通り越して警察への抑圧への怒りに転移し、暴動や白人系の店に対して強奪、放火をする輩も出るのですから、カリルの名誉は晴れるどころか「やっぱりね」という結論に至ったと思います。
スターも「私たちが怒りに駆られて起こした行動は、はねかえってきて、わたしたちみんなに牙をむいた」とサラッと言っています。

本を読んでわかった事学んだこと変わったとこ
スターはこの事件で証言はしたけれど、カリルの正当性は認められず、お父さんの店も失いました。でも晴れやかな気持になっているのは、巨悪の根源キングが町からいなくなるであろう事と、人種差別するヘイリーに遠慮する生き方をやめたこと、そしてデモで意見を言った昇華感情を味わったのかもしれません。ですが読者はスターはあまりにスッキリした気分になりすぎなので、カリルの正当性を求めたい正義心はどこに行ったのだろう?と疑問に思いました。
人権擁護団体の弁護士オフラさんはスターに「活動家の素養がある」と言いますが、活動家は人々の平和のための自己主張をして世論と政治家を動かせなければ存在意義はありません。まして抗議活動のはずが興奮しながら犯罪的暴動をおこしているのですから、これではただの思想犯もどきの犯罪集団です。もちろん子供のカリルにそれを止める力などありませんし、オフラさんの抗議活動も弁護士なのに意味を成していないと思いました。

本当に人々のために世界を変えたい、正義を訴えたい人は誰よりも正しい人になり何年かかっても正義の追及をあきらめません。そうしているうちに世の中から暴動やデモなど安易な方法を取らない、真剣に応援する人々が集まってくるからです。
世間が本当に認める主張とは「全員が正しく幸せになるための意見」です。
自分で意見を主張するときも、誰かの主張を見極める時も、自分が社会の一員として正しく義務を果たして初めて権利を主張でき、世間に耳を傾けてもらえるのだと思います。
正しい行動を取れる人になれた時、公正な眼で誰かの主張を「自己都合やわがまま、何か思わくのある内容かどうか?」の正しい判断をすることができるのです。
なにかが大きく変わるきっかけとは、現実にも大きな悲劇が起きてからが多いようです。私たちに出来る事は悲劇を生まない為に、正しい選択をみんなで選ぶ事。個人の幸せは全体が正しく幸せじゃないと手にすることは出来ないと気付く事です。犠牲になったモノやきっかけをくれた犠牲者の命を無駄にしない、心に生かし続けるために、世界はお互いの平和と権利を守ろうという意識が必要なのだと学びました。

  

『ザ・ヘイト・ユーギヴ』の感想文書き方とその他おすすめ図書


 

用紙・字数
原稿用紙を使用し、縦書きで自筆してください。原稿用紙の大きさ、字詰に規定はありません。
文字数については下記のとおりです。
小学校低学年の部(1、2年生) 本文 800字以内
小学校中学年の部(3、4年生) 本文1,200字以内
小学校高学年の部(5、6年生) 本文1,200字以内
中学校の部 本文2,000字以内
高等学校の部 本文2,000字以内
句読点はそれぞれ1字に数えます。改行のための空白か所は字数として数えます。
題名、学校名、氏名は字数に数えません。
応募作品
応募は日本語で書かれた作品に限ります。
応募は課題読書、自由読書それぞれに一人1編ずつ応募できます。
応募は個人のオリジナルで未発表の作品に限ります。他の類似コンクールとの二重応募は認めません。
入賞・入選作品は理由を問わず返却しません。

 

『ザ・ヘイト・ユーギヴ』がムリならこれをオススメ!

なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日 
(新潮文庫)
門田隆将
本体価格:637円
文庫: 348ページ
出版社: 新潮社 (2010/8/28)

内容紹介
日本の司法を大変革させることになった歴史的な光市母子殺害事件を追うノンフィクション。

1999年4月、山口県光市で23歳の主婦と生後11カ月の幼児が18歳少年・Fに 惨殺された。たった一人残された夫・本村洋は、少年法によって二重三重に守られた犯人Fに果てしない闘いを挑んでいく。少年法を前に思考停止に陥ったマスコミや、相場主義・前例主義によって形骸化した司法の世界など、本村の前には想像もできなかった厚い壁が次々と立ちはだかった。絶望に打ちひしがれ辞表を出す本村に、上司は「労働も納税もしない人間が社会に訴えてもそれはただの負け犬の遠吠えだ。君は社会人でありつづけなさい」と説き、裁判で敗れた検事は「たとえ100回負けても101回目をやる」と語りかけるなど、さまざまな人たちが、絶望の淵を彷徨う本村を支えていく。
9年間にわたって事件を追いつづけたジャーナリスト門田隆将が差し戻し控訴審判決の翌朝、広島拘置所で犯人Fから吐露された意外な言葉とは――。感動ノンフィクション。

 
『ザ・ヘイト・ユーギヴ』はフィクションで証言してもデモをしても結果を得ることが出来ませんでした。
ですが日本には9年の歳月をかけて悲劇的な事件の被害者遺族の本村洋さんの訴えが日本中の人々の賛同や味方を得て、司法の歴史を変えた事件があります。この本こそ大きな権力や圧力との正しい戦い方だと実感できます。涙なしには読めませんが、必ず一気読みできるものすごいパワーのある本です。


【この川のむこうに君がいる/あらすじ・ネタバレ】読書感想文書き方例文・コツ・ポイント
(理論社)
著者:濱野京子・作
本体価格:1,400円
ISBN978-4-652-20289-0


【ヒマラヤに学校をつくる/あらすじ・ネタバレ】読書感想文書き方のコツ・ポイント
(旬報社)
著者:吉岡大祐・著
本体価格:1,400円
ISBN978-4-8451-1554-9

【読書感想文2018課題図書】高校生の簡単!読める!書ける本の選び方


どうしても読書感想文を書くのが、本を読むのが苦手!という人は昨年の課題図書を参考にしても良いでしょう。なぜならばもう感想文が書かれていますので参考にすることができるからです。

『車いす犬ラッキー:捨てられた命と生きる』…保健所話がえげつない、飼い主のビジネス話が長すぎる
『わたしがいどんだ戦い1939年』…主人公エイダの天邪鬼さと翻訳力不足が読みづらい
『いのちは贈りもの:ホロコーストを生きのびて』…とにかくエグい現実。腹を決めないと読めない

個人的には昨年の課題図書も一長一短で、読みやすいのは『車いす犬ラッキー:捨てられた命と生きる』でしたがおすすめとはいいにくいかな?と思った次第です。


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